無人駅にて

作者 秋永真琴

80

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★★★ Excellent!!!

短編だから、サラッと読めてしまうのに内包される情景や主人公の想いは奥行きがあって、描かれていない過去やこれからの未来を想像させるのです。
勝手に読者は二人の未来や過去のもどかしい日々などを妄想させてしまうのです。私も妄想しました。
すごいです。すごいんです!

★★★ Excellent!!!

この字数で完結であることからお分かりかと思うが、掌編小説である。
わずか二千字の字数で、しかし、夜の闇の中に列車の光がまるで浮き立つかのように見え、その中にはっきりとした恋愛小説のテイストがある。

これ自体はまったく短い作品であるのだが、まるではっきりとした世界を持ったひとつの長編恋愛小説の一角だけを切り取ってきて目の前に置かれたような、そんな存在感。主人公の青年の想いが確かに読者の眼前に現れてくる。

秀作である。