https://kakuyomu.jp/works/16817330649026392153/episodes/11054822663227941336
そんなわけで、第四十話「魔力限界」です。
昨日は更新スケジュールが守れず、皆様にご迷惑をおかけしました。心からお詫び申し上げます。
(カクヨムでは【悲報】に対して「いいね」を押してくれる人が何人かいて、これがまた罪悪感となって、心臓にざくざく刺さりまくりますw)
更新を延期した理由として、「令和のダラさん」と「ヤニねこ」が同日に最終回を迎えたことを挙げましたが、これはマジです。
最近は寄る年波で、すっかりアニメへの情熱も薄くなっていたのですが、この二作は久々に心を鷲掴みにされました。
ほかにも夏アニメは良作が目白押しで、実に充実しておりました。十月からの秋アニメはその反動が来そうな予感です。
さて、帝国をはじめとする北半球の魔導士は、精霊魔法を使うので、基本的に地火風水の四系統の属性に分けられます。
これは生まれながらのもので、大抵は自分と相性のよい系統の魔法をどんどん学び、専門性を高めていきます(よい例が火系に特化しているマグス大佐、土系に特化したカメリア少将ですね)。
これに対して、エイナは「万能型」と呼ばれ、複数系統の魔法を操れるタイプです。
そうは言っても得手不得手は存在していて、彼女の場合は水系(もともとの属性)と火系という、対極の二系統を得意としています。
風系等はちょっと苦手ですが、一応中級程度の魔法まで扱えます。これが土系になると全然ダメで、初級の基本魔法しか使えません。
魔法を実現するには、魔力を放出口(普通は手の先)に送り込んで溜め込み、一気に解放する必要があります。
そのため、普段魔力をプールしている部分(女性だと子宮がほとんど)から、指先まで魔力を送り届けることになります。
人間には全身を巡っている血管と血流がありますから、これを利用することができます。
ただ、高度な魔法になるほど大量の魔力が必要となり、これが血管に負担をかけるのです。
下手をすると動脈が破裂する可能性があり、生死に関わるので、上級の魔導士になると、体内に動脈を模した専用の回路を生成します。
ここに魔力を流し込めばよいのですが、各魔法ごとにいちいち回路を構築するため、時間と手間がかかります。
ところが、同じ魔法(得意魔法)を何度も使っていると、この回路の残滓が残っている上に、肉体がこれを記憶してしまうので、だんだん短時間で生成できるようになり、最終的には回路が固定されてしまいます。
もちろんこれには弊害もあって、得意魔法の回路が固定されると、他の魔法を使いたくてもこれが邪魔になって、かえって時間がかかるということにもなります。
エイナが会得した、体外に回路を内蔵した魔法陣を切り離し、身体への付加を軽減させる方法では、魔法陣ごとに回路の専門化が進んでいき、自然に新しい魔法陣が分離生成されるという仕組みらしいです。
やっぱり予想どおり、今回だけでは戦いの帰趨はまとまりませんでした。次回こそ決着するはずです。どうかお楽しみに!