金沢出流

1900年代最後の年に、アメリカ東部で撮影された、4枚の写真。それぞれに写る人物たちのドラマ。第七回偽物川小説大賞によせて。

フランソワ・ヴァテルはフランス料理史に燦然と名を刻む、伝説的な料理人である。人々はこのように信じている。 「ある宴席のとき、王をもてなす為の食材に不足が生じた。そこでその責任者だ…

食い物の恨みは恐ろしい、という話です。

“ホーム”に暮らす子供たちは、“お父様”に食べられるために生きている。と言っても、肉を食べられるわけではない。幸せに生きてこそ美味しくなるのだと言い聞かせられながら、彼らは魂を磨…

第七回偽物川小説大賞によせて書きました。なんとか飯テロをしたいと思って、えらい苦労しました。よろしくお願いします。

異能を【認識】すること"だけ"ができる主人公、逢沢七斗。 時間が止まったことは認識できるけれど、 止まった世界で動けるわけではない。 そんな残念な異能を持った主人公が、能力の…

これからを生きるあなた方へ。 第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト短歌の部二十首連作部門参加作品

なんか思いついたので書きました。

　ある日、左目が大きく腫れた女性。　眼科で診てもらったところ、目蓋に寄生虫の卵が産み付けられていると言われる。 　この状況に耐えるため、ブログを始めたのだが……。 　一田和樹さ…

闇オークションフェスタに寄せて。

第二回NTR小説フェスタ参加作品です！

気が強そう――というよりは、自分のやさしい部分を隠すために強がっているような顔つきだと、和海さんとはじめて会ったときに思った。その印象は今も変わらない。

この静けさに、私は奇妙な安らぎを感じるのだった。本当はこうなんじゃないか。いままでが少しおかしかったんじゃないか。

鏡の前につるを伸ばしたまま置かれている、黒縁のスクエアなフレームの眼鏡は、まちがいなく悠真のものだ。 KAC2024に参加しました。お題「めがね」

「私、森島さんの写真を見てみたい。見せてくれませんか」「なぜ？」「あなたが、見て、感じて、撮ったものに、とても興味があるから」

　田舎の初々しい少年少女の、いちゃラブ純愛バカップルコメディです。 　タイトルの不穏さ（？）とは裏腹に、本当にひたすらハッピーなふたりのお話です。 〈注意！〉 「NTR（寝取り…

姫路りしゅうさん企画「第二回NTR小説フェスタ」応募作です。 リンクで進む選択肢小説です。 4つのマルチエンディングを用意しています。 18歳以上推奨。 【あらすじ】 主人公…

私がぱっつん黒髪ロングを貫く理由です。

勇気を振り絞ってミサキに告白したものの「強い人が好きだから」とすげなく振られてしまった僕は、近所のジムに入門する。青春スポ根NTR小説。「第二回NTR小説フェスタ」によせて。

姫はエッチな夜の女王、から話を広げた結果がこうなってしまった。

僕は依子さんのことが好きだった。 大学時代に同じサークルだった依子さんに、サークルメンバー全員が惚れていたと思う。 あの頃の依子さんが、僕は好きだった。

彼女の部屋の熱帯魚になってしまった男の話です。 この作品は以下の自主企画に参加しています。 【第二回NTR小説フェスタ】 https://kakuyomu.jp/user_e…

【第二回NTR小説フェスタ】参加作です。 性描写という程でもないですが、それなりの描写はあります。楽しいお話ではないです。 実際、「ダウト」って言うの難しくない？ ◆レギュレー…

「第二回NTR小説フェスタ」なるものが開催しているそうですね。 NTRについての研究（っぽいもの）が少し前に流れてきたなと思い出して読んでみたところ、腑に落ちる点があったので。 …

「第二回NTR小説フェスタ」によせて書きました。

深夜のファミレスで、彼女に浮気相手の男を紹介された。彼女が嬉しそうでよかったと思った。俺の「好き」はそういう「好き」だ。 ちょうど彼とは休日が正反対だし、連絡もデートもシフト制に…

第二回NTR小説フェスタ参加作です BLの濃厚な絡みは三話目です 私はメインカップル（BL）の受け側に惚れた女がド失恋かます女絡みのBSSが大好きです

第二回NTR小説フェスタに寄せて

第二回NTR小説フェスタ参加作品。 姉妹の話です。

　僕は振られてしまった。意味が分からん。一途な女なんて、結局、物語の中だけなんだよ、くそが。

やっとログインパスワード思い出しました 第二回NTR小説フェスタ参加作品

親友が俺の恋人と

第七回こむら川小説大賞大賞作です。日本には気軽に大変なことになってほしいよね！

NTRフェスタのテーマ曲を聞いて連想したストーリーを書き綴った作品です。 NTRは嫌いだ。だけどBADENDは大好きです。 参考にしてもらったテーマ曲 『極光』 https:/…

第二回NTR小説フェスタ参加作品です。麻雀ネタはわからないのでカードゲームネタをねじ込みました。主催に通じればいいので注釈を入れないストロングスタイルでごわす。わからない人は最初…

この頃、イタリア半島中部にローマ王国という強国があり、驕慢王タルクィニウスと呼ばれる男がその国を支配していた。これは、その王朝を終焉へと追い込んだ、ひとりの女の物語である。

夕暮れの帰り道を、母親と息子は歩いていた。息子は社会からずれていた。息子は社会と食い違っていた。息子には線が理解できなかった。

帰りのバスで、隣同士。貴女はなんにも知らないままでいて欲しい。 ──────────── 【他掲載先　※敬称略】 ─ 【文学賞参加実績】 カクヨムWeb小説短編賞202…

足繁く通う家の最寄りの本屋に行ったら、わたしの書いた本が売られていた。わたしは本など書いたこともない。

流行っていてひとつ書きたくなったので、祠を壊す話を書いてみました。

【完結】 ある日ぼんやりとＳＮＳの動画を眺めていた。ふとコメント欄を開くと、そこには何か不気味なコメントが書かれていて──

健吾が夏休みの宿題で提出した絵が賞に選出されるが、数週間後に剥がされてしまう。 その理由とは・・。

僕はある日、『地獄の土』を手に入れた。 それを箱に詰めればミニチュアの地獄が作れる。 そして更に気づいてしまった、地獄の土に別の土を混ぜ込むと、新しい地獄が作り出せる。 腐葉土…

ウィリアムは奴隷だ。鉱物を掘る毎日。ロボットに監視され、逃げだすことはできない。そんな日常に起きた事件とは？ ※感想を書く方はネタバレにご注意ください。 ※カクヨムコン9の短編部…

【完結】 質問掲示板に投稿された、死んだ夫の日記を読んで欲しいという質問について。

離婚を機に同棲を解消し、一人暮らしを始めた若い女の話。

一角獣と少女。 童話のように書きました。 ５分で読めるショートショートです。 隙間時間にどうぞ。 クロノヒョウさんのお題企画参加作品です。 https://kakuyomu.j…

二本の脚で歩いて。しかも若返って。 人格をほぼ完璧に再現したと言うその存在と「私」はどう対峙すべきなのだろう。

初めてのミステリー。 怪盗ダウト、颯爽と(？)登場です。