「文芸百合部門 友達」を含む小説

　全ての事象に意味を求めがちな主人公・山田は、意味の無いことを追求する西塔の行動が理解できなかった。 　理解できないというのは控えめな表現で、もっと言ってしまえば理解する気がそも…

わたしは友達と過ごす。この思い出もいつか忘れてしまうのだろう。一緒に食べたアイス。電車を待ちながら額の汗を拭ったこと。文化祭の居残り。

小手指ユイは引っ込み思案で友達のいない中学二年生。進級を控えた三学期の終わり、同級生の佐倉ハルカと偶然放課後を共に過ごす。「ユイちゃんってやっぱりすごいよね」。ハルカの言葉が、ユ…

共通の趣味を通じて仲良くなっていく、人気者の京香と一人ぼっちの真琴。 二人はどんな定義においても友達だった。 しかし、偶然見つけた真琴のネット配信で京香は彼女の本心を知り、次第に…

　高校に入学した影倉雫(かげくらしずく)は同級生の逢坂(あいさか)さんが気になっていた。 　知らない人を恋人や友達と錯覚してしまう病気を患ってる逢坂さんに、 『恋人と錯覚されたい…

友達になろうと約束をした詩織と柊莉。 でも詩織の柊莉に対する思いは日に日に募っていくばかり。 この思いは隠さなければならないのに、もう溢れ出しそうで･･･。

小島夏帆は遠藤遥香に恋をする。 特別な理由も事情も何もない。ただの一目惚れ。高校生のありふれた恋愛。 けれど二人は同じ性を授かっていて、その関係性が「友人」を超えることなんてあり…

このあらすじはネタバレを含みます。本編読了後に見ることを推奨します。 　小学生の私は親からの言いつけを破り、友達のちぃちゃんをこっそり家に上げ、母親の化粧品を勝手に使い二人で…

恋愛関係――いわゆるカップルな友達ふたりからそれぞれ告白されて、私はすごく悩んだ。

ユリカは「百合」がわからない。だからひとつ屋根の下で友達の乃愛と沙也が付き合っていたってお構いなし。だけど二人が別れたことで、彼女は「百合」との対峙を余儀なくされ……。

信心深い島村で巫女として育てられたアオトリは、神の存在を疑い、その真実を確かめるために化け物が出るという夜の海へこっそり訪れる。そこで出会ったのは、海から一歩も出られないという人…

ある5月の晴れた日、３年間同じクラスだったが、顔見知り程度だったクラスメイトの仁奈と、ひょんなことから授業をサボり屋上で大の字になって、空を見ていた。 そうしているうちに、仁奈…

小学生の私は、出かけた先の百貨店で、壁画に描かれた少女の姿に我を忘れて見入ってしまう。寝ても覚めてもその絵のことが忘れられない私は、友達のお姉ちゃんに連れられて再びその百貨店を訪…

書道の有段者、緑丘育子(みどりおか　いくこ)は付属の女子高に進学する直前、道着姿の美しい人を見掛けた。数ヶ月後、高等部からの編入学にもかかわらず代表挨拶までこなしたその人に再会す…

感想いただけたら嬉しいです☺️ この作品だけでも読めますが【最愛の親友に親愛の抱擁を】の琴音のその後です。 前作主人公の琴音を愛した、もう一人の女性のお話。 【あらすじ】 百貨…

中2の思春期。女子の友達と、はだかになって、三面鏡で見ちゃう。 中3でも、えっち。高校生でも。

私、奏と付き合っていい？ その女は奏が私が許可すれば付き合うと言っていたから尋ねたと言っている。 ただそんなこと許すわけない。 私がどれだけ奏のことを思っていたか知らないくせに。…

幼馴染のモコと大学で出会った友達のナナと三人で飲み会をする。それ自体は珍しいわけじゃないけど、今日はいつもと趣向をかえて合コンの定番のイメージがあるけどやったことのない王様ゲーム…

カクヨム公式自主企画「百合小説」参加作品。

月乃にとって、陽はたった一人の友達だった。 ずっと一緒にいた二人は、相手のことなら何だってわかる。 それでも別れの時が近づいていることをお互い気づいていた。 彼女達には、誰にも…