概要
おとなの階段は、揺れる赤とともに。
このあらすじはネタバレを含みます。本編読了後に見ることを推奨します。
小学生の私は親からの言いつけを破り、友達のちぃちゃんをこっそり家に上げ、母親の化粧品を勝手に使い二人で口紅を塗りあった。赤いランドセルを背負ったまま、いけないことをした二人は、「赤いランドセルを背負った私たちなら、どんな冒険だって行ける」と約束し、学校の帰り道、二人で小さな冒険を何度も繰り返していた。
ある日、鼻血の出やすかった私は、給食の時間に鼻血を出してしまう。それをいかがわしいことを考えていた、とクラスメイトにからかわれた際、私はちぃちゃんの裸を想像してしまう。その罪悪感に、そのときからずっとちぃちゃんを避けるようになってしまう。
その日の帰り道、ばったりちぃちゃんと出会ってしまい、私はちぃちゃんから逃げる
小学生の私は親からの言いつけを破り、友達のちぃちゃんをこっそり家に上げ、母親の化粧品を勝手に使い二人で口紅を塗りあった。赤いランドセルを背負ったまま、いけないことをした二人は、「赤いランドセルを背負った私たちなら、どんな冒険だって行ける」と約束し、学校の帰り道、二人で小さな冒険を何度も繰り返していた。
ある日、鼻血の出やすかった私は、給食の時間に鼻血を出してしまう。それをいかがわしいことを考えていた、とクラスメイトにからかわれた際、私はちぃちゃんの裸を想像してしまう。その罪悪感に、そのときからずっとちぃちゃんを避けるようになってしまう。
その日の帰り道、ばったりちぃちゃんと出会ってしまい、私はちぃちゃんから逃げる