「歌舞伎」を含む小説

死んで目が覚めたら平安時代に転生していた。 その転生先の肉体の名前は「源義経」。 日本史で最初に登場する英雄と言ってもいい、その生涯すべてが歌舞伎の演目に成っている超人だったが…

２０２０年、新型コロナウィルスで日本中が大打撃を受けた。まっさきに直撃したのが、新宿・歌舞伎町である。 最初のクラスターが新宿歌舞伎町であったためだ。 コロナ関連のニュースで連日…

長安の都で見つけたのは、かつての義兄弟に虐げられ、燭台として一晩中立ち続けるお父さんの姿でした……。 イメージのとっかかりは歌舞伎の演目「燭台鬼」ですが、燭台にさせられた人間…

※このお話はKindleで書籍化しました。 5話まで公開になります。 続きはこちらになります。 https://www.amazon.co.jp/dp/B0DMQLK6LS?dp…

女房は十郎兵衛のからだを案じ、今からでも遅くはないので、蔦屋重三郎に役者絵を断るよう勧めた。 だが、十郎兵衛は、ここを乗り切れば蔦重との縁も切れ、来年からは「写楽」の役者絵など描…

赤穂浪士に首を刎ねられた吉良義央は怨霊となってこの世を漂い、お家取り潰し、孫の死、歌舞伎での悪役となることを見聞きし、その恨みは骨髄に徹した。 その彼を大怨霊達は拾い上げ、手助け…

アキラは歌舞伎町の華やかなホストだった。夜の世界で名を馳せ、魅力で生計を立てていた。 しかし、借金の重荷に耐え切れず、客の一人が自殺した時、アキラは深い罪悪感に襲われ、華やかな…

現代の劇作家見習い・藤井拓真は、ある日突然江戸時代にタイムスリップしてしまう。江戸の歌舞伎の世界に足を踏み入れ、鶴屋南北（勝俵蔵）と出会う。南北は歌舞伎の一大狂言作者であり、拓真…

世界の中央に建国された『聖王朝』 『天帝』をはじめ、『十二神兵』が国を護ってきた。 ある日を境に、魔族や怪物（モンスター）が、 聖王朝を襲撃するようになる。執拗異常な様子から、…

この世の終わりに、神と悪魔の軍勢が果てしなく戦い、ついには神の軍勢は敗れ、地獄の闇の底で蠢く魑魅魍魎が千切れた兵士の死体をむさぼり喰らう夢を浮多郎は見た。 「浮さん、たいそうひど…

明治19年、青山宙子（ひろこ）は侯爵嵯峨野家の若き当主忠臣（ただおみ）に、突然求婚される。 イギリスに留学して外務省に出仕し、将来は公使（大使）にもなろうかという前途洋々とした忠…

女髪結が厳しく規制されている江戸時代。女髪結のお新は新吉原の見世「白木屋」の新造（若い遊女）である花駒と、彼女とよい仲の、白木屋で働く才三郎を騙し、花駒を家に連れ去る。困った白木…

オリジナル小説 新宿・歌舞伎町の片隅で、孤独な二人が偶然出会う。愛を知らずに育ち、心に虚しさを抱えた風俗嬢リカと、行き場を失った17歳の家出少女まなみ。 互いに寄り添いながら生き…

歌舞伎町には沢山の感情や欲望が蠢いている。 この町にある全ては誰かが、書いているのだ。

いつも通り歌舞伎のお芝居が終わり帰ろうとした矢先に落ちて来た1両。劇場スタッフに渡して外に出ると待っていたのはタクシーではなく人力車で＿。 登場人物 山本智恵(やまもとちえ) …

登場人物 五助　百姓。五人兄弟の五番目。口が悪く喧嘩早いが美少年。 百尋　ももひろ。元歌舞伎役者の女形。気が強い薄幸の美少年。百尋は源氏名。 お初　五助の幼馴染。 九十　くどう。…

公式自主企画：怖そうで怖くない少し怖いカクヨム百物語　に参加している、実話怪談です。　 　私が体験した実話です。

趣味で小説を書く「私」が、歌舞伎町へ行った日の日記。

※この小説内の台詞は文語を主体としています。いわば「阿漕の浦・古語版」です。この方が雰囲気が出るし、往時をより偲べると思いましたもので。現代語版はのちほどまた掲載するかも知れませ…