第24話 予兆

中間テストを返し終えた6月の第1土曜日

時刻は10時30分

澪「ちょっと待っとってな〜」

俺「はいよ」

そう言って澪がインターホンを押す

澪「ただいまー!」

おばさんおじさん「おぉ、澪!陽矢!おかえりなさい!」

俺、澪、神姬、善子、光、愛は今、大阪の鶴橋に居る

と言うのも、澪が元々住んでいた所に来ている

中にいるのは澪の祖父母らしい

その祖父母に渡すものがあるらしい

そして5分もしないうちに澪が家から出て来た

澪「お待たせ〜」

俺「さてと、今からどこ行こっか」

澪「せっかくやからさ、ここらへんブラブラせぇへん?」

俺「あぁ別にいいけど」

と言うことで大阪の中心地辺りをブラブラする事にした

俺「そう言えば皆テストどうだった?」

神姬「わたしは数国英100点で化学98、現社97、心理95、世界史97で物理99点やった」

光「凄いな...アタシは数学だけ100点だったな...それ以外は平均95点くらいか...」

善子「私は数国だけ100点ですね、それ以外は平均93点でしたね」

愛「私今回平均95点止まりだったわね...」

澪「ウチ平均94やったわ」

神姬「遼はどうやったん?」

俺「へっ、オール100点...」

大和撫子達「じーーーー」

大和撫子達が「ぶっ殺すぞゴルぁ」みたいな感じの目で見ている

俺「分かったからその怖い目をやめろ...平均98点だった」

神姬「ほんまか〜?」

俺「お前には点数教えただろ」

神姬「えへへ〜...ってちゃうやん!こいつこんな顔のくせに平均98もあるねんで!?」

今回の中間テストは出来が物凄くよかった

ていうか一番最初のテストだから点も取りやすかった

いい貯金が出来たな、うん

それに今の所成績トップらしい

俺「こんな顔ってなんだよこんな顔って!」

光「確かに許せないな、こんな顔の奴に負けるなんて」

愛「ほんとそれ、こんな奴に負けるなんて私死んだ方がマシだわ」

大和撫子達「うんうん」

俺「そんな顔に惚れたのはどこの誰だよ...」

澪「へっ、惚れとんちゃうわい!惚れてあげとんねん」

光「その通りだ」

善子「最近浮かれてるんじゃないんですか〜?」

神姬「1年生の女子全員遼に釘付けやからなぁ〜浮かれとんなぁ〜」

大和撫子達「うししし〜」

俺「なんだよその上から目線!」

神姬「上から目線で見られてるだけでもありがたく思えやこのエロ坊主が」

俺「あ!?誰がエロ坊主だこの痴女がよ!」

神姬「あぁ!?誰に痴女言うとんじゃダボぉ!!」

澪「お、ケンカ始まったで」

愛「愛し合ってる証拠ね」

こうして神姬とおりゃおりゃケンカをしている間に5人くらいの女子高校生の軍団が来た

女子高生達「澪!?ほんまや澪やん!!」

澪「おーー!!!久しぶり!!!」

俺「おりゃあああ...って、澪の友達?」

神姬「ぬぉおおー...そうっぽいな」

抱き合って楽しそうに話す澪とJK

久しぶりに会ったから嬉しいんだな

そして次々とおじさんおばさん、小学生、ついでに寄った駄菓子屋さんのおばさん、警官等、いろんな人に声を掛けられる澪

中学時代も相当な人気者だったんだな

俺達は今日本橋の通称オタロードと言うところを歩いている

愛「本当に大阪の人ってノリいいんだね」

澪「まぁ、基本お人好しやからね」

善子「いい街ですねぇ〜」

愛「お腹減ったわぁ〜」

澪「あ、美味いラーメン屋あるねん!そこ行こうや!」

神姬「おー!ラーメン食いたかったんよ」

俺「お前ラーメン食ったら胸以外の所が大きく」

神姬「あ?」

俺「すみません」


俺達「おぉ〜」

澪「どない?ウチちなみにISLって名前でスピナーやっとんねんけどさ」

今俺達は澪のおすすめのラーメン屋で昼食を取っている

そこで澪の隠れ得意技を見せてもらっている

それは「ペン回し」

澪はISL(いわゆる伊勢志摩ライナー)という名前でスピナーをしていて、動画も出している

...上手い

物凄く上手い

えげつない

しかも両手で出来るって...かっこいいな...

俺「隠れ特技か...」

神姬「遼もあるん?」

俺「え、い、いや...」

澪「あく」

善子「あくしろよ...」

愛「まだ時間かかりそうですかねぇ〜」

光「あくしろ〜」

俺「お前らいつの間にそんな臭くなったんだよ...」

実は俺も隠れ特技を持っている

これはバカ2人も大和撫子達にも教えていない

知っているのは親だけ

その動画を仕方なーく見せる

神姬「え...う、嘘ん...」

光「な、なんだと...」

愛「プロじゃん...」

澪「ウチの憧れやわ...」

善子「ほほぉ...」

大和撫子達「かっこいい...!!!」

その特技とは...「タップダンス」だ

小4の時に始めて今も家に帰ってはこっそり練習している

それと普通のダンスも踊れる

俺「そんなに?」

神姬「わたしの彼氏がこんなん出来るって堪らんわ」

愛「これ熊学の女子に見せたらキュン死する人居るんじゃない?」

光「あぁ、間違いないな...」

澪「これ見せたら遼マジの人気モンやでな」

善子「今でも充分ですよ」

神姬「ま、わたしらは何があっても遼から離れんけどな」

俺「ありがたい奴らだな...そう言えば佐奈と凛って優希達と名古屋行ってるんだね」

光「あぁ、らしいな」

澪「珍しく南紀で行ってるらしいわ、近鉄の方が安いのに」

神姬「てかさ、遼って最近佐奈ちゃんらと全然遊んでなくない?」

俺「んーーーー...確かに」

言われてみればそうだ

最後に遊んだのあの難波行った時で最後

ていうかあれって遊んだって事になるのか?

それに最近全く話していない

光「この間佐奈と凛怒ってたぞ?全く構ってくれないって」

俺「へっ、知らねぇよそんなの」

神姬「酷いやっちゃなぁ」

光「ま、こんなクソみたいなやつの話なんてどうだっていいから出ようぜ」

俺「そんなクソみたいなやつに惚れたのはどこのどいつ」

光「アタシ達だよっ!!」

俺「正直で宜しい」

そこはあっさり言うんかーい

俺達は店を後にした

その後京阪や大阪環状線等、色んな所を回って大阪を出た。


そして夜

なぜか大和撫子達が俺の家に泊まることになった

ていうか荷物持って来ていた

まぁ、予想してたからいいけど

愛「ここが...遼の家...」

澪「何回見ても広いわ」

神姬「今日はどんな...」

俺「期待すんじゃねぇよ」

父「あら、1人増えたのか」

愛「ど、どうも...稲枝愛と申します」

母「まぁ、可愛らしい子ね」

澪「東京の六本木から追放されてここに来たらしいわ」

愛「追放されてなんか無いわよ!!引っ越しただけよ!!ぶっ殺すわよ!?」

澪「えぇっ!?」

父「ハハハ!!面白い子だな!」

俺「晩御飯ある?」

父「あぁ、あるよ」

実はどうせ大和撫子達泊まりに来るだろうなと思っていたから事前に連絡して人数分の晩御飯を用意してもらっていた

神姬「え、いいん!?」

澪「ほんまにええん!?」

母「えぇ、もちろんよ」

大和撫子達「ありがとうございまぁあああーーす!!!」

そして晩御飯

今日は...お好み焼きだ

澪の目が輝いている

俺達が最初から作る

もちろん澪の指示のもとだ

かき混ぜる時は長くやらないとか色々教えてくれる

流石お胸の大きい関西人

そしてホットプレートで焼いて食べる

...うんまぁい!!

何これ凄い、マジで凄い

こんなお好み焼き食べた事ない

とは言っても最後に食べたの小3だが

皆美味しそうな顔をしている

澪「どない?美味いやろ?」

愛「凄いわ...今度家でやってみよ」

神姬「え?愛って家あったんや...」

愛「ホームレスじゃないわよ!!!」

母「ウフフ、ツッコミ上手だね」

愛「えっ!?あ、あぁ...ありがとうございます」

父「遼、お前本当にいいよな」

俺「な、何がだよ...」

父「こんな可愛い子達に囲まれて学校生活送ってるんだろ?そんなの最高じゃないか」

俺「ま、まぁ...うんってそれ2回目だけど」

神姬「何やその顔」

澪「不満があるんやな?」

光「ほう...不満があるのか」

善子「これは指導の必要が...」

愛「ん〜美味しいわね...」

神姬達「てめぇえええー!!!&ちょっとおおーー!!!」

愛「えぇっ!?え!?え!?」

澪「ワレセリフ繋げんかいやボケ!!」

光「そうだぞ!!遼の手下になるからにはそこまでしなきゃダメなんだぞ!!」

愛「え、えぇっ!?そ、そうなの!?」

善子「そうですよ!!関東住みだからと言う理由なんて通用しませんからね!?分かってますか!?ぶっ殺しま...あうっ!」

光「お前は当分黙ってろ」

愛「わ、分かった...気をつける...」

母「本当に楽しそうね」

澪「これがいつものクオリティーっすわ」

光「ハイクオリティーだなっ!」

俺「うるせぇな...」

神姬「照れんなや〜」

俺「照れてねーわ!!」


...

「死ね...」

「うぅっ...遼...離してっ...!!」

ぎゅぅっ...と神姬の首が絞まっていく

「遼...目を...覚まして...っ...」

数秒してからぐったりしてピクリとも動かなくなった神姬

「ははは...はははははははは...


俺「うわぁあああっ...!!!!!」

起き上がる俺

今目に見えてる光景に安心する俺

何だったんだよ...さっきの夢...

俺の手で...神姬を...

俺の周りには大和撫子達がぐっすり寝ている

何だろ...最近変な夢を見る事が多い気がする

しかも全て神姬が出ている

何なんだよまじで...

俺はそのまま眠気に勝てずに寝た

...


次の次の日

今日は体育がある

1年全員で3.4.5.6時限目を使っての体育

何するんだろうか

担任「今日は体育の先生が出張なので本当は水泳何ですがこの時間はクラスそれぞれ好きな球技をしてくれとの指示なので好きな球技を...」

クラスの奴ら「おっしゃぁあああああーーーー!!!!!!」

光「ようし...お前ら、やるぞ」

澪「ほいよー!おーい!2組の皆集まってや〜!!!」

澪が俺達を集める

そして何をするか決める

多数決の結果最初はドッジボールをする事になった

そしてチーム分けをする

俺、澪、善子が同じチームになった

相手には神姬、光、愛が居る

愛は1組から抜け出してきたという

流石だ

初めて神姬と別々になったな

そして相手チームと向き合う

担任「...始め!」

担任の合図と共に試合が始まる

澪が相手に強くボールを投げる

早速男子が当てられた

こうして当て合いが続いた

善子が滑かに避けていくのが非常に目立つ

そして...20分後

内野に残っているのは俺、澪、善子

相手は神姬、光、愛

安定のメンバーだ

澪「気いついたらいつものメンバーやないか」

光「ふっ...あぁ、そうだな」

澪「まぁ...ウチらが勝たせて貰うけどなぁ!!!」

光「ちょ、うぉっ!?...おい!危ねぇじゃねぇかよっ!!!」

光と澪が新快速のような速さでボールを投げ合い始めた

こいつら本当に高校生かよ...

澪「この...チンカスぅ!!」

光「何だとこの...性病持ちがぁあああ!!」

澪「性病なんか...持っとらんわい!!!」

光「嘘つけこの...ヤリマンがよぉ!!!」

澪「誰がヤリマンじゃこの...ボケナスぅううううーーー!!!!!」

光「な、しまった!!!」

澪が光の顔目掛けてボールを放つ

「ドン!」と言う音が鳴る

光「痛っ...!!」

澪の勝ちだ

硬いバレーボールだから絶対痛いじゃん

澪「っしゃああああああああああーーーーー!!!!!見たかお前らぁあああ!!!」

俺「大人気ないな...」

光「うぜぇ...」

そして試合を再開させる

善子が愛を倒し相手は神姬1人だけになった

神姬「むぅ...」

俺「ちょっと俺にやらせてくれ」

澪「はいよ」

澪からボールを貰った

さてと...どこ狙おうかな...

よし、何となく顔行くか

そうしたらなんか面白い事が起きそうな感じが...する訳でもないか

まぁ、いいけど

俺はボールを投げる構えを取る

神姬はいつでも動けるような格好をする

そして...

俺「せいやぁあああーー!!!」

強ーく投げた

自分でもびっくりするくらい真正面にボールが行く

なぜか神姬が驚いておどおどしている

え、待って

このまま神姬がボールをキャッチ出来ずに顔に当たるなんて

ブチィン...!!!

神姬「んわっ...!!!」

俺「...え!?」

澪「う、嘘やろ!?」

周りの生徒達「えっ...」

まさかの事態だ

神姬の顔に...命中した

嘘だろおい

神姬は顔を抑えてうずくまっている

俺達は神姬の元に行く

小町も来ていた

おいおい...血が出てるじゃねぇかよ...

俺「ご、ごめん...大丈夫か?」

神姬「うぅ...痛い...」

小町「とりあえず保健室に連れていくわね」

俺「はい...お願いします」

小町と一緒に神姬が体育館から出る

はぁ...どうしよう...

なんて謝れば...

神姬...痛そうだったよな...

優希「ガハハハ!やっちゃったな!遼!」

戎「めちゃくちゃ怒ってんじ...」

優希戎「ぐはぁっ!?」

光「お前らは黙ってろ...遼、とりあえず授業終わったら保健室に行くぞ」

俺「え、な、なんで光も...」

光「お前がもしカンカンに怒っている神姬に1人で行ってボッコボコにされたらそれこそ大事になり兼ねんだろ?」

俺「あ、あぁ...確かに...なんか、色々と悪いな」

光「別にアタシ達は当然の事をしてるだけさ、澪、お前らもお腹すいてる所悪いがもう少し我慢してアタシと保健室に行くぞ」

澪達「はいよ&了解です」


そして、昼休み

俺は真っ先に神姬の居る保健室に行く

後ろから光達がこっそり隠れて見ている

あぁ...なんて謝ろうか

まずノックする

あれ、誰も居ないのかな?

そして扉を...えっ!?

勝手にガラッと扉が開いた

そこには...体操服姿の神姬が居た

神姬「...」

俺「...」

お互い黙ったままだ

俺「そ、その...さ、さっきは...ごめん...」

神姬「...」

神姬は黙ったまま俺を睨んでいる

俺「...べ、別に狙うつもり...ぐはぁっ!?」

神姬が俺の腹に蹴りを入れて来た

急に蹴られたため俺は後ろに倒れる

倒れてる俺に馬乗りになる神姬

身動きが取れなくなった

神姬は黙ったまま俺の首を片手で絞めてくる

俺の片手は神姬のもう片方の手で使えなくなっている

俺「うぅっ...や、やめろ...神姬ぃっ...!!は、離せ...離してくれって...!!!」

まずい...息が...

なんで...ここまで...

神姬の目を見るといつもの神姬とは違う感じがした...あ!

俺はある事を思い出した...

すると横からドタバタと足音が聞こえて来た

俺は横を見る余裕すら無かった

光「な、何してんだよ神姬!!!」

善子「大丈夫ですか!?」

光達が駆け付けてきてくれた

光と善子と愛で神姬を抑える

澪「大丈夫?遼」

俺「あ、あぁ...わ、悪いな...」

神姬「...っ!!!!!」

光「落ち着けって...!!」

愛「力が...強過ぎる...!!」

黙ったまま俺の方に来ようとする神姬

善子「こうなったら...はぁっ!!」

善子が神姬の後頭部にチョップを入れる

すると神姬はぱたりとその場に倒れた

気絶させたのだ

光「はぁ...はぁ...な、何とかなった...」

愛「と、とりあえず...ベッドに...」

神姬をベッドに寝かせる

俺「...」

善子「遼さん?」

俺「...」

澪「遼?」

俺「...んっ!?あ、あぁ...な、なんだ?」

澪「...どなえしたん?」

俺「いや...その...」

俺は光達に神姬のその事を話す

なんてことをしてしまったんだろうか

なぜ俺がここまで落ち込んでいるのか

その理由は...

「わたしには親がいないってだけで仲間外れにされてた話したやんか、他にも裏切られたりとか顔にボール当てられたりとか約束破られたりとかね、色々あったんよ」

神姬と初めて屋上で弁当を食べた時に言った言葉

はぁ...もっと早く気付いていれば...

光「なるほど...」

善子「確かに...それは...」

愛「やり過ぎね...」

俺「どうすれば...」

俺達が悩んでいた時だった

澪「...口を挟むようで悪いんやけどさ、神姬...変やない?」

俺達「え?」

澪「だってさ、言い方悪いけど...そんな事で怒るって変や思わん?それにさ、神姬がホンマに嫌なんは仲間外れにされる事やろ?」

俺「あぁ...確かに...」

澪「それに...これはウチが見た感じやねんけどさ、なんか...さっきの神姬さ、ほんまの神姬じゃない感じがするんよね」

光「ど、どういう事だ?」

澪「なんて言うたらええんやろ...取り憑かれてるっていうか...」

すると小町と担任と誰かが一緒に保健室に入って来た

すゑ子おばあちゃんだ

俺「おばさん...!?」

光「おばさん?」

俺「あぁ、この人神姬のおばあちゃんなんだ」

おばあちゃん「...遅かったか...」

俺「あ、あの...おばさん、何があったんですか?」

おばあちゃん「...」

おばあちゃんは椅子に座って深刻そうな顔をして話す

おばあちゃん「今は神姬をそうっとしてあげて...それと、もし神姬が起きてもこの事を絶対に神姬に言わない事。これは約束して」

俺「ほう...」

おばあちゃん「今日の夕方...ここで全てを話したる...出来ることならここに居る人、担任の先生とその横の先生も来て欲しいんやけど...どない?」

俺「...行きます」

担任「...分かりました、行きます」

小町「私も行きます」

光達も了承する

何だろ...何か行かなきゃダメな気がした

おばあちゃん「じゃあ...待っておくね...」

そう言っておばあちゃんは担任と一緒に保健室を出た。


そして放課後

終礼を終えて保健室を覗くと制服姿の神姬が居た

神姬「あ、遼や」

俺「よっ、怪我は...あ」

やべ...

神姬「怪我?」

俺「う、ううん...何でもない」

神姬「なんや?遼の脳が怪我しとんちゃうんか?」

俺「ひでぇ事言うんじゃねぇよ」

何とか切り抜けれた

...いや、待て

おかしいぞ

神姬...覚えてないのか?

普通怒るはずだが...

まぁ、いいか

そして俺は学校で用事があると言って神姬と別れた

そして俺は保健室に戻る

小町と担任と大和撫子達とおばあちゃんが居る

担任「行ったか?」

俺「はい」


この後

俺達が泣き崩れるなんて思いもしなかった。

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