https://kakuyomu.jp/works/16817330649026392153/episodes/16818093086809396337そんなわけで第五話です。
この時代、王国で夜の明かりと言えば、蝋燭かランプです。
どちらもそこそこの値段がしますので、使うのは中流階級以上ですね。
ただ、基本的には暗くなると寝てしまうので、明かりをつけるのはごく短時間です。
蝋燭が高いのは、原料のせいです。
もっと昔には養蜂の副産物で採れた蜜蝋でしたが、現在は植物性の油(ハゼや大豆)が原料です。
私たちが使っている蝋燭は、原油から精製するパラフィンワックスですが、物語の時代では存在しません。
ランプは当然油を燃料としますが、ほぼ植物油(菜種や大豆)です。
要するに、蝋燭もランプも同じようなコストがかかるのです。
そうなると、長時間燃やせて煤も出にくく、ゴミも出ないランプの方が優れていることになり、一般にはランプの方が多用されています。
ちなみに、農家などの低所得者層では〝灯明〟という、小皿に油を注ぎ、芯を浸して火をつけるものを使います。
その油も、安価な魚油や鯨油なので、かなり臭いです。
今回は久しぶりにカー君がいろいろ喋っています。
後半で彼が口を滑らせた、シルヴィアの恥ずかしい秘密で、えっちな下着が出てきますw
これは丈の短いズロースで、両サイドにレース編みが入っている(その部分は素肌が透けて見える)というもので、かなり高価な代物です。
カー君が踏んづけたら、そりゃあ怒りますよねw
シルヴィアは着道楽で、服もそうですが下着もたくさん持っています。
ちなみに下宿では、ロゼッタさんから衣装置き場に一部屋借りているくらいです。
そんなわけで、最後にセドリックを狙う怪物の正体が明かされました。
なぜ●が、そんなことを?
謎は深まるばかりですが、どうか次回もお楽しみに!