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そんなわけで、第二十七話「第一階層」です。
今回は小夜によって、虎丸君の秘密が明かされます。
東大陸では、忍者の里が各地に存在します。
そのほとんどは山奥の農耕不適切地に棲む人びとで、狩猟や山仕事で生計を立てていますが、現金収入に乏しく不安定な暮らしです。
それを補うために、傭兵的な出稼ぎをしているのですが、正規の兵士ではなく、諜報や暗殺のような裏の仕事を得意としています。
東北の狩猟民であるマタギや、サンガと呼ばれる山岳民族だと考えればよいでしょう。
羅の国のような、東沿岸部の日本的な文化を持つ国々の、武士と呼ばれる戦士階級は名誉を重んじているので、こうした忍びの者をひどく軽蔑しています。
藤野家という部門の名家が、そんな集落から側室とはいえ、妻を迎えるのは普通、考えられないことです。
それほど、虎丸の母親が獲得したトラの力が魅力的に映ったのでしょう。
ちなみに母親は「お虎の方」と呼ばれていましたが、本当の名前は不明で虎丸も知りません。
「獣憑き」と呼ばれる現象が、どういう条件で起きるのかはよく分かりません。
ただし、母親が獣憑きだった場合、その子どもには確実に能力が受け継がれます。いわゆる「一代雑種」と呼ばれるもので、孫世代に受け継がれることはありません。
本文で小夜が明かしているように、お虎の方は虎丸を出産して間もなく死亡しています。
この時代は、出産時または出産後に、母親が命を落とすことは珍しくありませんが、もしかすると期待した能力持ちの男児を得たことで、不要となったお虎の方は毒殺された可能性もあります。
トラは絶滅危惧種なので、現在では(表向き)禁止されていますが、漢方薬の原料として貴重かつ高価なものとされています。
特にペ○スや骨は強壮剤として有名です。そうしたイメージが影響しているのか、憑依状態の虎丸君は、とても立派な持ち物を股間に装備しています(封印状態では普通サイズ)。
エディスは採寸のために、虎丸の裸の背中に密着し、軍服越しとはいえ乳房を押しつけていましたので、若い上に封印が解けて興奮状態の虎丸はひとたまりもありません。
予期せず「こんにちは」している先っぽに触れてしまったエディスは、神速の動きで全体をまさぐり、太さと長さ、硬度や感触をしっかりと頭に刻み込みました。
これこそ役得です。
「あっ!」と叫んだ虎丸は、ひょっとするとひょっとしてしまったかもしれませんねw
小夜が『それは姉である私の役目なのよ!』と嫉妬したかどうかは分かりません。
さて、ようやく迷宮の第一層に足を踏み入れた一行ですが、最初の会敵はJRPGの定番、あの最弱モンスターでした。
そんなわけで、次回も第一階層攻略編です。どうかお楽しみに!