「暗い道」を含む小説

元お嬢様とバカでアホな不良少年少女で織り成すハチャメチャで時にシリアスな第五巻です。

少年とおじさんの話です。 第七回こむら川小説大賞に参加させていただきました。テーマは「光」です。

これが俺のこむら川だ！　圧倒的光で照らしてやるぜ！ とある近代化した港湾都市で、大停電が起きるという。今は使われていない灯台に明かりを灯すため、少年たちは暗い道を走り出した。 …

女工のミヨは暗い山道を逃げていたが、途中で大事な手袋をなくしたことに気づく。 人と扱われぬ工場に戻るか、手袋をなくしたまま進むか彼女は逡巡する。 20244参加作品です。

急に今夜のライブイベントが中止になって困るバンドのメンバー。仕方ないので別のハコを探すことになる。 KAC20243参加作品です。 ↓続編 【行先が暗い道でも】 https:…

約三年前に許嫁を亡くしてから、誰を娶ることもなく過ごしてきた羅沙(ラージャ)の社(やしろ)の頭領・靂(レキ)は、ドラグ・デルタの大噴火の被害を調査していた際、その影響が色濃く残る…

「この程度のアリバイ工作で警察を騙せると思った木下社長も、大甘だね」 傍らに座る可不可に言うともなく言うと、 「しょせん欲に駆られて、じぶんに都合よく考えた殺人計画など、砂上の・…

駅から家までの暗い道。 いつも一緒になる不思議なおねえさん。 大きくなって見かけたら、彼女はあの時とは違っていて……。

飲みの帰り、暗い道を歩く私を何かが照らした。 振り返って目にしたのは、白熱電球を頭部に持つ人間。 異質な存在に、一度は逃げ出す私だったが…… フィンディル様の自主企画参加のた…

死んだと思っていた和也は、王女様のミリアに膝枕をされながら目が覚めた。 現実世界がつまらないと思っていた和也は、気がつけばこんな自殺の名所と言われる場所の山奥に立っていた。 特…

どこまでも続く暗闇の道。そこに二筋の光があった。ひとつは『記憶を無くした少女』が握る懐中電灯の光。もうひとつは『白い人型ロボット・オグ姉』が眼に灯す青いLED光。二人は『人』を探…

　現代、日本。成人し、社会に出た者達の多くは厳しい競争社会に繰り出され、日夜、様々な心的負荷に耐え抜いている。過酷な日々を生き抜くためには癒しや息抜きが必要だ。 　 「明日からも…

私は仕事の帰り道、命を拾った。それをレジ袋に入れてうえへ持って帰ったのだが、どうやら脈が弱くなり始めているようだった。

綿アメみたいな雲。 トクトク注がれる牛乳。 まるまる太った白の毛糸玉。 ビー玉から溢れる光。 それと、立花くん。 私は真っ白で汚したくなる貴方に合わなかったらどんな人生を送っ…

普段は帰りが遅いクラスメートの女の子。 ある日、一緒に帰ろうと誘われたら……

　薄暗い道、人がいてもうっすらと影が見える程に暗い道。 　その日、1人の女性がぽつぽつと鳴り響く音といっしょにその女性もまた、大きく透明な粒を落としていた。 　　右手に握ってい…

戦後、ぼろい小屋に住んでいた父親とその子どもが住んでいた。父親は平気でその少年をなぐり、学校ではいじめにあって少年の人生は滅茶苦茶だった。ある夜、父の酒を仕入れに夜道を歩いた。真…

「失敗は最大の教師である」と誰かが言った。 であれば、僕は、その最大の教師に12歳の頃から習っている。 学校に行っていないのだ。 学校に行けない、ということは言うのは簡単だけれ…

小説家デビューを果たしてから3作目にして失速したルビは、ついに書くことができなくなる。トラウマと精神疾患に苦しみながらもスランプ脱出のためにもがき苦しむ。オーバードーズによる幻覚…

銘刀を佩いた美青年・伊吹冷泉が主人公の、青森県弘前市を舞台にした鬼退治物語シリーズです。連作ですので、興味が湧いた話数からでも気軽に読んでもらえれば嬉しいです。 第一話「月光に…