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概要
真っ白な君だから、それを守りたかった。
綿アメみたいな雲。
トクトク注がれる牛乳。
まるまる太った白の毛糸玉。
ビー玉から溢れる光。
それと、立花くん。
私は真っ白で汚したくなる貴方に合わなかったらどんな人生を送ったのだろう。
もしかしたら、仕事をバリバリして六本木ヒルズに事務所を構えお洒落なカフェのコーヒーを飲みながら女社長として活躍していたかもしれない。
でも、そんな確信できない未来を捨て私は貴方のまた確信できない未来を引き継ぐことにした。
✴︎
私は貴方と出会ったのは、中学に入った頃。
複数の小学校の生徒が一つの中学校を目指して遅刻坂を両親と一緒に登ってくる入学式の日。私の運命をこうザーっとピアノのグリッサンドの様な一瞬で混じってすぐ消える。ある意味残酷って言葉を残した貴方に出会いました。
貴方は周りが両親を連
トクトク注がれる牛乳。
まるまる太った白の毛糸玉。
ビー玉から溢れる光。
それと、立花くん。
私は真っ白で汚したくなる貴方に合わなかったらどんな人生を送ったのだろう。
もしかしたら、仕事をバリバリして六本木ヒルズに事務所を構えお洒落なカフェのコーヒーを飲みながら女社長として活躍していたかもしれない。
でも、そんな確信できない未来を捨て私は貴方のまた確信できない未来を引き継ぐことにした。
✴︎
私は貴方と出会ったのは、中学に入った頃。
複数の小学校の生徒が一つの中学校を目指して遅刻坂を両親と一緒に登ってくる入学式の日。私の運命をこうザーっとピアノのグリッサンドの様な一瞬で混じってすぐ消える。ある意味残酷って言葉を残した貴方に出会いました。
貴方は周りが両親を連
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