朶骸なくす

縦糸横糸は大事なものである。
ある意味、敷かれているレールかもしれない。
自分のヘアスタイル(間違っていたら申し訳ない)を決めるのは自分である。

二律背反で苦しく、誰も答えてくれないから悔しく、自分で語っても現実が罰のようで。

想像すればするほど眩しくて何かが成長していくような感覚の詩たち。

口伝は大事ですよね。狐の嫁入りは、本などに載ってますが、昔から言われる怪談である。
それをやぶってしまった主人公の結末やいかに。
山の神様を怒らせるのは怖いのです。

侘しい気持ちになるものでした。 「見えないものを見ようとすることがもう見えない」は理解できませんでした。 他はセンチメンタルで優しく出来ていました。「第3の目」も難しかったかな。 …続きを読む

漢字の羅列なので分からないところもありますが、なんとなく分かります。私はいい印象を持ちましたけれど、みなさんはどうでしょうか？

星新一の長めSF小説を読んでいるようであった。 会話劇なので少し違うが、状況など「ジラ」など、まだまだ不思議な話がたくさん出てくるだろう。 こちらのレビューは、14話目23.10.…続きを読む

トリビアっていうほどじゃないかもしれない。 なんたって「教科書に載らない知識を持とう！」が題名であるからして「勉強」と言った方がいい。 当方は「へえ」ボタンを押す側である。へえボタ…続きを読む

息を吸い込んで夜明けから始まる私は、とても綺麗に感じます。

妖精のニナ、小鬼のレイ、雷のアオ。 この三人で語られる、ふわふわとした絵本のようなお話たちです。 楽天家でちょっとわがままなところがあるニナにツッコミを入れるレイですが、ニナ大好き…続きを読む

一話完結。たまに同じキャラクターが出てきたりして、くすりとします。 私的には、こういうノリをSFに括っちゃうところがあるんですが、ちゃんとファンタジーもありますし、学園ものもありま…続きを読む

「身体」を削って創作する男が、本編の主人公です。主人公は己の創作の為に「身」を削り、それを作品として展覧会に提出していましたが、誰にも理解されず、彼は「身」を削るばかり、そうして削…続きを読む

「性的感覚」がなくなった主人公が四苦八苦しながら悩み抜く詩です。 むしろ「何も感じなくなった」と言ってもいいかもしれません。 主人公は後悔しますが時既に遅し。嘆く姿が悲しいものです…続きを読む

とりあえず、うずらちゃん、塩くん、カナモリくんがメインなのが分かって、そのまますずきくんや王様がでてくるってカオス。 キャラ同士の会話劇で始まり終わるものなのですが、いったい彼らが…続きを読む

子どものように、ぽんぽん口にお菓子を食べるような印象を受ける短歌群。 当方のお気に入りはこちら 〇 幾重にも　重なるパニエ　花びらが　守る乙女の　絶対領域 〇 ふわっふわのスカート…続きを読む

まず、最初に。 面白かったああああああ！ ポストアポカリプスものでいいのかな？それにローファンタジーを付け足した感じ？ 主人公や主人公の周りがしっかりぶれずに書かれているし、5W1…続きを読む

美しい句ばかりです。 様々な句を見ましたが、まるで隣にいる子が口にしている俳句です。 そう隣を歩きながら見つけて語る俳句のイメージです。 中では 〇 『稲光　君の肩寄せ　笑う膝』 …続きを読む

今まで「秋」や「月」「空」など季節の句を見てきたが、こちらの作品はそれに囚われず、ちょっと違う見方をしている。 季節の句なら「いしやきいも～」と言うようなところを句の主人公？は真昼…続きを読む

地面に落ちる葉って踏む度に色が濃くなって残念な形になりますよね。それを少し残しておいて欲しい。 わびさびと言うのでしょうか。季節はめぐって、ちょっと意外なことを句にしてみたり、誰も…続きを読む

お月様がぴかぴかしているのを見た男の子がいつのまにやら月にいてうさぎと餅つきするんです。 話の流れは寝る前に読む本のようで、お月様にうさぎがいる。 すっと心に入ってくるストーリーで…続きを読む

いつまで机を使っていたか思い出せないほど年月を重ねてしまったのを思い出しました。なっちゃんの机もはるちゃんの机もいつまでかなあと思いつつ児童書のような作風で微笑ましかったです。

白狐のコンと月うさぎのムーン。 出会いは突然に。そして劇的な終わりに。 地球から見ても月から見ても同じ感想だったのが、ふふっと笑ってしまいました。 ぱっと読めるショートショートなの…続きを読む

設定資料にレビューはなっと思ったのですが我慢できずにレビュー 見れば一掃楽しめる『リピート・ヴァイス〜悪役貴族は死にたくないので四天王になるのをやめました〜』の設定資料です。 あま…続きを読む

老いは怖い。老人になっても流行についていけるか、オタ活はできるのか、とてもおそろしいものである。 ここで「最近の若いもんは」と言ったら老〇決定なんだろう。 そして、なによりもおそろ…続きを読む

短い言葉(詩)に込められた「待っている」とキーワードを思わせる作品群です。 最後の艶羨は「待っている」側になりますが、瑠璃色の夢というタイトル通り、そのガラスの間に彼らは待っている…続きを読む

何事も情がわいてしまうと「何も変わらない」と思ってしまうものだけれど、舞台は病院、少女の病気がなんなのか知らずに接してしまった主人公。 そして何故か貰った一本の線香花火。 さらり…続きを読む

秋問えば「月」「紅葉」と行きますが、感情編はちょっと「センチメンタル」な歌。情景を言葉にして書かれてます。最後の句は、とても可愛い。 食べ物編みんな月見バーガー好きね！私も好き！ …続きを読む

少しS不思議Fとはいきませんが、独特の悩みやキャラのさらりとした造型が綺麗でとても面白かったです。 のっぺぼうに「紅葉のように、あなたは素敵」という娘さん。 決して頬を染めることが…続きを読む

空の割れ目が目に見えるようだった。そこから滴り落ちる星座。 遠く遠くの星々を見ながら、私は何を見たのか。 この星は「終わって」しまっているのか「壊れて」しまっているのか。 読んで貴…続きを読む

今年は「猛暑」 私も秋が来るか、とても不安だった。しかしながら人間というのは「覚えて」いるもので「秋」を感じ取れるのだ。 作品は、そんな機微を感じさせてくれるもの そして紅葉出来な…続きを読む

ちょっとした闇を覗かせながら、動物たちを「愛してる」いる主人公は、不思議な夢と世界に迷い込んで、最後は猫まみれ。 最初はドキドキ（主人公と老婆のやりとり）したのですがハッピーエンド…続きを読む

まっこと不思議な話だった。 卵が先かニワトリが先か。 寂しいシャッター通りの商店街に無人野菜売り場がある。 主人公は、野菜を求めて買いに行くのであるが、なかなか時間が合わず巡り会…続きを読む

身体が包まれて人間は変わる。
何に包まれてかは言わないが、人というのは繰り返しの生き物に感じる。
作品は溺れながらも、また戻ってくる。
自然な行為を、身体と心で感じる詩だった。

感情が甘いなら、苦くすっぱい、違う味覚はなんだろう。
それらが心の中の感情に結びつくとしたら……
私は、どうしたらいいのか。その答え合わせをしてみたい。

作品の中の一文で、 「ヒーローは地面が要らない靴底を磨り減らすため僕らは生きる」がある。 お気に入りだ。 著者との感じ方に違いがあれば、それは私のせいなのだが、この「ヒーローは地面…続きを読む

人と違うのは怖い。そしてそれをいじられるのが辛い。
でも作品の主人公は、ある答えに辿り着く。
成長していく姿は、前向きで素晴らしい詩だった。

発見した時、なんだこれは、と思いました。（大変失礼） 途中で18錠やら酒やらが書かれていて、著者の身体を心配してしまった。 自身も似たような病気なのだが、こんなラジオ風の作品は書け…続きを読む

いや、なんでこんなにお腹がすくのか。
食べ物ばかりだからだよ！美味しそうな短歌です！
お腹を空かせて、某お店に駆け込むのもいい作品です。
月見バーガー……

青春から恋に始まり、ひとり立ちし、大人の恋をする。 そして青春に戻ってくる。いや回想しているかもしれない。僕/私。 私のお気に入りは、第2話「しゃぼん」から 『それは心とは小さな小…続きを読む

当方、何も知らない。無知は罪である。 知っていることと言えば服装や、ちょっとした仕来り？というところ。 もう漫画の知識しかない。ということで、 詩しか書かない何も知らない当方が選ん…続きを読む

思い出の中で光るものを見つけた主人公が「まだ生きよう」と思う流れに、きみとのコーヒーであるのが、とても心に来た。
死者のことは声から忘れていくというが、香りはどうなのだろう。

主人公が白ウサギを追いかけていく。 『不思議の国のアリス』の流れだが、仮アリスには不運なことばかり。 全部、白ウサギのせいに見えるのは自分だけだろうか。 まるで絵本の一部を見た気が…続きを読む

大変失礼ながら……お腹が減った。 短歌を知らぬ人間のうわごとである。 以下、私が好きな句である 〇 ・月明かり　差し込む居間に　置き去りの　バランスボールも　映ゆる十五夜 ・百日…続きを読む

SFショートショートのような本作。 悲しいことながらドーピングは本当のことで悲しさを覚えた記憶がある。 人と人の欲望が渦巻き、それに女神ことナナは応えることができるのか。 なんとい…続きを読む

若い頃はすれ違いなんて当たり前だったかもしれない。
「私」と「君」は青春特有の空気の中、生きている。
その空気を感じたい方におすすめしたい。

私もまだ鳴いている最後のセミを思うと「大丈夫かな」と思うタチです。 独りは寂しい。なんとも言えない気持ちにさせます。 そんな中「わたし」はセミに対して思いをぶつけ、寄り添うことを選…続きを読む

ヘベルメンネムがよくある「どうしようもない」やつで安心？しました。wikiにあるようでもあり、児童書にあるようでもあり、こどもに「こうなるんだぞ」と言い聞かせたいです。

最初は何事も「最初」であって誰かの模倣ではない。 そこから発展して「自分」になるのである。 「彼」は、たくさんの「オリジナル」を書いたし、それにつけられたコメントに一喜一憂した。で…続きを読む

秋は色々である。色でも落ち葉でも石でも動物でも、秋はなんだか化かされている気分になる。 そんなことを言いつつ、私のお気に入りの句は、 〇 銀の鈴鳴らすゴスペル秋燈に 十月のまち十月…続きを読む

最初から最後まで陰鬱な詩が続きます。 「死にたい」「死にたくない」 「周りのせい」「そういう仕組み」 それを繰り返して捏ね回した作品です。 落ち込んだ時に読むと「この人も仲間だ」と…続きを読む