半実話あやし奇譚

作者 烏目浩輔(からすめこうすけ)

426

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★★★ Excellent!!!

怖いです……夜中に読んだ私が馬鹿でした。

不思議な話から、とびきり怖いお話までたくさんのお話が盛りだくさんです。

★の数が多いのが納得です。

自称霊感少女(アラサーだけど💦)
本物かどうかは分かるつもりですが、ホンモノが多すぎます。

ですが、皆さまに読まれるだけで供養にもなるのかも知れません。

今から蒸し暑い時期になります。
ほんとに怖い話ここにあります!

但し、真夜中はやめておいた方が……

★★★ Excellent!!!

一人一人の体験を対談形式で語られるホラーショートストーリー

文章の表現も相まって非常に怖いです。
ただ恐ろしさの中にも切なさを感じさせるストーリーもあり、単に恐怖だけではない不思議な感覚をもたらしてくれます。

個人的に『半実半虚ギコ奇譚』好きだったので、同じく好きな人はお楽しみ頂けると思います。


★★★ Excellent!!!

怪談というと、合理主義のこのご時世、錯覚だの脳内現象だと切り捨てることは簡単ですが、人間の奥底の恐怖や好奇心は変わらない。形を幾度も変えて私たちの前に現れてきます。

古くは根岸鎮衛の「耳袋」、昭和だと松谷みよ子の「現代民話考」、平成だと「新耳袋」などが好きな方なら楽しめることでしょう。
学術的な文献に残りづらい物語を収集するのは根気のいる作業で、著者には頭が下がります。

また、話によっては下手な作者だとスプラッタな流血になりがちなところ、抑えた表現でまとめているのは特に好感が持てます。
「半実話」といいつつ100%創作では書けないリアルなエッセンスが散りばめられていて、一種独特な語りの妙味があります……ありそうでなさそうな。

でも、体験談の話者にとっては「あったること」であり、読者もこの物語を読むことでその世界を垣間見ることができるのです。

すでに四十話を超えていますが、どこから読んでも面白いです。

★★★ Excellent!!!

 仄暗い場所、妙に湿気っていて空気が淀んでいる場所、耳鳴りがするくらいに静まりかえっている場所。そんな日常とは少し切り離されたような、区切られたような影の部分に奇妙な体験があると確信を持っていました。

 しかし、影の部分だけではなく明るい場所や慣れ親しんだ自宅など、日の当たる日常の中にも妙なものは潜んでいるようです。
 身近にうっそりとした奇妙な気配を感じることができる作品です。

★★★ Excellent!!!

実話怪談が好きなので、こういう作品は嬉しくなってしまいますね。
どのお話も丁寧に書かれていて、素晴らしいと思います。内容以前に誤字が多くて興醒め…なんてことは、好きなジャンルの読書では特に避けたいものです。
丁寧で読みやすい文章から、蒐集した怪異への愛情が感じられる…とまで言ったら、穿ち過ぎでしょうか? ともかくまだ連載中ということで、今後も楽しみにしています。

★★★ Excellent!!!

 題名は「半実話」となっております。半分、つまり五割は実話です。これは作者様が冒頭で述べられているように、作者様が聞いた話を脚色して作られた作品集だから、「半実話」となっているわけですが、その怖さは五割どころではない。どの話も、十割怖い。再び題名を見て『半実話あやし奇譚』となっているが、「あやし」とか「奇譚」で括られるような、ありきたりな話は、1話もなかった。
 こんな話を常に聞いていらっしゃる作者様は、何者? と思う。
 小生が特に怖かったのは、「座敷童」の話と、「飼い犬」の話だった。実はこの二つを読んだ日は、思い出して眠れなくなったほどに、怖かった。一話一話に、最恐の落ちが付いていて、それがまた恐怖を煽る。
 「座敷童」も「飼い犬」も、一見穏やかな単語だが、話を読むと全く穏やかではなかった。

 果たして、座敷童だと信じていたモノは一体何だったのか?
 そして、揺れ続ける首吊り死体と、飼い犬の関係とは?

 本当に怖いものをお探しの方、
 是非、御一読下さい。

★★★ Excellent!!!


 『半実話あやし奇譚』というタイトルでオカルト一辺倒と思った私は甘かった。


 この作品は様々な方から聞いた話が元になっているとのことですが、確かにオカルト要素もあれどそれだけではない。人間のあやしい性質も含まれています。
 とは言え、ただ『あやしい』の一言で済まない深さがある。怖い話、不思議な話、ホッとする話、ホロリとする話……それらが巧みな文章により纏められ素晴らしい作品に仕上がっています。

 成る程公式に紹介されるだけあり完成度は高い。そして人の心を惹き付ける作品でした。

 あなたも『半実話あやし』の世界を堪能してみては?

★★★ Excellent!!!

カクヨム公式の特集で紹介された作品。

日常に潜む怪奇現象や心あたたまるエピソード。

本作は実話をベースに書かれているということも驚きです。

文体はとても読みやすく、読後にジワジワと恐怖が広がります。

作者様の筆力、構成力は素晴らしく、その文章力に引き込まれます。

公式でピックアップされるのも、納得の作品です。

★★★ Excellent!!!

カクヨム公式の特集でも取り上げられている作品です。だから、私が書くのも蛇足な気がしますが、紹介させてください。

ホラーです。
普段ホラーをほとんど読まない私でもすんなり心に入ってきます。
すごく怖いですが。

抑揚をひかえた表現が、静謐な非日常の世界に読者を引きこんでいきます。
そして、耳元で恐怖をそっとささやきます。
構成もさることながら、表現もお上手です。
抑えている、けれども細部にまで意識がちゃんと研ぎ済まされている。そんな文章に感じます。

語られるのは非日常ですが、浮かび上がってくるのは人間の真の本質ではないでしょうか。
一話完結で読みやすい作品です。

★★★ Excellent!!!

本作品では、心温まるものから死にふれるものまで、たくさんの“あやしい”に出会えます。

ジャンルは、怪奇や恐怖を味わって楽しむホラーです。
しかし、数話を読み進めるうちに、わたしの感覚は、与えられた情報から真実を追っていく、ミステリーを読んでいるかのように変わっていきました。
謎が謎のまま終わるお話が多いからでしょうか。
作者・烏目さんが「まえがき」で述べられているとおり、事実をつまびらかにするのは『野暮』で、あえてそうなさっているのですね。
その謎が、読み手の想像力で別のあやしさに変わっていくのが、本作品の面白さです。事実と虚構の境目をさがすのも、楽しみのひとつに。

一話完結が主なので、興味を持った題名から、好きなように読んでいけるのもポイントです。
画面が文字で埋め尽くされておらず、適度な余白があり、難解な言葉・言い回しがないところに、烏目さんの読みやすさへの配慮が窺えます。
五分もあれば一話を読み切れますので、読み疲れは起きません。

気軽にふれられる、あやしい世界。
一度、体験してみてはいかがでしょう。

★★★ Excellent!!!

明るい雑踏から、ちょっと暗い脇道に目をやれば、そこにありそうな物語。
ごく普通の日常のすぐ横に口を開けている深淵に引きずり込まれるように、不思議な世界に誘われます。
落ち着いた筆致が物語の信憑性を高めて、心地よく物語の世界に浸れます。
基本的に一話完結。いつでもどこからでも、好きなときに取り出して読めるのもいいですね。

★★★ Excellent!!!

作者さまがお客さんから聞いた不思議な体験の話に、半分のフィクションを織り交ぜて語っていく、少し不思議なお話を集めた短編集です。

1話1話は短いながらも、イメージを喚起する巧みな語り口で、読み手をすぅっとお話の中に引き込みます。
霊的なものから人的なもの、オチのあるものから原因もよく分からないものまで。
きちんと理屈で説明できることばかりではないのですが、どのお話も肌で感じるようなリアリティがあります。

私自身、霊的な感性は全くないのですが、こういうエピソードを聞くと、この世には不思議な力が存在しているんだろうなと信じたくなります。
この作品集のお話を、朗読劇で聞いてみたいなと思いました。

また更新をお待ちしています!

★★★ Excellent!!!


 これは作者が、お店に来るお客さんから聞いた不思議な話をあつめた短編集である。
 年間700人という初対面の人に会う職業柄、いろいろなお話を聞けるというのだが……。

 恐ろしい話。不思議な話。ほっこりする話。
 しかも、読んでいて、それがどっちに、どこへ転がり、どう落ちてゆくのか全く予想がつかない。

 内容はさまざまだが、すべてこれ怪談の範疇に含まれるものばかり。その怪談に、作者が多少のファクションを交えて語っているとのことだが……。

 不可思議にして奇怪。そしてオチがない。
 なぜそうなるのか? どうしたそうなったのか? それに対する解答は、ひとつも明示されない。
 それは、ミステリー小説に例えるなら、犯人はつかまえたが、その殺人の動機が一切判明しない。そんな不気味さがある。
 そしてその不気味な事案を、作者は淡々と、ときに畏れつつ、ときに冷静に、まるで歴史家のように語ってゆく。

 ああ、われわれの住む世界は、怪奇なことでこんなにも溢れているのか……。すべて読み終えたあとも、なにか得体のしれない恐怖が自分の周囲に揺蕩っているような、そんな気がしてならない。



★★★ Excellent!!!

怖い話から、ほんわかするような温かい物語まで、多種多様にある作品です。

1話1話が上手くパッケージ化されており、話に入り込みやすい工夫がされています。
〆の文もインパクトがある為、思わず冒頭から読み返したくなるでしょう。

サクサク読める、面白い話が盛り沢山です。オススメします。

★★★ Excellent!!!

不思議なこと。それはだれしも一度は見聞きすること。でも、それにはいろいろなものがあります。
この物語は、それらを一話ずつ紹介する形で進みます。
まず、一話目。二話目。三話目……。
どうですか? ちょっと不思議な体験からぞっとするもの、そして温かくなるもの。実に様々な事が語られます。
何がどうとは書かれていない、半分実話。

さあ、不思議なことは私たちのすぐそばに。

★★★ Excellent!!!

「これをして平地人を戦慄せしめよ。」と
柳田国男は遠野物語序文で述べています。
語りの力の偉大さが、改めて本作から読み取れます。

構成は遠野物語よろしく、作者さまが実際に聞いた話半分、想像半分。
じんわり怖い話が集まっています。
夜中に読むのは、お薦めしません。

★★★ Excellent!!!

突飛すぎない身近な半径を想わせるエピソードばかりで、つい「これ、実話かな」と自問自答に陥るほど。さらに聞き手の一人称による伝聞調が、巧みに生々しさを演出します。

こんにゃくでうなじを撫でられるような怖い話が多めですが、救済や感謝の内容も適宜挟まれており、通して読むと緩急の自在さにも唸ります。

個人的に、朝に読むことが多いので、たまに1日に支障をきたすことがあります。

★★★ Excellent!!!

半分実話という、一話完結型の奇譚。恐ろしいお話や背筋がゾッとするお話、気味の悪いお話に、腑に落ちないお話……綺麗に終わりきらないお話も多く、この妙に喉元に残る感覚がよりリアリティがあって読み終えた後になんとなく周りを気にしてしまいます。中には心が温まる物語もあって、そういうお話に出会えた時は自然と頬が緩みました。
職業柄様々な方と接することが多い作者が聞いたお話を丁寧に整え直して書いている物語ということで、その前情報を得てから読むとさらに内容に入り込めてリアルに感じます。それもお話の導入の仕方が大変巧みです。ご本人も個人情報ゆえと仰っていたので仮名だとは分かりますが、それでも最初に話を聞いた人……つまりは物語の主人公となる人物の名前をフルネームで語ってからお話が始まるので、そこがこれまた生々しさを演出し、リアルに感じられます。また、半分実話という謳い文句が良いスパイスになっていて魅力が倍増しますね。
こわいお話は時に信じたくないと思ってしまうのですが、語られる不可思議の中には確実に否定しきれない立体感が存在します。読み終えたあと、これはきっと起こったのだろうな……と妙に納得してしまう自分がいました。
ちなみに私が一番好きなお話は『第12話 枕もとのメモ』です。こちらは心が温かくなるお話です。優しさに触れたい方にはとてもオススメします。すごく好きです!
半分実話というこの話達を是非ご自分の目で確かめてください。そこにはどうしても否定しきれないナニカが存在しています。

★★★ Excellent!!!

実話ベースの怪異譚には必ず、きちんとしたオチのつかない座りの悪さがあって、それがリアリティにもなるのだが、このシリーズにはさらに独特の距離感がアクセントとなって同型ジャンルの作品群から突出する魅力となっているように思う。

これらの話が誰かからの伝聞であっても、その誰かについては直接見知っているという設定上、どこか完全には客観的になり切れず、語り口に終始「半歩踏み込んだ」感じが付き纏うのである。

そこには体験者の人柄や風貌を忍ばせる温もりめいたものがある。

個人的にはお地蔵さんの話が好きだ。幽霊の後を尾つけて迷惑がられるという成り行きはどこかユーモラスで恐ろしいというよりは笑ってしまう。これもなぜ男の霊が寺のお地蔵さんを目指して歩くのか、その因果は解けないままだ。

かまって欲しがる霊が多い中、放っておいて欲しい霊がいるというだけでも不意を突かれる面白さがある。完全な創作ではむしろ定型にハマってしまう幽霊像がここでは崩れ去る。半実話ならではの爽快さを堪能できます!

★★★ Excellent!!!

ほっこりとするお話もあるのですが、背中がぞわりとするようなお話が印象に残ります。

読み終えた後に暗い部屋の隅を確認したくなるような、日常のふとした瞬間に思い出してしまうような
そんな躙り寄るような怖さがあります。
しかし読みやすい文体で、あっという間に読んでしまいました。
怖いのに、気になる。次の更新が楽しみです。

★★★ Excellent!!!

 お店にやってくるお客さんが著者に語る、怪しい、妖しい、奇しい、お話の数々。
 文章力が素晴らしく高く、自然とお話に引きこまれてゆきます。読み手も怪奇の現場に居合わせているような臨場感を味わえます。
 内容もバラエティに富んでおり、不思議な話、ゾッとする話、心温まる話などなど、面白いし、怖いし、切ない。

 日常のすぐそばに、怪奇への入口はあるのかもしれません――。
 

★★★ Excellent!!!

一話完結の短編で話によって怖かったり心温まったりと、この作品一つで色々な味が楽しめます。

半分実話のお話ということで、必ずしも最後に怪しい現象の謎が分かるわけではありません。
怖い話ではそれがまた怖さを助長し、心温まる話では世の中不思議なこともあるものだなぁとほっこりします。

タイトルからどっちのタイプのお話かは分かりませんが、このタイトルならきっとこっちだろうなと思いながら読んでみるのも楽しみ方の一つかもしれません。

是非一度、覗いてみてください。

★★★ Excellent!!!

カクヨムをレビューからスコップしてみたら、本作に出会い、何気なく前書きを呼んで、半実話なんだなと思いながらポチポチ……読み進めると、ほんのり怖い。。。
半実話だと思うと、ぞっと背筋が凍っております。。。

実際どこまでフィクションなのか分かりませんが、語り口が淡々としていて素朴。
なんだかリアルなのも、物語に信ぴょう性が出てしまうのかと。

想像力がかきたてられる展開も◎

本当だったら嫌だなぁと思いながらも、ホラー好きにはおすすめの怪談集です。

★★★ Excellent!!!

半分怖さがあり、そして半分暖かい……。

お話を語る人の聞き手側となってお話を読み進めて行く形ですが。
これが怖い話しだけだ――と思いきや、優しい気持ちになれるお話もあって最後の結末で、全ての意味が分かります。

夜に読んでも、ほっこり、怖い(*´ω`*)不思議な雰囲気があります。

私としては新しい家族のお話が大好きです!

眠れない夜……少し怖い話しが読みたい、或いは。 不思議で優しい話しが読みたい人は是非、一度。半実話あやし奇譚をご覧ください!(*^-^*)

★★★ Excellent!!!

一気読みさせていただきました。
内容もさることながら、語りがとても素敵で、わかりやすいですが決して安っぽくなどはなく、すんなりとストーリーが落ちてきました。
本や文章がとてもお好きな方なのだなぁと、読んでいて気持ちが良くなりました。
1話完結なことと、作者さん視点なのがより良い味を引き立てていますね。
とても良い勉強になりました!
これからも応援しています。

★★★ Excellent!!!

今日もお話聞かせてよ!
怖いお話をいっぱい知ってる近所の優しいお兄さんに、お話を聞かせてもらっている感覚で楽しめます。
子供向けのお話というわけではありません…がっつり怖かったり、ちょっとジーンとしたり、半実話の生々しい感じがいい!
次はどんなお話か、更新が楽しみです。

★★★ Excellent!!!

はっきり言えることがあります。もうこの方はどこかで名前が知られている方です。そう宣言したくなる魅力があるのです。
文章は確かだし、静かに抑えられた語り口は独特な雰囲気を形づくっています。一見淡々としているように感じますが、その裏にはち密な計算が見え隠れします。
やはりただものではない雰囲気を感じて、一気に心を取り込まれますよ。
お気をつけて・・・・。
本当に次の更新が待たれます。

★★★ Excellent!!!

これを読んでもらえればわかると思うが、述べられている怪奇現象についての詳細までは一切判明されない。ましてや「なぜそうなったのか?」という根本的な問いに対する答えは用意されていない。
ただし半分嘘だということは、もう半分は本当だということ。
しかしながらどこまでがその真実なのかということは、読む側の想像力に委ねられる。
どこが嘘で、どこが本当なのか。
実話とフィクションの境目に関する想像力と、リアルな恐怖をかきたてられる『あやしいお話』。