第14話 トラブルだらけ

そして月曜日

俺はいつも通りの列車に乗る。

もちろん佐奈凛も一緒だ。

列車の中間の席で光が爆睡している。

そして波田須で神姬が乗ってくる。

そのまま学校に行く

そして1時間目の授業...かと思えば全校朝集になった。

すると十数名程のテレビ、新聞記者が居た。

壇上には警察の服装の人が何人か居た。

すると俺と神姬が指名された

この前の犯人逮捕に協力をしてくれた感謝状だった。

俺と神姬は壇に上がる。

警察署長の人から感謝状を渡された。

盛大な拍手が鳴り響く。

周参見達とカ2人はヒューヒュー言っている。

するとカメラマン達がパシャパシャとカメラのシャッターを切る。

俺「き、記者会見はもっと凄いんだろうな...」

神姬「眩しいわ...」

すると記者から質問が色々と来る

めっちゃガツガツ聞いてくる

それに答えて表彰式は終わった。

そして元の位置に戻るとまたクラスの奴から盛大な拍手が送られた。

色々歓迎されて嬉しかったが恥ずかしいかった。

そして校長のながーーーい話しを終えて全校朝集が終わり、学年集会になった。

学年主任の話が始まった。

主任「5月のゴールデンウィークが明けた2日後にはオリエンテーション合宿があります」

凛「え、なにそれ」

主任「ここでクラス、そして1学年全員の絆を深めれるようにしましょう」

神姬「zz...」

主任「おい、こら、そこ!聞いてるのか!」

神姬「zz...」

神姬はずっと寝ている。

俺「起きろー」

神姬「zz...」

俺「こうなったら...えい!」

俺は神姬の頭を持ってたハンカチでぺちっと叩いた。

神姬「...ふぁえ!?」

周りの生徒「クスクス...」

主任「なんでお前は先生の話もまともに聞けないのだ!月詠!」

主任は割とキレている。

神姬「ふぁああああー...おやすみ...」

俺はおっさんかと神姬頭をぺしっと叩くとクラスが笑い始めたが先生の目は次第に白くなっていく。

学年主任「静かにしろ!月詠!そしてその隣の高千穂!後で残りなさい!」

俺「は!?俺も!?」

学年主任「そうだ!表彰されたからと言ってだらけ過ぎだ!」

俺「はぁ...何で俺が...」

凛「しゃーない!シコりすぎてそなえなったんや!」

俺「シコってねーわ!」

生徒達「ハハハ!!」

学年主任「静かにしろ!!!」

周参見「ハハッ!この学年主任の説教は嫌なくらい長いz...痛てっ!」

学年主任「周参見!お前は黙ってろ!」

周参見「はーい...」

生徒達「ハハハ!」

そして学年集会が終わった

俺「いくぞ...」

神姬「今や!」

俺と神姬はすっと静かーに新快速のようにささっと逃げようとしたがあっけなく捕まって周参見の言う通り嫌なくらい長い説教を受けた。

そして教室に戻り、1時間目は授業のはずだがそのオリエンテーション合宿の班決めをする事になった。

1班7人だ

少し多い気がするが

そして班は今のところ俺、神姬、バカ2人、善子、光が居る。

安定のメンバーだ

でも1人足りない...と思ったら俺の後ろから女子が来た。

???「あ、あの...メンバー足りひんって聞いたから来たんやけど...」

凛「おお!えっとー、名前は...」

澪「う、ウチの名前は三国ヶ丘澪(みくにがおかみお)って言うねん」

俺達「よろしく」

そして班員が揃ってメンバーの係を決める。

凛「まず遼を班長にして...」

俺「は!?なんで俺なんだよ」

凛「ええやん、班長したいってくらいやる気出てるやん」

俺「どこがだよ」

凛「チャック」

俺「...あ」

いつの間にか俺のズボンのチャックは全開だった。

すぐに閉めた。

俺「はぁ...分かったよ俺が行けばいいんだろ?」

佐奈達「うんうん」

凛「んで副班長は神姬ちゃんと忍海ちゃんでいい?」

俺「神姬を班長にしてもいいと思...ふぇ!?」

俺がそう言うと神姬にほっぺを掴まれてぐにぐにされた。

神姬「なんでわたしが班長せなあかんのじゃあああ!!!」

俺「わ、わあっあほへんほへん(わ、分かったごめんごめん)」

凛「んで保健係は澪ちゃんと佐奈でいい?」

澪佐奈「いいよ」

凛「んなら善子ちゃんを行事係にしよか」

善子「OKです」

凛「よし、これでええな?」

俺「ちょっと待てや」

凛「え?」

俺「お前の係は!?」

凛「あ...忘れとったわ」

俺「ざけんじゃねーよ!」

とりあえず凛を強制的に行事係に入れた。

にしても場所はどこなのだろうか

配られたしおりを見る

津新町にある合宿ホテルか

しかも現地集合

9時までに集合か...

まぁ、私服OKだからいっか

こうして無事(?)班決め、係決めとその合宿中の球技大会のメンバー決めを終えて2時間目の数学に入った。


虚数の問題を神姬と光とバカ2人が俺の所に集まって問題を解いていた。

なんで俺の所なのかが謎過ぎるが。

凛「iの3乗は1?」

神姬「ちゃうちゃうちゃう、-iや」

凛「え!?なんで!?」

光「iの3乗はiの2乗×iだろ?iの2乗は-1だから-1×iということだから答えは-iだ」

俺「難しく考えずにやれば行ける」

凛「てかさ」

俺達「ん?」

凛「虚数ってなんやねん!!!」

俺達「そっからかい!!」

俺達はズッコケた

先生の気持ちが少し分かった気がしたな

こうしていつも通りの授業(いつもこんなんじゃ障害があり過ぎるが)を終える。


そして昼休み

俺は神姬と...と思っていたが気が付けば俺の後ろに光、バカ2人、周参見達もついて来てた

あぁ、2人の時間が...

俺「あれ、周参見弁当ちっちゃ」

戎「こいつ体型の割に少食だから仕方ねぇんだ」

周参見「処刑するぞ?」

戎「すみません」

俺は神姬と弁当を交換し合って、凛は翔と交換し合っていた。

佐奈は...俺と凛をものすごく怨念を感じる視線で見ている。

光は...俺と神姬の弁当交換に混ざって交換し合う。

そして厚狭は俺の方を見てこう言い出した。

厚狭「見ろ、あれが両手に花ってやつだ」

犬山「俺、あの3人の弁当なら食える」

厚狭「その話してるんじゃねーよデブ」

犬山「俺、前より3㌔痩せた」

凛「体重なんぼなん?」

犬山「90㌔だ」

俺達は吹いた。

周参見に関してはお茶を吹いる。

周参見「結局デブじゃねーか!」

すると犬山がキレたのか持っていた高そうな箸を折った。

よく見ると白山神社と書かれている

それ折っていいのか?

犬山「なんだテメェ、粉々にするぞ」

周参見「お?なんだやるのか?」

犬山「来いよ」

まずいぞ、優希と犬山がまじで喧嘩しそうな雰囲気を出している

すると光が立ち上がって壁を強く殴った

光「うっせぇんだよ...さっきからよぉ!!」

俺達「!?」

周参見と犬山が黙った

光「デブデブ言い合うくらいならさっさと飯食ってグランド一周して来いよ...このクソみてぇな脂の塊共がよぉ!」

俺達「...(え、え!?何が起きてんの!?)」

俺達の居る屋上、そしてグランドで遊んでいた軍団まで響いていたのか、その場が凍った。

周参見と犬山はぶるぶる震えている

周参見...お前リーダーじゃねぇのかよ

光「おい...何ぼーっとしてだよ...さっさと行けよ...殺されてぇのか...?あぁ!?」

周参見犬山「い、いえっ、い、行ってきます!忍海大佐!」

周参見と犬山はさっと出ていってまじでグランド一周していた。

俺神姬「(かっこよ)」

光「ふう...悪いな、はい遼」

俺「えっ!?あ、あぁ ありがと」

光はふっと息を付いて座ってさっきの弁当交換の続きをする

それにしてもさっきのは怖かったけどかっこよかったな

佐奈達「(あぁやってすぐに切り替えれるあたり凄いなぁ...尊敬するなぁ...)」

すると屋上のドアが開く

善子「ど、どうかしたんですか...?すんごい怒号が...」

光「別に、ただ健康になるための方法を教えてやっただけさっ」

善子「ほ、ほう...」

こうして楽しい楽しい(?)昼休みが終わった。


そして5.6時間目の体育。

この体育はオリエンテーション合宿のための集団行動を全クラスで練習をする。

担当教員は主任だ。

主任「集団行動で生徒との絆をより深め、協力し合うことを目標に練習するように!」

俺達「はーーい」

主任「はーーいじゃない!はい!だ!」

俺達「はーい」

てかこれ男女混合でする意味が分からねぇ。

これで絆が深まるなら苦労しねぇってば。

そして背の順で並ぶ。

その後順に番号を言い2列、4列になって行進、駆け足をして1通りの動作を終えた。

神姬達は割と真面目にやっていた。

意外だ...なんて言ったら怒られるか。

他のクラスと見比べると俺達のクラスの方が断然マシだった。

そして見極めが終わり、なんとか俺達のクラスは合格した。

そして予定より1時間学校が早く終わった。

俺と神姬と光とバカ2人と善子で、学校横の川の橋で列車の時間までベラベラ喋っていた。

田舎の川に架かる橋っていい感じだなぁ

すると佐奈が王様ゲームしようと提案してきた。

男俺だけで王様ゲーム!?

まぁ、暇だからやるか。

俺達はその場にしゃがんだ。

俺「過激な物は禁止だぞ?」

佐奈「大丈夫大丈夫」

そして佐奈がカバンから要らないプリントを6枚に切って1~5番と王様のくじを作った。

そして「王様だーれだ」と言いながらくじを引く。

俺は1番だった。

王様は...最悪だ、凛だ。

すると凛は3番と4番は少し長いキスをすると言う初っ端から過激な命令を下した。

よかったあああ俺じゃなくて

3番は佐奈、4番は光だった。

2人は顔を赤らめて手を掴む。

佐奈「あ...い、行くよ?」

光「あ、あぁ...」

ゆっくり目を閉じながら唇を合わせる

ムチュッと音が鳴る。

2人は目を閉じてねちょねちょと音を鳴らし、ウナギの交尾のように身体をくねらせている。

目を閉じる2人。

時々胸を押し当てている。

「むはぁっ」

2人の少し長いキスが終わった。

ハァハァとかなり興奮したご様子だ。

佐奈「忍海ちゃん...舌入れ過ぎ...」

光「そ、そっちこそ...」

凛と善子は鼻血を垂らして見ていた。

そしてゲームは続き、俺が王様のくじを引いた。いや、引いてしまった。

俺は1番が2番をスーパーフルスイングでビンタするという命令を下した。

1番は光、2番は善子だった。

善子は俺の方を半泣きの目で見ている。

委員長らしくねぇぞ

光「済まない...行くぞ?」

善子「うううう...」

光はスーパーフルスイングで善子のほっぺにビンタした。

ぶちぃぃん!!と音がしたと同時に善子はあぅ!と少し飛んだ。

しかしメガネはもっと吹っ飛んだ。

俺達「す、すげぇ...」

光「もっと行けたんだけどな...」

善子「これ以上しなくていいです!」

そして次の王様は光になった。

光は1番が2番の耳を舐めると言う光らしくない命令が下された。

運悪く1番は俺だ、2番は...運悪く神姬だ。

あぁ...なんか嫌だな...

佐奈「ははは!耳でイっちゃいそう!」

光「いやいや、佐奈何言ってんだ」

佐奈「え?」

光「この2人のことだから妊娠するだろ」

佐奈達「ふぁー!!!忍海ちゃんそれは傑作っすわ!!」

俺「だー!うっせぇな」

俺は神姬の後ろに回り込んで神姬の肩に手を置いて顔を耳に近づける。

神姬「うぅ...はよしてよ...」

少し嫌な顔をしているが俺は知っている

神姬の嫌な顔はしていいよと言う合図だ

佐奈達は嬉しそうな顔で俺達を見る。

そして...ハムっと神姬の耳たぶを唇で挟む。

神姬「ひゃっ...」

佐奈達「ははは!!!神姬ちゃんいいよ!その顔いいよ!」

そして神姬の耳の中を舐めていく。

「ひゃぁ...あっ、あぁ...んっ、はぁ...」

神姬は耳が弱いのか、艶やかな声を出しまくる。

俺はレロレロと中を舐めまくる。

佐奈達は爆笑ながら見ている。

神姬「も、もうええやろ...?」

佐奈「後10秒!」

俺「(仕方ない、攻めるか)」

俺はさっきの攻めの2倍ので神姬の耳を舐めていく。

耳の裏、穴の周りを舐めていく。

「あ、あっ、んはぁ、んっ、そ、そこはぁ...あん!」

身体をくねらせる神姬

佐奈達は神姬の声を聞く度に笑い出す。

そして佐奈が3.2.1の合図を出し始めた。

俺は1.2の所で穴をおりゃ!おりゃ!と舐めた。

「はぁあ!あぅっ、あぁん!」

佐奈「終了ー!!」

神姬の耳から顔を離すと息継ぎが荒くなっていた。

「ハァ、ハァっ、んハァ、ハァ、ハァ...」

俺は神姬の目の前で手を振って大丈夫かーと声を掛けた。

すると神姬が俺に倒れてきた。

神姬「や、やりすぎじゃぼけ...溶けてまうやろうが...」

俺「ごめんごめん、いい反応するから...」

佐奈達は笑い過ぎて疲れている

そしてゲームを再開した。

神姬が王様になった。

1番が次のゲームの王様になるが、そのゲームが終わるまでアニメキャラの声真似をすると言う命令が下された。しかも真似を途中で止めると全員からビンタを食らうと言うある意味地獄の命令だ。

1番は...佐奈だ。

佐奈はサザエさんのアナゴさんの真似をしながらゲームをする。

佐奈「あー、ぼーくが王様だぁ」

俺「全く似てない」

佐奈「うっせぇ!仕方ねぇだろ!...あ」

俺達「ニタァ」

ぺしぺしぺしん!ぺしぺしと佐奈のほっぺを叩く。

約1名スーパーフルスイングでビンタした御方も居るが

佐奈「痛ぁいぃいい...あ、さぁ、僕からの命令だぁ、5番が2番に乳揉みの刑をしろぉー」

という命令が下された。

5番は凛、2番は善子だ。

善子「え...や、やだぁ...」

善子はかなり嫌がっているが凛は構えている。

もういつ出発進行しても大丈夫みたいだ。

凛「がおー」

凛は善子の胸を後から揉みまくる。

善子「あっ...ひゃう...み、見ないでくださいぃ...」

凛「あれ?善子ちゃんって胸弱いん?」

善子「そ、そうなんです...って!ちょっと!」

凛はそれを聞いてさらに強く揉み始めた。

モニョモニョ揉みまくる

善子「あぁっ、も、もう辞めてくださいぃ...」

佐奈はあと5秒の合図をする。

凛「ほれほれー」

善子「あっ、や、やめ...あっ、いっ、イク...」

凛「え!?」

俺神姬光「え?」

佐奈「終了だぁー」

凛は善子の胸から手を離す。

善子は顔を赤くし、息を荒くしながら胸を腕で隠す。

おお、エロい。

てかさっき委員長から何か聞こえたような?

気のせいか?

凛「さ、さっき...」

善子「ななな、何の話ですか!?」

光「確かに言ってたな」

善子「い、いや...いいい、言ってませんよ!イクなんて言ってませんよ!」

凛「誰もイクなんて言ってないけど...」

善子「...あ」

気のせいじゃ無かった。

凛「ふーん凛のクラスの委員長って胸でイク...」

善子「い、言わないでください!!」

そしてそろそろ列車の時間が来るため、王様ゲームを終えて駅に向かった。


俺達は来た列車に乗って家に帰ろうとした。

しかし発車して大泊駅に着いた直後に運悪く別の列車が動物と接触し、その列車が故障したため紀勢本線の新宮から松阪間が運転見合わせとなった。

俺は運転士に運転再開は何時くらいになるかを聞いた。

すると時間は前後するが、1時間は動かないらしい

それに大泊駅周辺は何も無い

ならば宿題しようと考えた。

しかし課題などは渡されていない。

...暇だ

すると佐奈が王様ゲームの続きをしようと言い出した。

周りに乗客は俺達しか居なかった。

乳揉みでイクとある1人以外はOKを出したため多数決により再開した。

俺が王様のくじを引いた。

俺は1番が2番を30秒間くすぐると言う命令を下した。

1番は佐奈、2番は光だった。

光はお前後でトンカツにしてやるみたいな顔でこっちを見る。

やめてくれ、まだ死にたくない

そして30秒間くすぐりが始まった。

光は肋をくすぐられてじたばたしている。

光は普段クールなのに...

光「きゃっ、ちょ、ハハハ!そこは弱い!きゃっはは!!」

佐奈「おりゃおりゃー」

そして30秒が過ぎた

光はかなり疲れている。

まるでテスト勉強1日したのに0点とった後のような感じだ。

そしてくじを引く。

王様は佐奈だ。

5番が2番に2分間電気あんますると言う18禁命令だ。

5番は凛、2番は善子だった。

凛はニタァとしている。

善子「そっ、そんなの嫌ですよ!」

凛「ふーん、んならさっきの胸イキの事ばらそっかなー」

善子「そ、それは...うぅ...わ、わかりましたよ...」

善子が観念して凛からの電気あんまを受け入れる事になった。

そして善子が股を開く。

凛は善子の両脚を持つ

凛「おぉ、黒白のパンツじゃん!いいねぇ!しかもちょっと濡れてる...?」

善子「そ、そんなこと言わないでくださいよ!」

凛は靴を脱いで靴下で善子のアソコに触れる。

凛「行くよー」

善子「や、優しくしてくださいよ...て、ていうかた、高千穂さんは見ないでくださいよ!」

俺「それは見て欲しいっていう解釈でいいんでしょうか」

佐奈光神姬「...せやで!」

善子「ちがーう!」

そして凛が足を上下に擦る。

善子はさっきの乳揉みの影響があったのか、反応が大きい。

善子「んっ...あっ、あぁ」

凛「おぉーいい声でてるよー」

善子「た、高千穂さん...み、見ないでくださいよぉ...」

凛「大丈夫、遼はこういう事ばらすような奴ちゃうから」

善子「な、ならいいですけど...」

俺「(え、俺そういう目で見られてたの!?)」

凛は少しずつ強めに擦っていく。

善子「はぅ...ん...あぁ!ん...んはぁっ、あん!」

凛「あれ?もう来そう?」

善子「そ、そんな事言わないで、あっ!」

善子がビクビクし始めた。

善子「んっ、はぁあ!イ、イクっ、イッちゃう...」

凛「さぁ!いけ!」

善子「んっ...はぁあっ、あっ!!!!」

善子はビクンと腰を浮かせてイッた。

メガネっ子のイク所ってなんかいい。

俺達「おぉーパチパチ」

善子「ハァ、ハァ、な、何拍手してるんですかぁ...」

そして善子は出たものを拭くためにトイレに行った。

...

まだ列車が動く気配は無い。

バカ2人は気が付けば寝ていた。

光はその2人に気付いたのか、俺と神姬の前の席に座った。

暇だ。

俺の隣にはもちろん神姬が居る

俺に持たれて寝ている

寝顔が可愛いから許す

暇だからいたずらしてやうと思った。

俺はたまたまカバンに入れていた耳掻きの綿の部分で神姬の首をふわっと撫でる。

神姬「んっ...って、何してるんですか」

俺「暇だからいたずらしてやろうかと思いまして」

神姬「許可してません」

俺「知りません」

神姬「知ってくださいってちょっとトイレ行ってくる」

俺「さようなら」

神姬「勝手に帰ったっていう設定にすんじゃねぇ」

するとそこに善子が戻ってきた。

善子「あれ、ね、寝てる...」

俺「まだ列車動きそうにないよ」

善子「そうですか...」

善子は俺の前に座った。

俺の前には善子、善子の横に光という形になった。

そういえば善子ってどこに住んでるんだろう?

俺「なぁ善子、お前って住んでる所どこ...」

善子「よ、よ、善子!?」

なぜか驚く善子

光「どうした?イキすぎておかしくなったか?」

善子「い、いや...そこまでイってませんから...そ、その、下の名前を男の子に呼ばれた事なかったんで...」

俺「お、おう(ここにいるやつほぼほぼそういつやつらじゃねーか!)」

てか俺いつの間にか委員長じゃなくて善子って呼ぶようになってた

自分でも驚きだ。

俺「どこに住んでるの?」

善子「私の家は二木島です」

二木島とは神姬の家の波田須から亀山方面に2駅目である。

あれ?

善子の家が二木島なら俺達が毎回乗ってる列車に乗るはず...

善子「行きは父が熊野まで送ってもらってるんですよ。仕事場が鵜殿の小学校の先生なので」

へぇ、すごいな、先生やってるんだ。

すると話は親の仕事の話になった。

善子「高千穂さんの親は何をされてるんですか?」

俺「一応父親がガラス会社の部長で母親がその社員。今スーパー長期出張中」

光「だから親が居なかったのか」

俺「あぁ」

すると善子がん?と顔を歪ませる。

善子「え、忍海さんって高千穂さんの家に...」

光「あぁ、1泊な」

俺「(その話すんなってー)」

善子「あ、そ、そうなんですか...いいなぁ...」

俺「え?」

善子「え、い、いや!な、何もないです!」

光「こいつ今いいなって言ったぞ」

俺「やっぱり」

善子「え...ま、まぁ...えへへ...」

なんだ?俺の家に泊まりたいの?

それ神姬が知ったら俺殺される。

俺「光の親ってなんの仕事してんの?」

光「アタシのパパは川重(川崎重工)の社員でママはスーパーで働いてるよ」

俺善子「...」

光「ん?どうした?」

俺と善子は我慢出来ずに吹き出した。

光「ど、どうした?遼も委員長のイク所見ておかしくなったのか?」

そこじゃなくて...

俺「いやぁ、光ってパパママって言うんだなって思うと笑いが...」

善子「す、すみません...私も同じ理由です」

すると光がビキビキと指を鳴らし始めた

光「お前ら骨何本折って欲しい?」

善子俺「すみませんでした」

光「ていうかママパパって呼ぶくらい普通じゃないのか!?」

俺「いや、俺は光がそう言うとは思っていなかったの」

善子「その...意外だなぁって事ですよ!」

すると光は顔を赤くしながら

光「それって...変?」

俺「へ、変じゃないけど...」

光「な、ならいいじゃないか!」

また怒られた。

乗車して1時間過ぎたがまだ列車は動きそうに無い。

車内放送ではさらに1時間かかると言われた。

そして話は列車の事故の話になった。

光「そういえば智頭急行だっけ?人身事故は起きた事は無いけど動物と列車が接触してその列車が故障したって話」

俺「え、そんな事あったの!?」

善子「えっと...智頭急行ってなんですか?」

あ、そうだった

善子は鉄オタじゃなかったのか。

俺は智頭急行のスーパーはくと(HOT7000系)等の写真を見せた。

善子「おお...かっこいい...」

光「お、委員長も分かるのか?」

善子「なんだろう、先頭のこのノーズ...新幹線みたいで速そう、それにこの加速音...速いという感じの音...素晴らしい...」

凄い色々な点で見てるな

善子はスーパーはくとに見とれている。

ついでに走行動画も見せた。

スーパーはくと以外にも新快速等にも見とれている。

善子「て、鉄道ってこんなにかっこいいんだ...」

俺「新しい鉄オタ生み出しちゃった感じかな」

光「そのようだな」

そして色々と走行動画などを委員長に見せていた。

気がつけば神姬も見ていた。

俺「うわっ」

神姬「えっ」

俺「帰ったんじゃないんですか」

神姬「わたしの家はこの隣です」

俺「てか一つ言ってもいいですか」

神姬「ダメです」

俺「言わさせてください」

神姬「どうぞ」

俺「このキャラ演じるのしんどいです」

神姬「やり出したのは...あ」

そう、このキャラやり始めたのは神姬だ。

俺「あれ?なんですか?口が止まりましたよ?」

神姬「むぅううー...」

すると神姬は俺の背中をコチョコチョしてきた。

俺は背中のくすぐりが異様に弱いのだ。

俺「ひゃあああ!!!ちょっ、コラてめぇ!ハハハ!」

神姬「貴様ばっかわたしを攻撃しやがってぇー!!許さんぞー!!」

すると光も俺の腹をコチョコチョし始めた。

光「アタシも同じ事思ってたところだ」

俺「光...てめぇ、ちょ、そこは...ハハハハハハ!!!」

すると善子も太股をコチョコチョし始めた。

善子「あぁ、いい身体してますね...」

俺「よ、善子ぉ!?お、おぉおお!!!あああー!!!!」

俺は今3人の女子高生に身体をコチョコチョされている。

なんだか最高の気分だ。

すると車内放送が流れた。

只今から順次運転再開すると言う放送だった。

俺「おぉ、やっとか」

光「17時前か...」

神姬「そういや明後日から休みかぁ」

俺「あ、そうか!明後日からゴールデンウィークか」

そう、明後日からゴールデンウィークだ。

神姬との初デートの特急券買っておかなきゃ...

明日尾鷲で買うか


少ししてから俺達の列車が動き始めた。

そして波田須に着いて神姬と、二木島に着いて善子と別れた。

そして俺は光と2人で尾鷲に着くまで話していた。

光「神姬にはまだバレて無いのか?」

俺「バレてた」

光「ハッ、やっぱりそうかぁ」

俺「あんまり怒ってなかった」

光「え、本当か!?」

俺はバレたときのことを詳しく話した。

光「き、嫌いじゃなけりゃいいって訳じゃないと思うんだがな...」

俺「ま、まぁ、仕方ないと思ったんじゃないのか?」

光「初めての恋愛だから良く分からないのかもしれないな...」

俺「今度ちゃんと謝っておくか...」

光「家帰ってLINE通話で謝れ」

俺「おう」

そして列車は尾鷲に着き、バカ2人を叩き起こして光と別れた。

そして家に帰り、神姬にLINE電話を掛けた。

するとすぐ電話に出た。

神姬「もしもし?どしたん?」

俺「あ、あのさ。前の光の話あったじゃん」

神姬「う、うん」

俺「あの時はー、ごめんな」

俺は少しぎこちない謝り方をしてしまった。

神姬「え...あ、うん。そ、それだけ?」

俺「うん、謝りきれてなかったからさ」

神姬「あぁ...ありが、とう」

俺「んじゃ、また明日」

神姬「うん、お疲れさん」

はぁ...なんでもっと本格的に謝れないのか

自分が情けなく思う。

そして俺は晩御飯も風呂も済まして寝た。

















































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