概要
『地獄』+『グレープジュース』、答えはなあに?
僕はある日、『地獄の土』を手に入れた。
それを箱に詰めればミニチュアの地獄が作れる。
そして更に気づいてしまった、地獄の土に別の土を混ぜ込むと、新しい地獄が作り出せる。
腐葉土を混ぜれば針山地獄、赤土を混ぜれば餓鬼地獄。
更に、ジュースを混ぜることでも地獄の性質が変化することがわかってしまう。
じゃあ、グレープジュースでも混ぜてみるか。
さてさて、どんな地獄ができることやら。
それを箱に詰めればミニチュアの地獄が作れる。
そして更に気づいてしまった、地獄の土に別の土を混ぜ込むと、新しい地獄が作り出せる。
腐葉土を混ぜれば針山地獄、赤土を混ぜれば餓鬼地獄。
更に、ジュースを混ぜることでも地獄の性質が変化することがわかってしまう。
じゃあ、グレープジュースでも混ぜてみるか。
さてさて、どんな地獄ができることやら。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!地獄に「まずはグレープジュースを入れてみよう」と思う発想がヤバイ。
タイトルに惹かれて読みました。
始まりは、農業を営む主人公が、孤独死した老人の遺した「土」を引き取ります。
孤独死、老人、土。
(ホラー小説なので良い意味で)不気味さがあり、「うわっ嫌な状況だな~」と思わせてくれます。
その土の上に、ミニチュアの地獄が出現します。
いわば地獄の箱庭です。
それを見た主人公は、なんと、地獄クラフトタイムに突入します。
古今東西の地獄が展開し、「なるほど~」と興味深いです。
既存のホラーの型にはまらないため、奇妙な読み味です。
先が読めないぞ、どうなるんだろうと思っていると、一言。
「まずはグレープジュースを入れてみよう」
ちょっと待って、「まず」ってな…続きを読む