「伝奇 霊」を含む小説

大正時代。最強と謳われた引導師・久遠真刃。 だが、災厄にも等しい力を持つ彼は誰からも恐れられていた。 異端。人擬き。化け物。悪意の言葉は数知れない。 そして最後は謀略によって愛す…

少年、黒野大輝（くろのダイキ）は転生者である。 極度のビビリでホラーに耐性が無い彼は、よりによって大人気ホラー漫画『銀色の月のルカ』の世界に転生してしまう。 生前にオカルトマニ…

謎多き汕舵（せんだ）の民の血を引く若者・鹿彦の運命的な旅を描いた和風伝奇ファンタジー。 故郷を蜥蜴（とかげ）の群れに襲われ、母を失った鹿彦は、自身の出自を知るため、宮から逃げ出し…

とある事件によって、『異常』なものが視認できるようになってしまった少女。 日常と非日常の境目が曖昧となった歪な日々を、彼女は今日も生きてゆくのだ。 ……簡単に言えば、よくオカルト…

旧タイトル「常世帰らぬ、鬼灯鳴るまで」 この世には一般的には見えないものが存在する。この物語は見えざる者と関わる人物たちとそれを辿る探偵"常世"とそれについてくる謎の少女"鬼灯"…

さて、宮本武蔵です。 この徳川三代の時代に剣豪として存在したのはまちがいありません。 吉川英治の大ベストセラーによって宮本武蔵は有名になりました。 ・・・有名にされてしまったと言…

3月、高校が卒業式の準備で騒がしさを増す頃、死者の聲を寄せることのできる少女、砂川こよりは満開の桜の下で首つり自殺をした女性の霊と出会う。 こよりには、死者の「聲」を直接この世に…

真面目に生きて来ました。そんな私が、どうしてこんな目に遭わなければいけないのでしょう。 そう思いながら、瓦礫の中で出産した女は自らの子を絞め殺した。 17歳の冬休みを怠惰に過ご…

主人公である佐野命（さのみこと）は、極端な人嫌いであり、自ら孤独を選びそれを孤高と唱え現実を否認する少年。 しかし人との関わりを避けてきた佐野命は、同級生の少女を交通事故から身を…

中学生・渡瀬春香は友人の三国初穂と共に、放課後の旧校舎で演劇の練習をしていた。練習を終え、二人が階段を下りていると、首の折れた不気味な女と遭遇する。恐怖に駆られ少女達の逃走劇が始…

【砂の王国の砂】 大学生・大川遥と平山里奈は海沿いをドライブしていた。美しい砂浜に魅せられ遥は砂浜を歩くと、砂が鳴くことに気づく。そこに一人の女性が現れる……。 【霊障部隊】 …

　　——少年少女の現代怪異浪漫譚—— 　　　　　　　（一時完結） 　特定指定呪術宗教団体【灯火の社】が起こした。自死を強制した集団呪術の影響により、【麻人市（まとし）】には怨…

“霊和”xx年。20××年6月6日午後6時。 夕暮れ。黄昏刻。逢魔ヶ刻。 兵庫県神戸市に、M9.9の歴史上稀に見る、未曽有の巨大地震が起こった。 死者行方不明者、合わせて数十万人…

　高校一年生の三月、明石啓明は中庭で絡まれていた三年生の宗茂雪子を助ける。 　雪子はその後卒業するが――四月、啓明は高一になった雪子と再会する。 　雪子は記憶消去能力や退魔能力…

人に言えない悩みを持つ高校生の天寺宗はある日の晩、夜道を歩くクラスメイトの高梨藍華を発見し彼女の後を追いかける。 そして追いかけた先の夜の学校で彼はこの世ならざるモノ『怪異』と遭…

鈴木裕子は息子の真一を伴い、引越し先にて小さな遊び場を見つける。真一はブランコを楽しむが、二人をみた近所の主婦達は、奇異な目で見る。なぜなら、そのブランコで首吊り自殺をした場所だ…

　この世は常に視えぬ脅威に晒され続けている。 　人にあだなす怪異、あやかし、邪神の復活を目論む異能者達──それらと日夜戦い続ける者達がいた。 　皇紀二六六七年、日本皇国。大學の神…

所謂黒ギャルなのに霊も祓えるし、実家も太けりゃ足も太い。 寺生まれは凄い、僕はそう思った。 ＊小説投稿サイトハーメルンとマルチ投稿しています。 https://syosetu.…

自主企画『ショッピングモール伝奇』のために書きました。能力者vs侵略者をしたかったんですが、全ては不可視の結界の中で繰り広げられる熱きバトルになります。 と、自主企画は終わりま…

　むかしいまし、いまいまし、後の世も変わらず来るもの。生きとし生けるものが生を受け死んでいく時間の中で、その命のおよそ百万に一つが変わりモノになるという。 　アジアはじめ日本で…