砂漠の使徒

この国にはもう、“ファンタジー”というものは存在しなかった。 彼ら“異客人”は今やその辺りの街角で出くわす、ちょっと変わった隣人たちなのである。 そう。 たとえばあなたの街…

●あらすじ 中３になったばかりの鈴音は普段からドジばかり踏み、皆にかなり迷惑をかけ、落ち込んでいた。１５歳になったその日も、誰にも迷惑をかけず平凡に暮らしたいと願っていたが、突然…

乳酸菌飲料の訪問販売員の櫻子は、工場勤めの夫と、三歳の娘とアパートで慎ましく暮らしている。 しかし販売員としての櫻子の生活は今週で終わる。母親は働くべきではないと義父に強く反対さ…

作者の小説『ドラグ・ロガーは嘘を斬るー不器用木こりとひきこもり姫に世界は救えるかー』を、三人の声優さんたちに朗読していただいた記録です。 朗読LIVEは現在、現在は１章まで進行…

　とある駅の中にある本屋。私はそこに用があった。 　そこでしか読めない本のために、駅を利用する。

自分の欲しいぬいぐるみが見つからない。 だから彼女は作ることを選んだ。 ──選んでしまったのである。 柔らかくてフカフカの、可愛い可愛いぬいぐるみ。そんなものは望んでいない…

ボクはクマのぬいぐるみのまーちゃん。 アユミちゃんの１歳の誕生日に、おばあちゃんからのプレゼントで出会ったんだ。 ボク達は、ずっと一緒だよ——。

老師・叶(かなえ)が今も大切にしているぬいぐるみ〝パッピー〟のお話。

こちらはKAC２０２３の第２回目の題材「ぬいぐるみ」をテーマにした賀来家の日常です。 今回は高校生の長男である、「賀来辰」の物語です。 ぴったり７７７文字で書いてみました。

ミニマリストの社会人、小宮早苗はある日、本屋から出ると知らない街にいた——。

本屋とは。

こちらはKAC２０２３の第１回目の題材「本屋」をテーマにした賀来家の日常です。 今回は祖父である賀来三郎の物語です。 ぴったり７７７文字で書いてみました。

高校生のシュンは部活帰りに、車に衝突され、交通事故に巻き込まれた。命を落としかけている時、学ラン姿の不思議な紫髪の少年と出会う。彼はなぜか不思議な会話を繰り広げた後、にたりと笑っ…

底辺に埋もれている星屑にしか過ぎなかった。そんなわたしが出逢った、読み専の神さまについての覚書。 誰もが一度は逢ってみたいと願うような、そんな人でした。

中学2年生の頃からずっと好きだった子が行方不明になって1年。 最後の目撃情報を頼りに山に登った古郡 大和(ふるごおり だいや)は足を滑らせて意識を失ってしまう。 目を覚ました場所…

・砂漠の使徒様作〝異世界転移していない！？　ここは-システムエラー-界らしいです～ちょっとおかしなゲームを攻略しなきゃいけなくなりました～〟 と、拙作〝優しい異世界に行った話2〜…

　〝星猫戦隊コスモレンジャー〟は、〝太陽の教え——素直、感謝、愛——〟を胸に、世界の危機を救った13匹の猫戦隊である。 　太陽神の力を受けし聖騎士ソールをはじめ、コスモレンジャ…

初夏——。 心踊る恋がしたい、と希望を胸にこの町にやって来た一羽のツバメ。 だけど、どんなに綺麗なものに声をかけても、一向に上手くいきません。 そんなある夜、ツバメはひとつの慎…

中学３年生の蓮は、とある女の子へ密かに思いを寄せていた。 だがその大人しい性格から、ただただ気持ちを秘める日々だった。 だが、毎日のようにそのモンモンな想いをノートに綴っていた。…

性癖：消極的かつ破壊的な所有欲 自分の大切なものが、誰かのものになることだけがどうしても耐えられない。第四回性癖小説選手権に参加しました。

性癖小説選手権に寄せて書きました。 性癖:一見地味な人が、実は凄い能力を隠し持っている。見た目が弱そうで頼りなさそうであればあるほど良い。 性癖:お前はもう死んでいる。

性癖：革手袋を口で咥えて外〝させる〟/普段はやさしいふりをしている獣に従順な恋人/常に手袋をしていて行為の時だけ外す 彼の目に宿る激情の名は『愛情』か『執着』か。 ※第四回性…

「第四回性癖小説選手権」によせて書きました。二作目です。 性癖：いきなり始まるファンタジー設定 性癖：美しくて危険な生き物 性癖：地獄めいたコメディ

萌木野めいがカクヨムを始めて思ったこと、書いておきたい気持ちになったことなどを、たまに書きます。 重要なことは書いてありません。←重要！

毒親育ちの四十代の娘が、事故で亡くなった母の付けていた日記を読む話です。

私が購入した洋館の書庫には元の持ち主が書いたであろう日記がある。日記は記録だ。それは誰かの人生そのものである。

ぼくのご主人は腕のいい料理人。 山奥に小さな店を構えている。 KAC20229 お題 : 猫の手を借りた結果 © 2022 Sukima Sangyo Corporatio…

今にも倒産寸前な零細企業。社長である犬は資金繰りに頭を抱えていた。働き者のアリを雇ってもウマを馬車馬のごとく走らせても追いつかない。とうとう、犬はお荷物社員である猫の手も借りるこ…

結婚を控えた私。でもキャリアを捨てるつもりはない。毎日仕事に明け暮れていると、婚約者の三留からは「結婚する気あるのか」。結婚する気はある。でもこっちは忙しくてそれどころじゃないの…

悪と正義。 通常の犯罪とは異なる規模の犯罪や災害に立ち向かうもの達はヒーローと呼ばれ、大衆から幅広い人気を集めていた。 ──そんなヒーロー達の頂点、ヒーローオブヒーローというべ…

出会いと別れのお話です。 ……出会いと別れのお話ですっ！！！ 初めてお題で書いた気がします。

どうしようもなく好きすぎたあるAppleのノートパソコンとの、出会いから別れまでの話をエッセイにしました。

嘘つきの僕と、もうすぐいなくなる彼女。 互いの顔を知らないまま、空き教室の机の上で、交換日記が始まった。

都道府県魅力度ランキングにて、もはや底辺付近が指定席と言っても過言でない佐賀県。 そんな佐賀県がなんとか魅力を得るため、とんでもない計画を実行する。 ※佐賀県を思いきりディスっ…

解散した中堅お笑いコンビのツッコミが書いた手紙を覗きます。 ある熱烈なファンからのファンレターへの返信です。

社内プロダクトデザイナーとして働く入社三年目の留衣。彼女の仕事はベンチをデザインすることだ。 三年目らしい仕事へのもやもやが募り続ける日々の中で、留衣は上司の哲からある大きな仕事…

海外にまた行きたい、気軽に。 誰もがそう思っているこのご時世。私も行きたい。 けれども、可愛い名前の癖に可愛くないあのウイルスのせいで、行けないじゃないかぁぁ!! とふつふつして…

腕の立つ暗殺者であった過去をひた隠しながら『普通の娘』として生きるサザは、働く酒場の突然の閉店により突如仕事を失ってしまう。 　全く仕事の見つからないサザを心配した仲間が取り付け…

茶露×アップルパイ

孤児院育ちの十二才の少年はある日、同じ孤児院の三つ年上の少女への恋心を自覚する。 しかし、少女は明日、魔術の学校に入るために孤児院を出て行くことになっているのだ。 少女の旅立ち…

第一回アップルパイ（恋愛）文学大賞参加作品です。 アップルパイはアメリカでは家庭料理。ひとつひとつの家庭にオリジナルのアップルパイの味がある。 これは自分達に合うアップルパイの…

「第一回アップルパイ（恋愛）文学大賞 」によせて書きました。 文体診断ロゴーンによれば、「浅田次郎　85.1　松たか子 84.9　小林多喜二　83.6」とのことです。

うちのアップルパイは、塩の味がちょっと強い。呪われているからだ。

君と二人で食べるアップルパイ。 二人で過ごす、今日で最後の――。 1話1400文字弱の短編です。 第一回アップルパイ（恋愛）文学大賞、参加作品。 文体診断/1・中島敦　2・小…

貴方は悪魔を召還できたら、何を願いますか？ ある所に悪魔を召還した男がいた。 同じフレーズから始まる二人の男のお話。 願いを叶える権利を手にしたとしても、それを上手に使わなけ…

　砂漠の使徒様が描く『異世界転移していない！？　ここは-システムエラー-界らしいです～ちょっとおかしなゲームを攻略しなきゃいけなくなりました～』の二次創作です。 　ご本人からご…

読まない方が良いよ

【KAC202110】私の体験談です

なので、かなり偏った話です。 【KAC20219】「似てるな～」といつも思っていたので、音楽のソロ活動と小説を書くことを比較してみました。たいした内容ではないです。