「漱石」を含む小説

　鼠谷ミキに俺は恋をしている。 「月が綺麗だね（愛してる）」と俺は言ったけど、「月？　月なんて出てないじゃん」と彼女は青空を見上げた。「バカじゃない？　仁成にしか見えてないのよ」…

かつての松山藩の藩都、そして今も愛媛県の県庁所在地である城下町・松山に、『たると』と呼ばれる菓子が伝わっている。この『たると』は、洋菓子のタルトにはまったく似ておらず、「カステラ…

夏目漱石の「夢十夜」。全十遍でで綴られた、夢の物語。そして訪れるは、ないはずの第十一夜。男は、どのような夢を見るのだろうか。

2010年～2011年ごろ？に書いて、2013年のコミティアで出した薄い本の再掲です。 夏目漱石の『夢十夜』が好きすぎて、同じ構成で短編を十個書きました！というだけの作品です。…

1.金閣寺を燃やし損ねたり 2.新宿で裁断鋏を手にストゼロを飲んだり 3.漱石をリスペクトしたり 4.~色々 しています。BFC関連の置き場もここ。

文のリハビリがてらに 僕が見た夢の記録 夏目漱石にリスペクトを込めて 寝る前のお供にどうぞ ※本作は「小説家になろう」にも投稿しております

エッセイ的なものを、読むのが好きなので、書いてみようかな〜と急に思いたったので、取り止めも無いです。

吾輩はイッヌである。家族からは「おい」「ワン」などと呼ばれるが、名前はない。しかし、イッヌとしてこの家に生きることにそれほど不満はない。ご飯はもらえるし、寝る場所もある。しかし、…

皆様は、妙にリアルな夢を見て、起きてからも鮮明に覚えていることがありませんか。 夏目漱石先生の「夢十夜」風に、筆者が見た夢を書き残していこうと思い筆を執りました。 書き残せる…

明治三十二年秋。 正岡子規は喀血と腰痛により、東京根岸・子規庵の病床で過ごす日々を送っていた。そこへ、学生の頃からの親友である夏目漱石が訪れる。漱石は「黄金林檎の落つる頃」とこぼ…

１，僕 ２，妹(彼女) ３，母 愛と救済の意味をこめて、架(夢架ける)の文字を送ります。〈カッコー〉

安心してくれ給え、読者よ。 私は小説を書くような想像力こそないものの、これで作文はそれなりに上手い方なのだよ。 雑文というやつは眼の前にあることばかり書いていても成り立つだろう？…

　夢の中で、明治時代の大きなお屋敷の子供になっていた「僕」。 　「僕」はなぜか、非常に暗いこの屋敷から出て行かなければと思う。 　柴田恭太朗様の自主企画「【三題噺 #75】「門…

ある時、「僕」が悪夢を見ていたら、白い空間にたどり着いた。そこにいたのは赤い着物と長い黒髪に彩られた美しき女性。彼女はその白い場所を「夢世の果て」だと言った。 夢の中で繰り広げ…

私は四国松山の大学に通う一回生。恋愛などの脇道などには一切逸れず、ただひたすら、真面目に勉学に邁進し生きてきた。それがどうだ、このご時世。そんな奴はまるでタイムスリップしてきた珍…

初めまして、天川裕司です。 ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。 また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。…

私だって夏目漱石みたいな素敵なお話が書きたいんだいッッ！！！ ってなって書きました。先輩は私の性癖です。どこかに落ちてないかな

　夏目漱石の『夢十夜』という作品の続きとなる第十一夜を、「罪と罰と愛」をテーマとしてオリジナルで描いた話です。