竹神チエ

　リアルをとことん突き詰めると、あんまりホラーになりませんでした。 　そんなワケで、究極のリアリスティック・ホラーをどうぞ。 　※この物語は部分的にフィクションです。

何の変哲もないただの男子高校生の『俺』。 ある日俺が学校帰りの電車に揺られていると、隣に座った女の子に声を掛けられる。 「例えば君が、かつて世界を救った事があるとして──」 …

かの有名な「笠地蔵」は石だけあって、令和の現代も現存していた。 しかし、気候変動のためか冬は雪が少なくなったのはいいが灼熱の夏は山でも厳しい。 そんな中、「涼しくしてくれたら何か…

昔話、『雪女』は、冬山で雪女に会った青年が後に雪女と結婚し子供をもうけ、だけど秘密を喋ってしまったから、雪女とお別れをするというお話。 けど雪女が去った後、残された子供はどうな…

あたしの名前は火村悟里。学校に通う傍ら、迷える幽霊や悪い妖怪を祓う、祓い屋として活動しているJKだ。 そんなあたしの通う学校で、ある日幽霊が出ると言う噂が流れた。 何でもプール…

いじめられっこの「ぼく」ことケントは、いじめの現状を知る両親から「いじめられロボット」を買い与えられる。 ぼくの代わりに学校に通い、いじめによる心身のダメージを受けずに済むこのロ…

オカルト雑誌、月刊スリラーの編集者、御堂竜二が語る恐怖体験。 ある日取材のため、幽霊が出ると噂の山奥の廃墟を訪れた彼。 夜中に一人、朽ち果てた廃墟の中を歩いていたら、まさかの事…

@chauchauさんの自主企画『【第6回】三つのキーワードで小説を書いてみませんか【「め」、「蛇」、「カチューシャ」】』参加作です。 https://kakuyomu.jp/u…

　面倒ごとが嫌いなぼくはいつも傍観者だ。

　チェス部に属している高校生の俺は、眼鏡が似合う一つ上のクールな女子、須藤先輩から、入部二年目にしてやっと初勝利をもぎ取った。勝てないまま時間が流れ、気付けば部長になっていた須藤…

ある日、「俺」の元に見知らぬ着信があった。 「もしもし、私、メリーさん。今、昭和基地にいるの」 イタズラと思い切ろうとしたが、それからもメリーさんの着信は続いた。 どうやら本…

遅刻しそうになり、通学路を全力疾走する俺。だがその途中、見知らぬ女子とぶつかってしまった。 少々揉めた後、なんとか学校にたどり着くが、なんとさっきの女子が俺のクラスに転校生とし…

私の初恋は、小学五年生の夏。 訪れた田舎で出会った男の子、晃くんに恋をした。 明るくて元気が良くて、素敵な男の子だった晃くん。 あれから五年。再び晃くんにあった私は、彼の驚くべ…

　板野かもさんの企画「新匿名短編コンテスト・再会編」に参加した作品です。 　恐れ多くもそのコンテストで１位という栄えある順位を頂戴いたしました。 　コンテストに出したのは250…

六年一組の担任の綿木先生は、月曜日からお休み中。 職員室にいったぼくがたまたま耳にしたのは、綿木先生が休んでいる原因は、『魔女の一撃』だという言葉で……。 「５分で読書」短編小…

死体。それに連続殺人を匂わせる血文字。 しかし、そこに居たのは、どんな事件も解決する探偵、武力探偵だった！

その日、事件は部室で起こった。 起きてしまった。 真弓ちゃんの大切な本が盗まれてしまったんだ。 代わりに彼女の机に入っていた写真集に謎の文章が……

「レエモン、浜、海水浴、争い、また浜辺、小さな泉、太陽、そして、ピストルを５発撃ち込んだこと」がすべての殺人事件動機。 まさに不条理なこの作品について。

小学一年生の藍は、家族、そして大好きな近所のお兄ちゃんユウくんと一緒に、近所の花火大会に来ていた。 それから時が流れ、高校生になった藍。 再びユウくんと一緒に花火大会に行くのだ…

関係ないと思った時、人はどこまでも残酷になれる。 注）これよりも怖い話を書ける自信はありません。 ☆歴史時代小説週間ランキング一位獲得☆ 解説・参考文献 https://k…

僕の腕を枕にして眠っている彼女は、友達のお姉さんである。 僕達は一つのベッドでほぼ毎晩一緒に寝ているけれども、そういう関係ではない。 そういう関係、というのはつまり、恋人同士とい…

物心ついた頃から、ふしぎな存在が見えるあたしは学校帰りに――。 「５分で読書」短編小説コンテスト２０２２応募作 テーマは「だれにも言えない恋（恋愛）」 https://ka…

荒れた中学１年の頃。 同級生と喧嘩した過去をSNSで中傷されて、ボーイズグループのアイドルとして人気のあるルースは活動自粛。 カムバックの見えない焦燥感のなかで、踊る！ そ…

聖女。それは、神より特殊な加護を授かった女性のこと。その特異な存在故に、人々は聖女を崇め、教会にとっては信者及びお布施を増やす重要な要となっていた。 しかし、昨今のラノベを見れば…

　いつか、この誰にもいえない恋を語ることができるようになったなら、そのときあたしたちはひとつ大人になれるような気がする。

※本作は過去に書いたお話を、五分で読書用に改稿したものです。 2月14日、バレンタインの朝。 朝霧小学校6年2組の教室で本を読んでいた僕に、クラスメイトの佐久間が手を合わせて来…

ゲームに漫画。そして、カクヨムを始めとする小説たち。北条久美は、これらをこよなく愛するオタク女子高生。 彼女のクラスには、その容姿とハイスペックさから、王子様の如き人気を誇る男子…

莉子と有馬と桜は、保育園の頃から仲良しの幼馴染。 中学生になった今でもその関係は続いていたけど。 ある日莉子は、桜からある相談を受ける。それは三人の関係を壊しかねない、恋の相談…

「５分で読書」短編小説コンテスト2022 　参加作 テーマ：だれにも言えない恋（恋愛） 私の前の席に座る彼、赤峰愁は『園芸委員』と呼ばれている美化委員に所属している。 ハブられ…

私はコロナ禍に怯える中である学者さんのアカウントに出会ったことで、大分助けられた。 彼はフォロワーも大事にする人で交流も盛んであった。彼の推しが結婚したときもタイムラインが「セン…

学校帰り、高校一年生の少女――月乃は、自分にとっての聖域である公園に行き、色とりどりの紫陽花に囲まれるように建つ東屋で、同い年の男の子と再会する。 フィンディルさんの自主企画「…

　緑のアヒルが目印のカフェチェーン、スターダックスコーヒー。その日の皆戸駅西口店は、ヒマだった。 　バイト仲間の彼女は、ヒマな時に不思議な問題を僕に出すのがルーティーン。 　今…

ドブ川に張り出して建つ、オンボロ古着屋。 転居を考える中、店を訪れた少女が持ち込んだのは、赤黒い染みのある虎柄のシャツだった。 ※このお話は、カクヨムユーザーである竹神チエ様が…

タカナシが100の質問に答えます！！

祓い屋という職業をご存じだろうか？ それは迷える霊や悪い妖怪を祓うお仕事。そして今日、新たに祓い屋デビューした女性が一人。 新人祓い屋の名は、前園茜。彼女は先輩と一緒に仕事に出…

都道府県魅力度ランキングで常に下位のマイナー県、佐賀県。 しかし日本最北端にでもなれば、少しは魅力もアップするはず。 佐賀で毎年開催されるバルーンフェスタの気球を使い、見事空へ…

未来に王国を救うことになるヴィトセルク王の青春時代。 世界は白い降灰により薄闇に包まれていた。 フレーヴァング城から遠い地方の村で、王子の従者アスートの婚約者が行方不明になった…

【注意】 ※薄いですが下ネタあります。 ※本当はここからラブコメを発展させたかったのですが無理でした。無理でした() ※オチもない。ただの日常の一コマ。 ※最後のKAC2022が…

ママ　ミサ（ロリママ） 長女　レー（体育会系） 次女　ユウ（繊細系） 三女　メグ（お花畑系） 長男？　マーク（ショタ） 謎の三姉妹とロリママとショタ。五人は平和に暮らしていまし…

　３周年KACからの道のり（宣伝）と、今年６周年の他薦もすこし。 　KAC2022　11回目お題『日記』参加作です。

深夜、目覚めたとき となりに眠るのは、見知らぬ人だと思う

平民出身の魔法使いフィアナは、貴族のナリクと交際を続けているが、思うように会うことすらできないでいる。 辺境伯のお抱え魔術師として日々を送るフィアナの元へ、ある日ナリクの使いがや…

深夜4：44に合わせ鏡の間に日記を置くと、悪魔から返事がある。 そんな都市伝説がまことしやかにささやかれる中、主人公は偶然にも日記を置いてしまうと、そこには悪魔からの返事が……

カクヨムで綴った日々の記録。 夢月七海様発企画の同題異話、香鳴裕人様の同題異話SR, またカクヨムで出会った全ての方に感謝を込めました。 最後の同題異話を創作で参加できる余裕…

昼食は手作り弁当を持参する弁当男子ですが、朝はモーニングセットを食べます。 寝るのが早い（夜は起きてらんない）ので、朝に昨日の日記を書き、今日一日の予定表を確認＆書いたりしてます…

その街にはヤンデレのヒーローがいる。 KAC20228　私だけのヒーローの後日談になります。 今回はガチホラーだと思って書いておりますので、苦手な方は避けてください。 名前以外…

一組の親子が、散歩の途中で日記を拾いました。

真夜中はお酒を飲む時間だ。 今夜もまた、彼らに会うために

男には、何としても負けられない戦いがあるんだ。

今日もどこかで、誰かが救われている。