第18話 恋ノ駅

ピンポーンパンポーン!


ピンポーンパンポーン!


俺「ん...何回ドアの開け閉めするんだよ...」

俺のスマホで設定した223系のドアチャイムが鳴り響く

俺は自分を見る

昨日イった後すぐに寝たから片付けは何も終わってない

神姬が俺を抱いて寝ている

しかもブラ以外何も付けていない

俺は下半身何も着ていない

...今何時だ?

朝の6時30分だった

俺「おい彼女さんよ、起きろ」

神姬をぺちぺち叩く

神姬「ん...叩くのはひどいですよ彼氏さんよ...」

俺「ほらっ、起きろや。片付け」

神姬「眠たいですぅ...彼氏さん...」

俺「ぬっ...俺も...眠たくなってきた...彼女さん...」

神姬「おやすみなさいです...」

俺「おやすみなさ...」

俺は神姬の背中の上で寝ようとする...


タラリーン!!


俺神姬「ふぇあ!?」

俺「あ、そうだ...俺223のドアチャイムの次は京阪の接近メロディーって設定したな...」

神姬「おはよう...ございまあああああああーーーーーー...すっ」

俺「おっさんか」

神姬の長い長いあくびを終えて起き上がる

俺「シャワー浴びよ...」

神姬「一緒に浴びようぜ」

俺「俺の真似すんじゃねーよ」

2人でシャワーを浴びる

神姬「ふう...」

俺「あー、気持ちいいな」

すると神姬が突然こんなことを言い出す

神姬「もしさ...わたしと遼が結婚したらこうやって一緒にシャワー浴びる事が普通になるんかな?」

俺「え、えぇ!?」

俺はびっくりする

神姬と俺が結婚...まぁ、約束した事だが...

俺「お、お前なぁ...結婚はまだ早いだろ」

神姬「遼はさ...どこで結婚式開きたい?」

俺「うーん...開くとしたらだな〜」

結婚式なぁ...普通は結婚式場だけど...

俺はふと外を走っている大阪環状線103系を見る

あ、そう言えば、いつだったか忘れたけど大阪環状線の列車を貸し切って結婚式開いた例があったな

俺もそういう鉄道を貸し切って結婚式開きたいな

俺「列車を貸し切って結婚式とかいいかな」

神姬「ほう...例えば?」

俺「そりゃ、223系とかN700AとかH5系とか〜」

神姬「あ、H5系ええなぁ」

H5系と言うのは北海道新幹線開業と共に導入された新型車両でE5系新幹線とほぼ同じの新幹線車両である。

最高速度は320km/h

俺「まぁ、ちゃんと結婚出来る年齢になってから考えようぜ」

神姬「え...!?」

俺「ど、どした?」

神姬「い、いや...な、何も...(結婚...考えてくれてるんや...嬉しっ!)」

そして風呂場を出る

神姬は嬉しそうな顔をしている

何がどうしたのだ?

そして服を着て部屋の中を高速で片付ける

神姬の服は黒と白のチェク柄のミニスカに筆で赤文字で「直通特急」と書かれた白のTシャツを着ていた

やる気ねぇだろこいつ

神姬「さてと、朝ごはん行こ」

俺「あぁ、そうだな」

部屋を出てレストランに行く。

バイキングだ...うまそうだぁ...

神姬「わぁ...美味しそうなパンやねぇ」

俺「おぉ...たこ焼きぃ!」

ぱっぱと食べ物を取っていく

そしてオレンジジュースを入れて席に座る

そして食べる

神姬「んふぅ〜」

俺「最高だな」

神姬は物凄く嬉しい顔をしている

この上ない笑顔だ

パンが美味しすぎるからか

俺「(ちょっといたずらしてみよっと...)」

俺はストローを包んでる紙を上だけちぎって出た所を口に加えて神姬に向ける

神姬「んふぅ〜美味いぃいい...ん?遼?」

俺「ふぅん!」

神姬「えっ!?ちょ!?」

そのストローを神姬に向けて吹く

すると残っていた包み紙が吹き矢のように吹っ飛ぶ

俺は小学生の頃からストロー包み紙飛ばしの達人と呼ばれるほどのプロなのだ

その包み紙は吹き矢の矢のように最後のパンの切れ端を食べようとしていた神姬の口の中に入る

神姬「ふにゃっ!?ぺっ!」

神姬は紙を吐き出したがパンが落ちた

俺「はははっ!いい反応するじゃん」

神姬「......の...の」

俺「ん?神姬?どした?」

神姬が立ち上がって俺の席の前で机を叩く

周りの人がびっくりする


神姬「ワレわたしのパンどなえしてくれるんじゃダボぉおおおっ!!!!」


周りの人「. . .」


俺「. . .」


周りの空気が凍った

この1人の女子高生の怒鳴り声によって

すると後ろから警備員が来る

警備員「お、お客様?」

神姬「...え?え?あ、え?」

神姬は周りを見る

自分がした事にやっと気付いたようだ

神姬「あ、いやっ、あぁっ、その...す、すみませんっ!」

警備員「あぁ、何も無いなら大丈夫です〜」

神姬は周りにペコペコ頭を下げる

俺「あははは...(はぁ、後で殺される)」

その後レストランを出て部屋に入る

神姬が先に部屋に入った

絶対怒ってる...どっかの火山噴火するくらい怒ってるって...

俺が部屋に入ると神姬は俺に枕を投げ付ける

俺は唐突過ぎて倒れる

神姬「ようやってくれたなぁ...遼くぅん...」

やっぱり怒ってる...

俺「わ、悪かったって...」

神姬「わたしめっちゃ恥ずかしかったやんけやごるぁあああ!!!」

俺「ぎゃあああ!!!」

神姬が俺の上に乗ろうとする

しかし俺は顔をガードしていた手に何か柔らかい物が当たる

俺「ん!?な、何だこれ...柔らかい」

それをむにむに揉む

神姬「...」

それに乗ってくるはずの神姬が来ない

この感触...

俺は顔から手をのける

すると俺は乗ってくる寸前の神姬の胸を揉んでいた

神姬は予想外だったのか顔を赤くしている

神姬「反省...してへんやろ?」

俺「いやっ!い、今のはたまたまで...」

神姬「ええいうるせぇ!」

神姬は俺にもう1度乗ろうとする

しかし俺はまだ神姬の胸から手を離していない

むにっと強めに揉む

神姬「あっ...!」

ぴたっと動きが止まる

反 撃 開 始

俺「おいおいどうした?あれ?乗ってこないの?ねぇ、彼女さん?」

神姬「あん...んっ...はぁうっ、あぁ...」

立場が一転した

俺は立ち上がって神姬を壁に貼り付けて責めまくる

俺「どうした?あれれー?襲ってこないなぁ?」

両手で胸を揉む

感じてる神姬の顔ほんとに可愛い、可愛いよ神姬

神姬「あっ...や、やめっ...んっ...はぁあっ、あっ、んっ...」

口に指を置いて感じている

俺「やめて?やめろ?どっちか分かんないけど嫌がるなら俺の手を離そうとするはずだけどなぁ〜」

そして片手でスカートを捲ってアソコをパンツ越しに触る

黒に紫のラインが入ったパンツだ

神姬「んんっ!やぁっ...んあっ!うぅ...あぁっ!」

俺は知っている

神姬の「拒否」は「許可」という意味だと言う事を

俺「ほら、反撃して来いよ、彼女さんよ」

神姬「も、もう...ダメぇっ...反撃なんかぁ...あぁ...」

クチュクチュ濡れている

痴漢じゃんこれ

服の上から分かるくらい乳首が勃っている

それを服の上から舐めてアソコを強く擦る

神姬「んっ...くふっ!んはぁっ...イっ、イクっ...か、彼氏さんっ...イクゥっ...!んっ...」

神姬は脚をビクビクさせる

それにしてもイク時の顔は美しい

神姬「んあぁっ!!あぁっ!あっ...!」

神姬は脱力して俺の方に倒れる

俺は神姬の両腕を持って支える

神姬「もう...こ、このセクハラ野郎が...」

俺「なんだ?悪いか?」

神姬「う...ううん、悪くない...むしろ...好き」

俺「ふっ、可愛いやつだなお前は」

俺と神姬はクスッと笑い合う

時計を見ると8時を回っていた

俺と神姬の乗る特急の時刻は9時24分だ

俺「出るか」

神姬「行こか」

俺と神姬は荷物をまとめてホテルを出る

そして大阪駅に入り昼ご飯を買ってから乗り場に行く

神姬「ちなみに何号車の席?」

俺「自由席」

神姬「お、もしかすると前面展望行けるんちゃうか?」

俺「微妙だなぁ...」

スーパーはくと(HOT7000系)は先頭車に展望席があるのだ

しかも指定席ではなく珍しく自由席なのだ

よく取り合いがある...らしい。

※ちなみにHOT7000系のHOT=兵庫(H)岡山(O)鳥取(T)の略

俺「それにしても...並んでるの俺らだけっぽい?」

神姬「ほんまや、思ってた以上に居れへんな」

俺と神姬が居る乗り場は特急スーパーはくとの他に特急はまかぜ、こうのとりやサンダーバードの回送、三田、福知山方面に向かう丹波路快速、快速等が停車する

それらの列車を利用する人なのかは分からないがちらほら旅客は居る

でも、ゴールデンウィークということを考えると少なく感じる

まぁ、その方が俺と神姬からするとありがたいけど

ただスーパーはくとは京都から運行されている

そのため京都、新大阪で乗る人がどのくらい居るかで状況が変わる

そして運命のスーパーはくと3号が入線する

非貫通(流線型)だ!かっこいい!

ドアが開いた瞬間に乗り込む

先頭の席は...空いている!!!

俺神姬「っしゃあああ!!」

乗客は奇跡的に少なかった

そして荷物を置いてすぐに写真を撮る

神姬「うひょぉおおお!!かっちょええ!!」

俺「善子これ好きなんだよ」

神姬「おぉ〜委員長流石やな!」

車内に戻って席に座る

本当に眺めがいい席だ

そして9時24分

ドアが閉まる

俺神姬「点灯よし!出発進行!」

一緒に指差しして列車が発車する


一方、光は...

ん...眩しいなぁ...

時計を見ると9時だった

休みの日でこんな時間に起きたの久しぶりだな

とりあえずリビングに行く

するとテーブルの上に何か書かれた紙と3万円が置かれていた

「ゴールデンウィーク終わるまで社員旅行で家に帰らないので横にあるお金で過ごしてください 母、父より」

ええっ!?帰らなの!?

ふざけんなよ...ってか前からアタシに連絡しとけよ...

ま、でもこの3万はおいしいな

...それにしても

今日暇だな

ツーリングに行こうかな

でもガソリン無かったよなぁ...

どうしようか...


キィイ...グァン...!ヴィイイインーーーー!

物凄く力強い加速音だ

俺と神姬は靴を脱いで席の上に座る

神姬「おおぉ...ええ音や」

俺「電車並みだな」

そしてどんどん加速していく

神姬「おおー!速い速い!」

俺「120kmも出てんぞ」

ビュンビュン飛ばしまくる

俺「第ゼロ閉塞進行ー」

神姬「立花通過ぁ、中継進行ー」

俺神姬「出発進行ー」

俺「て、周りにも乗客居るんだぞ」

神姬「あ、忘れとったわ」

そう言って立花駅を通過すると130kmまで加速する

在来線最高速度だ


一方、澪は

ふぁあああ...

時計を見ると9時30分だ

...って、え!?

めっちゃ濡れてるやん!?

あ、そういや昨日イってからそのまま疲れたんか知らんけど寝たんやった...

はぁ...何してんねんウチ...

とりあえずシャワー浴びよ

...

そしてシャワーを浴び終えて下着を履いてリビングに行く

暇やなぁ...

何もすることあれへん

あ、忍海と委員長はなにしとんやろか

ちょっと電話かけてみよ...


列車は三ノ宮に停車する

するとかなりの人が乗ってきた

神姬「めっちゃ乗ってくるやん」

俺「こっから乗ってくるんだな...」

そして俺はまた気付く

神姬のふとももに手を添えていることに

まぁ、いいか。

すると若い学生のような人が4人乗ってきた

静かな車内が一気に賑やかになる

いや、寧ろうるさいくらいだ

あんまり近くに来て欲しくないな〜と思っていたが声の大きさは大きくなるにつれて近づいてくる

俺と神姬の後ろに座って来た

はぁ...ま、少ししたら寝始めるだろう

神姬を見るとすっげぇ嫌な顔をしている

...ちょっとイタズラしてみよ

神姬にふわっと太ももを指で撫でる

神姬「ひっ...!何してるんや〜彼氏さん?」

俺「どっからどう見てもいたずらですけど彼女さん?」

神姬「ちょっと怒らなアカン?彼氏さん」

俺「どうかお許しを彼女さん」

神姬「誰が許すかアホ」

ビンタされた

昨日もされたのに

俺「痛てぇ...痛いです彼女さん」

神姬「悪いのはどっちですか」

そう言って俺のほっぺを手でつまんでグイグイ横に引っ張る

小さい頃にお母さんにされてから無いな

神姬の手...あぁ...

俺「ひはひえふやへえうはあいはぁほぉおあん(痛いです止めてください彼女さん)」

神姬「なんて言ってるのかわかりません彼氏さん」

グイグイ引き伸ばしていく

引きちぎれそう

ならば俺だってやってやる!

俺も神姬のほっぺをグイグイ引っ張る

凄く面白い顔だ

俺が「はははっ!」と笑うと神姬は「ふぁひはふぉほほひんひゃああ!(何がおもいんじゃああ!)」と言って強くつまむ

俺もそれに連れて神姬のほっぺをグイグイ横に引っ張る

俺「ははへはほひょひゃん、ふぉふぁふふぉ!(離せ彼女さん、犯すぞ!)」

神姬「はんへひっへふはははひはへん!はへひはん(なんて言ってるか分かりません!彼氏さん)」

俺「へぇ?ほうひひほほへぇはぁいひはふ!はひひょひひゃふ!(え?もう1度お願いします!彼女さん!)」

神姬「はふへ!?(なんて!?)」

俺「ひぇ!?」

神姬「ふひゃあああ〜!!!」

神姬はほっぺを上下にぐにぐに引っ張る

もうちゃんと喋れねぇ

俺「ひゃあああ!!ひゃひひゅひゅんひぇひゅひゃああ!!(んあああ!!何するんですか彼女さん!)」

俺神姬「ひゃああ!!!」

神姬が強くつまむと俺も強くつまみ、神姬がぐにぐにすると俺もぐにぐにする

この繰り返しだ

とにかく痛い

離してくれよ

あ、そうか

俺が離せば離してくれる感じかな?

俺は神姬のほっぺを横に引っ張りながら離す

すると神姬も俺のほっぺから手を離して自分のほっぺに手を添える

かなり痛そうにしている

神姬「あうぅ...痛い...」

俺「先にやってきたのはそっちだろうが...」

すると「むぅ!」とほっぺを膨らまして怒る

神姬「こんにゃろおおお!!!」

俺「うわぁっ!!」

神姬は俺の首を後ろから腕で絞める

俺の後頭部に神姬の胸が当たっている

多分本人は気付いている...わざとそうしているんだろうな...多分

俺「うぉっ!ちょ、離せ...してください彼女さん!」

神姬「今命令したやろぉおお!!」

俺「うぎゃああ!!!」

俺と神姬がじゃれあっていると列車は三ノ宮を発車した

俺「ちょ...は、発車した...彼女...さん」

神姬「...あら、ほんまや」

やっと俺の首から神姬の腕が解けた

俺は咳き込みまくる

俺「たかが指でふさふさしただけで...ひどいですよ彼女さん」

神姬「やり過ぎです彼氏さん」

俺「いじめてほしいって言ったのは彼女さんの方でしょ」

神姬「...い、言ってませんよそんな」

俺「嘘は良くないです」

神姬「むぅ...すみません彼氏さん」

少し神姬はいじける

この仕草1つ1つが可愛い

俺「可愛いから許しましょう」

神姬「止めてください萌え死にします」

それにしても車内って結構暇だな

俺は何しようか考えていた

さっきは筆でいたずらしてた...あ、そうだ

俺「ねぇ、彼女さん」

神姬「何でしょうか、彼氏さん」

俺「ふさふさにどこまで耐えれるか対戦しませんか?」

すると神姬はえ!?と驚く

神姬「ここ特急の中やで!?」

俺「バレなきゃ大丈夫」

神姬「うぅ...まぁ、やろか」

先攻後攻を決めるジャンケンをして神姬が先攻になった

ルールはふさふさされてる人が声を出した時点で負け

その耐えれる時間を競う

負けた人は今日の鳥取の宿代全て奢ると言うルールだ

神姬「行くでー」

俺「はいよ」

スタート!

スマホのストップウォッチをスタートする

神姬「ほれっ」

神姬は顔を重点的にふさふさする

くそっ、顔は弱いんだよ...

俺は出そうになる声を殺す勢いで我慢する

すると神姬は俺の耳に「フゥー」と息をかける


※ちなみにこのゲームでは何をしても基本OK


ブルッと身体を震わす俺

危ない危ない

声が出そうになった

すると神姬は甘い声で「遼...声出してよ...怒っちゃうぞ?」と言い放ちやがった

んほぉ...可愛い...

神姬が俺の彼女で本当に幸せだ

って、危ない危ない

また出そうになった

すると神姬はもっとハードな事をしてくる

腕をふさふさしながら首を舐めたり指をさすったり耳たぶをはむはむしてきたりした

しかし俺は頑張って声を出さないよう我慢する

列車は垂水駅を鮮やかに通過する

神姬は色々と攻めてくる

そしてとうとう俺のシンボルに手を出し始めた

手でぐにっと掴んで鼻を筆でふさふさしてくる

やばい、声が出そう

この野郎...攻め方が全てエロいんだよ!

俺「はっ...あ」

神姬「はい、アウトー」

俺「ちっ、記録は?」

記録は13分1秒だ

それと同時に列車は明石駅に着く

神姬「んじゃ、次はわたしの番か」

俺「行くぞ」

神姬「ええよー」

スタート!

うわぁ...どこふさふさしてくるんやろ...

わたしはドキドキしていた

予測不可能だからだ

遼は太ももに筆を付けてすっとスカートの中に入っていく

あぁ...もう声出そう...

相手が遼ってだけで声出そうやのにぃ!

そして遼はアソコをツンっと突っつく

ビクッと身体を震わせた

危な

声出かけた

それに発情しかけたし...

すると遼はわたしの服の上から胸を鷲掴みにする

な、何しよんの!?

ま、まぁ...バレんかったらええけど...

いや待てや!

まさか...乳首ふさふさすんの!?

ちょっと勃ってたのバレてたか...

やめて...声出てまう...

わたしの予想通り、乳首に筆が来る

んっ...やばいっ...いや、まだ行けるっ、まだ耐えれる

しかし遼は責める

わたしの弱い弱い耳も舐めて来たのだ

いつもより激しく

待って!耳はあかんって!

ん...んっ...んん...もうダメぇ...出ちゃう...んっ...

わたし「んぁっ」

遼「っしゃぁ!」

記録は...5分56秒

嘘やん...負けた...

わたし「えぇ...全額?」

遼「当たり前です、決めた事です」

ちょっと...ねだってみよ

わたし「そこをどうにか半分にしてくれないでしょうか彼氏さん」

遼「ダメです」

わたし「め、命令なんでも聞きますからぁ」

遼「うーん...仕方ないですねぇ」

あぁ〜遼の困ってる顔いいねぇ

わたし「え!?いいんですか!?」

遼「分かりました、半額にしましょう」

それを聞いた瞬間俺の肩を揺らしながらお礼を言う

脳震盪で死ぬからやめてくれ

わたし「やったぁ!ありがとうございます彼氏さん!大好きです!」

遼「僕もです彼女さん」

そして列車は土山駅手前だ

この土山駅は線形が非常にいいため新快速、特急列車等が130km/hで通過する駅として有名なのだ

俺「すげぇ、こんな速く通過するのか...」

神姬「...」

俺「あれ?神姬?」

神姬「zz...」

神姬が俺の膝を枕に使って寝ている

俺「ふっ、自由なやつだな」

なんとなく頭を撫でる

寝顔も本当に可愛い

なんだか守りたくなるこの顔

神姬は俺にとって命...いや、人生よりも大切な存在だ

俺のためだけに三重に来てくれたなんて...

何度思い返しても泣けそうだ

神姬は俺に教えてくれた

「この世は+と-で成り立っている」と

神姬の昔の「-」を俺がこうやって一緒に居てあげることで「+」にしなきゃダメだ

神姬自身幸せそうだが...

俺はもっと幸せになってもいいと思う

この先、喧嘩や行き違いで俺と神姬の関係は切れそうになるかもしれない

でもそれを乗り越える度に絆は深まって行くと思う

神姬、お前は1人じゃない

お前は俺達が守る

ちょっとぎこちないけど...

もう2度と1人なんかにさせない

悲しい思いなんかにさせない

だから神姬

俺を信じてくれ...

ってこのシーンめっちゃ真面目になったな...


その頃光は

アタシ「なんだお前も暇なのか」

澪「うん...何もすることあれへんし。善子はまだ電話かけてへんから何してるかは分からん」

アタシ「うーん...とりあえず善子の家に突撃訪問するか」

澪「おぉ!ええやんそれ!」

アタシ「アタシがそっちに行こうか?」

澪「あぁ、忍海がええんやったら来て〜」

アタシ「了解、じゃあ駅前でな」


列車は加古川駅を通過した

神姬はぐっすり寝ている

神姬の頭を撫でながら色々と考え事をする俺

そう言えばあの時見た2回の変な夢は何だったんだろう

確か1つは...あれ?

ん?2つの夢?

どんな夢だっけ

なんか...あれ?思い出せなくなったぞ?

おかしいな...さっきまで頭にあったのに

まぁ、今度すゑ子おばあちゃんに聞いてみるか。

俺はトイレに行きたくなったのでゆっくり神姬を下ろした

俺はトイレに向かう

すると若者達が俺の方を見る

「え?」という声も聞こえた

そしてトイレを済まして神姬の居る席に戻る

「テレビ出てた?」「いや、無いやろー」

なんか色々言い合っている

俺は無視して席に戻ると神姬が起きていた

神姬「今どこ...?」

俺「曽根通過したところ」

神姬「曽根か...」

俺「て言うか寝すぎです」

神姬「眠いからいいじゃないですかぁ」

俺「まぁ、寝顔可愛かったから許します」

神姬「や...や、止めてくださいわたし死んじゃいます」

神姬は本当に死にそうなくらい照れている

本当の事なのに

そして列車は姫路に着く

すると後ろの若者軍団が記念動画を撮り始めた

余計にガヤガヤうるさくなった

迷惑だ

神姬はもっと不機嫌か顔をする

でも可愛い、それが神姬

そして神姬がお茶を飲んでいた時だった

後ろの若者が今から行く鳥取県の事を話していた

男「えっとー、鳥取はー...なぁ、鳥取って何県?」

女「え、鳥取って兵庫県ちゃうの?」

男2「何言うてんねん!鳥取は1つの県じゃ!」

男女「え、そーなん!?」

神姬「ぶぅうううっーー!!!」

それを聞いた瞬間神姬はお茶を俺に吹いた

かなり鮮やかに吹いた

俺はすんげぇ濡れた

まぁ...確かに鳥取は鳥取県だが...それでこんなに笑うってちょっと変だけど失礼にも程があるだろ...

俺「貴様...」

神姬「グホッグホッ、ゴホッへん、なゲホッさい、グホッグホッ(ごめんなさい)」

男「あ、あのー」

俺「何してんだよ...って、はい!?」

なんとその男女がこっちに来た

ますい...

男「だ、大丈夫ですか?」

俺「あぁ、だ、大丈夫ですよ。わ、わざわざありがとうございます」

女「まだ咳き込んでますけど...」

神姬は未だに咳き込みまくっている

俺からすると笑いを我慢してるのに必死なのも丸分かりだが

俺「え!?あ、も、もうすぐに直りますよ」

女「ならいいですけど...」

俺「ありがとうございます...」

なんとかその場を切り抜けた

神姬は未だに笑っている

そして列車は姫路を発車した

俺「笑い過ぎ」

神姬「いや、だってさ...フハハハ!!!」

大きな声で笑う

素早く口を塞ぐ

よし、なんとか若者軍団には聞こえていない

神姬「な、何すんの!?」

俺「シッ!聞こえたらまずいだろっ!」

神姬「そんなん、鳥取県知らん奴聞いた事無いやろ?」

俺「確かに俺も初耳だ」

神姬「せやから笑てもうたの」

俺「笑い過ぎ」

神姬「そんなん言われても...ふふっ」

まぁ、確かに鳥取県の存在を知らなかった奴は初めてだ

バカ2人でも分かる事なのに

バカ2人よりもバカって事か...(言い方物凄く悪いが)

やべ、笑えて来た

俺「ふふっ...」

神姬「な?笑い我慢出来んやろ?」

俺「おう...クククっ...」

俺と神姬は2人でククッと笑い合う

なんとかバレてなさそうだ

俺「て言うか、服どうしてくれるんですか」

神姬「あ...もう、拭くやんか!...ふくだけに」

俺「...」

俺は神姬の頭の上にペットボトルのお茶をかけようとする

おもくそ列車の空転のように滑ったからだ

神姬「分かった、分かったからそれを下ろしてください」

神姬にタオルで服を拭いてもらう

列車は相生を通過する

神姬「どない?」

俺「いい感じ、もういいよ」

神姬「はいよ」

後は乾くのを待つだけだ

神姬「てかわたしの服も濡れてんねん」

俺「あ...ほ、ほんとだ」

ちょっと待て

透けている

黒に紫のラインが入ったブラが透けている

俺「おい...透けてるぞ」

神姬「え?あら...ほんまや」

神姬はやっと気付いた

てか本人が全く気付かないっておかしいだろ!?

襲われんぞ...俺に

まぁ、本人が気付いたから襲えないけど


一方光は...

アタシ「よっ、待たせたな」

澪「よっ...ってすごい服装やな」

アタシと澪は善子の家に突撃訪問する事にした

宇治山田駅前で待ち合わせていた

時刻は10時30分

ってか、澪はなぜかアタシの服装を見て驚く

普通にドクロのネックレスを付けて黒のカッターシャツに黒のコートを着て真っ白のミニスカートを履いてるだけなのに

てか昨日もこんな感じの服装だったはずだけどな...

アタシ「昨日もこんな感じっただろ...てかそう言うお前も中々だぞ」

澪「え、嘘やん!」

澪は黒の帽子に十字架のネックレス、真っ黒のジャケット、真っ黒のTシャツ、そして真っ白のダメージジーンズを履いている

アタシ「まぁ、かっこいいと思うぞ」

澪「ホンマ!?ありがとう!忍海もかっちょええで!」

アタシ「お、おう(なんか褒められた...)」

澪「んで、善子ん家行くん?」

アタシ「あぁ、そうだ」

澪「で...なんで着替え必要なん?」

そう

実は澪に着替えを持っていくようにと伝えた

アタシ「なぜかって?泊まり込みの女子会開くからさ」

澪「それ絶対善子怒るやん」

アタシ「そのために、イオンに買出しに行くぞ」

澪「はいよ」

澪とイオンまで歩いて行く

澪「善子って今家居るん?」

アタシ「さぁ、分からんが居そうな気がする」

澪「え!?連絡取ってへんの!?」

アタシ「澪、よく考えろよ?善子の休日ってどう言うのが想像出来る?」

澪「善子の趣味...」

なんやろ?皆に敬語使ってるから多分アウトドア派では無いはず

ウチ「オタク...っぽい感じかな」

忍海「そう、多分家でアニメ見ながら何回も何回もオナってるだろうな」

ウチ「なるほどな...つまり家におるって事やな?」

忍海「メガネっ子で控え目で皆に敬語ってるってことはほぼ確実にそれだろ」

なんやろ

忍海ってなんかかかっこええな

何ていうか男っぽいって言うか

女の中でもイケメンって感じ

羨ましいわぁ

澪「なんで忍海ってそんなかっこええん?」

アタシ「へ!?か、かっこいい!?」

澪はうんうんと言う

そんな事初めて言われた

アタシ「そ、そうか...初めて言われたな...」

澪「えぇっ、そんなかっこええのに?」

なんだこいつ

アタシに憧れてんのか?

アタシ「ど、どこがかっこいいんだよ」

澪「まず見た目やな」

アタシ「え、既にそこからかっこいいオーラ出てんのアタシ!?」

澪「まず女の子とは思えん程クールな感じ。男っぽい」

男っぽい...それは何回かあるけど...

アタシ「な、なるほど。後は?」

澪「そりゃ性格やわ。男勝りな性格で喋り方もめっちゃイケメン」

アタシ「そ、そうなのか...(喋り方イケメンってどういう事だよ...)」

澪「羨ましいわぁ、憧れやわぁ」

憧れてたのかよ!

と言っても無意識なんだけどなぁ...

そ、そんなにかっこいいとか言われたら意識しちゃいそうだな...


神姬「あー、まぁまぁ濡れたな」

俺「ちっ、気付いてなかったら襲えたのに」

神姬「ここ特急の中やで?」

俺「分かってます」

神姬は胸の上にタオルを置く

透けるのを隠すためなのか?

この構図もエロいな

あぁ、襲いてぇ

俺「すげぇ、落ちないんだ」

神姬「遼が揉むから大きくなったんやで?」

俺「わ、悪かったな」

そして上郡駅に着く

ここから第三セクターである智頭急行線に入る

すぐに列車は上郡を発車する

おぉ...凄い景色だ

紀勢本線と違って物凄くいい

凄いジョイント音を鳴らしまくって岡山、兵庫の山々を疾走する

速い

速すぎる

神姬「ええ風景やなぁ」

俺「晴れてて良かった」

神姬は前の風景を見ながら俺に持たれて腕を掴みながらくっ付いている

もちろん胸も当たっている

幸せだ

心底幸せだと思う

ただ...めっちゃ暇だ

気が付けばしりとりして遊んでいた

俺「しりとり」

神姬「りんご」

俺「ゴッホ...」

ずっとずっと続いていく

気が付けば佐用駅に着く

俺「屋久島!」

神姬「マントヒヒ!」

俺「暇!」

神姬「枕!」

俺「ラマ!」

神姬「えぇっと...マジック!」

俺「熊!」

神姬「ま、マックス!」

俺「須磨!」

神姬「えっと...マサオ!」

俺「渡島おしま!」

神姬「また!?...舞子!」

俺「駒ぁ!」

神姬「ま、まぁ!?...万札!」

俺「つーまっ!」

神姬「んぬぬぬ...末期色!」

俺「ローマぁああ!」

神姬「くっ...ま、摩耶...」

俺「ならばっ、山ぁあ!」

気が付けば俺と神姬は指を差しながら言い合う

なんの対決してんだよ

神姬「な、なんだとぉっ...ならばっ増毛!」

俺「ほほう...ならば研磨ああ!!!!」

神姬「な、なんという強さだ...ならば...マンガ!」

俺「フフフッ...窯!」

神姬「くぅ...ならばまがたま!」

俺「なぬっ!?反撃してきやがった...うーむ...」

神姬「おっと?さっきまでの流れがとま」

俺「フフフ...フハハハ!!!まだ終わっていない...」

神姬「な、なんだとぉっ!?」

俺「ま、い、は...まぁああああー!!!」

神姬「ぐはぁっ...くっ...な、ならばぁっ...巻貝!」

俺「ハハハ...ならば私からの攻撃だァ...」

ってかさっきからドラクエみたいな感じだな

懐かし

神姬「な、なに!?まだあるのか!?」

俺「伊勢...」

神姬「あっ...!?」

俺「志摩ああああー!!!」

神姬「ぐはぁああー...って、しりとりは最後「ん」で終わった方が負けやねんぞ!」

俺「分かっとるわ」

列車は佐用を発車した

次の大原駅で降りる

後ろの若者達は寝ている

時刻は11時少し回ったところだ


一方、光と澪はイオンで早目の昼食を取っていた

澪はスガキヤのラーメンをめちゃくちゃ美味しく食べている

もちろんアタシもだ

あぁ、スガキヤは美味しいな

アタシはそれ以前に少し驚いてる

何故か澪が暗くない

昨日の事もあるかと思って暗くなってるだろうと思い込んでいたがそんな感じはしない

アタシ「それにしても...昨日は大変だったな」

澪「うん...まぁ、忍海らに助けてもらえたから何とかなったけど」

アタシ「ふっ、それは何よりだ。まぁ、また何かあればいつでも言ってこいよ?アタシ達に出来ることなら何でもするからさ」

澪「え...あ、ありがとう」

ふっ、いい笑顔だな

そういえば善子って今家に居るんだよな?

一応、善子に連絡してみるか

LINE電話を善子に掛ける

澪「出るんかいな」

アタシ「出なかったらただじゃおかねぇからな...」

プルルルル...ん...?

出た

アタシ「よっ、アタシだ」

澪「よっ」

善子「あぁ、忍海さんと澪さんですか。どうしました?」

アタシ「今暇か?」

善子「え?い、今!?えっと...」

アタシ「暇だな、よし」

善子「ちょ、ちょっと待ってくださいよ!」

アタシ「なんだよ、どーせ家でアニメ見ながらオナってんだろ?」

善子「ま、まだオナってませんよ!」

すると澪が小さい声でアタシに話す

澪「(スピーカーで流れてるって嘘ついたれ!バリおもろい反応するから!)」

アタシ「(おう!)...ちなみにお前との通話全部大音量スピーカーで流れてんぞ」

アタシは澪の言う通りに嘘をついてみた

確かに善子なら面白そうな反応しそうだ

善子「え、えぇ!?ちょ、何してるんですか!?い、今のは違いますよ!?嘘ですよ!?」

めっちゃ嘘つくやん...

本当に可愛い奴だ

アタシ「馬鹿か嘘に決まってんだろ」

善子「へ...もう!また澪さんの仕業ですか!?」

澪「へへっ、委員長嘘ついたらおもろい反応するからさ」

善子「いい加減にして下さいよ!まぁ...今日は暇ですよ」

光「ほほう...分かった」

善子「ち、ちょっと!何するんですか!?教えて下さいよ!」

光「じゃ、後で行くから」

善子「ちょっと!まっt」

プルルン

善子「もう!何なんですかぁ!あの2人ぃ!ていうか家で何するんですか!?」

アタシ「よし、今日行けるな」

澪「せやね」


そして列車は大原に着く

はくとから降りて普通列車を待つ

...田舎だな

確かこの大原駅って岡山県だっけか

周りは山だ、山だらけ

車両基地があるだけだ

でも晴れてて綺麗だ

まぁ、紀勢本線の沿線で既にこういう景色には見慣れたが

11時36分の列車までベンチで待つ

神姬は少し寒いからか黒のパーカーを着る

俺はおやつとして持ってきていたDARSのホワイトチョコを神姬に差し出す

心スポに行った時のお返しだ

神姬「覚えてたのか」

俺「俺の真似すんじゃねーよ」

とにかく...暇

神姬「なんか、暇やな」

俺「退屈ぅ...」

神姬「しりとり」

なぜかまたしりとりが始まった

まぁ、暇だからやるか

俺「リス」

...それから15分後

神姬「寿司」

俺「新快速」

神姬「串」

俺「雫」

神姬「くじ」

俺「軸」

神姬「くも膜下出血死」

俺「しのぐ」

神姬「軍師」

俺「四苦八苦」

神姬「雲」

俺「お、諦めたのか。盲目」

神姬「う、うっさい!組長」

俺「牛」

神姬「しまう」

俺「宇治」

神姬「自由!」

俺「うなじ!...あ、来た」

列車が来た

俺と神姬はその列車に乗って「ハート絵馬」を買ってしりとりの続きをする

気付いてると思うが、今神姬は「う」攻め

俺は「し(じ)」攻めをしている

神姬「神宮!」

俺「写し」

神姬「新快そく...あ、あぶn」

俺「ちょっと待ってください」

神姬「ん、ん?」

俺「2回同じ事を言うのはアウトですよ彼女さん」

神姬「え、えぇ〜?な、なんのことでしょうか彼氏さ〜ん」

俺「...」

俺は悪者の顔をしながら手を開いて閉じる

犯すぞの合図だ

神姬はそれを見て恐ろしい顔をして俺に謝った

なんて可愛い奴なんだ、全く


そしてやっとトンネルを抜けて恋山形駅に着く

列車から降りて駅を見る


...なんだこの駅ぃ!?


スマホで見た時も何だこの色って思ったが生で見るともっと凄い

とにかくピンク、本当にピンク

光のパンツみたいに...いや、何も無い

神姬「やっと着いたぁ」

俺「あれ?俺と神姬だけ?もっと居ると思ってたんだけどな」

確かこの駅は1日平均利用者数約3人とまぁ、田舎では当然だが少ない

しかし日本に4つしかない駅「恋」の文字が入る駅を持つ鉄道会社が集まって恋駅プロジェクトを立ちあげる

そのプロジェクトの最初の取り組みとして駅をピンクにリニューアルしたのだ

ミラーも手すりも壁もゴミ箱も、駅名標はハートの形をしている

それで恋が叶う駅として有名になった

そのため休日等はこの駅で恋を叶えるため、デート等を目的に県外からの旅客が来るらしい

しかし今日はゴールデンウィークと言うのにも関わらず俺と神姬しかいない

と言ってもまだ12時前だから後々来るんだろうな

とりあえず駅の外に出てハートマークの所に行く

そこで写真を撮ると2人の間にハートがあるように写るのだ

しかも親切にシャッター台が前にあるため誰かに撮ってもらわなくてもいいのだ

流石、手を入れるねぇ智頭急行

俺と神姬のスマホをそれぞれ置いて写真を撮る

いい感じに撮れた

ん?

さっきから神姬が顔を赤くしている

どうした?

身体が火照ってきたのか?

んな訳ないか

俺「めちゃ顔赤いぞ」

神姬「え、そんな赤い...?」

神姬がほっぺに手を添える

照れてるのか?

俺「かなり赤いけど」

神姬「で、デートって初めてやから、さ...なんか、照れてるって言うか...」

さっきまでの神姬はどこに行ったのか

まぁ、それはそれで可愛いが

ってか俺も初彼女と初デートで初恋愛スポットだ

なんかいい事ありそうだ

俺「まぁ、今は俺と神姬2人しか居ないからさ、めいいっぱい楽しもうぜ」

神姬「う...うん」

めっちゃ照れてる

そこまで照れる必要は無いと思うんだけどなぁ

とりあえず駅に戻ってベンチで昼ご飯を食べる

神姬がペットボトルのコーラを手に持つ

...よし

俺は神姬にイタズラを仕掛けた

と言うのも、神姬の飲むコーラは大原駅の自販機で買ったもので、まだ開けていない

俺は神姬が寝てる間にバレないように振りまくったのだ

つまりそれを開けた瞬間凄いことになるのだ

神姬はそれを知らずにフタを勢いよく開ける

プシュウウウー!!!

コーラは鮮やかに神姬にぶっかかる

「うわぁあ!?」

神姬は驚く

さっきの俺みたいに顔、服、スカートがびちゃびちゃに濡れる

俺は笑いを我慢出来ずに吹き出す

我慢できるわけが無いだろ

すると神姬がわなわな震え出す

俺「フハハハ!!!成功した!!」

神姬「おーのーれぇええ...」

俺「ハハハ!!...へ?」

神姬「許さんぞおおお!!!」

俺「ぎゃああ!!!」

俺は神姬から暴行(酷い言い方をすると)を受けた

...5分後

俺「うぅ...痛てぇ、ひどい」

神姬「最初からひどいことをしてたのはどこのどいつじゃ」

俺「むむ...反省します彼女さん」

神姬「てか、それ以前に拭けや彼氏さん!」

俺「あぁ、はいよ」

俺は神姬の濡れた所を拭く

思ってた以上に濡れていた

...またブラが透けている

こりゃ拭くの大変だぞ

こうして色々と詰まった、いや詰まりすぎた昼食を終えた


一方、光と澪は

昼食を食べ終えて伊勢市駅に着く

アタシ「ちょっと肉買いすぎたか」

澪「いや、ええぐらいちゃう?寧ろもっと欲しいくらいやわ」

アタシ「お前どんだけ大食いなんだよ...」

澪「え?これで大食いなん?」

アタシ「アタシはこう見えてそこまで食べないのさ」

澪「ふーん」

アタシ「なんだよそのどうでもいいって感じの反応」

澪「あら、バレた?」

アタシ「ぶっ殺すぞ」

すると快速みえが来る

それに乗って多気まで行く

ローカル線って走行中、たまに上下バウンドするように揺れる

線路の繋ぎ目のところが地味に沈んでるのだ

アタシ「...」

澪「じー」

なぜか澪がアタシの胸をじっと見ている

アタシ「何見てんだよ」

澪「いやぁ、揺れ半端ないなーって思ってた」

アタシ「...!?」

え!?そ、そんなに揺れてたのか!?

うぅ...は、恥ずかしいな...

アタシ「いちいち見んなよ...」

澪「てか忍海って胸大っきいな」

アタシ「...そ、それをこんな所で言うんじゃねーよ」

そして列車は多気に着く

普通列車のホームに行き来るまで待つ

澪「どなえしたらそんな胸大きなんの?」

アタシ「は、は!?し、知らねぇよそんなの...」

澪はまだその話を続ける

澪「なんかエッチな気分の時に揉んだら大きなるって聞いたけど...忍海ってそんな奴なん?」

アタシ「何勝手に決めつけてんだよ!」

澪「ウチも欲しいわ〜」

アタシ「アタシは逆に困ってんだよ...てか澪でどのくらいなんだ?」

澪「E寄りのD」

アタシ「充分じゃないか。ま、アタシはEだがな」

澪「え!?う、嘘やろ...負けた...トホホ...」

アタシ「そ、そんな落ち込むことは無いだろ...」

異様に落ち込む澪を慰めていると列車が来た

多気から善子の住んでいる二木島駅までは約2時間30分掛かる

なんとか2人とも席に座ることが出来た

割と乗客は少ない

澪「うっ...忍海に...負けた...うぅ...」

アタシ「いつまで泣いてんだよ...(てかアタシに負けるのがそんなに嫌ってどういう事だよ!)」

Dって事は善子と同じか

まぁ、言っちゃ悪いが...まな板の佐奈からするとお前とアタシと善子は羨ましい存在だと思うぞ、多分

すると澪が顔を上げる

澪「待てよ...忍海の胸に勝つには忍海のおっぱい吸ってしぼめさしたらええんや...がおおお」

がしっ!

アタシを襲おうとしている澪の手首をしっかり掴む

澪「ちょ、離せや!このおっぱいお化けが!」

アタシ「お、お化けってほどでもねぇだうがよ!」

澪「ええい!お化けは退治したるぅ!」

アタシ「ていうか!今おっぱい吸って乳でたら病気か異常なんだぞ!?」

澪「知っとるわい!どんな方法を使ってでもお前の胸しぼめたるぅ!」

アタシ「知ってんのかよ!...ってかそれ知ってたらこんなことする必要ねえだろ!」

澪「じゃあ...言い方変えたる、ウチが忍海の身体検査したるわ!」

アタシ「余計なお世話だよっ!...ま、その前にアタシの手を振り払ってみろよなっ」

アタシはかなり強めに澪の手首を掴んでいる

澪「あぁっ!喧嘩しとったからか知らんけどめっちゃ力強いやんけやダボッ!こうなったら...底力見せたるわい!」

アタシ「えぇっ!?」

澪「はぁああっ!」

澪の手がどんどんアタシの胸に近づいてくる

なぜだ!?

アタシより力が上って事か!?

アタシ「や、やめろよおい!うおぉっ...くそっ...」

澪「まだまだぁああ!!昔空手やってた底力見せたるわい!!」

アタシ「なにぃっ!?」

コイツ空手やってたのか!?

な、なんということだ...

ま、まずいっ、このままだと...アタシのおっぱいに魔の手が...

さわっ

あっ...

澪の指がアタシの乳首に触れた

まずい...力が...

澪「後少しぃいい!!」

さわっさわっ

ん...っ、だ、ダメ...

やめろ...アタシの...アタシのおっぱいから離れろっ...いやぁっ...

がしっ!

あぁん!

捕獲された

澪「へへへ...やっとやぁ...」

澪はあたしのおっぱいを揉みまくる

アタシ「や、やめろよ...っ!人来たらどうすんだよ!」

澪「大丈夫やろ、多分」

アタシ「てか、お、お前痴漢嫌じゃなかったのかよ!」

澪「「される」のは嫌やで?せやけど「する」のは嫌ちゃうで?」

アタシ「こいつ...」

んっ...遼に揉まれた時からか知らないけど感じやすくなってるっ...!

こいつ根っからのドSだな...って、待て!

澪はアタシのカッターシャツのボタンを外して行く

アタシは急いで澪の手を止める

ウチ「ほれ...ほれ...ちょ、なんで止めるねん!」

忍海「当たりめぇだろ!」

ウチ「吸えへんやんけや!ダボ!」

忍海「ダボなのはどっちだよ!」

あれ?忍海脱力してるやん

手に全く力感じひんぞ?

顔もそんな感じやし

よし、やるか

ウチは忍海の手を振り払ってカッターシャツを全開にする

青に黒の模様が入ったブラを付けている

忍海「くそっ...」

ウチ「うわぁ...エロい」

忍海は恥ずかしそうな顔をして横を向く

ホンマにええ身体と胸してるわ

忍海「ジロジロ見んじゃねーよ...」

ウチ「んならぱっぱと終わらしたるわ」

ウチはそう言って忍海の片方のブラをずらして乳首を丸出しにする

それを口でパクッとする

そして「行くで」と言って...吸う

忍海「んっ...!んん!」

うーん...何も出ないな

まぁ、忍海の身体は正常って事やな

でもまぁ...もうちょっとこうさせてもらお

吸うと同時に舌で舐めたり甘噛みしたりする

ビクッと身体を震わす

感じまくっている

口に手を伏せて声を押し殺している

忍海「んっ...くっ...はぁ...あぁっ!おい...もうっ...いいだろ...」

もちろんこんな所でやめるわけがない

ウチはそのままスカートの中に手を入れる

するとウチの腕を掴む忍海

もちろん力はほぼ感じない

アソコをパンツ越しにつんつんする

忍海「あん...やめろっ...ダメぇ...」

グチョグチョやん

しかもめっちゃ感じてるやん

このままイかせたろ

おっぱいを吸いながらパンツ越しに指をグリグリ押し込む

忍海「やめて...あっ!んはぁっ...あぁ!も、もう...イクぅっ...!」

ビクビク身体を震わせる

おぉ、いい感じ

てかもうイクんかいな

トドメとして乳首とアソコを強く弄った

「んんぁああっ...あっ...!!!」


俺と神姬「(ん?今...光(忍海ちゃん)の悲鳴が聞こえたような...まぁ、いっか)」

しかし上郡方面から見える景色は絶景だ

あ、そう言えばしなきゃいけない事があったんだ

さっき買った「ハート型の絵馬」だ

この絵馬に願い事を書いてその絵馬をハートのモニュメントにはめる事が出来るのだ

俺は願い事を書いて絵馬をモニュメントにはめる

すると神姬がその絵馬に書かれた願い事を見る

神姬「えーっとなになに...将来俺と俺の人生よりも大切な人と結婚できますよう...」

俺「シンプルでいいだろ?」

神姬はずっとその絵馬に触れながら見ている

ん?口をガクガク震わせてる...?

俺「ど、どした?」

俺がそう聞くと神姬は俺に抱き着く

割と強く抱き着く

泣いている

子供のように泣いている

嬉し泣きか

そんなに嬉しかったのか...良かった

俺は神姬の頭を撫でる

まるで泣いている子供をあやす様に

俺は神姬に喋り掛けようとしたが止めた

よく分からないが、なぜかその方が良いように思えた

神姬は口で喋るよりこうやって俺に「嬉しい」という感情を伝えてるんだな

するとそこにチャイムが鳴る

「まもなく、下り列車が高速で通過します」

智頭急行線で数少ない踏切が鳴り出す

少ししてから列車が来る音と共に警笛が鳴り響く

すると本当に高速でスーパーはくとが通過した

俺と神姬の心を突き抜けるように疾走する

その時のはくとはいつもよりかっこよく見えた

常にかっこいいが

...

神姬は俺に抱きついたまま約10分が過ぎた

すっかり泣き止んで俺から離れる

俺「...可愛い顔してるなぁ」

神姬「や、やめてよ...照れるやんか...」

俺「波田須の照れ屋さんっ」

神姬「むぅ〜!うっさい!」

ほっぺを膨らまして俺を見る

天使かお前は

その膨らんでるほっぺを両方指でプニっと押す

神姬「って何子供扱いしとんねん!」

俺「可愛いもん」

神姬「だ、だから...」

俺「子供みたいに」

神姬「照れるや...って最後のそれいらんやろー!」

神姬が俺をくすぐる

やめろ、ここ田舎で山ばっかだから声響くんだぞ

すると駅の入口の前に車が止まる

おぉ、やっと来客か...と思っていた

ん?どっかで見たことあるような...

よーく見るとさっきの若者達が来た

ってめちゃ気まづくなるな...

神姬を見るとめちゃめちゃものすごく嫌な顔をする

そしてさっき列車の中で心配してくれた男が俺と神姬を見る

びっくりしている

いや、俺達の方がびっくりだわ

次の鳥取方面の列車は...14時20分...あぁ、まだ1時間もある

するとまた踏切が鳴る

スーパーはくとの通過だ

そう言えば善子ってスーパーはくと好きだったよな

よし、動画撮るか

動画は神姬に撮らせる

俺は通過の写真を撮る

そして甲高い警笛を鳴らして駅に入る

おぉー!!速い速い!

...よし!写真もいい感じだ!

神姬はOKの合図を俺に出す

撮れたってことだな

すると横にいた若者軍団ががやがや騒ぎ出す

速かったなぁ!とかくっさいわ!とか言っている

...てかよく見たらメンバー増えてるし

元々4人だったのが大人の男性が1人増えていた

するとさっきの男がこっちに来て「あのー、すみません。ちょっといいですか?」と話しかけてくる

俺「は、はい?」

男「あの、僕こういう者でして...」

男が名刺を差し出して来た

さっきの騒いでた感じとは全くぎゃくじゃねぇか

その名刺を見ると「明石市立城西高校 2年 新聞部部長 今津 いまづ たける」と書かれていた

新聞部か..,俺の学校無いなそんな部活

男「僕ら今、ゴールデンウィークの間に、新聞を作ってそれをコンクールに出展する活動をしてて、もし良かったらインタビューお願いしたいんですが...いいですか?」

ほう、なるほどな

まぁ、暇だからいいかな

俺と神姬は了承すると今津は俺に礼を言ってメンバーを呼ぶ

後ろにいたメンバーがこっちに来て、俺に名刺を渡す

大学生のような人は顧問の先生だった

その他の3人も新聞部員だった

今津以外の3人がメモとペンを出す

顧問は写真を撮る

そしてインタビューが始まる

名前、なぜここに来たのか、出会ったきっかけ、どこから来たのか等を聞かれた

全員俺と神姬の事を知っていた

あの人殺し捕獲のニュースを見たからだ

出会ったきっかけを話すと女子2人はすげぇ!と物凄く驚く

すると取材の途中で踏切が鳴る

俺と神姬はすぐに反応する

俺「あ...ちょっと待ってください」

今津「ん?あぁ、はい」

俺と神姬はスマホを構える

すると顧問は構えてる俺と神姬の姿を撮る

そして列車が来る

スーパーいなばの通過だ

カシャシャシャシャシャ!と連写する

うーん...微妙だな

すると顧問が俺と神姬に聞く

顧問「君ら、列車好きなんや」

俺「あぁ、はい」

取材の内容が列車の好きな所、いい所に変わった

俺と神姬は色々と語る

かっこいいとか速いとか223系の三菱のモーターはいいとか阪神9300系の加速音が素晴らしいとか近鉄のしまかぜ...等など色々語る

記者係は大変そうにメモを取る

そして最後に俺と神姬の写真を撮って取材を終えた

その後顧問から色々と今回の取材内容について説明を受ける

今津「ありがとうございました」

俺「いえいえ。あ、後さっき特急の中で心配してくれてありがとうございます」

今津「あぁ、いえいえ、どういたしまして。じゃあ、僕達はこれで失礼します」

そう言って全員礼をして車に乗って走り去って行った

俺「取材...されちゃったね」

神姬「まぁ、ええんちゃう?」

俺と神姬は笑い合った

そしてそろそろ列車の時間なので反対のホームに行く。


一方、澪と光は

アタシ「はぁ...はぁ...んはぁっ...はぁ...」

澪「めっちゃええ顔してるやん」

アタシはまたイカされた

アタシ「お前が...触るからだろっ...」

澪「まぁまぁ、とりあえずこれで拭きなはれ」

澪はアタシにティッシュを差し出す

アタシ「なんだよ...そこら辺はちゃんとしてんのかよ」

澪「まぁね〜」

なんだこいつ

地味にムカつく...

いや待てよ

さっきアタシのおっぱいに触れた時の力は凄かった...という事はアタシが澪に復讐すると殺される!?

うぅ...アタシはとうとうこいつの下僕になるのか...

それにアタシのアソコ触る時も超絶ドSだからか知らんが上手だったな...

こいつ、遼のあれも攻略できるんじゃないのか?

いや、それやると今度は神姬のお叱りが来る

それにしても...澪、恐るべ

澪「おい、忍海?」

アタシ「...え?」

澪「なんかさっきめっちゃ恐ろしい顔しとったけど」

アタシ「え、えぇ!?そ、そうか...」

澪の事恐れていた時顔にも出てたのかよ!

疲れてるのか?アタシ

かなり寝たはずなんだがな...

澪「それよりも...後2時間ちょいて長すぎやろ」

アタシ「し、仕方ないだろ?特急乗ったって料金余計にかかるし、時間も変わらないし、二木島止まらないんだからさ」

澪「あ、そう言えばそうやったな...って忍海ようそんなん覚えれるなぁ」

アタシ「こう見えて記憶力は高いんだぞ」

澪「ふーん」

アタシ「なんだよそのどうでもいいって感じの反応」

澪「バレた?」

アタシ「お前これ今日だけで2回目だぞ」

澪「知っとるでぇ〜」

アタシ「テメェ...」

ふぅ...いい景色だな...

そうだ、澪に聞きたいことがあるんだった

アタシ「なぁ、澪」

澪「んー?」

アタシ「お前遼の事好きだろ?」

澪「は、はぁ!?」

澪は顔を赤くして慌て始める

澪「い、いや...そ、そそそそそ、そ、そ、そんなことは...」

アタシ「おっと?遼の名前出しただけで豹変したねぇ...澪?」

澪「い、いやいや!そ、そんな...うん...」

アタシ「アタシと善子は遼の事好きだぞ?」

澪「そ、それは知ってるけど...」

アタシ「素直に言えよ、ここにはアタシしか居ないんだからさっ」

澪「う、うぅ...」

めっちゃ顔を赤くしてる

こいつ、恋愛の事を突くとこうなるのか

少し攻略出来そうだな

澪「す、好きやで...大好きやで」

アタシ「ふっ、やっぱりな」

澪「そ、そりゃ...昨日あんな事してくたんやから...好きになって当然やろ...」

アタシ「まぁ、確かにな。じゃ、お前もアタシと善子の仲間入りってことだな」

澪「まぁ...せやね...」

アタシ「お前もアタシ達と同じ事考えてたのか」

澪「ちなみにやけどさ、神姬は許可してんの?」

アタシ「してなかったら昨日みたいな事はでき...無いだろ」

澪「ん?」

アタシは見てしまった

澪の異変に

服の上から分かるくらい勃っている

こいつ...な、なんで勃ってんだ!?

澪「どしたん?」

アタシ「いや、何も」

澪「もう1回イカせたろか?」

アタシ「えぇ!?っ...お、お前の...」

澪「ウチの?」

アタシ「お、おっぱい...」

澪は自分の胸を見る

顔を赤くする

そして手で胸を隠す

澪「み、見んとってよ...」

アタシ「お前...エロい事に関しては分かりやすいな」

澪「だ...だまれや」

アタシ「遼の事思うと興奮するのか」

澪「そ、そんなことあれへんわ...」

...ちょっと仕返ししてみようか

でも昨日みたいに発狂するかも...

アタシ「じゃ、次はアタシの番だな」

澪「え...!?」

アタシ「当然だろ?アタシの事2回もイかせたんだし」

澪「い...いややいや...」

アタシは澪の口を塞ぐ

そして耳元で囁く

アタシ「お前ずっとそんなんだったら遼の家に行けないぞ?」

澪「ど、どういうこと...!?」

澪は驚く

あ、そうか

こいつ知らないんだった

まぁ、いいか

そういう事にしておこう

アタシ「ま、そこは察してくれ」

澪「いや、意味分から...ひっ!?」

澪の胸を揉む

うーん...十分だと思うんだがな...

まぁ、それ言うと怒られるか

ウチ「ん...あぁ、はぁっ...!あぁ!」

忍海「ふっ、いい声出すじゃねぇか」

これは...遼の家に行くためのトレーニング!

そう!そういう事や!

どういうことがわからんけどそういう事や!

ん...と、友達に触られるってなんか...変な感じやな...

ほう...澪って感じやすいんだな

澪の服を捲って片方のブラをずらす

かなり息を荒くしている

てかこいつ黒の下着なんだ

黒の下着好きな奴多いなぁ...

そしてズボン越しにアソコを触って、さっきと同じように...乳首を吸う

あれれ、抵抗しないな

もう諦めたのか

澪「あっ...!あかん...!!やぁっ...やめ...あん!!」

アタシ「いいぞ...澪...ちゅっ...!」

よし、澪の身体も正常だ

まぁ、さっきの仕返しも含めてちょっとこのまま居させてもらおうか

さっきアタシにしたように甘噛み、舐めたりする

澪は身体をくねらす

くねらしまくる

ズボン越しに触るって...なんか変だな

地味に濡れてる感じもする

ウチ「ん...もう...あかん...あぁっ...イくっ...イクぅっ...!!!!」

忍海「いいぞ...イッていいんだぞ...澪」

あぁ...お、忍海吸いすぎやってぇ...気持ちいぃ...気持ち良すぎやってぇ...あぁん!

これぇ...癖になりそう...

痴漢に触られる時は恐怖しかないけど...友達なら触られてもいいようになってきてる...?

これってええことなん...?

もう分からん...頭が...回らん...っ!

ダメぇ...イッちゃうぅ...!

あぁあああああああああっ.....!!!!

ウチ「あぁ...あっ...あぁ...はぁ...はぁ...」

イッちゃった...

人前で

少しの間放心状態になった

忍海「お前ズボンちょっと濡れてるぞ?」

ウチ「えっ...嘘やん!?」

ほんまや...

地味に濡れてる

忍海「ちなみにお前の身体も正常だったぞ」

ウチ「...ありがとさん」


俺神姬「おぉー」

恋山形を出て鳥取砂丘に来た

地図帳で見た通りだ

いやぁ、涼しい

日本海が一望できる

それに夕日が綺麗だ

俺と神姬は荷物をロッカーにしまって濡れてもいい服に着替えて予め持ってきておいたサンダルに履き替えて、一緒に砂の山を下って岸に向かう

かなり急だ

...ちょっと「あれ」やってみよ

俺は神姬に急に抱きつく

神姬「ちょ、え!?」

俺と神姬は倒れてコロコロ下に転がっていく

噂で聞いた

この砂の山転がるとなかなか止まらないという噂を

神姬「ちょ、なにしてんの!?」

俺「おぉーー!転がる転がる!」

止まらない、サラサラの砂の山なのに止まらない

え、ちょっと待ってマジで止まらねぇ

そして少ししてからやっと岸に着いた

身体中砂まみれだ

俺は神姬を離す

俺「楽しかっただろ?」

神姬「...ワレ何してくれとんじゃこるぁあああ!!!」

神姬は俺に海水をぶちまける

もちろん遊びという事は分かっている

俺「うおぉっ、冷てぇ!」

神姬「おらおらおらおらぁあああ!!」

俺「ふふふ...俺にはこれがあるんだよ!」

そう言って俺は隠していた小さい水鉄砲を出す

神姬「何やてぇ!?んならこっちはこれ使ったるわい!」

神姬は近くにあったペットボトルを取る

※ちなみに携帯は水の掛からない所に置いてます

そうして水かけ合戦が始まった

周りに人居るのに

俺「おらおらぁああ!!」

神姬「きゃっ!やったなこんにゃろおおお!!」

俺と神姬は「うぉおおおお!!!」と言いながらどっちが勝ちなのか負けなのか分からない戦いを約30分続ける

俺は神姬からの水攻撃をバク転で避けたり神姬も俺からの水攻撃をしなやかに避けていく

周りに居る人も拍手する程の白熱っぷりだ

そして両者共に疲れてその場に横になる

俺「疲れたな...はぁ...はぁ」

神姬「めっちゃ疲れたわ...はぁ.....なぁ...遼」

俺「...おぉ」

神姬が海を指差す

澪「なぁ、忍海」

忍海「ん?...おぉ...凄い...」

そこには綺麗な水平線に綺麗な夕方の空があった

まるであの日と同じ景色のような感じだった

澪「多分遼と神姬も一緒に見とんちゃうか?」

忍海「あぁ、そうに違いない」

俺と神姬は肩を寄せあって空を見ていた


雲ひとつない、山陰の空だった。


















































































































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