https://kakuyomu.jp/works/16817330649026392153/episodes/16818093091021366358そんなわけで第九話です。
今回もお詫びと訂正です。
前話で、ハラル海(砂漠)の街道では給水できない……と書いてしまいましたが、街道の整備に伴って、現在では給水可能な中継基地が設けられています。
ただし、これはあくまで緊急用の設備であり、わざわざアギルから水を運んでくるので、水の値段が信じられないほど高く設定されています。
そのため、砂漠を渡ろうとする者たちは、水と家畜の飼料を大量に持参するのが常識となっています。
その辺の説明を修正して、加えております。
さて、今回の前半はアギルのお風呂です。
エイナはエルフの森に派遣された際、この公衆浴場を経験済みです。
垢擦り女のアイーシャは、『幻獣召喚士』にも出てきた人物で、サーイヤは「妖精王の森」に出演しています。
アギル郊外の砂漠に巣食う、アリジゴクの怪物(ウルトラマンのアントラー)を退治する話ですねw
アイーシャは結構な年配で、サーイヤは三十代のお母さんです。
彼女たち垢擦り女たちは、エステティシャン+美容師、兼マッサージ師のような存在で、腕っぷしの強さが自慢です。
下の毛のお手入れは、エイナは整えてもらうだけですが、ノーマはつるつるにしてもらっています。
この時代の中流以上の女性は、割とお手入れをしていることが多く、きれいに剃っている人は珍しくありません。
アギルの後の旅は、もの凄く端折っていますねw
この章は長くなる予感があるので、割と意識して話を進めています(でも、お風呂の話はやりたい)。
トルゴルの藩王は、黒いターバンをしていますが、これは第一話でも出てきました。
サラーム教の預言者(キリストやマホメッドみたいな存在)の直径子孫であるあかしですね。
さて、次回からは、本格的にトルゴル編が始まります。どうかお楽しみに!