第3話 作戦

「どーすればいいんだよ!」

3人でなぜか俺の家で話し合っているが何もまとまらない。あのS老婆説明下手くそだろ、、。

しかも泊まり込むの今週の金曜日から、それに奇跡的に金曜日は学校が休みなのだ、ある意味奇跡だ。

「とにかく明日話し掛けて仲良くなったら勝ち組じゃね?」と凛が言う。

「まぁ、どーにかなるって!考え込んだって何も進まないし、とりあえず今日は寝よ?」と佐奈が言うがちょっと待て、ここは俺の家だ、さっさと帰りやがれお前らあと言おうとしたが時計を見るとなんともう20時を回っていた。佐奈凛は「寒いもんねーーー」と抱き合いながらこっちを見ている。着替えは...と聞くとちゃーーーんと持ってきていた。こいつら元からそのつもりだったのかよ、やられた。しかも奇跡(?)的に親も2人とも出張で当分帰ってこない。そして明日は本来6時間目までだが超短縮授業で2時間目までしかない。学校行く意味ねーじゃん、それ。

「はぁ、分かったよ仕方ねぇなぁ。」「うわーぁい!」佐奈凛がめっちゃ喜んでいる。俺の目の前でバカにしてるかのように喜んでいる。「人生初、男子の家に泊まるぅぅううう」「いいからさっさと風呂入れやああ」と俺が2人をぺしぺしと叩き、風呂場に突っ込んだ。

すると佐奈凛がとんでもないことを言い出した。「一緒に入ろうよー」とまさかの混浴しようと提案してきたのだ。「はぁ!?お前ら何考えてんだよ!」半ば困惑気味で答えた。いや、待てよと俺の頭の中で考える。女子と混浴..この時期にしかできないことだと考えるといいかもしれない。と血迷った奴みたいな思考になり、俺は「いいぞー」と言ってしまった。2人は「わーい!」と喜んでいる。そして服、下着を脱ぎ、もちろんあそこが見えないようにちゃんとタオルを巻いて、風呂に入る。そう、実は2日前に風呂好きの親が建築業者に、風呂を少し広めに改造して貰ったのだ。軽く5人は入れる(この為だけのような感じだけどたまたまだ。)そして少ししてからこのバカ女2人が入ってきた。もちろんタオルを全身に巻いている。顔を見るとかなり挑発的な顔をしてこっちを見ている。確かにこの2人はスタイルは非常にいいと思う、なぜ彼氏が出来ないのかは謎だが...(1度もできたことありません。)身体を洗い、そして湯船に浸かる。1分ほど沈黙が続き、佐奈が水をかけてきた。この野郎と言うかのようにザバーン!と凛も巻き添いにかけてやった。そして第一次お風呂大戦が始まった。約15分くらいじゃばじゃばやって結果引き分け(何が勝ちなのかも分かんねぇ)。すると佐奈がじーっとこっちを見ている。いきなり抱き着いてきたのだ。凛があ!とした顔で佐奈を離そうとするが全く離れない。佐奈は抱き着きながらずぶずぶ湯船の中に入って行く。俺達は急いで風呂から出て、佐奈を引っ張り出し、佐奈を元に戻す。すると佐奈がはっと元に戻る。「佐奈ー、これ作戦決行だね」「う、うん、、」なんか2人で話している、「その前に、、服着ろよ、、」俺達は急いでいたから気付かなかったが全員タオルがはだけており、今3人素っ裸で浴室にいる。「ぎゃああああああああ」佐奈凛からぺちぺちされ、見るなこの糞変態野郎!し〇ぇ!と言われて俺の着替えを投げ散らかして浴室から追い出された。そしてリビングに3人リビングに集まった。さっきのあれはなんだったのかと佐奈凛に聞くと「私たちね?カムイちゃんと仲良くなるのには遼が仲良くなってからがいいとおもったんよ」俺はは!?と思いながらうんうんと頷く。「でね?今日佐奈が抱き着いてきたやん、あれな?媚薬入れたんよ。」「..びやく...媚薬!?」「そう、んで入学式の次の日からこの日までずーーーっと媚薬の研究制作をしてたんよ」こいつら考えることが奇想天外だな、、「つまり媚薬で強制発情させてよくアニメで見る感じにさせるってことだな?」と俺が聞く、「そーいうことー!!」と2人が言う。「とりあえず明日コンピュータ室で試してみよ?」と言う。実はコンピュータ室の椅子はフカフカのよくある椅子で染み込ませるのは簡単なのだ。「なんかあったら凛らも行くから!」とワクワクしているご様子。

ということで、作戦が決まった記念でコーラで乾杯した。

家にあったピザ、冷凍スパゲティ等を食い荒らしゲームなどをしながらその夜を過ごした。

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