就活に苦戦中の大学院生、音緒は、人気覆面バンド『アルモニカ』のマネージャーを務めることに。
天才的なアーティストは27歳で死ぬ。
そんなジンクスを覆すため、音緒はアルモニカを襲うトラブルの数々に立ち向かっていく。
バンドもの、お仕事ものでありながら、各話に謎があり、ミステリー要素も非常に楽しめました。
さらに、謎を解く鍵が毎回“音”になっているところも面白かったです。
音緒の、他人の声に色がついて見えるという設定も生かされていて、読んでいてワクワクしました。
バンドメンバーがみんな魅力的で、キャラクター小説としてもすごく良かった。
アルモニカのライブに行きたい!
果たして音緒たちは、音楽の悪魔に打ち勝てるのか──。
ぜひ、その目で確かめてみてください!