ひとで”なし”な彼らの関係は、恋人以上同居人未満。
『ひとでなし? ああ、あたしのことね!』
怠惰な青年・神山隆二が、拾ったのは無駄ポジティブな幽霊少女・マオだった。
なし崩し的に神山家に居候しはじめるマオ。マオに翻弄されつつ、恋人以上同居人未満の関係を築き、だらだらと日々を過ごしていた隆二の前に「怪しい研究所に勤める赤い服をきた少女」や「元カノ」、「旧友」が次々に現れる。さらには、マオが消えかかったり、誘拐されたりの厄介事も。
怠惰な青年が、自宅のソファーで幽霊少女と二人だらだらテレビを見る生活を守る為だけに頑張る“現代だらだらオカルトファンタジー”。
「あのソファーは一人には大きすぎるんだ、だから……、一緒に帰ろう」