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寂れたアーケード街
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鳥辺野九
青時雨
その古本屋はどこにでも存在して、どこにも存在していないかもしれない。 寂れたアーケード街の片隅に、ひっそりと白い猫が待つ。ドアベルがカランと音を立てるのを。客が来たぞとカランと鳴…
★48 SF 完結済 1話 2,617文字 2023年3月2日 13:21 更新
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