「写本」を含む小説

古代ギリシア、エジプト、アレクサンドリアの哲学者エウクレイデスが書いた、幾何学の書『原論』。その最初の写本を書いた弟子の、未来への悪戯

アル・アジフ、またの名を「ネクロノミコン」 その禁断の書物を産み出したアブドゥル･アルハザードが失踪して200年。飢餓、疫病、戦乱が渦巻くヨーロッパで翻訳と写本が行われた頃、東…

2018年にリリースされ人気を博したスマートフォン向けMMORPG《tales of original》には原書となる古い物語がある。 【tales of original】古…

　ハードボイルド（？）な怪奇探偵シリーズ第七弾☆ 　フランス語で「ル・ディアモン・ムディ」と読みます（「呪いのダイヤ」の意）。 　 　毎度、古典的なモンスターやゴシックホラーの話…

伊島凡人(いじまなみと）は自分は他の人に比べて何も頑張れない人間だと思っている。何かに興味を持っても中途半端になってすぐに飽きて終わってしまう、ただそれの繰り返し。そしてこれから…

by 无码撸

　とある「足あと」がテーマの短編コンテスト応募作☆ 　……にして、ハーフボイルドな怪奇探偵シリーズ第六弾！ 　フランス語で「ラ・アンプランテ・ディリュージォン」と読みます。「幻の…

写本を生業とする男の元に怪しげな大狸が現れ、千年分の史実の書を写本するように命じる。 男は怖々と依頼を受けるが、死者の舞い戻るといわれる雨の日になると、史実の書に記された亡霊達が…

画家だった祖父の足跡を探して訪れた修道院にて、私はひとつのメッセージを受けとった。 それはまるで、遠く時間を隔てて、祖父から届いたもののように思われた。

　女に貢いでもらったお金でギャンブルをするのを人生の喜びと言うロクデナシのヴィスは、そのギャンブル癖と勝手に貯金を手に出したことによって、今まで養ってくれていた女神ラセルアに家を…

【KADOKAWA文芸編集部が選ぶレビューはどれだ！？】「カクヨム文芸部の本棚をつくろうキャンペーン・現代ドラマ部門」に籠り虚院蝉さんのレビューが採用され、拙作とともに「カクヨム…

　とある「〇〇、はじめました」という短編コンテスト応募作にして、ハーフボイルド怪奇探偵シリーズ第四弾！です（でも、お題に合わせて、時系列的には第一弾の直後に入る第二弾的なお話）。…

※近況ノートを利用した表紙画↓ https://kakuyomu.jp/users/HiranakaNagon/news/16817330665970950414 　とある「隠…

元神聖騎士団長、元いなり総合商社という肩書を持つベイクは、領主の娘マリアを助けた縁で彼女の父、メーケルに力を貸します。その内容はあまりに力を持つ古の書物、魔神の写本を処分する事で…

　題名『Le Detective de Grimoire（ル・デテクチヴ・デ・グリモワー）』はフランス語で「魔導書の探偵」の意。 　大航海時代に似た世界で禁書の魔導書を購入し、怪…

〈※電撃大賞応募用あらすじ 800字ジャスト〉 　聖暦1580年代末。海の向こうに未知の大陸〝新天地〟を発見し、世界屈指の大帝国となったエルドラニアは、霊的権威であるプロフェシア…

　灰色のばけもの。見たこともない大きなけもの。経験を求める本の断片。紙は蜜色に溶け、体内を巡り事象として発せられる。 　――そんな話、映画の中だけにしてもらいたい。 　高校一年…

　無名作家、Cが旅先で見つけた小説の一説を書き写したもの。Cは、この写本をきっかけにして一躍文壇で脚光を浴びるが長編となる作品はこの作品のみ。 　Cの死後、本に書かれた小説を探し…

【天地始之事】 禁教下の江戸時代に執筆され、長崎の隠れキリシタン達が書写して秘密裏に読んでいたと思われる手作りの聖書。数冊の写本が現存し最も古い写本は文政年間書写と記されている。…

14 世紀のパリにおいて、現在では名前さえ忘れられてしまったある哲学者がいた。 彼は「ある人は個別者を愛することができるか」という問いを立て、自らの愛の永遠性を形而上学的に基礎づ…