人類の手には負えないような圧倒的な力を持った動物達。人の意識を操る力を持った彼らは、「人間を管理」すると宣言した。
彼らは、人間が思いつくような戦い方では絶対に倒せない。人類は敗北した状態から物語は始まります。
世界はいつも通りに進んでいるのに、限られた一部の人間だけがこの恐ろしい事実を知っている。モデルケースにされた町に連れてこられた瑞原直斗は、動物達に対してどう動けばいいのかと葛藤を続けます。
なぜ彼らは人を操る力を持っていて、どうして管理することに決めたのか?
怪異として描かれる動物達はとても不気味で、絶望感が凄まじいです。
でも真相が気になり、ホラーが苦手な方でも最期まで読めてしまうと思います。間違いなく、『最後まで読んでよかった!』と思える作品です!
ぜひ、読んでみてください!
『アナタは、ニンゲンのダイヒョウにえらばれました』と奇妙なカラスに言われて、他人を自由に操れたら、あなたは何をしますか?
これまでいじめてきた奴に復讐できます。
気に食わない奴をひどい目に合わせることもできます。
人に変なことをさせて、面白がることもできます。
ただしそれは、アナタの行動によって人間というものを観察・研究し、『人間を管理』するためのガイドラインを定めるための、カラスの一時的な協力なのです。
人間の精神を自由に操ることができるカラス。
そのカラスが、ピックアップした人間の望みをかなえてやると同時に、『人間を管理』するための方法を学んでいくさまは、ぞっとします。
そしてそのカラスだけでなく、多くの動物たちが人間の精神を自由に操る力を持っていて、『人間を管理』し、ひそかに侵略をはじめていたのです。
この恐ろしい事態を覆すことはできるのか。
ニンゲンのダイヒョウたちの苦闘が始まります。
面白いです。ぜひ読んでください。