少年探偵団が謎を追いかけていきます。爽やかな恋のおはなしです。
バレンタインの朝。教室の自分の机の中にチョコを見つけた佐久間。でも、そのチョコには贈り手の名前がない。誰がくれたのかを知りたくて、佐久間はクラスメイトの小林少年に推理を手伝ってもらうのだが……まさかな展開にビックリです!事件が起こったのがバレンタインということで、胸きゅんな展開も楽しめました♪ミステリとラブコメが一度に味わえる短編小説です☆
ふっふっふ。わかっちゃったよ、犯人と思わされました。バレンタイン事件です。謎のチョコが佐久間の机の中に。探偵は小林少年。あれ? 小林少年なのに探偵? 明智さんは?佐久間が勝手に呼んでいるだけです。小林少年が登校してきてから佐久間の机は小林少年の視界に入っていて、女子が近づいたのを目撃したなんてことはなかった。ある意味密室です。密室にあらわれたチョコの謎。よーし、わかったと思ったのですけれど本当のミステリーは論理的帰結の先にあった。