青時雨

三塚君と谷川君が一緒に帰る場面や、谷川君の母親が話してくれた「いいな」と「いいね」の話、深いと思いました。 物語冒頭の真空の話の伏線回収も、凄い！と思いました。 素晴らしい作品だと…続きを読む

伝えたい。 どうしたら伝わる？ こんな言葉も必要かもしれない。 あるルールに従って、それでも頭を使い紡いだ真有の言葉は、司に届く。 海の恐ろしさと夏の奇跡の入り交じる、切なくもど…続きを読む

地獄の土でテラリウムを作っていくというストーリー展開や、主人公が地獄の土に混ぜる物のチョイス等、とても面白かったです。 主人公の行う実験の結果が気になってどんどん先の展開が知りた…続きを読む

この三話には様々なものが詰まっていて、長編を読み終えたかのような読了感がありました。
素敵な作品でした。

一匹の猫、パルメザンの行く末を見守った先。そのラストに涙が止まりませんでした。

切なさの滲む、けれど心あたたまる素敵なストーリーでした。 音に着目した斬新な物語で、凄くおもしろかったです。 読みながら、時に笑い、時に涙する。落ち込んだ時や泣きたい時に励まされる…続きを読む

落語風なのが面白い。
物語の最後が上手い。
…うまく伝えられないのがもどかしいのですが、とにかく文章が上手くて面白かったです！！

概念的なことについて考えることが好きな人、青春ものが好きな人には刺さると思います。 難しいと感じる部分も敦がわかりやすく説明してくれるので、「哲学か…」と苦手意識を持ってしまって読…続きを読む

アンティークの彼ら視点にとても寄り添った文章で綴られているストーリーでした。

全ての伏線が回収された時、心が震えました。
散りばめられた伏線を気にしながら、もう一度読みたくなる作品です。
この作品に出会えて本当によかった。

チキュウ星人である里帆が置かれている状況は決して芳しくないはずなのに、モケやマルマルマとのやりとりは微笑ましく幸せそうに見えます。
あと、モケかわいい。

繊細に描かれた文章から紡がれるのは、桜舞う燦然世界。 文字を追い文章を読んでいるはずなのに、まるで長編映画を観ているのかと錯覚するほど色鮮やかに浮かび上がる情景。この世界を彼らの傍…続きを読む

最後、師匠の歯切れが急に悪くなるところがいいなと思いました。ここでチョコレートの甘さを思い出すように、このお話に「恋愛」のタグがついていたことを思い出しました。 この二人のその後が…続きを読む

軽やかに進んでいくストーリー。
読了後の重厚感。
景色が見えてきそうな文章。

とっても素敵なお話でした！

好きになったきっかけとか、仲良くなったきっかけを思い出せないのは、こういう何気ないことがきっかけだったからなのかもしれないですね…。 この何気ないきっかけの部分をお話にされてるのが…続きを読む

癖強めなぬいぐるみと主人公のやりとりに笑いが止まらない。
あまりに面白すぎる。こういうストーリー大好きです！

ラストといい、猫といい、いい感じに怖くて面白かったです。
最後まで読んだ後、思わずまた最初からもう一度読みました。