Le Diamant Maudit ～呪いのダイヤ～

　ハードボイルド（？）な怪奇探偵シリーズ第七弾☆
　フランス語で「ル・ディアモン・ムディ」と読みます（「呪いのダイヤ」の意）。
　
　毎度、古典的なモンスターやゴシックホラーの話をパロディ的に使っているこのシリーズですが、今回は〝呪いのダイヤ〟、特に有名な〝ホープ・ダイヤ〟のゴシップ話がモチーフです。

　また、今回は実在の魔導書『ソロモン王の鍵』の中に記されている「盗まれた品物と犯人を探す」という本物の魔術を簡略はしてますが描いていたりも。
　なので、いつになくファンタジー色は強くなっておりますｗ

　また、いつもの如く、本作に出てくる『シグザンド写本』という魔導書は、知る人ぞ知るイギリス人作家Ｗ.Ｈ.ホジスン（1877～1918）の短編集『幽霊狩人カーナッキの事件簿』に登場する架空の魔導…続きを読む