第12話 その後

光を家に入れた。

俺「着替えはあるの?」

光「下着だけなら」

俺「え!?し、下着!?」

光「ん?いつも持ち歩いてるが」

そう、光は家に帰らない時は銭湯に行って体を洗って下着だけ替えてるということなのだ。

俺「と、とりあえずお風呂沸かすね」

俺は風呂を自動で温めた。

その間リビングでテーブルの前に座っていた。

光「...」

俺「...」

沈黙が続いた。

そして俺が「初めて?」と聞いた。

「ふぇえ!?」と光は驚く。

俺「い、いや、人の家に入るのは初めてなのかなって...」

光「う、うん...は、初めて、だよ」

光はまたまた顔を赤くしている。

俺「でもどうする?明日の用意とか...」

光「ノートとか紙さえあればいいんじゃ...ん?」

光のケータイに通知が来た。

凛からのLINEだった

凛「明日学校臨時休校やねんてーやったねー☆」

と、腹立つくらい気楽なメッセージだ。

光「らしいぞ」

俺「やった」

...

そしてまたシーンと静かになった

俺は光の足の裏に手を伸ばしてツンツンした。

「ひっ...なにすんだよ...ふぁう!」

かなり反応している

俺はゆっくりと撫でるように足の裏を触る。

すると光はジタバタし始めた。

「ひっ...や、やめろよ...あぅ、す、ストップひゃっ、ふぅぅん...」

はぁはぁと光が疲れたような息をする。

「後で覚えてろよ...」と怒っていた。

するとお風呂が沸いたメロディーが流れた。

俺「どうする?先がいい?」

光「えっ...い、うぅ...」

俺「ん?」

光がまたコソコソし始めた。

光「い、一緒が...い、いい...」

俺「え、お、俺と!?」

俺はびっくりした

まさかこれが狙い?な訳無いか。

光「い、嫌なのかよ!」

俺「いや、嫌じゃないけど...タオルが濡れたら透けるんだよなぁ」

実は俺、神姬、バカ2人にしか明かしてないのだが風呂に入る時タオルなんか巻かない派なのだ。

光「そ、それでもいいから...」

俺「え、い、いいの?」

光「べ、別に見られたっていいし...」

俺「光がそこまで言うならいいけど...」

光「あ、ありがと」

俺と光は浴室に行き、服を脱いだ。

そしてタオルを巻いた。

一応見られてない

Eカップって思ってた以上に大きい

体付きも悪くない

神姬も負けてないが。

光「あ、あんまり女の身体ジロジロ見るんじゃねーよ!」

くそ、バレてたか。

そして風呂場に入る。

4人目との混浴だ。

俺は頭と身体を洗っていた。

光は後ろで頭を洗っていた。

すると突然、光が背中を指でなぞってきた。

俺「(いつくるか...)」

光「おりゃ」

俺「うぉぉ!?」

光はスラスラと脇腹をこちょこちょしてくる

俺「ぬぉぉ!あぁー!!!や、やめろおおおお!!!!」

光「最初にやってきたのはお前だろぅがぁああああああ!!」

俺「ちょ、死ぬ、死ねるぞこれ、ちょああああ!!!」

光「アタシは足の裏が弱いんだよおおお!!!!」

俺「ああああ!!!ごめんなさしゃあああ!!!」

光「ふっ、ここらへんで許してやる」

俺「はぁ、はぁ、死ぬかと思った...」

光「ふふふ...」

そして俺は湯船に浸かり、光は身体を洗い始めた。

俺は光にいつ仕返しするかを伺っていた。

身体の泡を洗おうとした時に水をかけてみた

光「ひゃう!」

ん?今やけに色っぽい声出したな

もう1度水をかける

光「キャっ...な、なにすんだよ!」

俺「さっきの仕返しだけどなにか?」

光「この野郎...」

光は怒って俺に冷水シャワーを浴びせてきた。

冷た過ぎて潜るしかなかった。

そして湯船に浸かった光。

そしてまたまた沈黙が続いた。

すると光が

「と、隣にいってもいいか?」

と聞き俺「いいよ」と言った

隣に来た。

また少し沈黙が続く。

光は照れているような無いような。

そのテレテレ状態の光の腕に指でいきなりぷにっと突っついた。

「やっ!?な、なにすんだよ!」

俺は少しニヤッとしながらお腹、首、頭など光をツンツンしまくった。

意外と神姬の肌みたいにモチモチではないが、ぷにぷにしている。

光「ひやっ、ちょっ、くすぐったい...んぅ!やぁっちょっやめ...」

俺「へっ、面白い反応するじゃねーか」

すると俺の指がたまたま光の胸に刺さった。

ぷにゅっといい感触だった。

光「ひゃん!」

俺「あ、いや、い、今のは...」

光「て、テメェええーー!!!!!!」

俺は光にポコポコ叩かれ、風呂から追い出された。

えー、そんなにするか?

まぁ、いいけども。

俺はそのまま着替えてリビングで冷凍食品のカルボナーラをレンジで温めていた。

すると神姬からLINEが来ていた。

神姬「昨日はありがと、楽しかった」

あぁ、もっと一緒に居てあげれば良かったな...

俺は「あまり一緒に居てあげられなくてごめんな」

すると返信はすぐに来た。

神姬「ええよええよ、今度は一緒にどっか行こ?」

俺は「そうだな、おやすみ」と送った。

俺は少し考え込む。

神姬は何か俺に求めているはずだ。

やっぱりヤるしかないのか?

いやいや、そんな事は無い。

他にもっと神姬を満たす何かがあるはず...

うーん...何も思い浮かばねぇな

すると光がカッターシャツと学校のスカートを着て出てきた。

光「...!」

俺「あ、あのー、さ、さっきは...」

光「べ、別にいいよ...」

俺「あぁ、そうか」

光はリビングの机の前に座った。

ちーん

レンジの温めが完了した。

俺はテーブルの上にカルボナーラを置いた。

あれ?なんか量がものすごく多い

あ、これ2人前だ。

俺「食べる?これ2人前なんだけど...」

光「え、え!?う、うん」

俺はもう1枚皿とフォークを持ってきた

そして半分に分けた。

「いただきまーす」

俺と光はそう言ってフォークでパスタを巻いて口に運んだ。

そして俺は完食してお皿等を洗っていた。

光「偉いなぁ、遼って」

俺「え?」

光「皿洗いなんてしたことが無いよ」

俺「え、そなの?」

光「偉いと思うぞ」

俺「お、おう」

俺は褒めてくれてる事よりも一つ気になっていることがある。

光のカッターシャツが...透けてる。

おもくそ青のブラが見えてる。

光「ん?どうした?」

俺「え、い、いや、何も...」

光「?」

光にはなんとかバレずに済んだ。

そしてプリンを食べてから歯を磨いて2階にある俺の部屋に光を連れて行き、布団を敷いた。

光「意外と綺麗だな」

俺「どういう部屋想像してたんだよ」

光「普通に散らかってるイメージしかなかった」

俺「お前なぁ...」

俺はもう1枚布団を出そうとした。

俺「俺の隣に光の布団出すね」

光「え?これで寝ないの?」

俺「え...さ、流石に2人で寝るって...」

光「あ、アタシと寝るのがそんなに嫌なのかよ!」

俺「いや、そういう訳じゃ...」

光「な、ならいいじゃないか!」

俺「う、うん」

光「神姬には内緒だぞ...」

俺「分かってる」

そう言って俺は下の部屋の電気をすべて消して、部屋は机の電気だけをつけていた。

すると枕に頭を乗せようとしたが枕が見当たらない

するとどすっと上から枕が物凄い勢いで落ちてきた。

光の仕業だ。

俺は上を見るとまた枕をものすんごい勢いで振り下ろしてきた。

俺はそれを手で挟んで枕を奪い返した。

すると光は自分の枕(まぁ、俺のだが)を手に取って枕投げ戦争が始まった。

光「さっきはよくもぷにぷにしてくれたなぁあああ!!!」

俺「許してくれたんじゃ無かったんかよおおおお!!!」

俺は光の顔に枕をぶつける。

すると光はぷくーっと怒って2つの枕を俺に投げてきた。

すると投げた反動で光は前にこけた。

俺はそこで立って枕を2つ取ってたかーく持ち上げる。

光は俺を見ながら後ろに逃げ込む。

「や、やめて...」

まるで最後のやられそうなシーンで横から誰かが助けに来る...って言う感じだがこの時はそんなことも無くそのまま俺は振りかざした。

「いやあぁああ!!」

どすっといい音が響いた。

光は悪者にズタボロにやられて連れ去られる一歩手前の感じの表情でこっちを見ている。

光「痛い、じゃないかぁ...」

俺「お前が先にやった事だろうが」

...あれ?

さっきから光は全く動かない。

俺は光の横にしゃがんで頭にツンとしようとした。

しかしその瞬間、俺は急に光に押し倒された。

俺はただ驚いて光の顔を見ると、光はかなり顔を赤らめている。

光「い、いい加減にしろよ...お前が...」

光は俺をボコボコにするのか?

しかし

俺の予想は見事に外れた。

光「お前がさっきから色んなところツンツンするせいで...アタシの身体がおかしくなってきたじゃねぇか...」

俺「え、え?」

光「せ、責任取れよ...」

光はカッターシャツのボタンを一つ一つ取っていく。

そして全開になった。

目の前には青色のブラを付けて、息が荒くなっている光の姿が見える。

俺「ま、待て...お、落ち、付けよ」

光「う、うるせぇ!早く、早くしろよ...」

俺「へ、へ?」

光「早くアタシを...解放してくれよ...」

俺「...」

俺は断ろうとした

でも光の目はいつもと違って物凄く真面目な目だ。

...と、友達の為ならいいよな?

はぁ...俺って考えてる事クズだな

俺は光の前に上半身だけ立たせて後ろに回る。

光「これ...神姬にバレたら殺されるだろうな...」

俺「ふっ、これはお前を解放するためだけだからな」

俺は光の胸をひょこっと掴む。

神姬には負けてるが、大きい。

そのままゆっくりと揉んでいく。

「あ、うぅんっ...」

声を出す光。

どうやら胸が異常に弱いらしい。

俺「光...もうビンビンだぞ...」

光「お、お前のせいだっ...」

そして俺は片方は直で、もう片方はブラ越しに胸を揉んでいった。

勃っている乳首をコリっと指で撫でると

「あん...」と身体をビクッと震わせる。

そして俺はブラ越しの手を下の方に持っていき、脚を撫でながらスカートの中に手をやり、ぴらっとスカートを捲った。

さっきからチラチラ見えてたけどいい青色だ、悪くない。

そーっと脚の付け根の方に手を運ぶ。

すると突然光が俺の腕を掴む。

光「ほ、本当にいいのか...?」

俺「誰だよ解放しろって言ったの」

光「あ、アタシだよ...」

俺「バレなきゃ大丈夫」

光「ハハッ...お前ってほんとにクソ野郎だな」

俺「クソ野郎ならクソ野郎でそのまま貫き通してやるわい!」

光「ひゃん!」

俺は光のアソコをパンツ越しに触る。

指をねっとりと擦り付ける。

光「あぅっ、ふっうん...んぁうぅ、き、気持ちいいよぉ...」

俺「今の光、物凄く色っぽい」

光「そ、そんなこと...初めて言われた...」

もうヌレヌレだ。

そして俺が光の乳首を口でパクッとした。

「ヒんっ」と可愛い声が聞こえた。

俺はそれを吸う。

身体をくねらしはじめた光。

俺「もうイキそうなのか?」

光「そ、そんなこと聞くなよぉ...」

俺「どこだ...もっと気持ちよくなれる所...あった!」

俺は"それ"をぎゅっとつまんだ。

光「ひゃああ!?」

俺「ふふっ、いい反応しやがる」

光「う、うるさ、あぅ!」

口で胸を舐めて

片手で胸を弄り回して

もう片方の手は光のアソコを掴んでいる。

光の顔はもう絶頂に達しそうな顔だ。

光「あぅ、あぁ!イ、イクっイっイッちゃぅぅう!!!」

俺「俺からの最後の一発だ」

俺は乳首とそれを同時にぎゅっとする

「んっ、あああぁぁっ!!」

鮮やかにイッた。

相当気持ちよかったのか、かなり疲れている。

すると四つん這いになってこっちに来た。

光「解放してくれて...ありがとう」

俺「あぁ...」

光「これ以上は神姬としてくれ...てかその方がいい」

俺「何年先の事になるか分からないけどな」

光「ふっ...神姬には...内緒だぞ...」

俺「んなことくらい分かってる」

光はそのまま俺に抱き着いてきた。

光「遼」

俺「ん?」

光「アタシは神姬には一生叶わない」

俺「あぁ、そうだな」

光「でも、これだけは言わしてくれ」

俺「?」

光は少し時間をおいて俺の目を真剣な眼差しで見る。


「好きだ」


俺「やっぱりな」

光「バレてたか...」

俺「顔がそういう感じだったから...」

光「真似すんじゃねぇ」

俺「ふっ、悪かった」


そして光はカッターシャツを着直してパンツを取り替えようとした...が、光があぁ!と悲鳴をあげる。

俺「ど、どうした?」

光「替えのパンツがぁぁ...」

俺「あ」

光「悪い、洗濯機使ってもいいか?」

俺「仕方ないなぁ」

俺は光のパンツを2枚とついでにブラも洗濯機の中に入れて洗浄させた

光「あぁ、あんなにイッたのは初めてだ」

俺「え、そうなの?」

光「そりゃ、1人でする時はあんまり...」

俺達はリビングで過去の事を話し合っていた。

俺「いつ覚えたの?」

光「小5の時に深夜徘徊してて、線路からホームに上がろうとした時にアソコに角が当たって気持ちよくなってたんだ」

俺「どこの駅?」

光「上ノ庄」

俺「何それめっちゃエロい」

光「ただ最初はイクのが怖かったから途中でやめてたんだ」

俺「イッたのはいつなの?」

光「その初めて覚えた一ヶ月後だったな、その時おもらししちゃってさ」

俺「見てみたかったなー」

光「お前なぁ...それでこれがオナニーって言うのを知ったのは中1だったな」

俺「早くない?」

光「電車の中で痴漢されたんだ」

え、中1で痴漢って...

相当な身体付きだったってことか

俺「お前色んなやつに身体触られてんのかよ」

光「その痴漢に「君、オナニーしてるでしょ」って言われてね」

俺「ちなみにそこではイかされたの?」

光「あぁ、イカされた直後に駅に着いて降りたけど」

俺「へぇ、中1で痴漢かぁ」

光「アタシ胸の成長が早くてさ、中1でDあったんだ」

俺は鼻血が出そうになった

中1でDって犯罪級じゃねーか

俺「え!?俺なら絶対はめてたな」

光「サイテーだな...ってかお前、こ、これも内緒だぞ!?」

俺「分かってるわ!」

そして俺はカップラーメンを持ってきた。

なんか気が付けば腹ペコだった。

光「太るじゃねぇか」

俺「逆に細すぎる女子は嫌だな」

光「じゃあ、アタシって...」

俺「もうちょっとぷくっとしててもいいと思うけどな」

光「そ、そうなのか...」

俺「ま、今でも充分いいけどね」

光「えっ...」

光は嬉しそうに横を向く。

そしてお湯を入れて3分たったのでずるずるラーメンを食べていく。

すると光が

光「なぁ、遼」

俺「ん?」

光「お前神姬とほんの少しだけやっただろ?」

俺はカップラーメンをぶー!と吹いた。

光「やっぱりな」

俺「なんでわかったの?」

光「顔が...」

俺「言わせねーよ」

光「なんか、あたしのおっぱいとアソコ触る時とか素人だとガッと来るのかと思ったけど遼はゆっくり優しく触ってきたからさ」

俺「素人ってガッてくるのか...!?ってかゆっくりじゃ悪かったか?」

光「がっついてくる奴は嫌いだ」

俺「それはよかった」

光「でもなんで最後までやらなかったんだ?」

俺は仕方無くその日の事を詳しく話した。

すると光は笑い始めた。

光「初めて聞いたな、そんなアニメみたいなこと」

俺「だろ?」

光「てかアタシの後ろでセクハラしてたのか」

俺「まぁな」

光「今度見学してもいいk」

俺「ダメです」

光「なんでだよ...こ、今度はアタシにセクハラしてもいいんだぞ...?」

俺「...」

光「な、なんか言えよバカ!」

俺「ぶっ!痛てぇ」

俺と光はカップラーメンをずるずる食っていく

光「神姬の喘ぎ声...想像するだけで濡れてきそうだな」

俺「めっちゃいい声だぞ」

光「いいなぁ、お前ホントにいいよな」

俺「え?なんで?」

光「だってさ、いつも一緒に居てくれてどっか行ったりべらべら喋ったりとかそいつにしか見せない自分を見せたりとかさ、そんなん出来るっていいなと思うんだよね」

俺「いつも一緒...か」

光「どうした?」

俺「今日ってか昨日のラウワン行った時、あんまり一緒に居れなかったなって思ってさ」

光は少し考える。

光「確かに...なんだか神姬も寂しそうな顔してたな 」

俺「え、そなの!?」

俺は一切気が付かなかった

光「お前アタシが気付いてどーすんだよ」

俺「まぁ、今日光とした事いえばもっとだろうな」

光「これは内密にしなければ...」

俺「あぁ...」

時計は2時30分を指している。

光「お、凛からLINE来た」

俺「なんて来たの?」

光は俺に画面を見せてくる。

凛「今日暇だったらさ、心スポ行こ!」

俺のスマホにもその凛からのLINEが来た

そう、実は凛、霊も見えて廃墟や心霊スポットは好きなのだ。

俺「三重の心霊スポット...」

光「旧総谷トンネル?」

俺「あぁ、昔の近鉄の事故現場か」

旧総谷トンネルとは、遡ること1971年 10月25日 15時58分

近鉄大阪線の垣内東信号所(現在は複線化により廃止)で手前の青山トンネル(現在は新青山トンネルが開通したため、青山トンネルは廃止)で上本町発の特急がATS(自動列車停止装置)故障で1度停車したもののなぜか東青山駅の助役との何らかのやり取りで、そのままブレーキが効かないまま列車を走らせ、推定速度120km/hで信号所に突っ込み、脱線、横転し、先頭3両がそのトンネルの壁にぶつかったが、先頭の2両がトンネル内に入り、反対側から来た賢島発特急列車と正面衝突し、運転士、車掌、東青山駅の助役合わせて25名が死亡、227名の重軽傷を出した大惨事となった。

そして近鉄はこの当時まだ大阪線は単線だったため複線化の工事を予定より早くし、複線化の工事を始めた。

それにより、このトンネルは廃止となった。(東青山駅は別の場所に現在もあります)

このトンネルには、25名の死者の霊が彷徨っているということらしい。

このトンネルでは、女性のすすり泣く声、何かを引きずる音が聞える等の心霊現象が確認されている。

俺「後は梅ヶ谷駅?」

光「え、梅ヶ谷駅って心霊スポットなのか!?」

梅ヶ谷駅は紀勢本線の駅で、秘境駅として有名らしい。

特に心霊スポットという噂は聞かない。

雰囲気はそんな感じだが。

俺「いや、雰囲気が...」

光「あそこそんなに怖いか?」

俺「てか凛ってどこ行こうとしてるんだ?」

光「聞いてみる」

光はどこに行くのかを凛にLINEで聞いた。

すると

凛「んー、まだ決めてない」

俺光「決めてへんのかーい」

俺達はこけそうになった。

普通決めるだろ

凛「ええとこないかなー?」

光「旧総谷トンネルと梅ヶ谷駅はどうだ?」

とLINEを返した。

凛「んじゃそれにするー!ありがとね!」

光「ということだ」

俺「あいつほんと気楽過ぎだろ」

すると洗濯機の完了のチャイムがなった。

光はブラとパンツを取る。

そして念入りに絞ったりしている。

光「ふぅ、温かい」

俺「今度は何色だ?」

と俺はしゃがんで光の制服のスカートを捲る。

光「...」

光は無反応だ。

俺「あれ?怒らないの?」

光「別に見られたって何とも思わないし、遼なら何されても...大丈夫...」

俺「それ絶対神姬とかの前で言うんじゃねーぞ」

光「わ、分かってるよそんな事くらい!」

俺「ほう、青の次はピンクか」

光「下着は基本ピンクか白か青だな」

俺「ピンクかぁー ぷにゅ」

光「あぅっ...」

俺は光のアソコをパンツ越しに指でぷにゅっと突っつく

光「あっ、あん、んっ...、んあっ、あっ、あぁ...」

俺「いい反応するじゃん」

光「そこ弄られたらんっ...反応するにあっ、決まってるだろっんあぁ...」

光は恥ずかしそうな顔をしながらビクビクと反応する。

光は自分でスカートを捲っている。

俺に見てほしいのか?イク所を。

俺「感度いいねぇ」

光「う、うるせぇっ、あっ、ふぅん、はぅ、ん...」

すると俺はある事を思い出す

忍海って首絞められながら触られたんだよな?

...ちょっと聞いてみよ

俺「なぁ、光」

光「あぅ...な、なんだよ...」

俺「首絞めて欲しい?」

俺は殺される覚悟で聞いてみた

光は少し驚いて迷っている

え、嫌じゃないの?

光「そ、それやるなら本格的にやろうよ...」

え?本格的?

てかやってくれるの!?

光は俺の前に立っている。

俺「え、い、いいの?」

光「嫌いな奴にやられるのは嫌だって言ったのだ」

俺「え、じ、じゃあ...」

つまり好きな奴にやられるのはいいって事か

俺って幸せ者だな

光が俺の前に立つ

俺「てか、なにこれ」

光「何ってウルトラマンごっこだ」

俺「懐かしいの出してきたな...設定は?」

光「お前がアタシの首を絞めながらイかせて終わり」

俺「なにそのフェチ系AVみたいな設定」

なるほど、つまり俺がエロ怪人で光が俺を倒すウルトラマンって事か。

俺「喋っていいの?」

光「その方がいいだろ?」

そして光と俺の戦いが始まった。

光は割と強めでアタックしてくる。

顔を見るとマジな顔をしている。

そこで俺はまず胸を制服の上からイタズラするように触る。

光「ひゃぁっ!ん...」

そして俺は光の身体をベタベタと撫で回し、アソコも少し触った。

光「あぁ...うっ...んはぁっ」

俺「なんだ?市民にこんな所見られて興奮してんのか?」

光「...っ!うるせぇ!」

光は俺にキックしてくるが全く痛くない。

俺は蹴ってきた片脚を掴みそのまま脚を撫でてからアソコを半Y字開脚状態で触った。

光「や、やめ...うっ、あぁんっ」

俺「ここからの眺めは最高だなぁー」

光「んんっ、離せ...っはぁあんっ、うっ、あんっ」

俺「反撃できねぇのか?あ?(怪人風に)」

光「あぁん、や、やめろぉ!」

光は脚を振り回して俺の手から離れたが、もう脱力しまくってるのか、四つん這いになった。

俺は「トドメだァ」と怪人風に言いながら光の後に回り込んで片手で首を絞めて光の片手を使えないようにし、強制的に立ち上がらせた。

光「くっ...うぅ...あっ、うっ....」

苦しそうな表情をしている。

地味にエロい。

俺「ふふふ...さてと、お楽しみの時間だぁ(ちょっと緩めに絞めるか)」

そして俺はまず胸に手をやった。

制服のボタンをとってブラ越しに揉んで片方は胸がはだけている状態で乳首をコリコリした。

光「くぅ、はぅっ、あぁう、うっ、んはぁ...」

俺「おぉ、感じてるねぇ(乳首綺麗だなぁ)」

光「はぅっ、離せぇ...あうっ」

俺はそのまま臍に指を入れてからアソコをパンツ越しに触る。

もうヌレヌレだ。

光「あぁっ、うっ、んぅ!うあっあぅ、あぁ...んっ」

俺「なに自分から脚開いてるんだ?」

光「開いてなんか...にゃい...んっ」

俺の絞めてる手を光は片手で離そうとするが全く力は感じない。

俺は少し強めに光を弄る。

光「うぅっ、ん...はぁ、あぁ...あぅ!あぁん!」

俺「なんだ?もうイクのか?(おお、光ってやっぱエロいな)」

俺はクリトリスを探すが、見つからない。

お、あった!

俺はそれをつまみながら、光の顔を舐め回した。

光「やぁん...もう...だめぇ...うっ...イッ、ちゃう...」

光がビクビクし始めた。

そして俺の腕から手を離す。

光「あぅっ、もう、イッ、イクぅ...!はぅっ、んぁああっ!!」

光がイッた。

俺は光の首から手を離すと前に倒れ込む。

光「ゲホッゲホッ!ガハッ、ハァッハァ...」

俺「ふっ、この街も終わったな(いやー、良かった)」

光はハァハァと息が切れている。

俺「お前ってこういうのが好きなのか」

俺がそう言うと光は俺の方を向いた

光「ま、まぁね...」

俺「エロかったからいいけど」

光「てか...またイッちゃった...」

俺「いつものオナニーとは大違いだろ」

光「す、凄かった...」

俺「てかパンツせっかく洗ったのに...」

光「悪い」

俺「ほらよ」

俺は光に青のパンツを渡した。

光はその場で履き替えた。

光「な、何見てんだよ」

俺「別にいいだろ」

光「...いいよ」

ピンクのパンツはまた洗濯機にいれた。

そして俺達は2階に戻ってベッドに入った。

光「抱いて、いいか?」

俺「あぁ、いいよ」

光「...」

時計を見るともう3時30分だった。

光は俺のお腹に抱き着く

そして眠りに落ちた。



俺「ふざけんじゃねぇよ!」

佐奈「ハハハ...え?」

凛「ど、どうしたん?」

俺「...いいよなお前らって」

佐奈「ん、ん?ど、どうしたの?」

俺「人の恩をそうやって踏み散らすのか...はぁ...」

凛「い、いや...り、凛らはそんなつもりじゃ...」

俺「お前らがそのつもりじゃなくてもこっちがそうだったらつもりもクソもねぇんだよ!」


「はっ」

俺は起きた。

俺は夢を見た。

嫌な夢を

下には光がぐっすり寝ている。

時計を見ると4時30分だ

俺は今、目に見えてる光景に安心した。

なんだったのか、さっきの夢は

よく分からないけど本当に嫌な夢だった

でも本当に今見えているものが本物かを確認するために光のアソコをつんつんした。

光「あん...遼ダメだよぉ...」

よし、本物だ

そして俺はもう1度寝た。


そして朝

俺「ふぁあああーーー」

光「ん...」

時計の針は8時をさしていた。

俺「おはよ」

光「お、おはよう...」

俺は起き上がろうとした

しかし光が突然悲鳴をあげる

光「きゃあ!」

俺「どうした」

光「ぬ、濡れてる...」

光は俺にスカートを捲ってパンツを見せる。

確かにびちょびちょに濡れている

俺「ほんとだ濡れてるな ぷにっ」

光「あん...って何余計に濡らそうとしてんだよ!」

俺「イテッ、何かに擦り付けてたとか?」

光「嘘だろ...?」

俺は布団やシーツなどを確認する

そして俺のパジャマのズボンに手をやる。

うん、濡れてる。

俺「お前なぁ...」

光「ご、ごめん...」

そして俺は顔を洗う。

「それにしても...」

何だったのか、あの夢は

確かに神姬はいた。

その周りにも少し人が居たような居なかったような

俺は色々考えながら目玉焼きを焼いていた。

そしてテレビを付けてニュース番組を見ていた。

「昨日松阪駅付近で男女2人が何者かに刃物で切りつけられ殺害される事件がありました警察はこの他にも尾鷲市、熊野市、多気町など広範囲での被害が報告されています。犯人の特徴は年齢は30~40代、身長は160cm...」

朝から物騒だなぁ

その目玉焼きを食べていた時だった。

光「どうした?」

俺「ん?」

光「やけに顔が暗いが」

俺「えっ、そ、そうかな...」

光「その顔は...変な夢を見た顔だな?」

俺「え、え!?」

光「なんだ?図星か?」

俺「あぁ...」

俺はその時あった事を話した。

光「そこにアタシは居たのか?」

俺「わからない、でも周りに人が居たのは確か」

光「うーん...」

光は腕を組んで考える。

なんか、ただの親父みたいだな。

光「その時の神姬達の服装はどうだった?」

俺「確か...」

記憶を辿っていく

その夢を見た時は水の中から上を見た時のように視界が曇っていた。

俺「分からない...」

光「ほう」

俺「ただ...暗かった」

光「暗かった...夜...他に人が居た...遊びに行っていたとかか?」

俺「うーん...」

光「まぁ、何かあればアタシ達に頼ってくれよ?助けになるかは分からんが」

俺「うん...」

俺は何か焦っている気がした。

今こうしている間に何かが進行している気がする。

光「お、凛からLINEがきた」

凛「今日の13時に尾鷲駅しゅーごー!」

俺「それグループ?」

光「凛のお友達って名前のグループだ」

俺「俺招待されてない件について」

光「後で招待してやろうか?」

俺「お願いします」

そして俺は私服に着替えて光のバイクにガソリンを入れに行った。

そして駅前のガソリンスタンドに着いた。

光が給油する。

俺「このバイクいくらしたの?」

光「35万だ」

俺「す、すご!?」

光「へへん、だろ?」

光はバイクに持たれてドヤ顔でこっちを見る。

地味に腹立つな。

そして給油し終わって近くのマクドで昼ご飯を食べた。

そして13時前に尾鷲駅に着いた。

佐奈「おそーい」

凛「遅いわー」

日根野「よっ」

神姬「...」

そこには佐奈、凛、神姬、翔、戎が居た。

神姬「じー」

俺「じー」

俺と神姬はじーっと見合っていた。

暑くなってきたからなのかあの某有名なアイドルアニメの「働いたら負け」Tシャツを着て黒の魔女のようなミニスカに黒いニーハイを履いている。

凛「んじゃ今日の心スポツアーの説明するでー」

凛から1通り説明を受けた。

先に行くのは旧総谷トンネルだ。

13時32分発の特急南紀に乗って松阪まで行く。

いつもお世話になってます、南紀さん。

俺は窓側に座って神姬はもちろん俺の隣に座った。

そして前に光、佐奈、凛、翔、戎達が、ガヤガヤ楽しく話している。

俺「そういえば周参見とかはなんで居ないの?」

凛「周参見くんは怖い、厚狭くんはバイト、犬山くんは体重計壊して親に怒られてるっていう理由で無理らしい」

俺「まともな理由の奴1人しか居ねぇじゃねぇか」

佐奈「てかさ」

ここで佐奈が痛恨の言葉を放つ

佐奈「忍海ちゃんってなんで今日制服なの?」

俺光「(ぬぉぉお!?)」

俺と光は目を合わせる

光は珍しく慌ててる

光「あ、あぁ、学校からの呼び出しがあったんだ」

俺は 「(頼むどうにかなってくれ頼むまじで頼むいつもは信じてないけど神様お願いします)」

佐奈「そ、そうなんや」

凛「御愁傷様でございます」

光「た、大変だったよ」

俺「(ほっ...良かった)」

神姬「遼?」

俺「え!?は、はい?」

神姬「めっちゃ大っきい声出すやん」

神姬はマーブルチョコを差し出した。

俺「頂戴」

神姬「誰もあげるなんか言うてへんd」

俺「下さい」

神姬「仕方ないなぁ...」

神姬が俺にチョコを渡す。

見た感じ...神姬にはバレてないかな

とにかく今日は神姬と一緒に居て喋りまくるか

俺は神姬とずっと喋った

しかし、俺は今ヤバイ事に気がついた。

無意識に神姬の太ももに手を添えている俺の手があった。

神姬は気付いていない。

すると神姬が俺の腕にくるまって寝た。

動けなくなった。

立つと神姬は倒れるし

腕を動かすと神姬の胸が動いて感じ始めるし

とりあえず手を握った

すると握り返してくれた。

そして俺は初デートの場所とかを考えていた。

すると

車掌「きっぷ提示お願いします〜」

俺「あぁ、検札か」

車掌「はい、預かります〜」

俺「おい、起きろ」

神姬「んー?あ、きっぷ...」

神姬は物凄く眠そうな顔できっぷを渡す。

神姬「ふぁああーーーー眠い」

俺「それ聞くと余計に眠くなるからやめてください」

神姬「眠い眠い眠い眠い」

俺「うるせぇ黙れ小娘」

神姬「...」

俺「...え?」

神姬「...」

俺「おい、なんか喋れや」

神姬「え?喋ってええの?黙れって言うから...」

俺「俺が悪かった」

神姬「分かればよろしい」

1時間後、特急は松阪に着いた。

そして近鉄に乗り換えて東青山駅に向かう。

そこから目の前にある四季の里という公園の案内標識を頼りに旧総谷トンネルへと足を運ぶ。

俺は神姬と手を繋いで歩く。

途中から砂利道になる。

凛「...」

佐奈「凛、もう感じてるの?」

凛「うん...それにここ初めてやからさ...」

神姬「ん?」

神姬が何かに気が付いた。

俺「どした?」

神姬「今そこに男の人がおったような...」

神姬は道の真ん中に指差す

翔戎「ひぇ!?嘘だろ!?」

2人が物凄く驚く。

そう、この2人は見た目の反面お化けが大の苦手らしいのだ。

光「うっせぇな、黙れクソガキ」

翔 戎「ウィッス」

佐奈凛「(か、かっこいいな...)」

俺「神姬も見えんの?」

神姬「そりゃおばあちゃんの血があるからね」

佐奈凛「ほぉ、強いな」

そして俺達はどんどん奥に進んでいく。

すると道に柵がかけられていた。

真ん中に何かが書いてある。

俺「踏切...?」

翔「ふ、踏切...?」

戎「こ、怖い...」

光「チラッ」

翔 戎「ヒェッ」

凛「通ったらあかん感じじゃないから進んだろ」

そしてその柵をくぐり抜けて奥に進む。

進む度に口数が減ってくる。

もうそろそろ日没だから懐中電灯をつけて進んでいるが、霧がものすごく濃いため前がほぼ見えない。

凛「ここや...」

俺達「おぉ...」

俺達の目の前には小さなトンネルが現れた。

凛は非常に険しい顔をしている。

凛「今でも目の前に2.3人男の人がおる」

俺「す、すげぇなお前」

すると凛がカバンからレジャーシートを取って広げ始め、ランプを点灯させて真ん中にガスコンロを置いてインスタントの鍋を作り始めた。

戎「な、何すんの?」

凛「今から2人1組でどこまでトンネルの奥まで行けるかやってみないかい?」

俺「やだ」

光「やだ」

神姬「嫌や」

翔「やだ」

戎「やだ」

佐奈「やだ」

凛「そこは協力しようよ皆」

2人1組...ん?一人余るぞ?

俺「おい、このままだと一人余るぞ?」

凛「え?7人...あ、ほんまや」

佐奈「えぇええ、考えとけやドアホー」

凛「ま、まぁとりあえずペア作って下さい」

それを聞いた瞬間神姬は俺に抱きついた。

俺「えっ、お前と?」

神姬「あ?呪うぞ」

俺「すみません」

そして凛はもちろん日根野

佐奈は戎と

光は...余りになった。

凛「忍海ちゃんはどうする?」

光「アタシは別に1人でもいいけど...」

凛「でも流石に危ないで?」

光「そ、そうかな...」

すると凛はひらめいた!って感じで手をポンと叩く。

凛「忍海ちゃん見張りしてよ!」

光「あぁ、別に構わないが」

凛「んじゃどのペアが先に行くかじゃんけんで決めてー」

俺のペアは俺、凛のペアは日根野、佐奈のペアは戎が代表となった。

俺達「最初はグー!じゃーんけーんポイ!」

俺はグーを出した

翔はチョキ

戎もチョキだ。

俺「っしゃ!2番目で!」

神姬「おぉーすごいすごーい」

俺「もっとちゃんと褒めやがれ」

そして日根野が1番目

戎が3番目となった。

ルールは3組に1つ旗が与えられ、自分たちが行けたところに旗を置いて帰ってくるというシンプルなゲームだ、

そして一番最初の翔の組がトンネルに入った。

このトンネル、奥はフェンスで閉ざされているが、人1人が通れる程の隙間があるのだ。

翔「ひぇええ...」

凛「さ、行こ!」

翔「お、おいちょっと待てよ!」

するとトンネルから翔の悲鳴ばっかが聞こえる。

俺「大変そうだなー」

佐奈「すでに2人は付き合ってるんだよなー」

俺「え、そなの!?」

戎「え、知らなかったの?」

俺「初耳」

佐奈「LINEで告白したんだってさー」

俺「直で言えよ直で」

光「ん?」

光が何かを見つけたらしい。

俺「どうしたの?」

光「誰かが居る」

戎「それ俺らじゃなくて?」

光「シッ!聞こえるか?」

すると奥からガサガサと歩く音が聞こえてくる。

神姬「ん?霊じゃ、無さそう」

俺「これバレたらやばいやつじゃないのか?」

その足音はどんどん大きくなってくる。

ん?ライトを付けてる?

警察か?

それとも猟師か?

そしてその足音の正体が現れた。

委員長「おっ、皆さんお久しぶりで」

俺達「...へ?」

出てきたのは普通の女子高生がよく着るような私服を着た委員長、善子だった。

委員長「へ?って三日月さんから誘われて来たのですが...」

俺「いや、何も聞いてないぞ」

佐奈「委員長が来るなんて聞いてないよ?」

委員長「えぇ!?ちょ、三日月さんはどこですか!?」

俺はトンネルの方に指を差す。

するとそこからまた翔の悲鳴が聞こえた。

そして少ししてから凛と翔が戻ってきた。

翔は半泣き状態で凛にくっ付いている。

佐奈「似合ってるぞ」

翔「ブルブルブルブル」

凛「ほんま翔可愛いわー、お、善子ちゃーん!!!」

凛は善子に飛びついてまた乳揉みの刑を執行した。

何も罪を犯していない気もするが。

委員長「ちょ、三日月さん!?な、何やってるんですか!?」

凛「会いたかったよー!!善子ちゃーん!!あれ?善子ちゃんってDくらい?」

委員長「な、なんで分かった...じゃなくて!は、離してくださいぃ...」

凛「ちぇっ、仕方ないなぁ」

そう言って凛は委員長の胸から手を離した。

委員長「と、ところで三日月さん!?私が来ることなんで他の人に伝えてなかったのですか!?」

凛「あれ、言うてなかったっけ?」

凛がLINEを見る。

凛「あ、ごめん送るん忘れとった」

委員長「もう!何してるんですか!まぁ、集合したからもういいですけども...」

俺「委員長もこういうの好きなんだ」

委員長「三日月さん程では無いですが大好きです」

凛「委員長は忍海ちゃんとと一緒に見張りしてて」

委員長「了解です!」

光「こんな頼りなさそうなやつに見張りさせるってデンジャラスな奴だな凛って」

委員長「ちょっと!どういうことですかぁ!」

凛「忍海ちゃん...辛口過ぎ」

あれ...委員長キャラチェンしてる...?

めっちゃ雰囲気変わってる気が...

まぁ、いいか。

そして俺と神姬が行く準備をする。

神姬「はい、確認して」

俺「懐中電灯よし、服装よし、神姬よし、カメラよし、後列よし、合図よし、出発進行!」

神姬「三ノ宮定発、次の停車駅は芦屋ー」

佐奈達「いいからさっさと行きやがれこの鉄オタカップルめ!」

俺神姬「ウィッス」

そして俺と神姬は手を繋いでトンネルに入った。

後ろからの冷たい視線が背中を押す。

俺が懐中電灯を持つ。

中は前が見えない程の霧がある

真っ暗で音がよく響く。

俺「神姬、今はどうだ?」

神姬「今遼の横に女の人が2人居る」

俺「えっ!?」

神姬「大丈夫悪い霊じゃないから」

俺「怖いな...」

するとトンネルの壁に白い模様が入り始めた。

神姬「事故の傷...?」

俺「そうっぽいな」

俺はその傷らしきものに手を触れる。

確か脱線した2両が突っ込んできたんだっけ

相当悲惨な事故だったんだな...

何枚か写真を撮る。

さらに奥に進むと川のせせらぎが聞こえる。

俺「もうそろそろ出口か...」

神姬「シッ!」

神姬は俺に黙れ小僧という合図を送った。

神姬「避難所に隠れるで」

俺「お、おう」

俺と神姬はトンネルの避難所に隠れた。

とりあえずライトを消す

すると少ししてから反対の入口から足音が聞こえてきた。

俺「どした?」

神姬「なんか人の気配感じたからさ」

そして少し沈黙が続いた

足音が聞こえて来る

どんどん近づいてきている気がする

俺「狭い」

神姬「わたしの方が狭いわ」

俺「いや、俺だな」

神姬「いや、わたしだ」

俺「俺だ」

神姬「わたしだ」

俺「それはお前が太ったから」

神姬「な、なんやとてめぇ燃やすぞ」

俺「お、事実ですか?まさかの事実ですか?」

神姬「ま、まぁ...ちょ、ちょっとだけ...」

俺「ふーん」

神姬「な、なんやねんその反応!」

俺「別に?」

神姬「むぅー!なんか企んでるやろ」

神姬がほっぺを膨らましてぷんすかしてる。

「がさっ!」

神姬俺「!?」

俺と神姬は固まった。

俺達の隣に誰かが居るからだ。

そいつはまた反対の入口の方に歩いていった

神姬「霊じゃない」

俺「人か...」

俺はちらっと外を見る。

その男は自分でライトを持っていたためシルエットが写る

え...な、ナイフ!?

そいつはナイフのようなものを手に持って歩いていた。

俺「おい、神姬」

神姬「ん?」

俺「今日の朝のニュースでやってた奴かも」

神姬「え?あの人殺し!?」

俺は頷く。

神姬もちらっと覗く

身長160cmで小太り、そしてニット帽を被っている。

神姬「ほんまや...ナイフみたいなの持ってるし...」

俺「もし凛たちが見つかったらまずいよな...」

神姬「早めにこっから逃げた方が...」

俺「とりあえず...」

その時だった、入口から

「はよ帰ってこいや!」

と凛が叫び始めた。

するとその男が入口の方に振り向いた。

男はそのまま走って入口に向かって走り始めた。

俺「あのバカ!」

神姬「もうこーなったらわたしらで止めな...」

俺「ようし...一か八かで...頼むっ!」

神姬「な、何しとん?」

俺は避難所から脚を伸ばす

そしてそいつが俺の脚に引っかかって地面に転げた

俺「行くぞ!」

神姬「はいよ」

そして神姬がその男の背中を足で踏む。

顔をライトで照らすと防犯カメラに写っていた顔と一致

俺「お前が犯人だな」

男「くそっ...離せよごら...」

神姬「ちょっとの間眠っとってー」

男「グハッ!?」

神姬は男を気絶させた。

とりあえず刃物を押収する

俺「怖かったぁ...」

神姬「いや、流石やで遼」

俺「...ありがと」

そして俺達は入口に男を運んで凛達に警察に電話するように言った。

数分してから警察が来た。

なんと男は本物の人殺しだった。

そして事情聴取が終わり、警察から何でここにいるのかと聞かれ、心霊スポット巡りをしていたと話すと、ハハハと笑ったが早く家に帰りなさいと少し怒られた。

その日はそのまま梅ヶ谷に行かずに皆帰って行った。

時間は22時だった。

俺達はここで解散した。

そして俺は家に戻ろうとした...あれ?

神姬もここに居る。

俺「え、な、なんでここに居んの?」

神姬「いやぁ...そ、その...泊めて欲しいんよ」

ええっ!?

神姬「あ、明日...休みやろ?あ、あかん?」

俺「ま、まぁ...いいけど...」

そう言えば俺の家に神姬連れて行ったこと無かったんだよな...

神姬は嬉しそうな顔をして礼をした。

そして神姬と一緒に家に行く。
























































































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