概要
確かに言えば何でもしてくれるが、予測回避不可のカウンターに惑わされる。
チェス部に属している高校生の俺は、眼鏡が似合う一つ上のクールな女子、須藤先輩から、入部二年目にしてやっと初勝利をもぎ取った。勝てないまま時間が流れ、気付けば部長になっていた須藤先輩は、負けても一切動じない。
もし一度でも自分に勝てたら何でもお願いを聞いてやるという賞品を自ら用意した過去もすっかり忘れていたが、指摘すると覚えていないくせに即了承。彼女のどんと来いと余裕の構えに、ぎゃふんと言わせてやろうとお願いを吹っ掛けていく。
……なのだが彼女、確かに言う事には従うが、わざとなのか天然なのかカウンターを連発して来て締まらない。盤外に縺れたエンドゲームの、勝者はどっちだ。
もし一度でも自分に勝てたら何でもお願いを聞いてやるという賞品を自ら用意した過去もすっかり忘れていたが、指摘すると覚えていないくせに即了承。彼女のどんと来いと余裕の構えに、ぎゃふんと言わせてやろうとお願いを吹っ掛けていく。
……なのだが彼女、確かに言う事には従うが、わざとなのか天然なのかカウンターを連発して来て締まらない。盤外に縺れたエンドゲームの、勝者はどっちだ。