@mochmochimaru

神社の神主の息子である僕は幽霊がめちゃくちゃ見える。怨霊とか悪霊とか大嫌いなのにとにかく見えるこの体質、憎い！憎すぎる！ホラーマスクをかぶって何とか現実逃避をしているんだけど、な…

邪祓師の卜部と助手のかなめ。 二人が待つ心霊解決センターには他所で匙が投げられた難解で陰湿な依頼が舞い込んでくる。 ある日、事務所に袴田という一人の男が尋ねてきた。 袴田は旧…

『見覚えのない、顔のない女の写真が部屋から出てきた』 　心霊現象解決系お悩み相談動画配信者の関柴真智(32・独身実家暮らし、職業家事手伝い)に送られてきた一通のメッセージ。 　…

渡邊紗千香は現在無職。そろそろ仕事を探さなくてはいけないと思っていたところ、祖母がぎっくり腰になったと母から聞く。「手伝いに行ってきて」と母に頼まれるものの、紗千香は正直行きたく…

あるところに閑静な住宅街があった。 ベッドタウンでありながら、自然に溢れていて、都会の喧騒もここまでは聞こえてこない。 この閑静な住宅街の、緩やかな坂道を登り切った、街中を一望…

大学三年の夏。長期休みを利用して実家のある国蒔市へと帰って来た僕は、町の様子にどこか違和感を覚えていた。 優しい母親、どこか頼りない父、仲の良い昔馴染みたち。何も変わらないはずだ…

まだスマホが普及していない西暦２００６年のお話…八王子の黒辺高校に通う天宮真弓は剣道部に所属していることを除けば、何処にでもいる普通の女子高生！ おしゃべりも好きだし甘いものには…

作者の私が実際に体験した怖い話を、百話語ってまいります。 私の体験だけでは百に届かないかもしれないので、知人から聞いたお話も含みます。 一日一話、百日で百話の百物語が完成しま…

「天竺鏡って知っとるや？」 不慮の事故で祖母を亡くした直美は、葬式の宴席で。水を張った桶に鏡を浸してはいけない奇妙な戒めについて耳にする『天竺鏡篇』 「さかさがみに殺してもらお…

　新社会人の川野直人は新生活を始めるために、とあるアパート「水源荘」へ引っ越してきた。 　狭い部屋の中、ペットのイモリと寂れた日常を過ごしていると、次々と不可解なことが起こる。…

心霊ホラーを扱う動画チャンネルに投稿された1通の体験談。 そこにはツナラと呼ばれるモノを食べて失踪した夫の話が記されていた。 フリーライターの久住ヒロはツナラという言葉に興味…

【第44回横溝正史ミステリー＆ホラー大賞 / 『カクヨム賞』受賞作品】 【あらすじ】 農水官僚である谷原は、監査のために埼玉県の山奥、朝比町へと立ち寄った。 その地では雷に神が…

性癖:蚕 性癖:しっとりもちもちふわふわの環形動物 性癖:因習村 性癖:可哀想な主人と頭がおかしい従者 村の因業による祟りを鎮めるため長子を犠牲にする地主の家で、白い毛に覆われ…

何も信じられなくなってしまった主人公は、ふと、おばあちゃんから聞いた話を思い出します。 『今は誰も住んでいない山向こうの村には、願いを叶えてくれる神様がいる』 神様にお願いを…

大学生の高野は、この世でもあの世でもない場所、「才太郎畑」に迷い込む。 現実世界へ戻ろうとする高野だが、「才太郎畑」には、 寂しがり屋の”都市伝説”たちが待ち構えていた。 「寂…

薮内あおいはアヤカシ記者の弟子の女学生である。 ある日、あおいは幼い頃に友達だったという少年に出会う。 少年の態度をみるに、少年はどうやらあおいに恋をしているようで――？ 仮想…

　学校の裏山に重機が入っていく。あの山は木を倒され、土を崩されて、住宅街になるのだという。六年生になったぼくは、教室の窓からそれを眺めていた。 　真冬の山道、プレハブ小屋、セーラ…

裏島正雄はただの新聞記者ではない。 この世の不思議を記録する、アヤカシ記者なのである。 ある日、裏島のもとに一件の取材依頼が舞い込んだ。 なんでも死んだ大旦那に化けた化猫が夜な…

ここは黒い太陽が輝く世界。昼は薄暗く、夜は尚暗い。 そんな魑魅魍魎と隣り合わせの世界で、妖怪退治『左団扇』を経営する二人組。 鵺使いの亜緒と、「妖殺し」の異名を持つ蘭丸。 しかし…

１９９４年の初夏。大学院生の橘川と立花は学術調査の名目で伊豆諸島の小島を訪れた。 日子島――領有されて八十年になるこの離島には、今も人が寄り付かない。 固有の生物相を持つこの島は…

段差もないのに同じ所でつまづいた経験はありませんか？ 閉めていたはずの扉が帰ってみると開いていた経験はありませんか？ 水漏れもないのに同じ場所に水滴が溜まっていたという経験はあり…

”語り部　結”怪異相談所。 人に言えない“怪異”のお悩み解決します、まずはご相談を。相談コース3000円～。除霊、その他オプションは状況によりお値段が変動いたします。 なんて、や…

ある日、アナタはいつものように家に帰ります。 電車の中、スマホの調子が調子が悪くなりました。 ※色んな所で重複投稿中

【KAC2023参加作品】 自販機でジュースを買った。 ……ルーレットの数字が揃わず、外れた。 自販機でジュースを買った。

【まえがき的なやつ】 『半実話あやし奇譚』の一部（13話ぶん）を書籍化してもらいました。 本作は前編、後編の続きものもいくつかありますが、基本的に一話完結の短編集です。書籍化され…

ボクが一念発起して購入した高級車アウディR8スパイダー。真っ赤なアウディを駆ってロングドライブを楽しんでいた。その途中、立ち寄った小さな喫茶店でボクはトンチキな間違いを見つけてし…

因習村人外青年祭参加作品です。 時の止まった「にいさま」と呼ばれるなにかを成長してしまう僕が葬る話です。

「怖い話」の短編集です。 「怖い」という感想に反応して、各タイトルに★が付きます。 それでは始めましょう。 よろしくお願いいたします。

自主企画「因習村座敷牢人外青年祭」に参加しました。 全て終わったあとの因習村だった土地に、度胸試しだと乗り込んだ若者たちの話です。

怪談師である僕、「幽玄」は毎月第二火曜の夜、音声SNSを使って実話怪談会を開いている。話し手は事前応募された中から面白い実話怪談を選び、紹介してくれた一般リスナーに当日話してもら…

両親の死をきっかけに母親の故郷の村を訪ねた僕は、一人の男と出会った。彼が語る村の恐ろしい真実とは…… 木古おうみ様主催の『因習村座敷牢人外青年祭』に参加させていただきます。田舎…

【カクヨムコン９ホラー部門大賞受賞】 某大手出版社に秘密裏に伝わる、絶対に扱ってはならない禁忌のテーマ。それにまつわる恐怖体験談です。 私は我慢することができませんでした。

【8/25にメディアワークス文庫様から書籍（https://www.kadokawa.co.jp/product/322303000543/）が発売されました。応援本当にありがと…

佐伯リョウはフリーターの男。 休みとなれば、必ず家でゴロゴロしている体たらく。 そんな彼の前に、ある日容姿だけは綺麗な女性の幽霊が現れる。 何を思ったのか。 彼女はリョウの腹を…

まばたきをしないうちに読み終えられるかも。そんな短すぎるホラー小説をまとめました。 ラスト一行の恐怖。ラスト一行の地獄。ラスト一行で明かされる凄惨な事実。 一話140字なので…

久しぶりだなあ。 昔はこうやってよく遊んで、お前に怪談を聞かせてくれってせがまれたっけ。 時代も場所もバラバラで、オチも理由もないものだけど、またあの頃みたいに怖い話をしようか。…

　一条大和は、『あらゆる言語が母国語である日本語として聞こえ、あらゆる言語を日本語として話せる』という特殊能力を持っていた。その能力を活かし、オーストラリアで通訳として働いていた…

連載をやりたくなったので始めることにしました。例によって見切り発車です。がんばります。 たぶん「よみごさん」シリーズになります。

※見所のクライマックスは第51話と第60話。 ※こんな読者におススメ。 　・良い意味で子どもが好きな人。 　・どんなに逆境でも必死に抗う女性主人公が見たい人。 　・正体不明で謎ば…

大学生の鹿波あずさ。 彼女が住む町には奇妙な噂がある。 人を喰らう妖魔。 妖魔が生みだす、オモイデサガシという亡霊。 オモイデサガシは無くした思い出を探し、黄昏時にだけ町を彷…

暑い夏、寝苦しい夜からはじまるホラー。

大学２年生の奥津湊斗（おきつ・みなと）は霊が視えるのに加え、「死人の夢」を見る力を持っている。 それは、霊に取り憑かれた人の近くで眠ると、夢でその霊の“死の瞬間”を生々しく追体験…

島根県西部、石見地方。石見神楽と呼ばれる伝統芸能が盛んなその地域では、学生たちによる神楽部や愛好会も活動している。 これはとある高校の神楽部に起きた、不可解な事件の体験談。

　へー、ご当地の怪談を取材してるの？　なら、この家の近くで、そういう話があったよ。 　ファミレスとかの飲食店が、必ず潰れる場所があってね。そこは首切場（くびきりば）があったんだ……

石川県金沢市の墓参りに関する独特の風習、キリコに関する話です。

他の人には見えないものが見える系高校生の伊織(いおり)。本来は怖がりだから、そういったものとは無縁の生活を送りたいのに、そうはいかない。 霊能者(？)の水澄ん家に居候中だから。…

とあるきっかけで知ったメールの存在。 ナンでも1時間以内に10人にメールの内容を転送しなければ、化け物に襲われてしまうのだとか。 本当に化け物が来るのだとしたら、あなたは、誰に送…

　おばあちゃんの部屋にある鏡はいつも布がかけられている。おばちゃんが言うには、何処かと繋がっているらしい。 　何処に繋がっているかは教えてもらえなかった。ただ、その鏡は、とても美…

田町明は霊感など微塵もない高校生。夏休みもあと数日のある日、友人に誘われて嫌々ながらも肝試しに付き合うことになってしまう。到着した屋敷で出会ったのは......。 霊感ゼロの高校…