第16話 思い出作り...?

そして早朝

ゴールデンウィーク初日の水曜日だ

俺と善子は4時に起きた

眠い

1時までウルトラマンごっこ(仮)をしていたからだ

とりあえず目玉焼き焼いて朝飯食べて歯磨きして私服に着替えた

善子の私服は少し過激な服だ

黒に血の模様が入ったTシャツ、スカートを着ている

まぁ、嫌いでは無いな

そして家を出て、駅に入る

まだ暗い

ちなみに俺達が乗る列車は始発の5時46分発 普通 亀山行きだ。

現在の時刻は5時丁度だ

神姬から

「先頭乗ってるでー」

というLINEが来た

割と朝の紀勢本線は通学勢が多いから混むのだ

ただ休日はそこまで混まない

とは言っても朝のローカル線は大体混む

少ししてからバカ2人が来た

凛「おはよー」

佐奈「おはよー...え、なんで善子ちゃんここにいんの!?」

...あ、やべ

その理由考えてなかった

善子「あ、あぁ、親にここまで送ってきてもらったんですよ...」

俺「そ、そう!ついさっき来たんだ」

頼む...なんとかあああ!!!

凛「へぇ、わざわざ二木島から大変やなぁ」

佐奈「うんうん、こっから鵜殿ってかなり遠いでな」

善子「ま、まぁ...親からするとそうでもないので...」

すると列車が来た

俺達は神姬が乗っている先頭車両に乗る

割と空いていた

神姬は先頭の4人席で脚を組んで頬杖ついて外を見ている。

そして俺達に気付く神姬

「よっ」と挨拶する俺

「よっ」と返す神姬

俺は神姬の横に座る

善子は神姬の前に座る

バカ2人は隣の4人席に座る

神姬はネックレスをして黒のパーカーに黒のTシャツに筆で「新快速」と書かれたシャツを着て、黒のミニスカを履いている

すると神姬が小声で「昨日の夜は楽しかった?」と笑いながら聞いてきた

俺「お陰様でな」

神姬「んじゃ、わたしとの夜はもっと楽しまな...あかんな?」

俺「え...寝かせてくれよ...」

善子「が、頑張ってくださいね」

俺「今日の夜はハードになるな...」

そして列車が発車する

俺と神姬は持たれあって寝る

約2時間してから松阪駅に着く

俺は神姬を叩き起こして列車から出て近鉄のきっぷ売り場に行く

そして特急券を買う

俺は神姬と隣同士の席を買った

というかしてもらった

近鉄の方々、本当にありがとうございます

8時10分の大阪上本町行きの特急に乗る

まだ7時50分だ

俺達はホームに行くと光達が椅子に座って待っていた

澪も居た

するといきなり

「翔ー!!!」

と凛が翔に向かって走り、抱き着く

翔「お前...朝っぱらからなんなんだよ...」

凛「会いたかったでぇえー!!」

翔「ったく...元気で何よりだ...」

光「おはよ」

俺達「おはよ」

すると凛が澪の方に目を向ける

あの目ってまさか...

凛「お、澪ちゃーん!」

澪「お、おはよう...って、うわぁっ!」

俺「あぁ...また...って、え!?」

凛は澪の胸を揉もうとした

しかしその時だった

「ぱちん...!!」

凛「痛っ...え、み、澪ちゃん?」

澪が凛の手を割とマジな力で弾き飛ばしたのだ

澪「嫌...い...って、あ、ご、ごめん...」

凛「う、うん...お、来た!」

凛はバカだからもう忘れてるが俺は忘れていない

さっきのは何だったのだろうか

凛の乳揉みを拒否する人は初めてだ

まぁ、普通の人は拒否するが

そして特急電車が来る

光「あ...ミツバチ列車だ」

凛「ACEや!これ好きやねん!」

翔戎「み、ミツバチ...確かに似てるな」

ミツバチ列車とは通称ACEと呼ばれ、22000、22600系の事を言う。

顔(前面)がミツバチの顔面に似ている事からその名称が付いた。

というより近鉄がミツバチの顔をイメージした列車と公表しているらしい。

俺達は写真を撮る

凛は翔も翔も!と言って写真を撮らせる

最悪...いや、楽しそうだな

そして車内に入る翔と凛は隣同士、佐奈と戎が隣同士で席を転換させて4人で座る。

俺達は俺の隣に神姬、前に善子、光の4人席で、澪は光と善子の後ろに座る。

すると光が俺の足を足でトントンする

俺達に小さい声で話す

澪も聞いている

光「戎、佐奈と付き合うことになったんだってさ」

俺「えぇえ!?」

善子「よ、良かったゃないですか!」

俺「あれ?戎って彼女居たんじゃ...」

光「相手の浮気がバレて別れたんだってさ」

神姬「あらあら...」

意外だ

あんなバカでも彼氏出来るんだな

そして列車が発車した

俺達は光が持って来た合コンとかに使うトランプで遊んでいた。

早速光が過去のエッチな事を話すというカードを引いた

俺「ほほう...」

光「なんだよ」

俺「いや?別に?」

そして光は恥ずかしがりながら初めての痴漢に遭った事を話す

すると善子は興奮する

善子「ほぉぉ...そ、その後は!?」

光「その後はたまたま駅に着いて走って逃げたよ...ってこの事絶対に他の奴らに言うんじゃねーぞ!?」

善子「わ、分かってますって」

俺「はいよ(この話知ってるんだがな...)」

そして澪の番だ

「過去に付き合った事がある人数を言う」というカードだ

澪「へ、へ!?つ、付き合った事がある人数!?」

光「初めてアタシ達と話すのに初っ端からそれか」

善子「ハードですね」

神姬「顔見た感じ...3桁は...」

澪「いやいや...」

善子「じゃあ2桁?」

澪「あれへんって...」

俺「じゃあ1桁?」

澪「んーん...」

凛「ちゃうって!4桁以上やって!」

凛がそう言うと澪はぶるぶる震えながら下を向いて顔を上げて

「そんな居る訳無いやろうがああ!!!1人も居れへんわい!!!」

と叫んだ

一応ここ特急車両ですよー

周りお客さん居るんですよー

佐奈「澪ちゃって...そんなパリピな子なの?」

澪「...へ、へ!?」

澪はかなり焦って周りを見ている

澪「あぁ...す、すんません!」

自我を忘れていたようだ

光「なるほど、澪って自我を忘れて発狂するのか」

澪「い、今の感じやとそうみたいやわ...」

俺達「認めるんだ&ですか」

そして本題に入る

光「付き合った事無いのか?そのルックスで?」

澪「う、うん...さ、さっきみたいな性格やったらできるはずあれへんよ...」

善子「そんなぁ、胸あるじゃないですかぁ」

それを聞くと少し照れ始めた

澪「え、そ、そう?」

神姬「スタイルもいいし声もいいのに」

澪「ほ、ほんま?」

光「性格は終わってるけどな」

それを聞くとガクッと残念な顔をした石像のような顔をする

澪「い、痛いとこつかんとってぇ...」

光「ていうか、アタシ達と話すのほぼ初めてなのにテンション高いなぁ」

澪「え!?あ、言われてみれば...」

善子「あ、なら自己紹介して下さいよ」

澪「え、あぁ、うん...」

澪は少し恥ずかしがりながら話す

澪「え、えっとー、三国ヶ丘 澪と申します。大阪生まれ、宇治山田育ちです。親が近鉄の社員で転勤になったんで中学卒業と同時に大阪から引っ越してきました。趣味は風景の写真撮影です。い、以上です。」

俺「宇治山田から学校来てんの!?」

澪「え、う、うん」

光「地味に近いな」

澪「え、そうなん?」

光「あたしは権現前だ」

あ、確に近いな

光「ま、とりあえず、よろしくな」

俺達「よろしく」

澪「う、うん!よろしく」

澪って顔は俺の中での3大大和撫子(本人達には内緒だ)に匹敵するな

笑顔が他の3人と違っていい

これがみんなちがってみんないいってやつか

そしてゲームに戻り次は神姬が引く

「隣の人の耳を舐める」という命令だ

隣って...お、俺!?

え、待て

前の仕返しが来るのか

俺「や、やめろ...」

神姬「ヒヒヒ...」

神姬は俺の頭に手を添えて耳の中をしゃぶり始める

凄く変な感じだ

俺「うぉっ!?な、なんだこの変な感じ...」

神姬は無言で舐め続ける

地味にハァハァと息が荒い

興奮してんのか?俺の耳を舐めてる事に

光達は地味に羨ましそうな顔で見ている

バカ2人もだ

男2人は「おぉ...あぁいう風になるのか...」という顔をしてこっちを見ている

そして耳舐めが終わる

俺「すっげぇ変な感じだった」

神姬「そっちがやってきた時だってそーやったわい」

そして次は俺が引く

「前の人に長いキスをする」という命令だ

前の人って...神姬じゃねーか!

光「おお、いいじゃんか」

澪「めっちゃええやんか」

善子「おぉ、いいですねぇ」

俺と神姬が向き合う

神姬は顔を赤くしている

俺「するぞ...」

神姬「う、うん...」

みんなが見ている中、俺は神姬に抱き着きながらキスをする

そして舌を入れると神姬が身体をくねらせる

まるでウナギの交尾のように(2回目)

「んはぁうっ」

口を離すと神姬は席に持たれる

「ハァハァ」と息が荒れている

もうとろけそうな顔だ

キスだけでイキそうだなこの野郎

神姬「今のキス最高やったわ...」

俺「あ、ありがとう」

そして次は善子が引く

「隣の人のあだ名を決める」と言う命令だ

隣は...光だ

あのスーパーフルスイングビンタの主である光だ

善子「うーん...難しいですねぇ」

光「そうか?なぁ戎、翔、アタシのあだ名って何かあるか?」

戎翔「え?母音女ってあだ名が...」

翔と戎は笑いながらそう言う

光「...は?」

光の表情が固くなった

戎「忍海のおっぱいいつも喧嘩の時揺れてるからそのあだ名が俺達には浸透してたんだよ」

翔「お前本人も知ってるのかと思ってた」

光の表情がいつの間にか物凄く怖い顔になっていた

まるで悪魔に取り憑かれたような感じだ

光「...お前らちょっと来い」

戎「え...!?い、いや、俺達が決めたんじゃなくて優希が決めたんだぞ!?」

翔「お、俺達はそこまで関係ね、ねぇよ!」

何故か翔と戎が怯え出す

光「さてと...アタシからのお仕置きを受けてもらわねば」

翔戎「嫌ですっ、嫌ですって!」

俺「そんなに怯えなくても...」

翔「遼!お前は知らないんだよ!こいつキレたら優希超えるんだよ!」

戎「そうだぞ!前屋上でブチ切れただろ!?あん時優希ビビってただろ!?どういうことか分かるか!?死ぬんだよ!!」

光「ブチブチブチブチうるせぇんだよ...いいから来い」

光は翔と戎の服を掴んで連結部分に引きずりながら行った

「ぎゃーーああ!!!」「うぉっ!」「やめてぇええ!!!」「許してぇえええ!!!」「助けてぇえええ!!!」と色々な悲鳴が聞こえた

相当母音女って呼ばれるのが嫌なのか

まぁ、そりゃそうだよな

そして数分してから光が出て来た

光「悪ぃな佐奈、凛。お前らの彼氏に説教して来た」

その後には悲惨な姿の翔と戎が立っている

俺達「(忍海 光、恐るべし)」

そしてゲームの続きに入る

善子「うーん、お姉さん...ですかね」

光「え、あ、アタシがお姉さん!?」

少し照れる光

善子「はい、守ってくれそうだからです!」

なんだか嬉しそうな光

光「あ、そ、そうか...あ、ありがとう」

そして次は光だ

「自分の下着の色を言う」という命令だ。

光「し、下着の色!?」

神姬「ほう、これは割と重要やな」

善子「確かに、気になりますね!」

光は少し下を向いて応える

光「上と下両方ともあ、青の下着...だな」

澪「あ、青か...てっきり真っ黒かと」

善子「おぉ...いいですねぇ」

光「な、なんなんだよお前ら」

そして合コンゲームを終えて次は王様ゲームをする事になった。

てか隣のカップル2組はガーガー寝ている

それはどうでもいいけど男子1人、女子4人で王様ゲームってなんだよまじで

「王様だーれだっ!」

と言ってくじを引く

光「お、アタシだ」

王様は光だ

うわぁ...なんか怖いの来そうだな

2番が4番に告白するというまぁまぁメジャー(?)な命令だ

2番は...澪だ、4番は...え、嘘だろ、俺だ

待て待て

神姬が怒るって

ちらっと神姬を見る

全く怒ってない

むしろ面白そうに見ている

澪「え、う、嘘...やろ?」

光「さ、行けよ」

澪「う、うん...」

澪が俺の前に来る

澪「え、えっと...に、入学してから...ずっと好きでした...!う、ウチと付き合ってくれませんか!?お...お願いしますっ!」

澪は顔を赤くしてまじのトーンでビシッと45°のお礼をして告白してきた

てか嘘告だよな?って聞きたくなるくらいまじだ

俺「...(何このすんげぇ返事し辛れぇ空気)」

澪「はっ...こ、こんな感じ...でええんかな...?」

俺「あ、あぁ...い、いいと思うけど...」

すると神姬が俺の方に顔を近づける

神姬「あれマジの顔やない?」

俺「そ、そうなのかな...」

神姬「まぁ...雰囲気だけやから分からんけど」

澪「めっちゃドキドキしたわ...」

善子「本当に好きになったりして...」

澪「なななななな、な、なってへんわ!」

澪って俺の事好きなの?

な訳...無いよな?

そして次のくじを引く

王様は...善子だ

善子「過激な物はOKなんですか?」

俺「あ、あんま」

光「もちろんだ、なんでもいいぞ」

俺「(今特急乗ってるんですよー)」

すると善子からとんでもない命令が来た

「2番が3番に寸止め痴漢する」と言う善子がその顔でそんな事言う!?って程の命令を下す

俺「なぬぅ!?」

恐る恐るくじを見る

2番は...俺、3番は......神姬だ

俺と神姬はじーっと見つめ合う

光「お似合いじゃないか」

善子「寸止めですからね?」

澪「カップル同士なら...ま、まぁ、いいか!」

俺神姬「良くねーわ!」

正直寸止め出来たとしても後だよ後

絶対神姬には歯止めが効かなくなるって

神姬「めっちゃ恥ずかしいんやけど」

俺「俺もだよ」

善子「大丈夫です、私達で隠しますんで」

そういう問題じゃなくてだな...

まぁ、命令だし...やるしかないか

俺「い、行くぞ」

神姬「仕方ないな...」

そして俺は3人が見てる中で神姬の脚を撫でる

付け根の方に手を持っていき、アソコに到達する

ん?地味に濡れてる?

神姬は少し嫌な顔をして外を見ている

ぴらっとスカートを捲る

黒に白の線が入ったメイドのようなパンツを履いている。

そしてアソコをパンツ越しにツンツンアタックする

神姬「っ...」

光達「おぉ...来たぞ...」

胸も一緒に触る

並べく周りに見られないようにしながら神姬を弄る

神姬「あ、はぁっ、ん...あぁ...あっ...」

俺「ふふふ...可愛いねぇ...」

神姬「や、やめてください...」

俺は並べく痴漢風に声を掛ける

神姬も触られるのが嫌な女の子のように手を退けようとする

ノリがいいじゃないか

そして片方の手を服の中入れて直で胸を揉む

光と善子は世界遺産を眺めているような感じの目で見ている

乳首をコリコリすると「あぁっ」と声を出す

俺はそれを聞いて少し強く弄る

俺「エロい身体してるねぇ...嫌がってる様だけど身体は嫌がってなさそうだよ...?」

神姬「い、嫌だ...あっ...は、離してぇ...んんっ!」

俺は"アレ"をしようか迷っていた

でもそれをすると寸止めをするのは難しくなる

まぁ、バレなきゃ大丈夫だろと考えて

俺は神姬の耳にしゃぶりつく

神姬「ひゃ...!?や、やめて...あぅっ!」

光「本物の痴漢じゃねか」

澪「え、こ、こんなんするん!?」

善子「動画で見た事ありますね...」

光澪「え」

善子「う、嘘です」

光澪「バレバレじゃ」

神姬は異常に弱い耳を舐められてさらに反応する

神姬「はぁ...ん...いや...やめ、てぇ...お願い...は、離し...あん...」

俺「そんなに可愛く喘がれると止めるわけにはいかないねぇ」

神姬「あぁん...お願い...あっ、い、いや...も、もう、んっ!もうやめて...あぁ...」

いい感じに濡れ始めてきた

俺はクリトリスを探す

俺「フフフ...もっと身体が気持ちよくなる所、みーつけた」

神姬「そこは...やめて...ダメぇん...あぁ!」

俺はそれをつまむ

ビクンと反応する神姬

光と善子は目を輝かせて見ている

耳を舐められて乳首コリコリされてアソコを触られる

こんなのもう声出すどころか動くことすら出来ないじゃん

俺「キミが悪いんだぞ...こんなエロい身体してるキミが」

神姬「やだ...誰かぁ...助け...ああっ、んんっ、はぅっ、ああっ!」

神姬の顔はもう嫌がっている様には見えない

アソコを弄ってる俺の手を掴んで離そうとしているが全く力を感じない

そして神姬が手を口の前に置く

もうイキそうなのだ

俺「なんだい...?もうイキそうなのか?ま、君は何も言わなくても身体が答えてくれるからねぇ」

俺が意地悪な声でに神姬に話しながら首を舐める

神姬「や、やだ...あっ!も、もう、ダメぇ...んっ!あっ、い...イクッ、イクッ!イッちゃう...!!」

それを聞いて俺はすぐに神姬の身体から手を離した

神姬「ダメぇっ...え...!?」

神姬は俺の顔を見る

なんで?なんでやめるの?という顔でこっちを見る

光達は神姬の顔を見て逆に心配している

光「だ、大丈夫...か?」

澪「めっちゃ倒れそうやけど...?」

善子「あ、あの...ひ、冷やしたほうが...」

すると神姬が突然立ち上がって俺の腕を掴んで後ろの車両の方に俺を連れて行く

光達は戸惑っている

そして1両目にあるトイレに入れられた

俺「な、何するつもりだよ...」

神姬は息を荒くして俺を壁に張り付けて両手で俺の逃げ場を塞いで立つ

神姬「...よ...はよわたしをイかせてよぉ...!」

俺「っ...」

神姬は真面目な声で言う

やはり歯止めは効かなかった

俺はさっきの続きをする

神姬を俺の前に寄せる

そして胸とアソコと耳に触れる

神姬「あぁっ...あぁ!んっ、はぁうっ」

俺「フフフ...もうイッちゃいなよ...」

俺は一応さっきの役を続ける

神姬もしてくれた

ノリがいい

神姬「やめてぇ...あ...も、もうダメぇん...あはうっ、い...イクッ...イッちゃうぅう...は、離してぇ...!」

俺「ハハハ...ここまで来たらキミの行く所をこの目で見てみたいねぇ...」

俺は神姬の顔を少し舐める

神姬「やめてぇっ!ダメぇっ、あぁっ!だめぇ...イクぅ...!」

神姬は我慢しているのか?

ならばトドメに入るか

俺はクリトリス、乳首、耳の穴を同時に強く責めた

「んはぁああっ、あああっ...!!はぁっ...!!」

神姬はイッた

俺の手には神姬の愛液がべっとりと付いている

相当気持ち良かったのか、液が少し地面に垂れるほどイッた。

そして互い目を見つめ合う

神姬「あんなに触られたら...気持ちええに決まっとるやろうがぁ...」

俺「悪かったって」

神姬「もう...」

するとトイレのドアからノックする音が聞こえた

光「遼?神姬?大丈夫か?」

俺神姬「げっ」

すぐに神姬はアソコを拭いてトイレを出た

光「大丈夫か?異様に長かったから心配したんだぞ?」

俺「あ、あぁ悪い悪い」

神姬「べ、別にわたしは大丈夫やで」

そして席に戻る

善子「あ、戻ってきましたね」

澪「お、ほんまや」

俺「ふぅ、ただいま」

善子澪「お疲れ様です」

俺「お、おう...(バレてるなこれ...まぁ、いいけど)」

そしてゲームの続きをする

王様は...俺だ

1番と3番でどちらかが笑うまで睨めっこして、負けた方に乳揉みという俺らしくない命令を下した

1番は光、3番は...善子だ

光「ふっアタシ小学生の頃は睨めっこの天才と呼ばれていたからな...」

善子「な、何ですって!?ならば奥の手を使うしか無いですね...」

いや、あの2人ともそこまでまじの戦闘モードに入らなくても大丈夫です

てか自信満々じゃん2人とも

そして2人で睨めっこが始まった

澪「あっぷっぷ」

俺「ふっ...」

神姬「クスクス...」

光はお化けみたいにべろを出して目を上に向けるという普通の光なら確実にしない変顔をして攻める

一方善子はメガネを少し顔から離して持ち、目を少し小さくして真顔で攻めている。

俺「はい、あっぷっぷ」

2回目

光はゴリラの顔をして攻める

一方で善子は免許証の証明写真でその顔で撮ったら絶対不審者扱いされるぞってくらい真顔で攻める

澪「ハハハ!」

神姬「こんなん耐えられへんわ」

澪も神姬も笑い始めるくらい凄い真顔だ

すると光の顔がカクカクし始めた

どうした?その表情を維持するのがキツイのか?

光「ハハハハハハ!!!」

なんと光が俺がこちょこちょした時のように笑った

笑いすぎな気もするが

善子「やった!」

光「その顔はまじで無理だってば!ハハハ...って、あ」

光の表情が豹変した。

そう、負けた方には乳揉みの刑が執行される

善子は光の後ろに回る

回りの乗客にバレないようにしなければ

光「や、優しくしろよ...」

善子「ひ、人の胸揉んだことないので分からないです」

光「うぅー、おのれぇ...」

俺「え、お、俺!?」

光「後で覚えてろよ...」

そして俺に対する殺害予告が出されてから5分間の乳揉みTimeが始まった

光「...ッ」

善子「大きいですね...羨ましいです」

黙々と揉む善子

光「あ...んん...んふぅ...はっ」

俺「物凄く色っぽいな」

神姬「んな」

光「うるせぇ、なお前らぁ...って、あ、あと何分?」

俺「あと3分」

光「うぅ...早くぅ...」

光は揉まれるにつれて顔が色っぽくなり、息が荒くなって喘ぎ声が大きくなって行く

善子って胸揉むの上手いのか

俺達「...」

光「はぁっ、ん...あはぁっ...ん、あ...」

善子「いいですね...顔が物凄くえっちな顔してますよ....」

光「うぅ...うるせぇっ...あぁっ」

俺「あと1分」

すると善子は片方の胸を揉むのを止めて乳首を刺激し始めた

光はたまに身体を震わせる

光「あぅ、はぁ、あっ!あぁっ、ん...あぁ!」

俺「はい、終了」

そして善子は光の胸から手を離す

光は善子に持たれたままだ

光「ハァ、ハァ...危なかった...」

俺達「え」

光「...あ、い、いやち、違う!い、今のは...」

俺「胸イキ第2号...」

光「...」

澪「ん?胸イキ?」

俺「胸だけでイク人の事。委員長が1号で光が2号目って事」

澪「あー、なるほどな」

光「...」

俺「おーい、2号...っておわっ!?」

光が俺の前に来る

光「おい...てめぇ...さっき言ったこと覚えてるよな...?」

俺「へ、へ!?」

ぎゅうっと俺にキツく抱き着いてくる

俺「うおおお!?ちょ、は、離せ!悪かった!悪かったからっぐおおお!?」

光「許すわけねぇだろおおお!!!!」

澪「す、凄い力やな...」

善子「楽しそうで何よりですねっ!」

澪神姬「どこが!?」

そして1分くらいお腹をギュッとされた

地味に光の揉まれたてのEカップが俺の背中に当たっていたのは幸せだったが

ん?

いや、待てよ

地味に擦り付けてんぞこいつ

俺「お前...俺に...」

光「な、なんだよぉ...!」

俺「うぐぉお!?」

さらに締め付けられた

あぁ、ツンデレは怖い

ヤンデレの方が怖いけど

俺「ちょ、痛い痛い!!無理!無理!」

善子「お、忍海さん...流石に死んじゃいますよ」

光「え、えぇ...そ、そうか?」

善子の指摘で俺のお腹からやっと腕が解けた

俺「あぁ...死にそうだったぁ」

光「別の方法で殺してもいいんだぞ?」

俺「悪かったって!」

そしてゲームを続ける

王様は澪だ

澪はかなり考える

澪「じゃあ、1番が2番にビンタ!」

俺「おぉ...」

よかった、俺は.......2番だ

1番は.....ちらっと光を見る

すると二ターっと悪者のような顔で1番のくじを俺に見せる

え、何その顔!?

光ってそんな奴だったの!?

神様お願いします

どうか俺をまだ殺さないで下さい

そして光が俺の前に来る

光「行くぞ...ふふ...」

俺「うう...どうか神様お願いします...」

神姬「おぉ...来るで...」

そして光はフルスイングで俺にぶちぃいいいん!!!とほっぺにビンタした

卓球選手並みの振りだな...水谷隼も驚きだぞ

俺は「ぶへっ!?」と神姬の方に飛んだ

澪「すげぇ!!飛んだで!!」

何はしゃいでるんだよ...

それにしても...あぁ、神姬の太もも...温かい...

神姬「大丈夫かいな」

俺のほっぺをよしよしする神姬

光「もっと強くしたあげてもよかったけどな」

俺「あぁ...善子のあの痛みがよく分かったわ」

善子「でしょ?反省してくださいよねっ」

俺「てか...今榛原?」

列車は榛原駅を発車した所だ

すると光が少し怒る

光「近鉄の特急本当に分かんない」

澪「え、え!?な、なんで!?」

光「だってさ、停車駅バラバラじゃないか!」

そう、実は近鉄の特急は時刻によって停車駅が少し異なる。

例えば布施駅を通過する特急があれば、停車する特急もあったり、桔梗が丘に停車する特急もある

伊勢志摩ライナー、アーバンライナー、しまかぜ等はほぼほぼ停車駅は一緒なのだ

まぁ、主要駅はほぼ停車してくれるだけありがたいが

ちなみに今俺達が乗ってる特急は布施を通過する

澪「まだ分かりやすい方や思うけどなぁ...」

そして電車はゆらゆら揺れながら布施を通過した

俺「そういえば快速急行ってここ通過するよな?」

光「あぁ、停車させてもあまり意味無いからな」

善子「え、意味が無いってどういうことですか?こんなに大きな駅なのに...」

お、珍しい

善子が食いつく

光「確か聞いたことがある話では...この布施駅は近鉄大阪、奈良線の駅で、奈良方面からこの布施駅などの東大阪市で降りる人も少ないし鶴橋から奈良線の奈良、大阪線の大和八木に停車する列車は日中20本以上あるから停車させても意味が無いという事だ。それに近鉄は基本的に遠隔分離を重点に置いてダイヤを組んでるんだ」

善子「遠隔分離...?」

神姬「せやから、遠くに行きたい場合、例えば鶴橋から三重の五十鈴川まで行く電車って言うのは急行、快速急行が基本で、鶴橋から近くやったら、例えば榛原、五位堂とか近場の場合は準急、普通でカバーしとるってこと。ちなみにさっきの布施に止まる特急は基本日中だけらしいよ」

澪「おお、流石」

善子「なるほどなぁ...鉄道って奥が深いですね...」

こういう話が出来るこのグループ割と好きだな

他の奴だったら開始2秒で寝るだろうな

そして鶴橋、大阪上本町と止まって行き大阪難波駅に着く

そして地上に上がる

凛「大阪来たぁああ」

澪「難波とか久しぶりやわ」

翔戎「おぉー、久しぶりだ」

とことこと歩いて行く

俺「ところで、こっからどーすんの?」

佐奈「ゲーセンに行こうかなって」

澪「え!?まじで!?」

澪がはしゃいでいる

澪「うちこう見えてUFOキャッチャーめっちゃ得意やねん!」

俺「お、おう...それは何よりで...」

俺達は近くのナムコに行く

澪がお金を崩す

澪「何取ってほしい?」

凛「これ!」

凛はミニオンのリュックを指差した

澪「はいはーい」

そして澪がゲーム機にお金を入れる

するとさっきまではしゃいでた雰囲気を殺したのかと思う程静かになった。

凄い、目がマフィアのような感じだ

澪「これでどうや?」

ぽんっ、とボタンを押す

俺神姬光「(いやいや...無理に決まってるって...)」

「どすん!」

俺神姬光「(え!?嘘やん!?)」

なんと1発で景品を獲得したのだ

凛「おお!!ありがとお!!」

澪「お安い御用でございやす」

神姬「遼ってー、こういうの行けるん?」

遼「やった事ないから分からんのだよねぇ〜」

光「ならあれ取ってよ」

やった事ないやつに取れってこいつ...

光が指差したのは20000mAの予備バッテリーだ

見た目はすぐに落ちそうだが、こういうのはそう見せかけてるだけでめっちゃ難しいんだよな...

俺「一回だけやってみるか」

光「取れなかったら...分かってるよな?」

俺「ええ!?」

そしてお金を入れる

澪は腕を組んで見ている

すると澪の顔が驚いてる顔をしている

俺「これでどうかな...」

ポチッとボタンを押す

光「どうやって殺してやろうかなぁ...」

俺「(え、俺殺されるの!?)」

すると

「どすん!」

神姬「え、嘘やん」

俺「...え?」

なんと景品が落ちたのだ

光「え、えぇ!?う、嘘だろ!?」

俺「取れちゃった」

光「ああー!!遼ー!!!愛してるぞおおお!!!」

光は俺に抱き着く

おい、神姬が見てる前でそれするか?

それに他の人居るんだぞー

澪「遼って才能あるな!」

俺「え、そ、そう?(遼って呼ばれた...)」

その後も俺と澪で次々と景品を取っていく

俺新たな才能開眼しちゃった?

すると澪があるUFOキャッチャーの前で止まる

澪「よーし、これで勝負や!」

俺「ん?」

そのUFOキャッチャーとは、うまい棒の掴み取りだ。

澪「これで取った本数多い方が勝ち!」

俺「なるほど...」

光「この勝負」

神姬「受けて立とう!」

俺「勝手に決めんじゃねぇよ」

先行は澪だ

澪は位置を物凄く確認して

「これでどうじゃあああい!!」

とポチッとボタンを押す

記録は...5本!

澪「うーん...初めてやったからなぁ...」

俺「なら5本以上ならいいという事だな」

俺はお金を入れて位置を確認しまくる

光「おい、遼」

俺「ん!?」

光「アタシな、大のうまい棒ファンなんだ、頼むぞ」

俺「え、えぇ!?」

えっ、嘘

光ってうまい棒好きなのか

仕方ないか、ちょっと頑張るか...ってちょっと待て

俺は思った

「これって位置確認しようがどこでも良くないか...?」

そのUFOキャッチャーには大量のうまい棒がある

俺はちらっと下を見る

そこには

「最低5個は取れるから、安心してね〜☆」

と可愛い女の子のイラスト付きの紙が貼られてた

なんやそれ

まぁ、ここでいいかとポチッとボタンを押す

するとアームがうまい棒をすくう

そして記録は...8本

それを見た瞬間、澪はガクッと床に座り込み、残念そうな顔をしている。

澪「な、なんやて...う、うちが...負けたああああ!!!」

これって喜んでいいのか?

澪が泣き始めた

善子とバカ2人がよしよししている

...え、これ俺が悪いの!?

ちょ、え、え!?何!?めっちゃ俺が悪い雰囲気出てるんだけど!?

と、とりあえず周りから注目浴びる前にゲーセンを出た。

そして次は...と思っていた。

光が怒っている

物凄く

目の前の翔と戎に対して凄く怒っている

理由はすぐにわかった

翔と戎が俺と澪が取ったうまい棒を勝手に食べているからだ。

光「おい...」

翔戎「んー...ん!?」

光「そのうまい棒...遼と澪がアタシのために取ってくれたんだけど...」

俺澪「(そんなつもりはありませんでしたなんて言える訳ない)」

翔「たかが10円で買えるからいいじゃねぇか...な、なぁ?」

戎「そ、そうだよ...どこでも買えるじゃんか」

光「お前ら...特急の中でやった説教をもう1度して欲しいか...?」

翔戎「い、嫌です」

光「あぁ、そうか。もっともっと説教をしてやらねばならないのか、そうだな?」

翔戎「そ、それも嫌です」

光「あぁ...?」

翔戎「ひぃっ!」

俺「そんな怯えなくても...」

余計に光は顔を怖くして怒りを露わにしなかがら1歩ずつ2人に迫っていく

翔と戎が顔と髪型に似合わない怯え方をしている

光「アタシさぁ...欲張りな奴嫌なんだよねぇ...特にお前だ...戎」

戎「え、え!?お、俺!?な、なんでぇ!?」

光「顔がそんな感じだからムカつくんだよ...」

翔「それ理不zi」

光「ピキッ」

俺達「(!?)」

今なにか切れた音が聞こえたぞ

なんだろう、ガラスのような音が

すると光が建物の間の路地裏に2人を投げる

光「むかつく...死ね...」

翔戎「のぉおおおー!!!!」

そして光の愛(仮)の説教が始まった

「たすけてぇええ!!」「いたいいい!!!」「許してくださいいい!!」

この悲鳴今日だけで2回聞いたが...

翔と戎らしくないな

そして数分してから俺達の元に帰ってきた

その説教を受けてまた悲惨な姿になった2人を持って帰ってきた

光「ふぅ...佐奈、凛」

バカ2人「は、ハイッ!」

光「この2人、ちゃーんと指導してやってくれ」

バカ2人「り、了解です!」

綺麗に敬礼する2人

そしてゆっくりと歩く説教組

戎「い、いぃきましょ...」

翔「お、お腹減ったああ...」

バカ2人「よしよし...」

めっちゃ泣いている

男なのに

澪「う、うわぁ...バリ殴ったんちゃうん?」

光「そんな大したことはないさ」

翔戎「これで57回目だよ...トホホ...」

俺達「(ちょっと可哀想だな)」

そして昼ご飯をなんばパークスの広場で食べる事になった

世界の空中庭園top10にも入る所で食べるのだ

俺達は広場で座る

俺「なぁ...俺ずっと気になってる事があるんだけどさ...」

凛「だからトイレは...」

俺「ちげぇよ!さっきから俺達の方にカメラ向けて写真撮ってるやつちらほら居るじゃん...」

戎「あぁ、お前と神姬の事、全国のニュース番組に流れたらしいぞ」

俺神姬「...はい?」

まじかよ

だから毎回通学列車に乗るとジロジロ見られたり写真撮られるのはそれが理由だったのか...

佐奈「そりゃ撮られるわ」

凛「凛らも写るん!?もっと化粧してこればよかった...」

翔「しても変わらんだろ」

凛「あ?」

翔「すみません」

ま、まぁいいか...

そして昼ごはんのパンを出す

それを食べようとする

すると4大大和撫子が俺の前に来る

ちなみに澪も仲間入りになりやした

神姬「さてと、初めよか。お弁当交換」

俺「はい!?お、お前らここでもすんのかよ...って、澪も!?」

確かに澪は毎回学校がある時は屋上で弁当交換するという事を知らないはずだ

まぁ、善子も今回初参戦だが

澪「いやぁ、この3人に少し前から「やらへんか?」って言われたからさ」

ええ...

こいつら...一体何を...

ん?

後ろからバカ2人のカップルが何かしてる...?

俺は後ろを見るとバカ2人のカップルが弁当交換し合っていた

楽しそう...ってえ?

俺「なぁ戎、翔」

翔戎「んー?」

俺「弁当自分で作ったの?」

翔「おう!3時間掛かったぜ!」

戎「俺はママに作ってもらったぜ」

俺達「えっ」

戎「ん?なんだ?どうしかしたか?」

俺達「い、いや...何も...」

戎は不思議そうな顔をしている

笑ったらダメだ

殺される...かも

にしても...ここでも弁当交換か...

俺「俺...パンだけど...」

大和撫子共「パンだけでも十分だもん、ねー!」

俺「(な、なに...俺挑発されてる...?)」

目を細める大和撫子達

澪も目を細めてこっちを見る

こいつ俺達と絡むのほぼ初めてなのに...

神姬「まぁ...お遊びはここまでにして...」

光「さぁ、食べてくれ」

善子「私達の手作り...どうぞ」

澪「ウチのも忘れんとってや!」

俺「え...てか善子がなんで弁当持ってるの!?」

俺がそう言うと善子がメガネを戻す

善子「バレないように隠してたんですよっ♡」

俺「そ、そうなのか...って、この大阪に行くって前々から計画してたの!?」

神姬「せーやーでっ」

俺って、なんて幸せ者なんだろうか

こんな可愛い女の子...いや、俺の中での4大大和撫子達と弁当交換するなんて

周りから地味に白い目で見られてるのは嫌だがそれを払拭してくれる程の笑顔

なんだろ...ためらう気持ちが幸せに変わって来た気がする...

神姬「はい、あーん」

俺「いや、手で...」

神姬「は!?何言うてんの!?手でわたしらの弁当食べるつもりかいな」

光「そんなんじゃ本当のアタシ達の味は楽しめないぞ」

善子「そうですよ!私達がちゃーんと高千穂さんのお口にお運び致しますねっ♡」

澪「さぁ!ウチらの自慢の弁当よく噛んで味わうんやでぇ!」

俺「え、い、いや、毎回俺の弁当の器に...あ」

あぁ...俺は今日パンだった

神姬「器あれへんやろ?しかもせっかく大阪来てるねんで?ほらっ、わたしらが口に運ぶから」

俺「(あぁ...幸せだあぁ...)」

涙が出そうなくらい幸せだ

よく分からないけど幸せだ

そして俺は大和撫子達の弁当を貰う

俺「ん!美味しい...何この卵焼き」

神姬「生クリーム...入れてみたんよ」

俺「へぇ、神姬考えることちょっと奇抜だなぁ」

神姬「それ褒めんてんのー?」

神姬が俺を睨む

睨む顔も可愛いんだよお前は

俺「ほ、褒めてるよ...?」

神姬「ほっ、よかった」

神姬の弁当は本当に美味しい

全てにおいて美味しい

光「アタシのハンバーグはどうだ」

俺「んー...脂がのっててジューシー...高級レストランみたい...」

光「ふっ、当然だ。アタシのクオリティーを舐めてもらっちゃ困る」

な、なんだこの野郎...

でも光って何でもできそう...怖いけど

善子「わ、私の肉じゃがはどうですか...?」

俺「なんこれ...じゃがいもが...甘い!」

善子「親の学校の畑で取れたじゃがいもです!これ、甘いんですよ!」

善子は今回初めてだがレベル高が非常に高い

今度作ってもらおうかな...

澪「アタシの自家製たこ焼きはどないでっか?」

俺「んん!外はパリっと中はドロっと...理想のたこ焼きでタコが...美味しい!」

澪「たこ焼き、お好み焼きはウチに任せときゃ!」

澪に関しては今日遊ぶの初めてで弁当交換も初めてだ

それなのにこの味

幸せだ

こうして弁当交換は続く

しかし、本当に美味しい

4人ともそれぞれ違う味だがそれぞれ特徴があって美味しいのだ

俺はパンをちぎって差し出す

光「ありがと、って、食べかけのところがないじゃないか」

俺「は、はぁ!?」

澪「わざわざ食べとらん所ちぎってウチらに渡すのも遼の方も食い辛いんとちゃう?」

善子「食べかけの所で大丈夫ですよ!」

神姬「むしろわたしらからしたらその方が...」

大和撫子共「いいんです!」

俺「お、おう...わ、分かったよ(こいつら仲良いんだな...)」

俺は食べかけの所をちぎって渡す

神姬「遼の食べかけ...あぁ、幸せやわ〜」

光「遼の食べかけ...アタシも幸せだ」

善子「いつもよりも...なんだか甘い気がしますね...」

澪「は、初めての...か、間接キス...?んひょおお!!」

光「お?また発狂...」

澪「しません」

何お前ら興奮してるんだよ

一応ここ周り人いるからな!?

俺めっちゃ白い目で見られてんだよ!?

理解してくれ、大和撫子達よ

それにしても...

何故、この大和撫子達は喧嘩しないのか

普通、俺に弁当渡す時美味しいとか言うと「わたしの方がうまいよなー?」「わ、私の弁当が...1番ですよ、ねっ♡」「何言うとんねん!うちのに決まっとるやろうよが!」「アタシを選ばなければ、殺す」とかの言い合いになるのに、これまでの所全くそういう言い合いがない。

俺「なんでさ、俺に弁当交換する時喧嘩とかにならないの?」

俺はそう聞くと大和撫子達はうーんと考える

神姬「そりゃー、仲良くやってるから、とちゃいます?」

澪「まぁ、それが一番やし、ウチらの間でも交換しあってるからちゃう?」

光「他の3人がどんなお弁当なのか気になるだろ?」

善子「言い合いした所で意味ありませんし、私達はただ高千穂さんに食べてもらってくれれば良いので...」

俺「ほう...まぁ、上手くやってるって事か」

大和撫子共「そうなんです!」

俺「お、おう...(なんか某芸人に見えてきたな...)」

そして俺は弁当を貰ってパンの食べかけの所をちぎって渡す

「むふふぅ〜」と嬉しそうな顔をする4人

綺麗な顔だなぁ

そういえば...この4人って化粧してんのかな?

これ聞いてもいいのかな?

怒られる...?

まぁ、いいか!

俺「なぁみんな、1つ質問いい?」

大和撫子達「ダメです」

俺「させて下さい」

大和撫子達「特別に良いですよー」

俺「みんなって化粧してんの?」

すると4人全員がえっと驚いて顔を横に振る

え、してなくてその顔なのか

すげぇな

すると神姬は俺の脚に手を添えて顔を置く

神姬「逆に遼はどっちがええん?」

俺「え、し、してるかしてないか?」

神姬が頷く

物凄く挑発的な顔で

俺「別にどっちでもいいかな。濃すぎるのは嫌だけど」

神姬達はほうほうと頷いて俺抜きで会議をし始めた

地味に「ちょっと化粧してこよ...」とか聞こえる

そこまで考えなくても...

そして少し暇だったから俺はスマホで鉄道の事を色々調べていた

すると善子がこっちに来る

善子「写真どうするんですか?」

俺「あっ!そうだった」

危ない危ない

忘れそうになっていた

思い出作らなきゃ

俺「なぁ、集合写真撮らない?」

大和撫子達「いいですよ〜」

すると善子は自撮り棒を出した

俺に引っ付く大和撫子達

俺達「はいチーズ」

「パシャッ」

俺「おぉ、いい感じだな。後で送っとく」

大和撫子達「はいよ」

写真を見るとみんな笑顔で俺を抱いている

しかも胸を当てて

神姬に関しては全身べったりと俺に付けている

まぁ、いいけど

そしてさっきの続きを調べる

後ろには大和撫子達が俺を囲んでいる

なんなんだよ...まぁ、幸せだ、うん

俺「な、なんだこの駅名...」

善子「これは...かみえだ?」

「上枝」と言う駅名だ

光「上枝ほずえじゃないか?」

俺「おお、正解!じゃ、次はこれ」

光「晩生内おそきない!」

俺「おぉ、すげぇな」

光「そこまで覚えてないがな」

俺「なんじゃこれ?」

「及位」

光「なんだっけなぁ...」

澪「及ぶに位...」

善子「あ、どっかで見たことあります...」

俺達「え!?」

善子「確か及位のぞきじゃないですか?」

俺「おぉー!正解!」

神姬「遼の好きな事...」

俺「黙らっしゃい」

「河堀口」

光「なんだよこれ!」

神姬「澪ちゃんは分かっとるよな?」

神姬がそう言うと澪はフン!と自信満々の顔をする

澪「これは近鉄南大阪線の河堀口こぼれぐちや!」

俺「おぉ、路線まで付けてくれてご丁寧にありがとうございます」

「栂・美木多」

日本でも珍しい中点を含む駅名だ。

澪「これは確か...泉北の栂・美木多とが・みきたやろ!」

俺「おぉ、やるねぇ」

光「分かるわけねぇだろうが!」

神姬「まぁまぁ、落ち着き」

善子「こうなったら本気で行くしかありませんね...」

澪「マジで難しい駅名出してよ!」

善子光「そーだそーだ!」

なんかみんなマジになり始めたぞ

怖いな...

俺は色々と調べて厳選した駅名を出す。

「特牛」という駅名だ

澪「は、は!?と、とくうし?」

善子「な、なんですかこれ!?とくぎゅう?」

光「いや...その概念は捨てた方が良さそうな感じがするぞ...」

すると...神姬がサラッと答えを言い放つ

神姬「あー、これは山陰線の特牛こっといやろ」

俺「おぉ!正解!」

すると3人組が怒り出す

澪「こ、こっとい!?訳分からんやん!」

光「誰が決めたんだよそんな駅名!」

善子「訴えますよ!?」

俺「お前らがしろって言ったからそうしたんだろうが...」

そして光がさっきの合コントランプを出し始めた...

ん!?

待てよ、別のバージョンだ

うわ、なんか凄い内容の感じしかしない

光「見ろ、18禁だぞ」

俺「そ、それは...こ、ここでやるような事じゃ」

神姬「愛さえ」

善子「あれば」

澪「関係」

大和撫子達「あれへん!」

俺「は、はいわかりました(愛さえあれば何でもいいのかよ)」

仕方なく俺はその18禁ゲームに参加してしまった

俺はちらっと後ろ見る

バカ2人カップルは遊具で呑気に遊んでいる

俺はそれを見ていい事を思い付いた

俺「ななな」

大和撫子達「ん?どうしました?」

俺「あの遊具で鬼ごっこしてさ、捕まった人がその中のカードの命令をするみたいなのはどう...かな?」

神姬「ほうほう」

澪「それでええんちゃう?」

善子「いいと思いますよっ♡」

光「遼がそうしたいならそうしようか」

俺「んじゃ、いまからはじめる...ハイ!」

俺は手を叩いて急いでしゃがむ

昔よくやった「はいお前一番遅かったから鬼〜」と言うウザイやつがやるやつだ

頼む、みんな知っていることを願う

神姬「はっ!」

澪「きゃっ!」

光「うぉっ!」

善子「ヌッ!あぁっ、遅かったぁ...」

ほっとした

知っていた

最後は善子がしゃがんだ

俺と澪と神姬と光が逃げる側

鬼は善子になった

善子「ま、私こう見えて昔遊具鬼ごっこの天才とも呼ばれてましたからね」

俺「ほう...ま、その実力、見せてもらおうか」

10数えてスタートだ

俺は遊具に逃げ込む

善子「行きますよー!」

すると善子がとんでもないスピードで遊具を駆け巡る

澪「な、なんでウチなん!?」

善子「えへへ〜近くに居たもんなんで」

しかし、澪も負けていない

人の間をすっと忍者のように抜けていく

澪「こう見えて木登りとかは得意やったからアスレチックなんか余裕やわ!」

善子「くっ...こうなったら...」

光「って!今度はアタシかよ!」

善子「とりゃーっ!」

しかし光は善子がタッチする寸前に善子のタッチをギリギリ交わす

善子がタッチしようとしても光は避ける

バク転したり体を沈ませたりして避ける

まるでパンチを避けるかのように

周りにはそれを見て拍手している他人が居るほど凄くかっこいい

善子「はぁ...すばしっこいですねぇ」

光「ふっ、タッチされなきゃいいんだろ?だったらアタシは避け続けるさ」

すると善子はある事を思い出す

「そういえば忍海さんって喧嘩の時胸が揺れるから母音女って呼ばれてる...つまりそれを利用すれば...」

そう思って光の胸にめがけて手を振り下ろす

光「な!?」

善子「狙った獲物はぁ...」

善子は光の大きい胸をぺしっと叩く

善子「逃がさない!」

光「ひゃあん...!」

俺神姬澪「(感じてやがる...)」

善子が一瞬物凄い最後の一撃を食らわすような感じの勇者に見えた

そして光がそのカードを引く

その1番上のカードは...

「3分間下着越しにお尻を叩かれる」

なるほど

この下着越しにというのとお尻を叩くのが18禁目線な訳だな

書かれてなくても俺達は下着越しにするけどなっ!!

俺「ほぉ...でも誰が叩くの?」

善子「んー...どちらにしようかな...」

善子は目を瞑ってどちらにしようかなと言いながら俺、澪、神姬を順番に指差す

どちらではなく誰にだと思うが

善子「の言う通りっ!」

選ばれたのは...俺だ

俺「フフフ...」

光「え、えぇ...」

光を四つん這いにさせてスカートを捲る

おぉ...青のフリル付きのパンツだ

綺麗な尻だなぁ〜

ちなみに見えないように大和撫子達が俺と光を囲んでいるので周りからは見えてない、多分。

俺「行くぞー」

光「は、早くしろよ...」

俺は光のお尻を叩く

「ぺちん!」

光「ひゃん!」

俺「おらっ、おらっ!」

光「あん!い、痛いぃっ...ひゃぁん!」

大きな胸を揺らしながら喘ぐ

てかお尻叩かれる時ってそんな喘ぐものなのか!?

光の顔が物凄く色っぽい

光「や、やめてぇ...」

「ぺちん!」

光「あぁん!」

俺「お前...喘ぎすぎだろ」

光「も、もう止めろ...ひゃん!」

ん?

なんか濡れてる?

こいつ...まじかよ

澪「おぉ...エロいな...」

善子「いいですよ...忍海さん...」

神姬「今日の夜やって貰おっと」

善子「あ!ずるいです!」

俺「勝手に決めんじゃねぇ」

光「な、なぁ...あん!も、もう3分間ひゃっ!過ぎたんじゃねぇのかよ...あっ!」

澪「んーと時間はねぇ」

澪がスマホのストップウォッチを光に見せる

時間は4分29秒だった

光「て、てめぇ!過ぎてんじゃねぇか...!」

俺「最後の1発ぅ!」

「ぺちぃいん!!」

光「ひやぁああん!」

光は俺の最後の一撃を食らってそのまま前に倒れた

息が物凄く荒い

光「はぁ、はぁ...遼...貴様ァ...」

俺「は、はいっ」

光が俺に飛び付こうとする

俺は逃げようとしたが後ろから俺のお腹をまたぎゅっと強く締め付ける

光「少しは優しくしろよおおお!!お尻痺れてんじゃねぇかよこのドS野郎がよぉ!!!」

俺「うおぉ!?し、仕方ねーだろ!お前が可愛い声で喘ぐからそれをもっと聞きたかったからだこのドM野郎がよぉお!!!」

光「なんだとテメェええ!!!」

俺「あああ!!痛い痛い!!」

あぁ...中学の頃はこんな事無かったからか、楽しいな

てか...こいつまた胸擦り付けてる...

善子「ま、まぁまぁ忍海さん、落ち着いてくださいよ」

光「このおおぉぉー!!って、あ、そ、そうだな」

俺「善子の指示には従うのかよ...俺の指示にも...」

光「あぁ!?」

俺「何も無いですすみません」

そして続きをする

俺「ちなみに鬼は...」

善子「もう前に捕まった人でいいんじゃないですか?」

神姬澪「あら」

光「は、はぁ!?お、お尻叩かれて鬼もしなきゃならねぇのかよ...まぁ、いいけど」

そして光が10秒数える

俺達は遊具に行く

10秒経過

光が発進する

俺「って、えぇ!?お、俺!?」

光「当たり前だろおおお!!!」

光が物凄い速さで俺に迫る

俺「許してくれよおおお」

光「誰が許すかよ...さっきあんなに皆の前で喘がせてよ!」

俺「それお前が悪いんだろおおお」

しかし俺は少し光より速かったためなんとか巻けた

光「ちっ、誰にしようか...」

光は物凄い目で大和撫子達と俺を睨み付ける

周りにいる人も怖がる程だ

すると光は急に発進する

標的は...澪だ

澪「なんでウチやねん!」

光「ふっ、罰ゲームを受けたら面白そうだからだ」

澪「いややー!!あ」

澪は何も無い平坦でこけた

光「やっぱりお前って面白いな、タッチ」

澪「むぅぅ...」

そして澪はカードを引く

すると恐ろしい顔をする澪

「全身を触られる」

澪「え...」

何故か澪が震えている

どうした?なんか変だぞ?

澪「い......嫌や!」

神姬「いやー、とは言ってもこれは罰ゲーム...」

澪「絶対に嫌!」

光「ん?澪...どうした?」

澪が泣いている

俺「ど、どうしたの?」

澪「嫌...絶対に嫌...嫌や!」

俺達「...」

一旦ゲームを中断することにした

澪以外の俺達はコショコショ話で話していた

澪は顔を下にして座っている

善子「ここは私達が話を聞きますね」

神姬「でも...男が居れば話辛いってのもあるやんか」

俺「一旦離れようか?」

光「あぁ、その方がいいかもな」

澪「あ、あのさ...だ、誰にも言わへんって約束してくれる...?」

俺「もちろん、俺は一旦離れようか?」

澪「いや、そ、そこまでせんでええよ...むしろ遼には知ってもらいたいし...」

俺「...分かった、途中で話したく無くなれば止めてもいいからさ」

俺がそう言うと澪が話し始める

澪「ウチが...小6の時の夏休みにプールで友達と遊んでたんよ...そ、そこでウチが1人になった時に急に後ろから...お、お尻に指が触れたんよ...さ、最初はたまたまかなって思ってたけど次第に胸、それで...ウチの...そ、そこに手が来て...」

澪がまた泣き始めた

澪「抵抗したけど...そんなん聞かずに触られて...しかも2.3人と人が増えてきて...最終的には5人もウチの身体ベトベト触ってきて...い、異変に気付いた監視員が警察通報して痴漢らは逮捕された...友達にも...なんとかバレずに済んだ...それはええんよ..あ...後々知ってん...」

神姬「どう、したん?」

澪「ビ、ビ、ビデオ撮られてたんよ...」

俺達「!?」

澪「な、なんとかそのビデオは処分されたらしいけど...も、もし...う、ウチの顔が...身体が...し、知らん人に...あ、顕になったら...あああ...ああああああああああああ!!!!」

俺「み、澪!?」

光「ど、どうした!?」

澪が発狂し始めた

顔を腕で覆い隠して発狂する

澪「嫌や!嫌や!嫌や嫌や嫌やああああああ!!!!」

神姬「大丈夫...大丈夫やから...!!」

善子「私達は澪さんの味方ですから...!!」

澪「うわぁああああ!!!!」

俺「落ち着け...」

澪を抱いて頭を撫でる俺

すると澪は安心したのか分からないが静かになった

周りにはなんとか気付かれていない

俺「大丈夫...俺達が澪を守るから」

澪「うっ...うぐっ...ぐすっ...ご、ごめんな...う、ウチなんかのためにここまで...」

俺「謝ることなんてない」

澪「か、関係無い人を巻き込むなんて...そんなん...」

神姬「大丈夫やから」

澪「...え?」

神姬「だって...友達やもん」

光「そうだ、友達という関係になった以上、もし何かあったら守りに行く。それが友達ってもんだろ?」

善子「そうですよ!巻き込まれたって構いません!高千穂さんもいますし!」

俺「(それは関係ないと思う)」

神姬「せやから、泣かんとって」

澪「...うん」

1度澪を離す

澪は泣き止んだものの不安そうな顔をする

俺「あの時凛の手を跳ね除けたのもそれが理由?」

澪「うん...」

神姬「にしても大変やったんやね...他人事みたいに言うのはアレやけど...こういう問題って精神的に人傷つける事もあるからなぁ...」

光「だから...付き合った人数1人も居ないって言うのも...」

澪「なんて言うんやろ...周りに居る同級生の男子って...身体目的って言う考えが頭に定着してるからかな...告白されても全部拒否してたんよ...」

光「遼は大丈夫なのか?」

澪「遼は...な、なんか一緒に居っても安心するって言うか...うん、大丈夫」

あ、安心するのか...よかった

善子「でも、見るのは大丈夫なんですか?さっきの忍海さんのお尻とか、高千穂さんもと月詠さんの寸止め痴漢とか...」

澪「み、見るのは大丈夫やけどされるのは...うん...」

俺「でも...澪は強いと思う」

澪「...え?なんで?」

俺「過去にレイプされた人は自殺した人も居たり、精神的にやられた人も居る。澪も精神的にやられたと思う。でも澪は違う、確かにまだその症状は残っているけどこうやって楽しく、普通に会話まで出来るようになった事は本当に凄いと思う。だから澪は他の人よりも強いと思うし、それを誇りに思ってもいいと思うよ」

俺の事を見る澪

少し驚いた顔をしている

澪「こ、これって...誇りに思ってええことなん...?」

俺「まぁ...なんて言うか澪の強みって物かな」

澪「そ、そうなんや...あ、ありがとう」

すると後ろから凛が俺達に声を掛ける。

凛「そろそろ行くでー」

俺「はいよ」


そしてなんばパークスを出た。

時間は遊びすぎて15時を回っていた。

俺と神姬は大阪駅の近くのホテルで泊まるため梅田駅まで凛達がついてきてくれる事になった。

そしてなんば駅から地下鉄御堂筋線に乗る

ドアが閉まる

少し混んでいるな

俺の前には光、後ろに善子、右には神姬、左には澪がいた。

すると5.6人の男性が俺の方に詰めてきた

大和撫子達が俺の腕にギュッと掴まる

ガタンゴトンと電車は走る

...ん?

心斎橋を発車してからだ

澪が俺の腕を強く握り始めた

澪の顔をちらっと見る

どうした?

何か辛そうな顔をしている

俺「澪?」

澪は俺の方をじーっと見る

辛そうな顔をしている

ブルブル身体が震えている

ん?何か言っているが聞こえない

澪「...けて...助けてっ...」

俺はなんて言ってるのかを考えていた

ちらっと下を見た

すると澪のスカートの中がごそごそ動いているのだ

後ろにいる男達の仕業だ

まさか...よし、行くか

これ以上澪の精神を壊してはならない

澪を救わなきゃ

列車は本町駅に停車した

丁度いいじゃないか

俺は大和撫子達の手を振り払い澪に触れている手を掴む

それを上に引っ張り上げる

男1「ひっ!?」

澪は俺の後ろに隠れる

俺「すみません、今すぐ非常ボタン押して7号車にて痴漢発生と言ってください」

車内が騒がしくなった

近くに居た乗客に駅乗務委員に事情を説明してもらった。

俺「おい、何してたんだよ」

男1「な、何も...し、してな」

俺「痴漢してただろ」

男1「ひぃっ!?」

俺「悪いけど、今はこの子のパンツに付いた指紋さえあればお前が痴漢した事は立証される」

男1「...ちっ、あぁ、そうだ、俺はこの子に痴漢した」

すると駅員達が列車に入ってきた

その姿を見た瞬間俺の手を振り払った

駅員「すみません、痴漢の現場はどこですか...うおっ!」

その男が駅員を車外に蹴り飛ばした

するとその男達全員が刃物を出した

乗客は全員逃げる

その刃物によって誰も車内に入る事が出来なくなった

男1「こうなったら...お前らを...殺す!」

こいつら...反省する気ゼロか

俺「...善子、澪を任せた。翔、戎、凛と佐奈を頼む」

翔「は、はぁ!?な、何言ってんだよ!」

俺「...いいから早く行け」

翔戎「...お、おう。ここは遼達に任せてい、行くぞ」

佐奈凛「え...う、うん...」

善子「三国ヶ丘さん、行きましょう。高千穂さん達なら大丈夫ですから」

澪「グスッ、うっ...ひっ...」

澪を善子と共に駅員に渡した

善子は警察に連絡する

残ったのは俺、神姬、光の3人だ

男1「すぐに終わらせてお前ら2人の身体をじっくり味らわせてもらおうかなぁ...」

俺「そんな事言ってる場合じゃないと思うぞ」

男1「こんな事になったのは...お前のせいだ...後少しでビデオが撮れたのに」

...ピキッ

男1「もう少しで俺達6人にお金が入るっていうのに...はぁ...最悪だよ」

俺は堪忍袋の緒が切れた

こいつらを、潰す

そしてこいつらに澪の悲しみの分の罰を与える

絶対...絶対だ!

俺「...1人で2人を潰す......行くぞ」

神姬「了解」

光「ふぅ...やるしかないようだな」

男1「おりゃあ!」

男は俺に飛びかかる

男1「死ねぇ!死ねぇ!」

何度も何度も俺にナイフを刺そうとする

しかし俺は元々柔道をやっていた

男が俺にナイフを刺そうとした時に少し怯んだ所で投げ技を掛ける。

よし、綺麗に決まった

俺「駅員さん!早く!」

駅員「はい!」

男は倒れてすぐに駅員に確保された。

神姬は俺の前で1対2の状態だ

神姬「...」

男2「これでお前の首を切ってやるよ...」

神姬「...(ニヤリ)」

神姬はポケットから何かを出した

男2は神姬の首を目掛けて迫る

しかし神姬は手に持っている物を男2に被せた

ビニール袋だ

男2「ぬぉっ!?くっ...くそっ...」

男3「大丈夫っすか!?」

神姬「はぁあっ!」

神姬は男2を助けようとする男3の背中を強く蹴って2人をドアにぶつけて倒れさせた

一応袋は取ってやった

神姬「駅員さん、はよ!」

駅員「は、はい!」

一方光は、隣の車両に逃げた男3人を相手にしていた

光「何逃げてんだよ...お前ら」

男4「...お前らが邪魔するからだ」

光「ほう、アタシ達が邪魔なのか。悪いけどアタシ達一般人からするとお前らのほうが断然邪魔だと思うが」

男4「うるせぇ...よくも言ってくれたなぁ!」

男4は光にナイフを突き刺す

しかし光は素早くその男4に後ろから回し蹴りを喰らわす。

光「甘いんだよ」

そして上から踏みつける

男4「ぐはぁああっ!?」

男4は気絶した

それを見て怯えたのか、男6はそのまま逃げようと列車から出た。

男5は体型が海外のプロレスラーのような体型をしており、力はかなり強そうだ

男5「ヒヒヒ...俺に勝てるとでも思ってんのか?」

光「思うからこそやるんだよ!」

光は男5の手に持ってる刃物を蹴り上げて車外に飛ばす

すぐに駅員に回収された

男5「ちっ...ならば優しく絞め殺してやるよ...姉ちゃんならきっといい顔をしてくれるはずだ...」

光「...お前みたいなゴミに絞め殺されて終わる人生は嫌だなぁ!」

光は迫ってくる男5のお腹を強く殴りまくる

男5「ぬぉっ!」

光「はぁっ!」

男5が怯んだ隙につり革に掴まり、胴体を浮かせて脚で男5の首を絞める

とてつもなく凄い力だ

男5「ぬぉおっ、ぐああああっ!」

光「ふっ...どいつもこいつも甘いんだよっ!」

男5「...」

少ししてから男5が落ちた

死んでは居ないことを確認したところで2人を駅員さんに渡す

残るのは男6、1人だけだ

男6「も、もう無理だ...じ、自首する...から許してくれよ...」

俺「...」

男6「ほ、ほら...こ、この通りだ」

俺「お前には...さっきの子の気持ちが分かるか?自分の身体を見知らぬ誰かに勝手に弄ばれる気持ちを...」

男6「...ふっ、さぁな!そんな事知ったこっちゃねぇな!」

俺「...」

俺は何も言わずにその男に殴りかかる

バリン!

男6「ひぃっ!?」

神姬光「!?」

俺は男の真後ろにある優先座席の窓を殴って割ってしまった

しかし今の俺にはそんな事どうでもいい

俺「お前らのせいで...お前らのせいで自殺したり精神的に苦しむ羽目になったり、中には一生治らない病気にかかってしまったりする人だっているんだぞ!その人の事考えてそういうことしてんのかよ!」

男6「...」

俺「さっきの子は過去に痴漢に遭遇して精神的にやられてるんだよ、もうこれ以上..これ以上そいつの心を壊したくないんだよ!俺達の大切な友達として!」

男は下を向いてブルブル震えている

するとやっと警察が来た

男達は警察官に連れて行かれる。

野次馬達から拍手が鳴り響く

バカップル2組からも

そして警察からの事情聴取を終えた。

俺は澪の元に向かう

澪はなんとか正常だ

善子が慰めてくれたんだな

善子「三国ヶ丘さん、高千穂さんですよ」

澪が俺を見る

俺「澪...無事でよ」

ぎゅっ

澪「...っ、ううっ、ありがとう...怖かった...うっ、グスッ」

澪が俺に泣きながら抱き着いてきた

俺「あはは...言っただろ、俺達が澪を守るって」

澪「ありがとう...ほんまありがとう...」

ずっと俺を抱く

怖かったんだな...

澪「なんやろ...遼と一緒におったら安心するわ...」

俺「それここで言うことじゃ無いだろっ」

澪は警察署に行かなければならないらしい

ただ、オリエンテーション合宿には間に合うという

澪と俺達は別れた

結果、大阪市営地下鉄御堂筋線と北大阪急行線は全区間で2時間37分間運転を見合わせた。

澪は3人に身体を触られて残り3人で撮影していたと言う。

俺が痴漢に気付くのが後少し遅かったら大変な事になっていたかもしれなかったという状況だったらしい

それにさっきの6人は痴漢常習犯でそれを撮影してネット、ビデオ屋に売りつけて金儲けしていたらしくて前から警察にマークされている程だったという

俺達は本町駅を出て、地上に上がった

神姬「ほんまに無事で良かったわ」

光「しかし...男6人で女の子1人を...汚ぇ話だ」

俺「また...犯人撃退しちゃったな」

神姬「ほんまやな」

すると翔と戎が俺の方に来る

翔「遼!お前すげぇな!」

戎「そうだよ!すげぇぞお前!」

俺「え、そ、そう...」

翔「だってよ、自分の事よりも友達を優先するって...俺じゃあんな事出来ねぇ!」

戎「俺もだああ!!」

2人は抱き合って泣き始めた

光「...ちっ」

翔戎「ひいっ!?」

凛「ってことはウチらの事もそう思ってくれてるってことやろ?」

佐奈「そういうことになる、ね」

俺「えぇっ!?ま、まぁ...確かにそうだけど...」

俺は翔と戎の肩を叩く

俺「守ってやってくれよ?俺の大切な幼馴染みだからさ」

バカ2人「遼...」

翔戎「はい!高千穂大使!」

2人は敬礼した。

しかし光は腕を組んで怒っている

光「反対だろ!」

翔戎「えっ!?」

光「敬礼は左手じゃない、右手だろうが!」

翔戎「え、なんで?」

光「昔から今もそうだが人って右利きが多いだろ?つまり武器を使っていた軍人の利き手はほとんどが右なのだ、右手を額にあげる事で武器が使えない、つまり自分には敵意がないという事を示すと同時に相手の敵意も払う事になる。ただ、事情によって右手が使えない場合は左手で敬礼してもいい事になっている。この事から全てにおいて敬礼は右手で行うんだ」

翔戎「だ、だからさっきの凛と佐奈は...」

光「この2人は鉄オタだから分かるだろ、ってかそれ程敬礼は大切なんだよ!」

翔戎「は、はい!分かりました!忍海大佐!」

光「何人大佐がいるんだよ...そこは少佐だ...待てよ?遼に向かって特に右手を怪我してないのに左手で敬礼する...」

善子「ど、どうしたんですか?」

光がさらに怒り始めた

光「つまり遼に敵意があるという事だな...あ?」

翔戎「い、いえ...そ、そういう事じゃありませ」

俺「ひ、光、お、落ち着いて...」

光「えっ、あ...す、済まない」

翔戎「(た、助かったぁっ!!)」

光「ていうか、遼と神姬はこれからどうするんだ?」

俺「あぁ、御堂筋線は止まってるみたいだから中央線で森ノ宮まで行って環状線で大阪に行くよ」

光「ほう、なるほ...」

俺「ん?どうした?」

光が喋るのを止めた

スマホの画面を見てぴたっと固まった

その画面を俺に見せる

「16時5分頃、大阪環状線の京橋駅で発生した人身事故により、大阪環状線全線、大和路線(JR難波~久宝寺)にて、運転を見合わせて居ます、運転再開見込みは17時30分頃となっております」

俺「あぁ...嘘だろ...」

神姬「近くにバスあるで?」

俺「お、やった」

光「えっ!?嘘だろ!?」

俺「今度は何だ」

光がかなり残念な顔でスマホの画面を見せてくる

「16時7分頃、近鉄大阪線の室生口大野駅にて発生した車両トラブルにより、大阪上本町~名張で運転を見合わせています。運転再開見込みは立っていません」

佐奈「えぇ...ど、どうしよ...」

善子「帰れるんですか?」

光「ま、まぁ...19時までに再開すればギリギリ間に合いそうだからいいが...」

俺「災難だな...こりゃ」

神姬「せやね...」

光「まぁ、アタシ達はアタシ達でどうにかするから、遼と神姬は大阪駅に行ったほうがいいんじゃないのか?」

俺「あぁ、そうするよ」

すると光が俺の肩を叩く

光「今日の夜はハードになりそうだな」

俺「お前えぇ...」

俺と神姬は光達と本町駅で別れて、バスに乗って大阪駅に行く

そのバスに乗ってる途中、俺は善子に教えてくれた事をいつしようか考えていた

「高千穂さんは月詠さんとの思い出を作って残さなきゃダメですよ!」

確かに今日は絶好のチャンスだ

よし、ちょっと聞いてみるか

俺「なぁ、神姬」

神姬「ん?」

俺「大阪駅で電車見ない?」

神姬「うん、ええよ」

俺と神姬は入場券を買って5.6番線に上がる

時刻は16時36分

俺と神姬は色んな所で列車の写真を撮っていた

神姬「大きい駅やなぁ」

俺「色んな車両が来るから俺達からすると嬉しいな」

神姬「てか、1.2番線...」

俺「すげぇ人だな」

大阪駅1.2番線は大阪環状線のホームだ

人身事故等の列車遅延の時はホームに人が溢れまくる

俺「大阪環状線は西九条でユニバから乗ってくる人が居るから休日は余計に混むのか」

神姬「よう見たら変なカチューシャとか頭に付けてるな」

俺「しかもリア充っぽいし」

神姬「爆ぜろリア充」

俺「それ言ったら俺と神姬も爆ぜるだろ」

神姬「あ、ほんまや」

俺「お前なぁ...」

すると神姬が俺に抱き着く

神姬「ま、わたしは今の遼との関係が1番ええけどなっ」

俺「ふっ、俺もだよ」

えっ...

俺は少し気付いたことがある

神姬胸ちょっと大きくなってる...?

確かFだよな...

Gって中々だぞ...

てか周りに人居るんだぞ

場をわきまえてくれよ..周りからすんげぇ白い目で見られてるんだよおお!!!

神姬「あ、100番台や」

俺「え、ほんとだ」

気を変えるの早すぎだろ

俺もだけど

そして写真を撮りまくってウロウロしていた

するとまた俺達の事を指差す人がちらほら出てくる

あぁ、うぜぇ!

すると神姬が俺の顔をチラッと見た

神姬「気にしたら負けやで」

俺「えっ?(気付いてたのか?)」

神姬「むしろカッコつけて良い感じに見せるねん!」

俺「い、いい感じに!?」

神姬「ほら、前にもおるやろ?」

俺達が歩きながら話してると男女の高校生っぽい軍団が俺達を見て小声で話す

男子高生1「なぁ、見ろよ!前の犯人捕まえた2人組やん!」

女子高生1「手繋いでる!カップルなんや!2人とも顔ええからお似合いやな!」

男子高生2「うわっ、男の方顔イケメンやん!女の方めっちゃ可愛いやん!いいなぁ...」

女子校生2「本間ええよなぁ...」

コソコソ話している

神姬「なぁ、遼」

俺「ん?」

神姬「やっぱウザイな」

俺「だろぉ!?」

そして8番線の新大阪方面の端っこに神姬を連れて行く

新快速の223系がが止まっていた

神姬「何すんの?」

俺「記念撮影しない?まだ神姬とのツーショット撮ってなかったからさ」

神姬「あれそ、そうやっけ...まぁ、ええけど」

俺と神姬は横に並んで俺がスマホを内カメラにして223系と一緒に写るように位置を確認する

俺「はい、チーズ!」

俺はシャッターを切る

神姬「お、223系も写ってるやん」

俺「今から現像しに行こっか」

神姬「うん!」

俺と神姬は大阪駅を出てコンビニで写真を現像した

俺「これが目的で大阪駅に行ったんだ」

神姬「この写真?」

俺「その...思い出として残るようにしようかなって思ってさ」

俺がそう言うと神姬は少し照れる

神姬「あ、ありがとう...そ、そういう事してくれたん初めてやから...な、なんか、照れるわ」

俺「これからはもっと思い出残さなきゃな」

神姬「うん...そうやね」

そしてホテルに向かう

俺「ホテル料金は...」

俺がそう言うと神姬はクックックと笑い始める

おかしくなったのか?

神姬「えへへ〜遼くんよ、これをご覧なさい!」

神姬は俺にチケットの様なものを見せる

俺「ん?なになに...ホテルグランヴィア大阪無料宿泊券食事付き...え!?嘘ぉ!?」

神姬「おばあちゃんがガラポンで当ててん!」

俺「さ、流石だ...神姬!家に電話して!」

神姬「え?な、なんで?」

俺「お礼言わして!」

神姬「う、うん、ちょっと待ってや...」

俺はその場ですゑ子おばあちゃんに電話してお礼を言う

すゑ子おばあちゃん「はぁい、月詠ですぅ」

俺「も、もしもし!こんばんわ!お世話になってます!高千穂遼です!」

すゑ子おばあちゃん「あぁ、君かいな。こんばんわ。で、どなえしたんや?」

俺「ホテルの無料券ありがとうございます!」

おっと

唐突過ぎたかな

すゑ子おばあちゃん「あぁ、いえいえ。まぁ、神姬との夜、楽しみや」

俺「えぇ!?は、はい!ありがとうございます!」

このおばあちゃんも色々と唐突過ぎだろ

まぁ、嫌いじゃないが

そして電話を切った

すゑ子おばあちゃん「あの2人すでに夜楽しんでるかもしれへんな...まぁ、ええけど」

見抜かれていた


そして部屋に入る

俺「綺麗...」

神姬「せやろ?遼と来れて良かったわ」

そして荷物を置く

神姬「レストラン行こっか」

俺「うん!」

俺と神姬はレストランに行く

俺「い、いっぱいあるね」

神姬「どこがいい?わたしはこの鉄板焼がいいな」

俺「ほうほう...ってか無料券ってここ大丈夫なの?」

神姬「うん、全部OK」

俺「ならここにしよっか、ステーキ美味しそうだし」

俺と神姬はステーキレストランに入った。

俺は1番高いステーキ料理を頼んだ

3万円以上するが、無料券で無料になのだ

神姬はステーキディナーを頼んだ

俺「楽しみだ...」

神姬「楽しみやね!」

そして料理が来た

うぉぉぉおおおお!?

す、すげぇ!

こ、こんな料理テレビでしか見た事ねぇ!

伊勢エビ、黒毛和牛ステーキ等、色々出てきた

神姬「遼凄い顔してるで、今」

俺「お前もじゃねぇか」

そしてステーキを口に運ぶ

俺「んふぅう!?」

神姬「なんちゅー顔してんねんな」

俺「溶け、た...す、すごい...お、美味しい...」

そして神姬の料理も来た

ステーキを口に入れる神姬

神姬「んふぅう!?」

俺「俺と同じ反応じゃねぇかよ」

神姬「嘘やん...溶けたで...」

俺「あぁ、ほんとに...本当に溶けた」

神姬「めっちゃ甘い」

俺「ほんとだ、めっちゃ甘い」

こんなに美味しい料理は初めてだ

今度大阪来た時このレストランに行こうかな

そして料理を完食して神姬とベラベラ話していた

俺「神姬ってさ、胸大きくなった?」

神姬「...バレた?」

俺「え、まじで?」

どうやら本当だったようだ

神姬「Gじゃないと思うんやけど前と比べると大きくなってるわ」

俺「な、なんでそんなに大きくなるの?佐奈はいつまで経ってもまな板だし」

神姬「うーん...なんか、えっちな気分の時に揉むと大きくなるって聞いたことがある」

俺「じゃあ、神姬は...」

神姬「遼のせいってことやな」

俺「ほう...って、俺が悪いのかよ!」


そしてレストランを出て部屋に戻る

時刻は19時だ

すると神姬が俺の隣に来る

神姬「お風呂...入らへん?」

俺「あぁ、そうだな」

俺と神姬は浴室に行き裸になり、風呂に入る

身体を一緒に洗って背中をこちょこちょしたりして遊んだ

そして湯船に浸かる

神姬「見て...電車」

俺「おぉ...!」

そのバスルームには、大阪の綺麗な夜景と、JR線を見渡せる窓がある。

神姬「どう?綺麗やろ?」

俺「うん...最高の眺めだ」

神姬「あ、あれ225の100番台や」

俺「19時15分発か...この時間だと...新快速の野洲行きかな?」

神姬「なんで分かったん?」

俺「確か大阪駅の新快速の発着時間は15分単位で区切られてて、米原方面が0.30分野洲、草津、湖西線経由が15.45分発で、新快速が発車した7分後に快速が発車するっていうダイヤになってたはず」

神姬「へぇ、決まってるんや」

景色を眺めながら神姬と湯船に浸かっていた

しかし...俺はどうしても神姬の胸に目が行ってしまう

神姬「遼...そんなに変わってる?」

俺「あぁ、かなりな」

神姬「うーん...困ったなぁ...」

てか待てよ

えっちな気分の時に揉むと大きくなってる理由って..

俺「てか、えっちな気分の時に揉むと大きくなるらしいって言ってたよな?」

神姬「うん」

俺「つまり...家でオナってるの?」

俺がそう聞くと神姬は少し怒る

神姬「ちゃ、ちゃうわいや!してへんわいや!」

俺「ほんとか〜?」

神姬「そ、そこまでしてへんよ...」

照れ始めた

あぁ...可愛い

俺「週何回?」

神姬「うーん...4...くらいかな...」

そう言えば若い年齢層って週3.4回が多いらしいね

まぁ、女性はオナニーすればする程綺麗になるらしいけど

神姬は十分綺麗だ

俺「ちなみにだけど...何で抜いてんの?」

神姬「え、えぇ!?特には無い...かな...したい時にするみたいなもんやし...」

俺「ふーん」

神姬「なんやねんその反応!って、そう言う遼はどうなん?」

俺「え、俺!?」

神姬「そ、そう...し...し...うぅ...し...」

俺「し?」

神姬が何か言おうとしている

しかし何をためらっているのか分からないが中々口が進まない。

恥ずかしいのか?

待てよ?

何を言おうとしてるのか分からないけどここで意地悪すると面白そうな反応見してくれそうだな...

よし、やるか

俺「しだけ言われても分かりませんわ」

...ブチィ!

神姬「...あぁ!?」

俺「え、えぇ!?」

神姬が怒り始めた

てか早くね!?

神姬「お前!分かって今の反応したやろ!」

俺「な、なんのこと...」

神姬「なんのことちゃうわい!大体ここまで来てなんで分からんの!?翔とか戎とかなら絶対分かることやで!?」

俺「翔と戎なら分かること...」

「し」から始まる下ネタ

翔なら...「そんなの潮噴きに決まってんだろ!凛ってどんな感じに噴いてくれんだろな!」

戎なら...「潮噴きだろ!佐奈は顔の雰囲気とは裏腹に激しくイキそうだな!」

俺「あー、なるほどね」

神姬「分かった!?やっと分かったか!?それが男の子の...す、することなんやろ?」

俺「ま、まぁ...男でも女でもするとは聞くけど...」

神姬「え、女もすんの!?」

俺「うん」

まてよ...遼多分ちゃう物思い浮かべてる気するな...

てか女の子がするって何ぞや?

それに男の子もするって言うてたな...

私が思い浮かべてんのは...「シコシコ」や!

女がシコシコてエラい事やぞそれ!

ど、どうにかしてそれを遼に言わな...

でも...なんでか分からんけどめっちゃ恥ずかしいなぁ...

わたし「それ...女がやったらエラい事やわ」

遼「え、そ、そうなの!?」

わたし「(待ってめっちゃめちゃ驚いてるやん!?)」

遼「おかしいなぁ...男女共に潮噴くって聞くけど...」

わたし「違ああああうう!!」

遼「え、違うの!?」

わたし「全く違う...いや、全くって訳じゃない!」

遼「え、えぇ?」

わたし「男が潮噴く、つまりそれは誰かにやってもらってるってことやろ?」

遼「うん、そうだな」

わたし「それを自分でする事をなんて言うよ?」

遼「自分でする事...オナニーじゃん」

そう...そうだけどさ...

わたし「違あああうう!!!違う!違う!いや、違うって訳じゃないけどわたしの求めてる答えとは違あああう!!」

遼「え!?違うの!?」

わたし「そっちやない!そっちやない!あってるけどそっちやない!」

遼「あ、マスターベーションか!」

わたし「違う...」

遼「あ、自慰!」

わたし「...」

遼「おーい、神姬〜ってえ!?」

俺は神姬に首を掴まれた

神姬「うおぉ...うおおお!!てめぇこんにゃろおおおお!!」

俺「ぬぐっ!?あぁっ!ちょ、死ぬじぬ...うぉっ!?」

物凄く強い力で俺の首を絞める

引きちぎれそうだ

神姬「ワレ絶対分かっとるやろ!なんでそこまで来て分からんねん!おかしいやろおおおお!!!!」

俺「ちょ、神姬!何が言いたいのか分からんけど痛い!痛いし苦しい!離せええ!!」

神姬「存分に苦しめぇ!このシコシコ野郎が...あ」

俺「え?シコシコ野郎?」

言うてもうた

ああーー!!!!どうしよう!言うてしもた言うてしもたあああ!!!

あぁ、やばい...めっちゃ恥ずかしい...恥ずかしいよぉ...

遼「あ!それが言いたかったのか!」

わたし「う、うぅ...」

遼「なら、さらっと言えばよかったのに」

こいつ...分かってへんな?

わたし「それが言えたら...」

遼「へ?」

わたし「ここまで苦労せずに済んだわいダボおおおお!!!!!!」

遼「ぎゃああああ!!!?」

べちいいいん!!!

わたしは遼にスーパーフルスイングのビンタを食らわした、いや、食らわしてしまった。















  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る