https://kakuyomu.jp/works/16817330649026392153/episodes/16818093088793573350
そんなわけで第十六話です。
前半はセドリックに魔力がありそうだという解説です。
魔導士同士は相手の魔力を感じ取ることができます。
ところが召喚士はそれができません。彼らの能力は召喚魔法を使えるということなのですが、魔力は持っていないのです。
なので、魔導士の魔力探知にも、基本的に引っかかりません。
召喚能力というのは特殊技能で、実際には魔法とは違うのかもしれません。
もちろん例外はあって、ユニはちょこっと魔力を持っています。
マリウスに至っては、超一流の魔導士でありながら、召喚能力も備えています。
彼は帝国人ですが、恐らく先祖に王国人の血が混じっていたものと思われます。
召喚士科では、六歳から十八歳までの十二年間教育されますが、魔導士科は十二歳から十八歳までの六年間です。
召喚士候補生が幼いころから家族と隔離され、教育されるのは、早い時期から洗脳が始まるからです。
つまり四十歳前後には確実に肉体が消滅し、この世界を去るという覚悟。
そして、結婚や出産は悔いを残すだけの不幸な結果となるため、その夢を諦める覚悟です。
後半は三十過ぎのおばちゃんと、六十を過ぎた中年同士のメロドラマの始まりですw
タイトルの「家庭教師探し」は、ダブルミーニングですね。
次回もこれが続きますが、生暖かく見守ってください。お楽しみに!