「二号」を含む小説

特集「二人会三選」（株式会社落演社『らい・らっく』第三十八巻第十二号） （１）明淡亭鳥ッ九・湊条可 若手真打の中でも今最も頭角を現しつつあるといわれる二人が、二ツ目時代から不定期…

熊本県の三角駅と天草本渡駅を結ぶ天草鉄道。ローカル線の例にもれず経営は苦しかったが、様々なアイデアで頑張っていた。鉄道があれば、そこには様々な物語がある。そのいくつかを、ご紹介し…

望と朔は十二歳差の異母兄弟。とある事情から二人暮らしをすることになり、マンションを借りたのだが、そこでの暮らしに徐々に異変が起こる。 全九話。毎日更新。

気づけば子どもの姿になって、異世界に立っていた。わけもわからず駆け出して、転んだ先にあったのは美しいジュエリーショップ。まるで魔法のような輝きを放つ指輪。 お店の中に招いてくれた…

　精神障害で悩む戸嶋は「コーポ・峰山」の二〇二号室に越してくる。初めての一人暮らしに不安はあったが、これまでの生活から抜け出すことができるという期待を胸に新しい生活が始まった。だ…

文芸サークルひなさきの既刊「堆朱二号」に掲載済みの作品です。 現代よりも少し昔の時代を舞台に、孤独な少年と少女と一羽のカラスによるちょっと痛くて温かいお話。

　ヴァンドゥーズとは、洋菓子店やパン店の販売員のこと。誰にでも出来る？　アルバイト？　ノンノン！　熟練の技とおもてなしの心が光る、特別なお仕事なのです！ 　୨୧┈┈┈┈┈┈┈…

東北大地震が発生した1週間後、小笠原清秀と言う青年と長岡与一郎と言う老人が道路巡回車で仕事のために東北自動車道を走っていた。 この1週間、長岡は震災による津波で行方不明となってい…

　撮り鉄も知らない飛鳥二号は、ファンタスティックに走るのだ。

時は昭和20年。 第五航空艦隊長官・宇垣纏中将は4月3日、作戦要領を発令した。 「航空部隊の全力を以て、戦局打開の一大決戦を決行する要あり」という結論から発令された本作戦は、「…

大学入学と共に一人暮らしを始める間宮悟は、大学付近にある幼い頃住んでいたアパートが少女の霊が出る事故物件になっている事を知る。 少女の霊が幼い頃にかくれんぼをして遊んだ「りんちゃ…

大切なものに二代目は必要なのか。

古き良き萌えとメイドを愛する、泉哲朗40歳独身。ぽっちゃり体型で、口癖は「〜でござる」。 シャンパンが飛び札束が行き交うコンカフェ文化に否定的だが、15年前から通っているメイドカ…

はじめての子猫育児に奔走する小説家の日記です。 もしかしたら子猫をお迎えする人に参考になるかもしれないし、ならないかもしれません。 たび/本名たびのすけ、愛称たび。ミヌエットの…

ありふれたアパートの一室にまつわる怪異を集めた短編集。 1 スピーカー …若者達が騒ぐ部屋の壁から響いてくる読経の声。それは彼らの精神を浸食していく。 2 妨害訪問者 …夜帰…

友達、恋人？　そんなもの必要ない。悪魔のような見た目のせいで幼少期からイジメを受けていた黒川玲児は、嫌われ者になる事でイジメられないささやかな平穏を謳歌していた。 高校二年生に…

火星からもたらされた軍事兵器の図面から製造された人型重機。これを主力兵器としドイツ軍、大日本帝国軍は火星人との戦いに乗り出した。その戦争の裏では秘密結社「石切場の賢人」国際的諜報…

文芸雑誌『白百合』（note）第二号に掲載。

全人類の滅亡を目論む少女・一刀刹那(本名・義馬ライフ)。彼女は天性の求心力で多くの味方を集め、多くの人々を殺す計画を実行する。しかし彼女の前にアゴノ十二号とその下僕と仲間たちが現…

　落ちこんだとき。悩んだとき。ぼくはいつだってあの日の、茜色に染まった思い出へと立ち返っていたような気がする。 　夢月七海さんの自主企画『同題異話・十月号　　茜色した思い出へ』…