「記憶屋」を含む小説

ロボット、浮遊車《ホバーライド》、エネルギー弾……。これ以上ないほどまでに発展した世界は、突如として開いた異界《アビス》の穴と、それをきっかけに世界に入り込んだ異端者《スピーシア…

私の住んでいる第6地区では、記憶の売買が行われている。 成人した私はこの地区を離れる際に、母親との記憶を売ることにした。 記憶屋の店主から帰りに、サービスだと受け取ったのは、他人…

　地球暦854年、世界は人の手により一度滅んだ。 　荒廃した地球と発展した技術によって地球は大気圏にコロニーを構える空人と地上での生活を続ける地上人に別れていた。 　ある日、少女…

KAC20236『アンラッキー7』参加作品です。 記憶を失った君と７７７文字で片付けられる７人の刺客。

KAC2023 第1回お題『本屋』 何でも売れる時代。 男は記憶を売りにやってきた。

パンがないならケーキを食べればいい。 では、本屋がないならどうすればいい？ これは私の小学生の頃の思い出話。 昭和の匂いがちょっぴりよみがえるかもしれない、そんなお話。

ある時期、十歳以前の記憶がない私は、すべての責任は、父親にあると思っていた。私に、何かを隠しているのを、感じてはいたが、それに触れようとせず、聞こうともしなかった。父親が、素直に…

自分の記憶を失う代わりに人の記憶を溶かして消してしまう『殺さない殺し屋』の少女・メロ。 記憶面で日常を支えるアンドロイドの少女・ムーと共に、彼女は今日も誰かの記憶をしゅわりと溶か…

－－永年生忘症 それは、妖が昔から生きているせいか大切な記憶を生涯忘れてしまうことを言う。 だが、いつからかある噂が流れてきた。 人気のない路地裏から小さい道が出てくる…

竜也は30年ぶりに松山の町を歩いた。そして、昔よく通った店と同じ名前のスナック『宇和海』を見つけた。竜也は『宇和海』のドアを押した・・・

「僕」はいつもひとりぼっちですが、寂しくはありません。とあるおじさんが、友だちになってくれたからです。

　とある〝「ねえ、覚えてる？」から始まる物語〟の短編コンテスト応募作だったものです。 　ちょっと大人の恋もある、ハードボイルドなお話。 　ベタなシチュエーションではありますが、オ…

文書ロイドの中古販売を営む男の人生の振り返り。 小説執筆によりトラウマを乗り越えた男は同じくトラウマを抱える文書ロイドを救い、ふたりは結婚する。

――殺し屋｢夏也(カヤ)｣には優秀な弟子がいる。可愛い見た目とは裏腹に、大変優秀な殺し屋のようだ。 そんな噂が流れ始めた頃。 その噂の弟子、「依里(ヨリ)」はある日、…

スレジは、効率化よりも人のことを忘れないことを選んだ。だからなのか、それとも先天的なのかは自分自身でもわからないが、スレジは思い出すことの天才だった。そうして彼は記憶屋になったの…

記憶喪失の青年は一体何者なのか？ 神社の神主（ボーズ）、不動産屋（フドウ）、果ては警察（サセン）から舞い込む心霊系の依頼を記憶喪失のホストが解決？ ＜登場人物紹介＞ ボーズ…

不思議な体験をしませんか？ あなたの思っているそれ、実は前世に関する事かもしれませんよ？ さぁ、あなたの前世はどんなものだったのでしょう……

いつかどこかで書いた、「プロローグになるショートショート」のお題です。 キャラ設定とかあれこれ凝って考えた覚えがあるので、いつか書きたいなと思ったまま早数年……。 供養の為に置い…