「王宮 皇子」を含む小説

ビナギア王国一の美女と名高い公女ディルアンディアは、ある日王族の食事会の最中に隣国の騎士たちに襲撃され、王宮は陥落してしまう。なんとか逃げ出したディルアンディアたちは謎の黒衣の騎…

皇宮で書庫の整理を手伝う少女、朱衣。 白麗、紅晶、碧英の三人の皇子の寵愛を受ける彼女の元に、一羽の怪我をした鳥が迷い込んでくる。 朱衣は看病をしてやるものの、鳥は『夜伽』と名…

大陸全土で『希代の天才』と謳われる王宮筆頭魔導薬師の唯一の弟子シエナは、師匠と共に瘴気被害を受けた過去を持つ。 瘴気による死を回避するために深い眠りについた師匠ネヴィアを救える時…

華藍（ファラン）国。 王都、華城（ファチォン）。東西南北を囲むようにそれぞれの区域が存在するその王都は、古の時代から穢れが溜まりやすい地のためか、ひとならざる者たちが起こす不…

帝国エルシオンの隣国であるディリンには七人の姫がいる。Ωの王子として生まれたジルは“七番目の姫”と偽られ城の奥深くの邸に隠されていた。十七になる年、双子のライラとアデルに伴われて…

中大兄皇子と中臣鎌足による古代律令制度への政治改革、大化の改新。乙巳の変前夜から近江大津宮遷都までを辿る古代飛鳥の物語。 ――馬が足りない。兵が足りない。なにもかも、戦のための…

　大陸の西の果てにあるスフィア王国。 　その国の公爵家令嬢エリスは、王太子の婚約者だった。 　だがある日、エリスは姦通の罪を着せられ婚約破棄されてしまう。 　そんなエリスに追…

｢久しいなミリューユ｣ ｢はい、お父様。お久しぶりでございます。｣ 王宮の中でも1番広い部屋、国王への謁見を行う広間で、親子にしては堅苦しい会話が続いていた。 ｢実はお前…

貴族の名門、アベリア学園に通う三年生、リラ・アリエス。 同級生たちは卒業後の社交パーティーや見合いに夢中だが、リラは領地の経営にしか興味が持てない様子だった。 親友のアビーとクリ…

千年続く熇王朝は、様々な異能、方術を操る方士たちによって影から支えられてきた。 雲嵐は宮廷お抱えの方士一族・樊家の長男として生まれながら、方術を使えない落ちこぼれだった。 しか…

中園莉子は仕事帰りに寄った展望台から落ちた。 気がつくと見知らぬ国で目覚め、召喚されたと告げられる。 身の危険があるというので代わりの身分を貰い、侯爵家の養女として生活することに…

とある東の小国に、ふたりの男児が産まれた。子はその国の皇子となる子どもだった。その時代、双子が産まれることは縁起の悪いこととされていた。そのうえ、先に生まれた兄の額には一本の角が…

いずれ妻となる人間として大切にする一方、年の差のせいか恋愛感情を抱いてくれない婚約者を持つナスル姫。 婚約者であるエアフォルクブルク帝国の第一皇子ロザムンドの優しさに恋心を抱くよ…

「ヘレナ！！　このとおりだ。私たちの婚約を解消してほしい」 16歳の誕生日、幼馴染でもあるランスロット王太子に王宮へ呼ばれ告げられたのは、婚約解消のお願いだった。 時を同じく…

ある日をきっかけに不老不死の存在となり、対象者に絶大な能力を発現させる魔法を得た魔女、ミカトリーチェ。 魔王討伐のために異世界へと召喚された異国の皇子、ラギ・ヴェルダナ。 ラギ…

ゼノン帝国には盲目の売れない画家レナという少女がいた。そんな彼女の絵を買うのは呪いの第三皇子ロイ。ロイは街を歩いているとレナの絵を持った少女が歩いて行くのを見た、彼女の絵を買って…

※ 旧題『龍久国継承戦:九人の皇子と九柱の大魔』 「戦うイケメン」中編コンテストで優秀賞を受賞しました。ありがとうございます。 書籍化につき改題。2/10発売。アニメイト、メロン…

中学三年生の夏、それは何でもない日の放課後だった。紫月（しづき）は友人の梨咲（りさ）が塾に入塾するために、付添うこととなった。古びた建物の三階にある塾へはエレベーターで向かったが…

人見知りだが希代のスクロール魔法使い・シルベは、なんか知らんがキツネになってしまった。魔法が使えれば元に戻れるんだが、手がそういう作りになってないんよ。忘れたい事実だが公爵令嬢。…

大陸の中央を治める紫銀国。その都である洛央に住む酒場の娘である翠花（ツイファ）は人間観察が好きな少女。幼馴染の男子である飛龍（フェイロン）と共に年の離れた父親代わりのお爺と一緒に…