「SF短編」を含む小説

全ての人間がいなくなった世界で、ただ一人残されたアンドロイドは孤独な幾億の昼と夜を過ごしていた。命を持たない人工知能であるはずなのに、彼はいつしか自らの死を願うように。 月が照ら…

出来心だったの。みんなから褒めてもらいたくて、羨んでもらいたくて、キラキラのセレブ女子高生を演じて投稿してたの。「いいね」がたくさんつくの、嬉しかったなあ。 だから、だから、こん…

ここに集められているのは《小説未満》の物語ばかりです。 その頁に綴られた関係や風景に到るまでの物語は喪われ、これから完結することもなく。 恋ならば実らず、戦いならば勝敗は決さず、…

300兆の人類が宇宙に移民した遥か未来。 銀河光速ハイウェイ公団の閑職役人であるアキヤマとモウリは、破壊予定の星に居座るアフマド老人に立ち退きを頼みに行くが…

近未来。怪獣の群れに襲われた戦場の遥か上空を、秘密裏にステルス爆撃機編隊が飛んでいた。 主人公たちが乗り込むそれは、ナイトリーパーと呼ばれる対怪獣用に建造されたマシンの一種。しか…

人は、母の身体か、音から産まれる。 一〇年ごとに街を渡らなければならない音降りと、 街を渡ることができない胎生の、 たくさんの出会いと別れの物語。

怖さレベル★★

自我を持たないはずの人工知能「クリアロイド」のリータが、ある日突然「桜が嫌い」だと言い始める。リータの持ち主である僕は、その理由を探るべく、とある大学教授の元を訪れる。 ちなみ…

母と妹と一緒にガトーショコラ食べたその日、僕は暖かい気持ちになった。 どうかこの幸せが続きますようにと願わずにはいられない。 　　　　　 クロノヒョウさんの第34回「2000文字…

山田花子は、自称・帰国子女の転校生。 山の中腹にある自宅から２時間かけて麓の中学校へ通っている。 山から降りて「住宅街」に降りるといつもカラスに攻撃される花子。今日も「本当の姿を…

マッシュアップ！林檎×夢Q 中二くらいのときって、やたらイメソンで小説書こうとしませんでしたか？ いつかフルアルバムのイメソン小説で一つの話を書いてみたいと思いませんでしたか？…

※「５分で読書」短編小説コンテスト中間選考突破作品です。 監視カメラの映像から、その人物が今後犯罪を犯すかどうかをAIで予測する。この技術はすでにある程度実現されています。 …

人類滅亡後のアメリカ合衆国　マンハッタン。 最後の人類となった少女。彼女は相棒であるロボットと、旅に出る！ 爆走する装甲車！　轟く対物狙撃銃！　そして、世界を終焉へ導いた敵！…

全人類の脳にインターネット接続端子埋め込みが義務化された時、世界は変わり始めた。 短編です。 KAC2024 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2024～ 第6…

『自分は主人公になれない』と気づいた少年は、ある決意をした。

文房具屋でそれとわからないままに買ってきた日記。バカな買い物をしたなあと思いながらも、日記をつけ始めた僕。淡々と日常を記していくのだが、ためしに書き始めた【未来日記】が日常を歪め…

二〇三〇年。某日、月面にて。二人の少女は<キューブ>と接触し、二人だけの世界は崩壊した。 株式会社<月の探索者>（ケスラー・デ・ラ・リュネ）の月面基地に派遣された二人の少女、…

精霊の召喚に失敗続きの遊牧民の少女・ゲルダがある日召喚したのは、漆黒の躯体と赤色単眼を持つ軍事サイボーグの軌道猟兵だった。雷精霊と思い込んだゲルダは、軍事サイボーグを連れ、精霊使…

僕は惑星間を往復する学芸員の宇宙船に乗ることにした。でも、宇宙の旅に期待していた心踊るようなできごとは何も起きない 2021/09/05　違法コピーサイト発見にともなう対応 …

21世紀も終盤に差し掛かった世界。人類は「死」を乗り越えていた。 人類はDNAを解析し尽くし、さらには脳と心のデータ化に成功していた……。