「村の因習」を含む小説

「お前があの祠をぼっ壊したんけ。終えだ。お前はもう助かんねえよ」 「君が祠を壊したんだってね？ 本当にありがとう。完膚なきまでに壊してくれたのは君が初めてだ」 「貴方が祠を壊した…

山の中にある祠、壊しちゃいました。 悪気なく不注意で祠を壊してしまった青年。壊してしまった祠の前に、気付けば「のじゃロリ様」が現れた！？ 無残に祠を破壊されて泣きじゃくる幼女！…

※完結しました。応援やFAありがとうございます。次回作はそのうちに！ 七年前、悪夢のような村から逃げ出したひとりの少年は殆どの記憶を失い、優しい養父母と義妹に囲まれて平凡な高校…

山奥の密やかな村に、今日も配信者がやってくる。それが罠だとも知らず。

一九七七年初冬。とある集落を調査すべく訪れた青年カナメは、次代の巫女シヅクに亡き恋人の面影を見、集落の呪縛からシズクを救い出すと誓う。 次々と判明する不穏な事象、湧き起こる不可解…

病を引き寄せる性質を持って生まれた止水（しすい）は、悪鬼と呼ばれ、十八年間座敷牢に閉じ込められて育ってきた。そんなある日「俺の付き人になれ」と言って止水を牢から出してくれたのは、…

十の時、座敷牢に連れて行かれた。 その時から、美しいその青年のお世話をすることになったわたし。 蛇神様を祀る村。時代に置き去りにされたその村で、繰り返される因習とは……。

その日、二人の男たちが山奥の村にたどり着いた。 幼馴染みの美海を探すために行動する二人。 だが村人は猟銃を撃ちながら罵声を浴びせる。 やっとこさ見つけた美海も様子がおかしくて。 …

　進次郎は妻明奈と娘美桜、息子玲央の一家四人での引っ越しを検討中、物件サイトで破格の条件で売られていた家を見つけた。その家には昔から祀られていた石碑があり、自治会が世話をするため…

◇ 「第45回横溝正史ミステリ＆ホラー大賞」に参加しております ◇ 関東大震災の翌年、大正十三年。 群馬の奥地の温泉地に流れ着いた十五の白骨の謎、そして国内屈指の養蚕家の遺言に…

※応募要項により、結末までのあらすじです。ネタバレしたくない読者さまは、ここからあとを読まないでください。 あらすじ 　あの島に近づいてはいけない—— 　人魚伝説の残る地で…

その家には地下牢と拷問室があり、一人の青年が「練習台」としてつながれていた。 家に連綿と受け継がれたその「兄さん」と「俺」の関係とは。

最強お嬢様、満智院最強子。 彼女はインチキ超能力者や悪徳宗教の嘘を暴くため、日夜活動を続けていた。 そんな彼女の元に、今話題の因習村から招待が届き── 「ええ、いいでしょう、上…

第七回こむら川小説大賞参加作です。日本には気軽に大変なことになってほしいよね！

【注意】結末まで分かるあらすじです 　三方を山に囲まれた限界集落、囲水。土地神である「おいぬさま」を北方の山に祀る、地元住民の六割以上が後期高齢者の地区だ。 　父親の死をきっかけ…

語り部の老人が死んだ―― 彼の死は、村を動揺させた。 この村には、語り部がいなくてはならない。 毎日、毎日。 噺を待つモノが、座敷牢の闇の奥で待っているのだから。 新しい語り部…

消滅寸前の過疎村が因習で村興しをする話です。

サンノカ様の祠が壊された。 朝一番にそれを見付けた村人は、泡を食って村長である老爺の元へ駆け込んだ。壊したのはなんと老爺の甥である男だという。 下手人は自らが壊した祠の前で大人…

首を吊って死んでしまった祖父の親戚に挨拶するため、”私”は山奥の僻村・菅爺木(かんやぎ)村へ向かう。その村には、壊せば死ぬと恐れられる祠があり....

　東北の山間にひっそりと佇む深谷村では、古くから「メカクシ様」と呼ばれる獣にまつわる掟が、伝統として守られている。この掟は、村人は決して「メカクシ様」の姿を見てはならず、降臨の際…