「欧州」を含む小説

――やはり魂は、腐っているほど美味い。 魔術と機械技術が融合した魔法技術――通称魔技が普及した世界。 四方を大国に囲まれたヘルヴェティア王国の片田舎にある教会で、見た目は少女な…

人への気持ちを中世欧州の架空の国を舞台に騎士道物語風に表現してみました。はじめて書いた作品でぜひ皆さんの感想を聞きたいです。よろしくお願いします。

　三十年戦争と呼ばれる戦いがあった。 　西暦1618年に幕を開けた世界最後にして最大の宗教戦争は、ヴェストファーレン条約の締結によって終戦を迎える1648年までの間に、実に延べ8…

日清戦争で史実と異なり大勝利を挙げた日本帝国、南北戦争で連合国が勝利したアメリカ、日本帝国の諜報機関によって民主内戦が勃発したロシア、辛亥革命が早期に起きた中華、史実とほとんど変…

多くの人たちが亡くなった第二次世界大戦から１５年ばかりの年月が流れた。 枢軸国が勝利したこの世界は史実をは全く異なっていた。 新しい世界の秩序は独伊の不仲、アメリカの復活、ヒトラ…

大学院生、研究留学。 同題異話SR-Jury 参加作品です。 留学を終えた「彼女」がもう一度訪れた時の、少し世知辛いその後のお話も掲載。 ✳︎留学や大学制度、…

マナを操り魔法を使う、人型にして超常の生命体「ウィザード」。 彼らの侵略に村を滅ぼされたキッラーは憎悪に染まり、自身の内に眠っていた恐るべきものを知った。 全ウィザードを殺し、復…

　この物語は、玉座を探す旅である。偽物の玉座、本物の玉座、隠された玉座、失われた玉座を探す。この物語は、欧州の玉座文化が格好いいのが悔しいので、日本の格好いい玉座を十二種類考えた…

〈がりあ〉地方の寒村さん・まろで、孤独に生きる少年・涛（とし）は、海から流れついた異人の少女を拾い上げる。少女は言葉をしゃべれず、足も不自由だった。涛と従姉のさよりは、村人から少…

　開国より三十年あまりが経った日本。欧州列強に肩を並べんと奮闘するなか、頻発する謎の巨人『骸霊』の被害に悩まされていた。 　精霊のしもべとも囁かれる骸霊を駆除する戦闘集団『鬼人衆…

1940年 　英国は独逸空軍の猛空襲をうけ苦しんでいた。 　隣国仏からの撤退で弱っている英国に、それをしのぎ切る力は残されていない。 　窮地に立たされた英国政府は、遠く大陸を挟ん…

時はWWⅠ　世界大戦の最中の1917年2月、大日本帝国は欧州戦線に、帝国海軍第二特務艦隊と共に、帝国陸軍欧州派遣軍を、西部戦線へと派兵した。

　欧州の辺境、ウルスラ王国……山に囲まれた永世中立国は、第二次世界大戦終戦百年の節目を迎え、新たな再軍備の時代へと踏み出そうとしていた。世界中との相互不可侵条約が無効になった時……

中世、欧州　十字軍から戻らぬ恋人を待つが 貧しい彼女は　家の為に　貴族の妾に・・ だが、しかし・・彼女は病で倒れ　家に戻って来る 恋人を心ならずも裏切ってしまった悔恨 その悲しみ…

ロンドン、ミュンヘン、パリ、アムステルダム、ブリュージュ、バルセロナ・・・。１９９０年代から２０１０年代に訪れた街と、出会った男女。街を交錯しながら彼らと紡いだ日々を今、懐かしく…

欧州各国の個性豊かな街を歩く時、ふとした瞬間の微かな気配が何よりも印象に残る自分の旅を文章で綴ってみた短編集。書き上がり次第、続編を順次公開予定。 新型コロナで旅ができない現在、…

コロナ禍で大混乱に陥った欧州運送業界。鴨橋運送社員・瀬川海斗は混乱状態のハンブルクに派遣された。ところが瀬川がそこで見たのは、別れた妻と瓜二つの女性だった。

<KAC2021参加作 お題:尊い> 驚異の部屋(独:Wunderkammer) 16世紀から17世紀にかけて、欧州の王侯貴族が邸宅内に設けた珍品陳列室。 彼の「驚異の部屋」の最…

あらすじ： 二十世紀前半の欧州、どこかの田舎の農村。村人に溶け込んでいた小さな魔女リュールカ・ツマンスカヤの元に、ある日、軍の調査隊がやって来る。その調査隊は、偶然、リュールカの…

吟遊詩人は謡う 「遥か昔　貧しき者　弱き民　巡礼者達の為に病院と宿の提供を始めた 聖ヨハネ修道院　そこから生まれた聖ヨハネ騎士団　弱者救済の為に戦う騎士」 「今は・・」 火…