第一章では、始発の電車に乗った主人公が永遠の時の中に迷い込んでしまいます。そこで出会った中折れハットの男性は彼女を誘惑しますが、彼女は自分の人生を自分で選ぶことを決意します。最後に彼女が暗闇に飛び込むシーンは胸が締め付けられるような悲しさと心が温まるような美しさが同時に感じられました。この物語は私に 自分の人生を自分で選ぶことの大切さ を教えてくれました。
二章目では、偶然出会った古本屋で店主の女性と心を通わせる主人公の姿が描かれます。しかし、その店はその日で閉店することを知ります。本屋が消えていく時代に本への情熱を失わない二人の姿に触れて、私も 本や本屋に対する愛情や憧れが湧きました。最後に笑い合うシーンは切なさと美しさが同居しています。
とても切なくて美しい感動的な物語でした。
この作品には、現実と非現実の境界を揺らがせる不思議な雰囲気があります。
ありがとうございました。