突拍子もないアイディアを思いついたのに、アピールになっていなかった⁉

 このお話は、魅力度ランキングで常に下位になってしまう佐賀県が、毎年11月に行われるバルーンフェスタ(熱気球大会)にあやかり、バルーンを使って魅力度をアップさせるという佐賀県庁の職員たち(&佐賀県民)のお話です。

 バルーンを使ってどうやって魅力をアップさせるのか、については、実際に読んでいただきたいと思いますが、これが突飛な発想で最初は受け入れるに数秒要しました。でも、ナイスアイディアかもしれません(笑)
 しかしこの計画は上手くいかず、最終的に「佐賀県が他県に認知されなくなる」ところまで陥ってしまうのです。

「悲しいかな……」と思ったのも束の間。その事実を告げる青年とそれを聞く職員の人の対応が面白くて、思わず笑ってしまいました。

 最初から最後まで、佐賀県庁の突飛なアイディアと自虐的なツッコミ(?)に、笑わされっぱなしですが、佐賀県に住んでいらっしゃる人たちは、きっと佐賀県が好きなのだろうなぁ、と思うお話です。
 笑えるところが沢山あるので、楽しいお話をお求めの方は読んでみてはいかがでしょうか。

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