この作品は、タイトルにある通り、作者さんが娘さんを見ていて「もやもや」するお話です。
娘さんは、今年で小学四年生。「何でも自分で考え、行動をする」ところはいいのですが、気持ちの「スイッチ」の入り切りによって行動が変わるのです。
今回は、草取りをやり始めた娘さんが、遠回りをして後片付けまですることが書いてあります。読むと作者さんはさぞ「もやもや」したのだろうなと思うのですが、娘さんの「思いついたら行動」というのは、お母さんである作者さんが温かく見守っているからではないかなと思いました。
気になった方は、読んでみてはいかがでしょうか。
これね〜、現役子育てをしてるママなら、分かる分かる! となると思います。
でもね……、現役子育てではない読者は、「可愛い」がまさると思うな。
たしかに、娘さんの行動、可愛いもん。
しかーし、自分が母親だと、これ絶対もやもやするんですよ。
頭ごなしに、「こらー!」と叱るシーンでもない。
・叱る?
・注意?
・どう言う?
・いや、言わないでスルーする?
さあ、どれを選択する?
どれが教育として正しい?
そう母親は瞬時に計算しつつ、
も や も や す る の だ、
む す め よ。
とも思うのです。
あっ、ちょっと筆が走りすぎました。
このショートは、短く、さっと読めて、お母さまは、お子さんへの目線があったかくって、とてもほのぼのした、良い家庭なのだろうな、というのがうかがえます。
ほっこりショートです。
面白いですよ。
ぜひ、ご一読を!