佐賀県。気球をくくり付けて空を飛ぶ

佐賀県の会議室。
事件は会議室で起きた。
佐賀県の魅力のなさは世界一！
そこまでは言ってないか。
いなくなったって誰も気づきゃしねえ
てなことで、北海道の魅力に乗っかろうと試みます。
気球を佐賀県にくくりつけ大空へ。
そこからの右往左往。
ドタバタが繰り広げられます。

　このお話は、魅力度ランキングで常に下位になってしまう佐賀県が、毎年11月に行われるバルーンフェスタ(熱気球大会)にあやかり、バルーンを使って魅力度をアップさせるという佐賀県庁の職員たち(&佐賀県民)のお話です。

　バルーンを使ってどうやって魅力をアップさせるのか、については、実際に読んでいただきたいと思いますが、これが突飛な発想で最初は受け入れるに数秒要しました。でも、ナイスアイディアかもしれません(笑)
　しかしこの計画は上手くいかず、最終的に「佐賀県が他県に認知されなくなる」ところまで陥ってしまうのです。

「悲しいかな……」と思ったのも束の間。その事実を告げる青年とそれを聞く職員の…続きを読む

「日本最北端だったら、もう少し魅力度がアップするのにな」

ということで、
バルーンフェスタの気球を使い、見事空へと浮かび上がった佐賀県。そのまま日本最北端へと移動しようとする。


すごい発想です。

うけます！

ここまで佐賀をネタにした小説がかつてあったでしょうか。

北海道は多分、都道府県を覚える際に一番最初に覚えられる都道府県。
ならば、佐賀も最北端へいけばきっと注目される！
というわかるけどわからん原理で、気球にくくりつけられて佐賀は浮かびました。
ところが、北海道は寒い。ならば今度は……と永住後をめざしてさ迷うことに。
そんなただ中……

きっとあのキャッチコピーが感動的になる。
そんなお話です(そうかな？)