朶骸なくす

祈るような切ない詩で胸が苦しくなりました

不思議な話に友達にニースという不可思議な街の情景も綺麗でした。

消えてしまいたい時に思う心が全てをなくしてしまったら、それはとても怖い結果になると思うのです。

自分という何かを探しながら決着がつけないでいる。そしてなくなってしまう。ちょっとした緊張感が味わえます。

色々な思考の登場人物たちが織りなすサスペンスのような内容でした。

やりとりが癖になる感触で呆然と立っている感じです。

最後の一文で「あっ」となりました。面白かったです。

神とは言わないピンボケからの世界は少し怖い。

各々の緩やかな言葉や問いかけが綺麗で素敵でした。

ちょっと笑えた人たちが踊っているような作品です。

地団駄しているようでしてない凍っているような話。

溺れる感覚に脅されている感覚しかし優しい話です。

自分の幸せを両の手で配りながら透明な世界を見ている三首目でした。

主人公がじろりとしている感触が気持ちいいです。

よくあるおとぎ話の裏の裏のようでした。

縁の下で浴衣を着、うちわをあおいでいるような感覚です。

白の霧が煙たい街からの不思議で怪しく本当の話を語られる恐怖が溢れています。

ゆるやかな時の流れと「わかっている」吾輩は春の陽気が好ましい。

胸の穴がふさがることを――

心が震えました

元は双子のような話。それでも日常は回っていくけだるさがあって、とてもいいです。

忘れていくようで忘れていかない花を添えていく話でした。

個性溢れる物語が二作。どちらも残酷な事実を迎えながらも前向きに生きていくのですね。

色々な感情の奔流がボクを苛み許しまで請うてしまう。人間らしい話でした。

雪山を登るようなイメージでした。山を登って高みへと行きたいものです。

思い出はいつまでも思い出のまま煌めいています。

「誰」かが「誰」かを糾弾しているのです。 それは一方的のように見えて「ああ、この人は止まらないんだな」と思いました。 しかし、本当に「彼」がいなくなって幸せなのでしょうか。 「誰」…続きを読む

月の種類は多い。それは私たちが「多い」ということ。

動いて立ち止まって悩んで放りなげたくて、そんな気持ちになる話です。

怪盗さんの気持ちも聞きたいものです。

本編？を踏襲しながら語られるのは恐ろしい話。

現在(23.10.17)15話まで更新されている状態でのレビューです。 冒険と言っても、今は二人の距離を縮めている最中。 その中で活躍しているのは先生のリチャード。どんな思惑でジ…続きを読む

また、文句です。そのカーテンの花は咲きましたか？とは冗談で、みな次々に「文句」を言ってきます。 主人公(仮)は何度も「また、文句ですか」と聞きます。聞かれた人たちは、それぞれ対応し…続きを読む

誰かの為に生きるのは辛いことでも後悔しなければいいと思うのです。

個々別々の主人公だったら申し訳ないのですが、続き物としては主人公の内側を見ているようです。
短い詩の中で悶々とする姿は痛々しい。
見守ってあげたい気持ちにさせます。

ショートショートのSFみたいで楽しく読ませて頂きました。

解読していたら、あれ？これ宮沢賢治の二十六夜じゃね、と英文見つつ原文も読んでいました。英語にするとこんな感じなんですね～
よむのたいへんでした。

並ぶ単語、最後の問答。 エリー・ファーさんお得意の詩です。 あなたは、「笑い」と「権威」をどうとらえますか？ 二つともお揃いがよいのか、よくないのか、それとも無視するのか。 黙り込…続きを読む

たくさんのタロットを持っているのが、ちょっと羨ましかったりする。 カクヨムでタロット占いの結果を書くというのが面白くて覗いてみました。タロットの意味には疎いので、結果にあれこれ言…続きを読む

誰だって一度、思うこと。
「やりなおししたい」
その願いの代償は大きい。
目を瞑るような作風で面白かったです。

直線上に生と死があるならば、死は直線の最後にある訳でもなく、意外にも、そこらへんに転がってたりするのだ。死にたい時に死ねなくて、死にたくない時に死ぬ。 生きたい時に死んでしまい、生…続きを読む

相談役とは言わないが霧羽さんのところには、曇った目の人たちがやってくる。みなみなある意味、人生の岐路に立たされ悩んでいるのだ。 それを霧羽さんが冷たくも諭していく。 諭された男たち…続きを読む

最後までご覧あれ。

10.17.23・現在。 二話まで更新されている。 どちらもどこか恐ろしいものをみている気分であった。 一話の「彼」も行き着くところまで行き尽くしての行動。それがなんの暴力であっ…続きを読む

大事な人とまたは大事だった人と隣り合わせで笑い合うような短歌集。 夫婦に恋人、まさに青春真っ盛りで読んでいて「ひゃあ」と思った。 素敵な青春は眩しいものである。 人様？の恋事情を知…続きを読む

自分の誕生日に死んでしまった主人公が、自覚をして成仏？していく話である。 主人公が気づき、むなしく落ち込む様は、少し痛々しい。 しかし、気づけたと言うことは次に繋がるステップである…続きを読む

どっちな気分？なんて思いますが同じ「人間」ならば悩ましいところです。

信じる力が自分を変える。
作品は背を押してくれる。励まされたい時に見たい詩です。

溶けながら立っている気分にさせてくれる詩集です。

様々な視点から、あかねこと蜻蛉を語る句集。
各章で区切りながら赤とんぼと遊んでいる。
ため息をつくときもあれば、子らを見ることもある。
そして最終章・旅の終わりを見送る。