「本懐」を含む小説

柳井義久。元民間軍事企業勤務のサラリーマン……だったはずなのだが、いつの間にやら男爵閣下。自分を取り立てた絶世の美女の公爵殿下の依頼を受けて、数々の戦場や厄介ごとを渡り歩いた中年…

【改稿完了(2回目)】 その悪魔のような強さから『レッドデビル』と畏れられる男。傭兵である彼には夢があった。それは、大金持ちになって最高に美しい奴隷を我がものにすることだ。もち…

社会の裏側で、人知れず“魔”の力を巡る争いが続いている。 裏社会を牛耳る六大組織の一つ”魔女の家”に所属する瑠愛・理愛・緋真。 彼女たちは“魂魄の魔女”を求め、互いに葛藤と衝突を…

医学部を目指す浪人生の時縄勇太には、最愛の幼馴染み兼彼女——本懐結愛がいる。 彼女は生まれ付き身体が弱く、小さい頃から入退院する日々を送っていた。 そんな愛する彼女を救うべく、時…

この世にある怪異は全て科学で証明出来るのでは… 私は常日頃からそう思って生きている それは私の持つ厄介な「力」に起因する事 友人Fと過ごした日々、私はそこで彼の持つ「力」と私の「…

左腕に薄黒い痣を持つ少女、天都澪（あまつみお）。 澪のいる四ツ谷村では、「百年に一度、蛇目神社に生贄を捧げなければ、白蛇様の祟りで大火に見舞われる」という言い伝えが残っており、…

とある駅で働く主人公。彼女は仕事を終え帰ろうとするのだが、利用する路線が運転を見合わせてしまいホームで待つことになる。 そんなとき、音を切り忘れたマイクから駅員と駅長の会話が流…

【あらすじ】 ・禍福は糾える縄の如し 「俺、一秦さんのことが好きです」 葦原一秦は、愛用している喫茶店で働いている杵築辰に告白された。仲も良好であり、何度もデートを重ねた末のこと…

魔王ディオクレス、週4勤務。 「労働は週の半分でいい」「余暇こそ魔族の本懐」と語り、勝手に休魔日を作っちゃった魔界の長。 しかし、魔界の仕事は山積み。災害支援も経済再建も、黙って…

どこにでもいるごく普通の不良、石川竜子が極道から煙草を恐喝っていると、地球を侵略しに来た謎の異星人『インベーダー』に襲われたところを、魔法少女である内田神流に助けられた。 イン…

　渡空表明《わたるそらあらわしあきら》は世渡り上手。人々の気持ちを慮る。彼の言葉は心に響き、聞き入る者たちを魅了する。関わる人間は尽く、その魅力の虜になる。 　彼は布教するつも…

突然伝えられた別れ、こんなの耐えれる訳ないって..そんな時一本の牛乳瓶が割れた。

酔った男は、女を買わないかと持ち掛けられる。 憎い相手を殺す毒を持つという女の躰には、醜い瘡がはびこっていた──（短編）

時系列バラバラです。 基本的に読み切り。どっからでも読めます。

　——先史魔法文明が滅び、しかしその残滓が残留する時代。 　人々の間で根強く信じられている伝承がある。嵐の海の向こう側、魔法大陸に存在する世界樹はあらゆる願いを叶えるという。 …

　柴イヌのコテツは異世界へ転生した。犬の転生など聞いた事もないし、さらには人間の身体での転生だと言うのだから相応の理由があるに違いない。 　コテツの前で困った顔をしている天使の…

魔王の復活は、聖女の献身によって阻止された。 聖女の犠牲に心を痛める王太子。彼が失ったものとは――。 婚約を破棄された令嬢。彼女の決断には、語られない理由があった。 彼女を支え…

【結末までのネタバレが含まれます】 若手劇団員であるラルフはいつものように稽古場で練習をしていると、同じ劇団の仲間である御園の幼なじみを名乗る斎藤から、御園と連絡が取れない…

人生どん底の社畜ＯＬ神城あずさは心を病み、逃避行のはてに樹海へと足を踏み入れる。そこであずさを待っていたのは人間狩りを行う殺人鬼集団だった。 生死の狭間で、自らの過去全てと向き合…