「六月」を含む小説

　高校二年生の石橋は、一年生の頃からずっと「ぼっち男子」としての過ごし方を選ぶ孤独主義。 　特にイケメンでもなければ、ペア決めで困るほど嫌われてもいない――そんな石橋は梅雨入り手…

高校二年生。六月。 主人公、西蓮寺悠里は幼馴染に告白した。 しかし、幼馴染には彼氏がいたため、呆気なく振られてしまう。 失意の底に落ちていると、一学年歳下の後輩、双葉しずくが現…

　この物語には嗜む程度の怪しい丁寧語や尊敬語等がふんだんに使用されております。ご注意ください。 　あらすじ。 　これはゲーム【ミラージュパレスAGG】のプレイヤーとなってしまっ…

横浜から母の実家のある南会津に転居したものの、どこか町に馴染めず、再び外に出ようと考えている高校三年生の佐藤恵。 対して、生まれも育ちもこの町で酒蔵の息子でもあり、そんな彼女を心…

ある六月、雨の中「私」が雨宿りをしようと東屋に入ると、アロハシャツの男も一緒に入ってきた。男は地元で起きている連続殺人について嬉々と話し始める。 ※YouTubeに投稿されたボ…

高校一年の六月、暴行を受け意識が混濁している最中に、異世界アレフガルドに魔を滅する人族の剣、勇者として召喚された藤堂京介。 魔王討伐の暁には元の世界に帰れると聞かされ、五年あま…

デート終盤、”私”は彼から一方的に別れを切り出された。 雨が降る中で泣き腫らした顔のまま帰宅していると、気さくな男性バーテンダーに店内での雨宿りを提案されて……？ ちょっと不思…

　知りたがり屋の海野虹貴は、梅雨が嫌いな高校一年生。彼にとって梅雨と頭痛は隣り合わせであり、いつも憂鬱にさせてくる。土砂降りの雨に滅入った海野は、「歩くの面倒だし、今日くらいはバ…

あらすじ 　日本で唯一の学生兵隊が存在するSchool Army Trigger学園。そこで、正義感の強いSAT男子メンバーの『柊惺夜（ひいらぎせいや）』が通学していた。 　六月…

　とある新人賞で箸にも棒にも掛からず、六月に投稿したのですが、酔った勢いで消してしまいました。載せといて損になることはないでしょうから、改めて少しずつ投稿します。

二〇〇七年六月十四日　午後五時。 雨が降る季節―――。 暇な店の黒電話が鳴り、物語が動き出す。 最初は、只の間違い？いや、悪戯電話？ いや、これは―――。 4度目の電話で、…

　六月一日羽立は故人となった。そんな彼が、なぜ生きているのか。彼は何を経験したのか。 　彼が、どのような数奇な日常を送るのか。これは、そんな彼の日常を書き留めた、怪異譚である。

【32歳コミュ障学食のおばちゃんと5歳年下の俺様イケメンの結婚は短期決戦！】 ※本編は完結済。不定期で番外編を更新しているため、連載中にしています。 5歳年下の院生、白南風恭太…

過去のトマトを探す旅。病床の母に奇蹟を起こしたい俺は、母が育った町である青果店とトマトを探している。宛て名を書けなかった若き日の母の手紙は、いたずらでトマトにたどり着けずに父に渡…

「フクちゃんってさ、字面(じづら)がユーチューバーに似てるよね」。 　私と彼女はコンビのマンガ家だ。今日もマンションの一室で、パートナーである彼女が相変わらず訳の分からないことを…

プロの作家を目指している物書きの葉田洋は、六月、Ｉ県で開催される同人誌即売会に参加するために、Ｍ市へと向かった。翌日のことを考えて緊張し、眠れなくなった洋は、ホテルの一室で、勝手…

【終(つい)の純火(すみか)】 　「異物」と呼ばれる奇怪な生命体により、人間が存亡の危機まで追い詰められた世界。人類はなりふり構わず、忘れ去られていた祓魔術(の皮を被った無茶苦…

　派遣社員の鶇里子《つぐみさとこ》は歌会に参加することが今年の目標だった。でも、結社の歌会は勇気がなくて、躊躇していた。 　そんな折、指導役の先輩、雲井大輔《くもいだいすけ》主…

高校二年生の荒浜なぎさには、大好きなおとうとがいた。自分のことをおんなの子だと思い込んでいたおとうと。世界でいちばん、大切だったおとうと。去年の六月、自殺で亡くしてしまったおとう…

私にヨカナーンの首をくださいまし。 　　　　　　　　　――オスカー・ワイルド『サロメ』 遥か昔、異邦の地にて無垢なる少女は預言者の首を求めた。 ただ、その唇に接吻するためだけ…