https://kakuyomu.jp/works/16817330649026392153/episodes/16818093091370621692読者の皆さま、新年あけましておめでとうございます。
今年も『魔導士物語』とお付き合いくださいますよう、心からお願い申し上げます。
そんなわけで第十一話です。
皇帝の側室、レイアさんは久しぶりの登場です。
なんか『幻獣召喚士3』で「寵姫逃亡」をやっていたのが、ついこの間のことのように思えます。
あの章を書いていた時は、のりのりで楽しかったなぁ!
今回、本文中で大陸北部の地図が出てきますが、気になる方は下記をご覧ください(全然更新してないです)
https://36646.mitemin.net/i636474/「ああ、なるほど……そう言われれば、見えなくもないな」
と思われるのではないでしょうか?
なんと、この地図を作成した時点で伏線を張っていたのか――んなわけありません、完全な後付けですw
ちなみに、暴龍と大巨人の戦いの神話は、大陸北部の各国に広く分布しています。
それと、レイアが言っていましたが、夜森の国境線は確定していません。
地図上の境界は、あくまで双方の勢力圏的な目安です。
トルゴルにしてみたら、夜森は太古の昔からトルゴル領なのですが、あまりに森が深くてほとんど利用されていません。
そのため、東の方で帝国民がうろちょろしても、まったく気にしていませんでした。
ところが、帝国が夜森の開拓を始めたため、さすがに黙っていられなくなりました。
そのため、帝国開拓地の拡大を阻止しようと試み、帝国はそれを押し返すといった、シーソーゲームをしていたのです。
帝都の話は今回で終わらせるつもりだったのですが、悪い癖でちょっとはみ出しました。
次回は前半でこの続きを少しやってから、舞台をトルゴルに戻します。
読者の方は、帝国軍の侵攻がなぜ起こったのか、この二回で分かったと思いますが、エイナたちはもちろん、そんなことは知りません。
さて、なぜか藩王がやる気を見せて、エイナたちの活躍を観閲することになりましたが……?
どうか次回をお楽しみに!