概要
少女と出会い少女に別れ、 からだを失くした青年は機械の足で歩み続ける。
おわりを待つ世界で、未だ訪れる七日間。
月曜から日曜、少女と出会い少女に別れ、からだを失くした青年シスルは機械の足で歩み続ける。
これは、終わり行く世界の片隅『終末の国』の日常を切り取る空想科学幻影譚……もしくは、ある物語が閉じた後の、長い長い後日談。
「さよなら、XXX。私は生きていくよ」
■青波零也、砂紅果香の二人による共著作品です。
■サイト「シアワセモノマニア」からの転載です。
月曜から日曜、少女と出会い少女に別れ、からだを失くした青年シスルは機械の足で歩み続ける。
これは、終わり行く世界の片隅『終末の国』の日常を切り取る空想科学幻影譚……もしくは、ある物語が閉じた後の、長い長い後日談。
「さよなら、XXX。私は生きていくよ」
■青波零也、砂紅果香の二人による共著作品です。
■サイト「シアワセモノマニア」からの転載です。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!アンドロイドは『鏡の国』の夢を見るか
作品を読みながら、「上手いなあ…」と思わず唸ってしまった。否応なく、物語の世界に引き込まれしまう。尋常でない世界を、日常の出来事のように静かに語りかけていくストーリー性が素晴らしい。
脳以外、本物のからだを失ってしまった機械仕掛けの青年シスル。
終末に向かう、高度な文明と衰退する人間性を持ち合わせる不思議な世界観。
謎めいた登場人物達。
そして、それを淡々と見つめる主人公のシスル。殺しさえ請け負う「なんでも屋」でありながら、趣味は読書、というのがまた良い味を出している。とっても、私好み。
ロバート・シルヴァーバーグやフィリップ・K・ディックの作品を彷彿させる世界観は退廃的でありなが…続きを読む