書店の数がどんどん減っている今、このお話を読んで少々アンニュイな気持ちになりました。本は大体電子書籍を購入して、紙の書籍もネットで買うようになった自分には、中々に刺さるお話でしたね。良い物を読ませて頂きました!!
これは残念ながら、平成生まれの子や都会生まれの人には感じられないノスタルジーかもしれません。今は通販があるので、地方でも欲しい本はいつでもどこでも手に入る感じですから、こういう経験はないかもしれないです。 昭和の後期でも、ちょっと地方になると本の入手方法は本屋さんじゃなく、このスタイルだったのではないかと思います。わー懐かしい……と、自分の中の思い出が噴出してきました。 そして昭和生まれなら、途中で右手を差し出したくなる場面があるので、手汗が気にならないように手を洗って読みましょう。
なんとも言えない懐かしさが込み上げてくる作品です。同じ昭和生まれの私には共感する所が多いです。私は子供の頃、近くの駄菓子屋さんのようなお店で本を買っていたなぁと思い出しました。是非読んでみてください、読めばなつかしい気持ちになって、思い出す事がきっとあるとおもいます。
親しみやすい文体で語られるエッセイです。本屋という業態がかつての姿のままでは生きづらくなってしまった現代ですが、本作で語られる思い出の本屋さんは、不思議な味わいがありました。まだ読んでいない、という方は、是非お楽しみ下さい。
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