赤い糸なんかじゃ足んない

松浦どれみ

嵐が丘

 一度目の出会いは偶然。

 二度目の出会いは運命。

 じゃあ、三度目の出会いは?


琴音ことねさん」

「なあに?」

「そろそろ、私のこと見てもらえませんか?」

「今見てるけど」


 真顔で私を見る琴音さんからは、その返事が真剣なのか惚けているのかはわからない。私は盛大なため息をついた。


「そういうことじゃなくてですね……」

「じゃあどういうこと? なんか今日回りくどいよ夏美なつみ


 今日は水曜の夜。お互いに明日は休み。

 私が琴音さんの部屋に遊びに行くようになって三ヶ月が過ぎた。私が彼女に告白してからは半年経っている。


「好きです、琴音さん」

「知ってる」

「いいかげん、私と付き合ってください」

「悪いけど恋人作る気はないから」


 このやりとりも、もう何回したことか。

 いつもならここで私が拗ねて、それを大人な琴音さんが笑ってごまかす。そうやって私たちは関係を進展させることがないまま、今日まできている。


 けど、もう逃す気はない。


「でも、琴音さんも私のこと好きですよね? 最初に告白したときとは違って私に惹かれていますよね?」

「…………」


 そう、琴音さんは私に惹かれている。

 半年前は私の告白に眉を寄せ明らかな不快感を示していたけど、いつの間にか私のことを「木崎きざきさん」から「夏美なつみ」と呼ぶようになった。


 シフトが合えば食事に行くようになり、休日前だと家に誘ってくれるようになった。


 そして肩が触れるほどの距離で並んでソファに座って、飲み直しながら映画や動画を見て過ごす。私が付き合うまでは手を出さないつもりでいるのをわかっているから、彼女は安心して友人と呼ぶには少し甘い関係を楽しんでるのだ。


 でも、それも今日でおしまい。


「無言は肯定とみなします」

「こうやって夏美と過ごすのは居心地いいよ。けど、恋人はいらないの。ごめん」


 そろそろ絆されてくれるかと思ったけど甘かったか。

 私はこちらを向いて頭を下げている琴音さんを見下ろしながら、そんなふうに思っていた。


 さあ、ここからどうするか。彼女は私の質問に対して否定はしていない。

 なし崩しに関係を持って今まで通りに過ごせば、まるで恋人の関係にはなれるだろう。でもそれじゃあ足りない。私は琴音さんから求めてもらいたいのだ。


「琴音さん、どうして恋人を作りたくないんですか?」

「夏美こそ、どうして私なの? 偶然職場で再会したから運命とか思ってる? こっちでも大阪のときみたいにイベントはやってるよ。行って恋人候補でも探せばよかったじゃん」

「それを琴音さんが言います? さすがにひどいですよ。私はあなたのことが好きって言ってるんですけど。それが本心なら今日限りで琴音さんのことは諦めますし、今後こうして会うこともやめます。いいですか?」

「…………」


 琴音さんの心無い言葉に腹を立てた私は初めて本気で彼女に対し怒りの言葉をぶつけた。琴音さんは黙って俯き、立ち上がって離れようとした私の服の裾を掴んでいる。無意識なのだろうか。

 私はこの半年間、今の行動のように彼女が心の扉を開いて打ち解けてくるたびに期待をして突っ走り、そしてさらに奥にある閉ざされた大きな扉にぶつかって後退することを繰り返していた。

 それでも彼女を諦めることはできなかった。


「少し私の話を聞いてくれますか? 今日話し合って、それでも琴音さんの気持ちが私に向かないならそれを受け入れます」

「うん……」


 私は再びソファに腰を下ろし、琴音さんの隣に座った。


「私たち大阪のイベントで会いましたよね。一晩過ごして私がお付き合いを申し出たら、琴音さん『もう一度会えたらね』って言って。まあ転勤が決まってたからお断りの常套句じょうとうくだったんでしょうけど」

「ごめんて……」

「それで転勤後の百貨店で新卒の私が配属されるっていう奇跡が起きたわけですが。『約束通り付き合ってください』って言ったら琴音さんドン引きしてましたよね?」

「さすがに引くでしょう。しかもあなたなぜか喜んでたし」


 琴音さんがあのときを思い出したのか同じように目元を歪ませている。これをかわいいと思ってしまうのだから私は相当重症だ。

 

 琴音さんのはっきりとした目鼻立ちにふっくらしていそうでいて小さな口は、まるで美少女アイドルさながら。なのに決して子供には見えない佇まいは、恐らく三十を過ぎている彼女の実年齢に見合った人生経験を積んでいるからだろう。


「確かに喜びました。琴音さんてモテてたけど、誰のこともなんとも思ってないの丸出しで営業スマイルしながらお断りしてたので……。私のことはちょっと特別なのかなと思ってついテンション上がっちゃったんですよね」

「それはこわいよ」


 どんなときでも穏やかで優しく、それでいて涼しげな琴音さん。男性にも女性にもモテる彼女は、いつもならその表情を崩すことなく丁重にお断りするはずなのに、あのとき私の告白には眉を寄せ口元を引きつらせた。

 つまり、なんらかの特別な感情を抱いたということ。最初からうまくいくなんて思っていなかった。むしろこれって及第点じゃないかと当時の私は嬉しくなったのだ。


「すみませんでした。ねえ琴音さん、私たちが出会ったのは大阪のイベントが初めてだと思います?」

「え、どういうこと?」


 私が平謝りしながら話を続けると、琴音さんは首を傾げまんまるの目を私に向ける。

 彼女は私たちが初めて出会ったのは大阪だと思っている。けど実は違うのだ。私は初めて琴音さんと会った日のことを思い出しながら、再び口を開いた。


「琴音さん、五年前って東京に住んでました?」

「埼玉にいたけど」

「そうなんですね。実は五年前、私東京で琴音さんに会っているんです。」

「え?」


 琴音さんの目がさらに開いた。ずいぶんと驚いているようだった。


「私は当時大学進学を控えていて、田舎から部屋探しに来ていたんです。ある駅で人混みのせいで母とはぐれてしまって。その上改札を通った直後にカバンを落として中身が飛び出しちゃって……まあ、散々でした。場所が場所だったんでみんな迷惑そうな顔で通り過ぎていくわけですよ。そんなとき、琴音さんが一緒に落とした荷物を拾ってくれて」

「そんなこと……あった気がする」


 琴音さんは斜め上を見て、当時のことを思い出しているようだ。私は思い切って、気になっていたことを聞いてみることにした。


「あのときは本当に嬉しかったな。ありがとうございました。ひとつ聞いてもいいですか?」

「どういたしまして。はいどうぞ」

「あのとき一緒にいた人は、恋人ですか?」

「……そうよ」


 やっぱり——。

 少し俯いて頷く琴音さんを見てそう思った。


 五年前、琴音さんは私が落とした荷物を拾って「どうぞ」と言いキラキラとした瞳を向けて微笑んでくれた。都会にはこんなに綺麗な人がいるのかと、私はもらった荷物をまた落としてしまいそうなくらい彼女に見惚れてしまった。

 そして直後に背後から「コトネ」と呼ぶ声が聞こえ、琴音さんはそれはもう嬉しそうに声の主に向かって駆け寄っていったのだ。


「そうですか。その人とは別れてるんですよね?」

「そうだけど」

「どうして別れたんですか?」

「……方向性の違い、かな」


 なんだそのバンドかお笑いコンビの解散理由みたいなものは。と言ってしまいたかった気持ちを抑え、私は黙って琴音さんの言葉に頷いた。彼女は先ほどから当時の記憶に意識を持っていかれてしまったのか一点を見つめていて、琴音さんを見つめる私とは視線が交わらなくなってしまった。


 早く、けど焦らずに。ゆっくりと彼女の心の扉を開きつつ、今時分まで戻ってきてもらわなくてはいけない。


「大阪のときも?」

「もう、別れて一年以上経ってたと思う」

「そうですか。私、あのときは教授の手伝いで大阪に来てたんです。夜はスケジュールも空いてせっかくだからってイベントに参加してみたら、見覚えのある人がいて驚きました」

「そう……だからまっすぐ私のところに来たのね」

「はい。運命だと思いました」


 呆れたように息を吐く琴音さん。少し、こっちに戻ってきた。私は胸を撫で下ろしつつ、わざと「へへっ」とおどけて見せた。

 当時は恋人とも別れてしばらく経っていて、就活も終わり数社から内定をもらっていた私は手伝いと言ってもどこか旅行気分で大阪に来ていた。そしてたまたまSNSで知ったガールズイベントに参加したのだ。


「よく覚えてたね、私の顔」

「忘れられないくらい綺麗でしたから、琴音さんは」


 本当にそうだった。私が大学に入って付き合ってきた恋人たちが美少女顔のボブカットばかりだったのは、琴音さんの影響に他ならない。

 ただ大阪で再会したあの日、運命などというのは思い上がりだと気づかされた。話しかけに行ったとき、琴音さんはもちろん私のことなんか覚えてはいなくて。なにより終始笑みを浮かべているのに、どんなに会話が弾んでも、どこか壁のようなものを感じた。


 そして東京で見たあの屈託のない笑顔は、一度も見ることができなかった。


「おだてても何も出ないよ」

「本当のことです。まあそれで告白したらうまく逃げられたわけですけど」

「ああ、またその話に戻った。本当にごめんてば」


 私たちは大阪で意気投合して、琴音さんは私の滞在するホテルについてきた。

 身につけているものを取っ払って、お互いの体温を感じたというのに、琴音さんは翌朝涼しい笑みを浮かべて私の前から消えてしまったのだ。


「だから三回目に北海道で会えたときは驚きました」

「また、運命感じちゃった?」

「いいえ……」


 琴音さんが化粧品ブランドに勤めていることは当時聞いたので知っていた。私は数社の内定から百貨店のグループ会社を選び就職。新入社員は必ず現場に配属される決まりで、私は北海道の店舗で勤務となった。そして琴音さんと再会を果たしたのだ。


 私のことを忘れていた琴音さんはにっこりと微笑んで自己紹介をしてくれた。けどその笑顔はやっぱり私が一目惚れしたあの笑顔ではなくて。


「じゃあ何?」

「使命だと思いました。運命とか宿命とか前から決まってたことではなくて、私が琴音さんのパートナーになって東京で見たときのような眩しい笑顔を取り戻すんだって。そう思ったんです」

「使命……」


 琴音さんはポツリと呟いて俯いた。過去と現在のいろんな感情が入り混じって、どうしようかと考えているようだ。彼女の表情は澱んでいたけど、つま先がもじもじと何か行動を起こしたそうにしている。そして手は私の服の裾を掴んだままだった。


 もう一歩、踏み込んでみよう。


 私は琴音さんの手を掴み、彼女の顔を覗き込んだ。


「何が不安ですか? 私は琴音さんが好き。たぶん琴音さんも私のことが好き。恋人になるには十分じゃないですか?」

「それは……」

「それとも、まだ別れた恋人のことを待ってるんですか?」

「え?」


 私の言葉に反応して顔を上げた琴音さんは、目を見開きこちらを向いた。彼女は私の口からこの言葉が出るとは思っていなかったのか、大きくて茶色い瞳をわずかに揺らしていた。


「琴音さんは何も話してくれないから、正直私もなぜこの状況で受け入れてもらえないのかわかりません。もし寂しさを埋めるために私を繋いでるなら、相当タチ悪いですよ」

「違う」


 明らかに動揺している。なんなら傷ついている。震える琴音さんの声を聞きながら私は胸が痛んだ。泣かせたいわけじゃないけど、彼女の本音を引き出すためには必要な言葉だった。


「何度もこの部屋に泊めてもらってますけど、一度も寝室には入れてもらえませんしね。客間に使ってる空き部屋はその恋人のために取っておいてるんですか?」

「違う、もう待ってない!」


 いつも冷静で穏やかな琴音さんからは想像できない大きな声。悲痛という言葉がぴったりな叫び声で彼女ははっきりと否定した。そして体の力を抜き、項垂れてぐずぐずと泣きじゃくる。私は琴音さんを抱き寄せ、ゆっくりと震える彼女の頭を撫でた。


「キツいことを言ってすみません。もう一度聞きます。何が不安ですか?」

「……他人の人生を、消費してしまうこと」

「詳しく聞いても?」


 涙声で静かに答えてくれた琴音さんの言葉に、なんとなく意味はわかっていた。でも彼女の口からちゃんと聞きたくてさらに問いかける。琴音さんは黙って頷いて深呼吸をして、小さな声で話し始めた。


「私はアキが……元恋人が初恋だったけど、その感情に気づかないまま過ごしてて結婚までしてしまった。離婚してアキと恋人になって、結局自分から別れて……。元夫もアキも、私と一緒になったせいで彼らは人生を数年無駄にしてしまった。期待に応えることができないのに、責任を取ることができないのに、誰かの時間を奪うことが私は恐いの……」

「琴音さん」


 ここ数ヶ月の琴音さんの行動も言動も、あの作り笑いも全部が腑に落ちた。私は一度彼女から離れ、再びぎゅっと抱きしめた。もうこの先ずっと離さないと心を込めて。


「夏美?」

「琴音さん、優しすぎます。たとえ離れることになっても、一緒にいた時間の楽しかった思い出は消えないし、無駄にもなりませんよ。それでもその感情が拭えないなら、でいいです。もし、あなたの選択が誰の人生にも悪影響しない世界なら……私のことどう思いますか?」

「…………」

「私のこと、好きですか?」

「……うん」

「琴音さん、大好きです。私には兄がいてもう結婚もして子供もいます。ど田舎で考えが古い両親には言ってませんが、兄には全て話しています。私の初恋は小学校の担任の先生で女性です。以来ずっと女性にしか興味ないです。琴音さんと出会う前から今も、ずっと私の人生はそうだから。だから安心して、私のこと好きになってください」

「…………」


 私の肩に乗っていた琴音さんの頭が縦に揺れた。直後に聞こえた消え入りそうな「すき」の一言はもちろん聞き逃さなかった。私は彼女に向き合い、両手で涙やらなんやらを拭ってから唇にそっと触れるキスをした。


 恥ずかしそうに俯く琴音さんの顔からは、いつもの取り繕うような仮面が剥がれ落ちていた。


「琴音さん、今日は寝室に入れてくれますか?」


 私の言葉に、琴音さんは顔を真っ赤にして瞬きをした。また新しい表情だ。

 すると琴音さんは、立ち上がって私の腕を引っ張った。彼女についていく。そして辿り着いたのは寝室のドアの前。


「ここには恋人しか入れないって決めてる。入ったらもう離してあげないけど……本当にいいの?」

「そんなの、こっちのセリフです!」


 それから私たちは一緒にドアノブに手をかけて、キスをしながら部屋に入って、なだれ込むようにベッドに身を委ねた。

 笑いながらもはらはらと流れる琴音さんの涙は、温かくて、しょっぱくて、愛おしくて。私は琴音さんと絡ませた指を朝まで離さなかった。


「おはよう」

「おはよ……ございます」


 次の日の朝。うっすら目を開けると、少しずつ鮮明になっていく視界で琴音さんが微笑んでいた。

 その笑顔は私が一目惚れしたあの笑顔ではなかったけど。

 恋人の庇護下でめいっぱい甘える女の子のものではなく、悲しい別れを乗り越え自立した女性の逞しさが相まって、あの笑顔よりずっとずっと綺麗だった。


「コーヒーでも飲む?」

「はい!」


 私は恋人になった琴音さんが淹れたコーヒーを飲みながら、幸せを噛み締めて号泣した。


>>終わり

以下後日譚です↓


◇◆◇◆


 ここ一ヶ月くらい、琴音さんの様子がおかしい。

 仕事の帰りが遅かったり、一緒に休みの日なのに別行動したり。

 一緒に住むようになって二年、こんなことは初めてだ。


「こ、これは……」


 そしてついにトドメが。

 私はポストに入っていたそれを手に、エレベーターに乗った。

 一瞬ドアのガラスに映ったのは、半ベソをかいて情けない自分の顔。


「あ、おかえり夏美〜」

「琴音さん!!」


 今日は休みで部屋着の琴音さんに抱きついた。


「どうしたの、泣いてる?」

「だって琴音さん、私に内緒で元カノと連絡とってるよね? 手紙なんてメッセよりガチっぽい〜」

「はあ?」

「ほらこれ、差出人の「小林アキ」って、琴音さんの元カノだよね?」


 私は呆れ顔の琴音さんに、さっきポストから取り出した白い封筒を差し出す。

 琴音さんはそれを受け取って、手紙を見ながら優しく微笑んだ。


「そっかあ……」

「ちょっと、浸ってる場合じゃないから。いつの間に連絡取り合うようになってるの? 最近帰りが遅かったりしてたのももしかして……。イヤ、絶対別れないから!」

「ん〜? 違う違う。はいどうぞ」


 琴音さんは私に元カノからの手紙を渡した。それからリビングボードの引き出しを開け何かを取り出している。私はその間に小林アキからの手紙を読んだ。


「拝啓 盛夏の候……このたび私たちは結婚式を挙げることとなりました……新郎小林アキ……って、新郎?」

「ふふ。怒ったり泣いたり驚いたり忙しいね、夏美は」


 私は息を漏らして笑う琴音さんを見て、彼女と結ばれた三年前に交わした言葉を思い出した。


「これが、方向性の違いかあ」

「ま、そういうこと」


 ふたりは愛し合っていながら、どうしても越えられない壁を前に泣く泣く別れたのだと知った。すると今度は別な不安が過ってしまう。


「けど、これで再会してやっぱりやり直したいとか言って式場からふたりで消えちゃったりとか……」

「バカだね、夏美」

「え?」


 琴音さんの気持ちは信じてるけど、この元恋人だけは越えられるか正直自信がないのも事実。私がしょげていると琴音さんは手のひらサイズの小さな箱を差し出した。


「そんなに心配だったら、それつけて一緒にアキの結婚式参加する?」

「こ、琴音さん、これって」


 箱を開けると、プラチナとダイヤモンドでできた指輪が二つ並んで輝いていた。


 いつも鬱陶しいくらいの愛情表現をするのは私だけど、こうして決めるところはカッコよく決めちゃうのは琴音さんだったな。

 そんなことを思いながら、私の視界は涙で滲んでぼやけていった。


「言ったでしょう、もう離してあげないって」


 一度目の出会いは偶然。

 二度目の出会いは運命。


 三度目の出会いは、永遠の誓い。


終わり


最後まで読んでいただきありがとうございます!

感想もらえたら嬉しいです✨

よろしくお願いします😊

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赤い糸なんかじゃ足んない 松浦どれみ @doremi-m

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